Dec 29 00:17

28日。年の瀬ですな。夜になると、路地を地元の皆さんが火の用心と巡っている。

昨日は夕方に起きて大学に行った。今日は家に篭っている。修論も徐々に形が見えてきた。(あと2セクションばかりを残して、)一応書くべきことは大体書いたように思う。図とxrefをつけて文章の見直しをしなければ…


Dec 27 07:21

ううむ…徹夜してしまった。日付が変わる頃に風呂に入ったのだが、不思議に今日は湯が冷えるのがはやいと思っていたら随分久しぶりに雨なのであった。すこしすると雪に変わって、車の屋根の上、土の上にはうっすらと積もった。

別段鋭意修論を書いていた訳ではないが。皮相的なcosmeticな調整など。まぁ締め切り日まで毎日このペースでやれば仕上がる筈。12月になるまでは、もっと毎週飛ぶように過ぎていたように思うが…ここに来て時間の進みが遅い。

数学セミナーなんか読みながら背伸びして、高校生の頃からずっとSeiberg-Wittenの話などがやりたくて、いつのまにかここまで来た訳だけれども。学振の面接にいってすこぶる感じたのは、何故これが面白いのか、いかに自分が他人に説明できないかということだ。何かうまい方法があるものだろうか。大体好き嫌いに理由なんて求める方が間違っているし、好き嫌いなんてのは自分のそれまでの経緯に依存したものだから、歴史的なところを切り離したそれ自身の魅力などと問われても難しいもので…しかしそれでいて僕にはとても輝いて見えるのだ。僕は数年を経て相変わらず大好きだといって間違いないだろう。むしろ知れば知るほどますます大好きだといって過言ではないだろう。

を書いているのか徐々に判らなくなってきたので、いい加減寝ます。


Dec 27 01:00

25日のセミナーであるが。1時半開始のはずが家で目が覚めたのが1時20分というどうしようも無い展開。非常にみっともないが大学にいる先輩にまず電話をいれて2時からにしてくださいと伝えて急いで向かう。聴衆が半分ぐらいM1なので、D-braneの面白い物理の紹介に力を入れて喋ったので、いらっしゃったスタッフの皆様には詰まらなかったかと思います。いろいろと猛省。

その後はいろいろ議論など、一日修論からは離れて別の物理を考えて頭を休めた。

26日はまた家に籠ってひたすら修論書き。5年以上前の話のreviewのところはとりあえずひととおり書いたはず。去年今年のネタの部分に取りかかるが、ここまでくるとreview書こうにもそもそも世に出る文献にloose endがあったりするので手間だ。


Dec 25 03:03

COLOR!

二日つづけて家に籠って修論書いているとかなり消耗しました。今日はθtermがノンゼロで、結合定数がスカラー依存する場合のmonopoleのBPS boundの計算にかなり手間取りました。明日は学校へでも行って会話を楽しみたいです。

今日の夕食は大戸屋に行きました。奮発して食後に蜂蜜ゆずシャーベットなるものを頼んだら、蜂蜜が練り込んであるだけでなくて上からかけてあって、嬉しい驚きでした。

サンタさんは何をしているでしょうか…

さて、明日は、というかもう今日の昼ですが、こないだ出した論文の紹介のつづきをすることになっているのですが、何もまだ準備をしていないのですがどうしましょう。とはいえ激しくもう消耗したので一眠りします。それではみなさんまた明日ノ〜


Dec 24 01:09

月曜日は10時に一瞬目が覚めたものの、まだ大丈夫と二度寝してしまつたら次に気がついたら1時半であった。駄目だめである。すぐに大学にいって、東北大のMさんのセミナーには出席できた。あとは食事にいって、早めに帰って、ひたすら修論。

火曜日は昼過ぎまで寝て、これまたひたすら修論。実家から冬至用にと柚子を送ってきてくれてあったのだがすっかり忘却していて、やっと柚子湯にする。

最近7-11の雑誌棚が年末年始の年賀状作成雑誌で埋め尽くされていて買っていたMac雑誌が無くなったので、街の本屋さんにふらりと入ってみた。狭いのに雑誌の品揃えなかなかよいのでびっくり。コンビニなら徹底的に客層のデータを集めたり、多店舗で売り上げ平均したりなんとかなりそうだけれども、街の本屋さんはそうもいかないから大変だろう。

つい修論に関係ないことを書いて時間を浪費してしまう。あと2週間か…固定点定理の応用でWeyl指標公式を導出する話も書いてみた。一年半ほど前にいちど計算したはずなのだがすっかり忘れていて、ノートも文献もでてこないから困った。一ヶ所穴が埋まらないのであった。


Dec 21 17:30

今日は朝8時に起床。珍しく健康的だ。雲一つない快晴で、窓を開けて風を通すと空気は冷たいけれど日の光が暖かい。とりあえず洗濯物を済ませて大学にゆく。

修論であるが、気の向くところから書き進めて案外のページ数になった(〜60頁)。いい加減ノーテーションを統一してかからないと何も書けなくなってきたので、気持ちを入れ替えて第一章から完成させていきますかね。

夕焼けが綺麗だった。


Dec 20 21:46

今日も大学に行くつもりだったが、目覚めたのが夕方6時だったので断念。昨日日記を書いた記憶が殆ど残っていない。1時には熟睡したはずだから、17時間ぐらい寝たのだろうか。お陰ですっきりではある。

今日は一日休憩じゃ。


Dec 20 00:35

18日、19日。木曜日は夕方から大学にでてひたすら修論。博士3年の皆さんは金曜が論文提出だから最後の仕上げに追われているのを横目に眺めながら。

金曜は研究室の忘年会。どうせ夜は酔って電車で帰るので、朝から電車で出かける。せっかくなのでお茶の水まで乗って disk union によって中古CDを眺める。コチアン弦楽四重奏団のブラームスの六重奏曲集およびトスカニーニ指揮のドイツレクイエムを買う。計1500円也。修論提出を控えた緊張の転嫁だ。

六重奏曲集は演奏者が何種類かあったものの、結局父が昔FMからテープにエアチェックしたもの全くそのままを買ったはず。やはり聞き慣れたものは微妙な節回しが全て予測のとおりで、心地よいのである。

冬の昼の光のなかをコートを羽織って大学まで歩く。冬の晴れた昼は素晴らしい。太陽が低いこともあってか、空に光が満ちあふれているように思える。しかも夏と違ってそれが何か羨ましいことのように思えるのだ。

大学ではしばらく修論に加筆したのち、M1の皆様の手になる忘年会。たらふく食べてたらふく飲んだ。簡単な2次会にもついていったが睡眠不足で殆ど眠ってしまった。


Dec 18 00:54

先ほど日記を書いてから修論 4page 増! とは言え、別に書かなくともよい、主な話の筋からは離れたところなので…

ねます。ぐ〜


Dec 17 20:58

今朝やっとこないだの論文の改訂版を出せた。そのため朝まで徹夜。これで修論に集中できるぞ〜。

昼夜逆転しているけれどもきちんと三食食べているつもりです。夕食、夜食、朝食。できれば明日から昼型にからだを調整したいものだ。

de Sitter はライデン大学で Huizinga と同時代だったそうだ。時間と空間の相対性、球形の宇宙の加速膨脹について考える精神の緊張に比べて、ビュフォンの時代の博物学が懐かしくないか?と de Sitter に訊ねてみると真摯に否定されたとか。

昨日の話だが、2週間ぶりぐらいに例の坦々麺屋さんに行った。初老の紳士がどうみても30代の女性と来てビールを少し傾けつつ世間話をしていたのでどういう関係なのだろうと思う。きっと本郷通りの会社の人なのだろうけれども…女性が半分ですます調なのがますます疑念をあおる。 BGMは Jazz のクリスマス向けの組み合わせ。一曲なぜか Keith Jarett の平均律2巻14番が混ざっている。店長は14番がもっとも美しいと言うが、それには同意できないなぁ。といっても店長と会話したわけではなく、テーブルにその日のBGMの曲目と簡単な紹介がきれいにデザインされて置いてあるのに書いてあるのです。

さて修論のためもあって、ADHMを引用している文献で eprint archive にあるものを全検索して眺めてみた。(こんなことをしている間に本文を書けという声も聞こえますが…) 今回の Nekrasov による instanton counting の方法も、源流が脈々とあるのだなぁと。localization つかえばできるだろうという認識は Hollowood 以前からも、Dorey 一派を除いてもいろいろな人が持っていたのだ。Nekrasov の偉いのは、そこで4次元にこだわらずに高次元的に考えたことだと思う。これではじめて 8 susy の場合に何を計算すべきかが明確に認識されたわけだ。


Dec 16 01:17

日曜日は結局朝方まで徹夜してしまい、日の光を見ずにちょうど夕焼けどきに目覚める。その足で大学にむかって皆さんとSPIGAで食事。タリアテレを食す。

月曜日も生活の乱れがたたって結局大学についたのは昼の3時半であった。云々…

大学にくるとどうもやはり皆様と議論に巻き込まれてしまって、全く修論が進まない。家に閉じこもらないといい加減間に合わないような気がする。


Dec 13 21:00

木曜日だかにホイジンガの「朝の影のなかに」が届いていたのでパラパラと眺める。ナチの政権掌握後だというのに、よくこんな文章が書けたものだ。まぁ彼はそのとき既に功成り名遂げた随一の文化人であったわけだが…世界が混迷するなか、読んで悪くはない本だと思う。

まったく別だが、Chaitinの"セクシーな数学"を少しだけ読んだ。というか著者が全文をwebに公開しているのだが、Springerにおこられないものだろうか。彼が数学基礎論をやっていると思えば、それをsexyだと言うのはますます困難に聞こえるけれども、確かに僕も自分のやっている紐理論がsexyであると感じないわけではないなぁ。(註:原文ではsexyではなくsensualです。日本語訳がセクシーとかいてあるのに影響されました。)


Dec 13 18:57

12,13日。前日の徹夜が祟って12日は昼に目を覚ましたもののなんども昼寝をしてしまい、紐セミナーにも出なかった。その分修論をひたすら書く。

今日は12月だというのが嘘に思えるほどの陽気。布団を干してすこし散歩に出かけると心がほがらかになった。

で、テクニカルな話で恐縮です。修論の後半で必要になるのでADHM構成についてチマチマと書いている。勿論ADHM構成といえば某先輩のreviewを参考にするのだが、う〜むどうしてこんなに全部explicitな計算をしてくれているのかなぁ、もっと高踏的にいけば式も書かずに示せるのにと思いつつ、証明の無い定理はGriffiths-Harrisを参照のことで済ませようと思っていたものの…DUH。非可換R4の上のインスタントンに話をつなげようとした途端、種々の定理の非可換空間版が必要になり、これは(あるとしても)かなり文献を漁らないと見つからないのであった。もしくは自分で証明を書くかであるが。はじめから全部explicitな計算で行っておけば、すべて積をスター積に置き換えるだけで殆ど終了なはずなのであった。

というわけで夕食にいってきます。


Dec 11 15:20

今朝の10:30からこないだ出した論文の内容を研究室内で聞いていただく機会を持てたので、喜んでしゃべる。予定通り?時間がかかって、再来週にもう一度つづきをやることに。時間が気になって結局眠れなかったので、今やかなり眠い。家を出たときはまだ曇り空だったのに雨も降ってきて、まぁ帰るときは自転車は大学において電車で帰ることにしよう。

修論はとりあえず現時点の倍の量になれば完成しそうな気配。いつになるやら…微妙にoriginalな部分があるので、さっさとそこだけ独立して書いてeprintに出してしまいたいが、ちょっとそれをやっていると修論が明らかに間に合わなそうで、さて一月の中旬まであとひとつき誰もそれを論文にしないでおいてくれるかどうか。ゲージ理論的 Nekrasov 的に、異なるlocal toric Calabi-Yauの異なる Gopakumar-Vafa 不変量がどう異なるかの理解に成功した、とここで宣言しておこうか。何の足しにもならないけれど、個人的満足にはなるかもしれない。研究室内部では微妙に結果と導出のあらすじはannounceしてあるのだけれども…


Dec 11 00:15

皆様こんばんは。お久しぶりです。

月曜は寝過ごしてミーティングを欠席、非常によろしくない。お昼の笹倉さんのセミナーには出席できた。快晴。助手さんに散々仕事中のパソコン故障について脅かされたので、早速原稿をいろんなところにコピーす。

火曜は…あまり記憶がないけれども、大学にいって計算をしていたはず。ちょっと野暮用あって修論書けず。この日は少々雲あり。

大学にいくとどうも皆さんと議論に参加してしまって修論がはかどらない気がしたので、今日は下宿にこもってひたすらタイプ。気分転換にずんずんといろいろな章の気が向いたところを乱雑に書き進む。こういうことができるのはコンピュータつかって書くのの有り難いところだ。しかしなかなか埒があかない。なんとかまず、最低限話が完結するところまで原稿をもっていかねば。

ぼけっとamazon.co.jpで本を眺めていると、ホイジンガの「朝の影のなかに」(堀越孝一訳)が古本で出ていたので注文す。400円+送料340円也。高校3年の冬ぐらいに買った「中世の秋」(こちらも堀越先生訳)に至極感銘を受けたので、もう一つ読めるというのはとても嬉しい。ところでちょっと調べてみると、堀越先生は学習院にいらっしゃるそうですね。教養むけの講義でも持っていらっしゃるのなら、一度もぐり込んで聞いてみたい。また、このアマゾンに出している古本屋は青森は弘前のお店だそうで、internetとは不思議なものだと感じる。弘前は雪なのだろうか?

アメリカ北東部の雪嵐はとりあえず一段落した由。


Dec 7 22:37

ひたすら修論を書いているとかなり疲れた。一日ノルマとして2ページぐらいかかないと仕上がりそうにないからなぁ…とりあえずあと20日ぐらいでメドが付けばいいけれど。締め切り直前の一週間は細部の詰めにまわしたいし。と希望的観測を述べてみても、あまり現実性がないなぁ…

しかし、うじうじ面接のことを反省するに、いかに自分が自分のやっていることが何故面白いのか他人に説明できないかということだ。面白い題材とはいったいなんだろうか。毎日研究室でウダウダしている分には、周りにいる人は皆おなじ面白さを共有しているわけだろうけれども…一体毎日僕は何をしているのだろうか?


Dec 7 15:04

4,5,6日だが…

4日は、ポスターの原稿を大学内の印刷屋さんに持っていってA0に印刷してもらった。

5日の朝は面接。珍しくスーツを来て、四谷の弘済会館へ。案外見知った顔が多い。特にへまをしたとは思わないけれども、特に自分をアピールできたとも思わないので、微妙だ。

とりあえず大学にもどって、今日のためにとってあったワインを面接に行った皆+αであけて飲んだ。

6日はご飯を食べる以外は眠気に負けて、ひたすら睡眠。


Dec 3 23:24

昨日今日はうってかわって秋晴れの過ごしやすい日々。今日になって雲が出てきたけれど、昨日の夕焼けは凄かった。東隣に理学部の新しい建物が建築中なものだから半分眺めが失われたのだけれど、幸い僕の席は西に面していて、こんな恵まれた話はない。ついブラインドをあけ忘れて一日過ごしがちだけれども…

昨日今日は面接の練習をボスとS助手に聞いてもらう。ここをこうしたほうがいいんじゃないの?と沢山アドバイスをいただいて、みなそれぞれごもっともなのだが、4分という限られた時間だと一ヶ所をいじるとほかもいじって全体を整えないといけないからなかなか難しいのだなぁ。まぁこういう大きなことが控えている直前の数日のジリジリした感じは嫌いではない。

最近は基本的にニュースはBBC newsのサイトを利用しているが、なかなかお馬鹿なニュースが多くて良い。バタつきパンのもっともおいしい焼き方を一万ポンドかけて調べた話著名人による言葉でもっとも曖昧だったもの大賞2003年版なんかどうでしょうか。