27日。今日も一日霧雨。家を出た直後は殆ど止んでいたのだが、大学へ着くころには案外の雨。ハンドルを握っていたほうの腕がずぶ濡れになる。仕方が無いので長袖を脱いでTシャツで過ごす。
またカメラを持っていくのを忘れた。
今日は昼は皆お茶に集中講義を受けに出かけていて、一人さびしく居室で勉強していた。
26日。今日は一日霧雨。プレハブ前の木の写真を撮ろう撮ろうと思っているのだが、いつも忘れてしまう。明日こそは… 今晩も涼しい。気をつけなければ。
学校にいる間はずっと議論していたような気がする。
25日。降ったり止んだり。プレハブの前の木が満開だ。地面が散った花で埋め尽くされている。学校へ行くときは偶然止んでいて都合がよかったのだが、帰りは霧雨。濡れる。帰ってすぐ風呂に入って体を温める。
昼食時に航空の某に巡り会って韓国話。食堂から出たところで医学部の某に実習中の話を聞く。
ゼミはおとなしく終わった。夕食後みなでLie環談義。
北野の天神さんに輪くぐりという行事があるとか。ありがたや。
24日。昼は適度に曇って過ごしやすい。夕方に雨が通った。大学に携帯を持っていくのを忘れていた。あじさいが綺麗だ。背が伸びてしまったのに花が立派に沢山ついて倒れかけている株も見かける。
ADSLが開通。
22日。今日は一日曇っていた。夕方外に出るとぱらぱらしていたが、本降りにはいたらず。
文献は見つかりはじめると沢山ある。例えば、昨日発見した「数学」誌のBorel-Weil-Bottの解説記事の著者は、いまやFeynman path integral でLie群の表現を作ることをも専門のひとつにしていて、彼の書いた経路積分の解説が下宿の本棚の「数理科学」誌に載っているのであった。昨日見つけた他の文献も、この解説の参考文献リストに全て載っているのであった。なぜずっと見逃していたのかは我ながら謎だ。
21日。今日は夏至だ。晴れやかな空。
先生は出張で講義は無いものの、駒場に行って文献を漁る。 懸案の論文は載っているはずの雑誌がその巻だけ欠けていてどうしようもない。特にうちの大学にはここの図書館にしかない雑誌なので困った。全く、Journal of Geometry and Physics などというマイナー雑誌なのにどういうことだ。
その後本郷に戻って談話会。今日は我らが指導教官による「M-theoryとは何か」であった。
航空の某君から電話。
ADSLへの変更のためにはあと big にお金を振り込むだけなのだが、すっかり忘れていた。今日きちんとしておけば月曜の夜には使えたはずなのだが、この調子では火曜日になると思われる。
20日。 昨日干した洗濯物を取り入れてから、朝の早くに大岡山に向かう。昼には雨になり、弱くはなってきたもののまだ降り続いている。
今日の題目はConnes-LottによるHiggsの幾何学化。
その後、たまたま談話会があることを知ったので出席してみる。
新宿某所へ、なんでもゼミには出席せず横で論文を漁っていた。ゼミ後に量子コンピュータの人と数学の人との会話の橋渡しのお手伝いを横でしていた。お役にたてたのだろうか。遅くなったのでまだ話は尽きないようであるがお暇をいただいて帰ってくる。
18日。朝は土砂降り。学校に行くのが億劫になる。窓から外を眺めていて、昼になって多少雨足が弱まったと思ったので仕度して玄関を出る。が自転車はまだ難しいぐらいの降りよう。諦めて電車で大学へ向かう。
帰るころには雨は止み、雲が動いて上弦の月を隠したり現わしたり。涼しかったから歩いて帰ってみるが、矢張夏だ、家に帰るころには暑くてたまらぬ。
15日。最近とんと太陽を見ない。
昨日の拡大談話会は(強力な裏番組の存在にも拘らず)盛況であった。3Heの超流動は何度聞いても素晴らしい。QCDの相図も心躍るものがある。LHCでの黒穴生成の可能性も…超流動3Heの薄膜でHawking輻射もどきが出来るという話は最近どうなのだろう?
14日。駒場で講義、その後本郷で拡大談話会。
12日。梅雨入りだとか。ひがな一日小雨が降る。いつもと違ってホットコーヒーを淹れる気になる。
自転車の鍵が見あたらなくなって建物中探し回っていると、R君が僕の座っていた椅子の下にあるのを発見してくれた。どうも有難う。
共用端末を触っているとWindows2000が終了できなくなる。無理に電源を切るとそもそも立ち上がらなくなって、修復に手間取る。完全復調ではないが、とりあえず使えるところまでは治した。
夕食後にみなで捩れのある計量と両立する接続の具体例を作って遊んだ。(ユークリッド計量を入れたR3で、∂i+εijkとする。)頭に染み付いた公式が色々成りたたなくなるので困惑する。
11日。
台風がやってきた。雲の様子が刻々と変わっていくのを見ているのは面白い。昼ごろ高いところにうろこ雲が見えた。夕食前にぱらつきはじめ、食後議論をしている間は案外降ったようだが、丁度自転車を走らせるときには止んでいたので有難かった。雨上がりではあるが蒸発した蒸気が蒸す。それほど涼しくならない。
今日はわかっていたつもりのことを聞いてもらったら色々見過ごしがあったというのの繰り返しであった。i) Callanによる繰り込み可能性の証明。ii)電子電子散乱におけるα(√t)。 iii)場所依存ゲージ変換に伴う保存量。 頑張って考え直さなくては…
10日。昼間は暑くて部屋のコーヒーメーカーを動かす気にならぬ。窓とドアをあけて風を通せばすごし易い。
本日のinformal seminarは代数幾何な先輩が発表。代数幾何な紐の人が身近に存在していることをはじめて認識して驚く。相変わらず何も判らなかったが。
7日。昼はもう夏だ。何故か夕方は風が涼しかった。
まず駒場での講義。 DHR荷(i.e.荷が無限遠では測れない、表面積分には書けないようなもの)は2+1次元ですら組紐統計性を持たないが、BF荷(無限遠で測れるが、massless粒子を含まない)なら2+1次元でも変な統計性を持ちうるとか。南部-Goldstoneの定理との兼ね合いはどうなっているのだろうか。
本郷に戻って談話会に出席、今日は脳のメカニズムの話。
Unruh 効果と Hawking 輻射を結びつける思考実験は無いものだろうか。
アルゼンチンvsイングランドの前半を見てから家に帰る。
5日。日が沈んでから俄かに掻き曇って、自転車で家に向かおうとすると稲光が飛び交う。道のりの8割ばかり進んだところでとうとう大粒の雨、折りたたみ傘をさすも意味を成さぬ。ほうほうのていで家にたどりついてシャワーを浴びる、あがってくるともう雨は上がっている。
わざわざ国賊云々を書かねばならぬというのは気にしている証拠とご指摘あり、まったくその通り、恥ずかしい限りだ。
4日。昼ごろは雲行きが怪しかったが、結局雨が降るにはいたらず。
国賊はサッカーを見ないのであった。
昨夜日記を書いた直後に Windows Me 君が激しく不調になったのでこれを期に XP に替える。TeX, cygwin などのインストールに忙殺される。24時間前の使い勝手に復元するのに24時間かかる。
散乱振幅に虚部(吸収)が出るところに繰り込み条件を設定するには、その実部のみを繰り込み条件とすればよい。光学定理から虚部の発散は摂動の低次ですでに処理されているから。
3日。暑い。熱いシャワーを浴びてあがってきても涼しく感じなくなって来た。
どくだみの花をそこここに見かける。中学の頃に散々すり潰して騒いだなぁ…
ずっと知らなかったのだが、古典電磁気で保存量をもとめる際に空間依存する χ(x) によるゲージ変換を物質とゲージ場ともに真面目に作用させて計算すると、Sを無限遠の球面として Q=∫S χ(x)Ei(x)dσi とガウス則が出るのだった。これはχ(x)の無限遠での挙動にしか拠らない。それでもS上でのχのとり方は全く自由だから、無限遠でのEiたちがそもそも保存量だということになる。これまた一見非常に奇妙だが、時刻を固定して空間の無限遠に行くと波なぞ高々光速でしか伝播しないため何も届かない。よってこれまた当たり前なのであった。
2日。ぐうたらな一日。暑い。
お茶の disques unis まで行ってシマノフスキを探すも、 Rascoe による全集の3枚目を見出しただけ、これならアマゾンで手に入るというに…とりあえず購入して帰宅。
聞いていると退屈な曲ではないのになぜか非常に眠くなる。
31日。朝は曇っていたが徐々に晴れて、夕焼けを見ることが出来た。
昼の駒場の講義。先生曰く、この公理を要求するのにはいろいろ物理的理由があるのですが、私はそちらの専門ではないので書いてあることをそのまま言うことしかできないですけど、そんなことをやっても無意味なのでしません。数学的には、ただこう仮定して始めると面白い。それ以上でもそれ以下で無いですね。(一同笑)
お暇なら万華鏡の動くのを見てみてください(2Mbyte弱ですので…)。