30日。昨日は大阪は大雪だったようで。実家は古い町からは坂道で隔離された丘陵地の新興住宅地にあるものだから、坂道が雪で滑るとなるとどうしようもなくなったとか。
今朝は東京も冷えた。空は相変わらず青くすがすがしくはある。はやおきして駒場へレポートを二枚提出しに行く。
かえりに渋谷のハンズで、最近俄かにM1部屋で流行っているPowerballというオモチャを買う。PB-188Lの青。外周をうまく廻して内部のローターにトルクをつたえ高速回転させるという物理玩具。僕の買ったのは内部に発電機と整流器が組み込んであって、青色ダイオードが光るという優れものだ。
今日は本郷へは戻らずに家に帰って本を眺めたり。
29日。今日も日記を書いて眠ろう。
こちらは今日も青天だった、と思う。風が冷たいのでいつもより厚着して出かける。
昼はポルチンゼミ。夜は同僚と議論。
来週の金曜日に文献紹介をすることになりそうな気配。
28日。寝る直前に日記を書こう。
風邪が猛威を振るっている。熱の出てしまった方はどうぞお大事に。まあ、我が研究室は年末年始に一度風邪のピークがあったから今回はおとなしいのだけれど。
昨日の雨のおかげか、青空に白い雲、オーバーを着ていれば顔にあたる微風は心地よく、冬も緑の楠の葉ずれの音がさわさわと言う申し分ない昼であった。
さて本日はgraviphotonを勉強しようとして果たさず。しかし、graviphotonでネット検索をかけるとトンデモ系のページがよく引っかかるのは何故だろう。(紐がトンデモかどうかは別として。)今日も先輩の皆様にいろいろ教えを乞いました。快く(?)時間を僕に下すって有難うございます。
27日。今日は一日雨であった。学校へ行くときは小雨で自転車を使う。夜8時ごろかなりの土砂ぶりになったが、帰るときには小降りで良かった。しかし電車を使う。年齢が上がったけれど稼ぎが増えているわけではないのに(というかゼロ)、こういうところの出費は漸増しているのがいかがなものかと。
修論発表練習会を通して聞く。
さて、その後はFKとNBの協力を得て符号をあわせることに成功。Wick回転したあと計量が不定値になっていたことを忘れていて(-)d/2が抜けていたのであった。どうもありがとう!
26日。昨日の晩からレポートを書いているが、書き始めたときの予想必要時間の既に数倍を費やしている。超過分はすべて一箇所の符号のチェックにかかっているのだが、あわないんだよなぁ…
夕方からちょっとだけ学校に顔を出してFKに符号を一緒にあわせてもらおうと思ったものの不在。残念。
昨日は全地球的にネットが重かった(ウイルス作者が探索頻度を高くしすぎたらしい)。そのためこんなことになった: 手元の論文集計cgiを使っていると、cgiからの要求にSLAC SPIRESの応答が無かったため、エラー処理を殆ど考慮していないものだからdatabaseのfileの一貫性が一部おかしくなってしまった。Fileを素手で修理するはめに。
KO理論のいい教科書って無いものですかね。Atiyahの「K理論と現実性」を読めばわかるのでしょうか。
と風呂に論文をもって入ってみる。案外濡れずに読めるものだなぁ。ただしのぼせないように注意が必要か。
25日。なんだか日記が二日おきになっている。3日おきにならないように少なくともがんばろう。
先日はまずお昼のゼミ。そのあとはM1新年会ということで宇宙の人と皆でお好み焼きを焼いて千と千尋の神隠しをみたりみなかったり。
今日はいろいろと考えをめぐらす一日。レポートを処理しなければ。
風邪が流行っているようで気をつけたい。かかってしまった人はどうぞお大事に。
23日。風呂の湯を張っている間に日記を書いてしまおう。
昨日はポルチンゼミ。数学家の講義のレポートをひとつでっちあげる。初等整数論をやるのは随分久しぶりなので懐かしかった。(共形場理論の分類に関連して出てくるので。)ザギエの本を借りたりする。
今日は昼前に目が覚めると雨、すこし雪が残っている。信頼できる筋によると朝は真っ白で雪が舞っていたとか、雨に変わったので洗い流されてしまったようだ。朝寝坊はこういうところで損ですな。
学校についてみるとD論発表練習会とW.T.先生のセミナーが3連続で瞬く間に夕方。あとはM1部屋でいろいろと。
帰るころには雨も上がっていた。昼は寒かったので北海道へいったときぐらいの服装で出かけたら、道中どうにも暑いほどであった。
21日。昨日は駒場へ出かけて講義をふたつ。Wittenに挙げられていたので、図書館でReidの「若者のための標準特異点」というのを借りる。
地下鉄で本郷まで戻って部屋で皆と議論していると雨。部屋の置き傘を借りてさして帰ってくる。こないだ鳥の糞にやられた自転車が雨に打たれて綺麗になった。サドルは雑巾で拭いたが、フレームはほったらかしだったのだ。
最近話題のClifford V. Johnsonの「D-branes」を借りてみる。はじめはタイトルは「D膜 ことはじめ」のはずだったのに厚く書きすぎてタイトルから「ことはじめ」が無くなったという曰くつきのご本であるが、これでも全ての話題を尽くしているわけではないのだから恐ろしい話だ。序文の脚注に、タイトルの案として単に「Volume III」と付けるという案もあったとある。
今日はそのため快晴のした傘をかかえて学校に行く羽目に。夕方からゼミ。
なんだか最近似非数学ばかり勉強していていけませんね。ちょっと似非物理に戻らないと。
ダダ漏れに関してだが、「これはあまり(・A・)イクナイ!!と思いまつ.」という反応を味噌次郎くんから頂いた; 全くご尤もだけれども、ここに書き留めないと他にどこにも書き留めないだろうから。昔は紙の日記があったけれどそちらはやめてしまったので。
19日。昨日の晩は満月が綺麗に見えたものの、徐々に天気は下り坂、夕方から雨が降り出した。明日には止むらし。
とある先輩の日記に僕の名前が出ているのを発見、リンクも張っていただいて、恐縮です。
先週の中ごろGriffiths-Harrisを譲っていただいたので眺めているが、とりあえず証明をすっ飛ばして定義と定理だけを読んでいるといい加減殆ど何もわからなくなってきた。
2,3考えたいネタは無くは無いのだが、解決の兆しが見えないのだなぁ…アイデアをここにダダ漏れにしてもいいのだが、微妙に躊躇する。
18日。一日のんびり。東京は晴れているが、実家は雨だとか。
道に困っている人がいたので行き先を聞いてみると、まずは斜面の細い道を抜けていかねばならぬややこしい所。とりあえず細い道を抜けるところまで案内しましょうと歩き始めたものの、僕自身道を間違えてしまいかなりの遠回りになった。
Yau の定理の別証明を考えるものの、なかなかうまい c 関数がみあたらない。どなたかご専門の方が居れば伺いたいのですが、Yauの定理の証明ってどれくらい知られているものでしょうか?
17日。
本日の昼のゼミは話す担当の人のおばあさまが亡くなったとかで急遽中止に。
とある最近の歌を聞かせてもらった。季節外れだが「夏祭り」とかいうタイトルで一体どんなのかと思ったら、曲はごくありふれたものなところに、歌詞が「夕方に目を覚ましてみれば街の賑わいが聞こえる、そういえば今日は夏祭りだった、むかし家族に連れられて夜店を歩いたのを思い出す…」といった日本の街の若者の風情を歌ったもので何だか心に沁みた。
16日。昨日は、起きて、学校に行って、Polchinskiゼミで苦しめられて、夕食後はM1部屋で議論して、家に帰って寝た。
今日は、起きて、学校に行って、いろいろセミナーに出て、夕食後はM1部屋で議論して、家に帰って寝る。
さいきんM1部屋の前のたわわに実をつけている木に小鳥さんが大挙して押し寄せていて、地面が食い散らかされた実と消化した後には避けられない糞で大変なことになっている。
13日。成人の日である。一日休憩。旅行と言っても冬の学校で頭は活動していたのだから早速調子よく回ってもらっても良さそうなものだがそうも行かず。ふらふらと論文を眺める。
旅行に出る前日に電話の受話器をとるとブーといって雑音が入るようになったので困っていた。家にある経緯は忘れたが兎に角、幸い棚に低機能の小さな電話があったのでそれに取り替えようと思ったが、如何せん故障という事態など考えに無かったから旧電話のコードの配線は本棚の裏を通っていて、しかも地震がこわいから本棚は壁に金具で固定されていると言う始末。他のコンセントから電源をとろうにも、最近徐々に電気機器が増え既にコンセントは満員であった。旅行中はパソコンは使わないからそこに指してあったが、帰ってくるとさてどうしようもなくタコ足プラグを買いに行ったのであった。
12日。まだ今日はしばらく残っているけれども。
北海道は富良野で行われた素粒子冬の学校へ行って参りました!8日/12日は移動日、実質スケジュールは9,10,11の三日間。
「〜の学校」という名前からは想像できないレベルのホテルでびっくりであった。北海道だと言うことで恐れをなして厚着をしていったが、むしろ部屋は東京の自室より格段に暖かく、講義室等ではずっとシャツにタートルネックという恰好。部屋では浴衣一枚でぐうすか寝るという素晴らしい環境。うちに帰ってくると筋肉痛で体が痛いです。
部屋は二人部屋で、うちの研究室の大先輩JZJさん。いろいろと重要な裏話を聞かせていただいてこれもまた非常に有益であった。
講義の詳細は兎も角として、本郷が如何に流行を追いかけてばかりであるかを認識した。それが良いことなのか悪いことなのかは僕にはわからないが。
突如最終日の夜のセッションの座長(単に時間管理/司会進行役のことです)をせよという指令。不手際ばかりですみませんでした。
7日。昨日今日と青天。月が徐々に太り始めてきた。
昨日は朝から駒場に行ってみるも、駒場の講義の開始は8日からとのこと。何も考えず講義室に僕を含め数人集結していた。せっかくなのでUと昼食まで散々議論。昼食の後は本郷へ移動す。D論の発表練習を聞いた後はM1部屋で議論。
本日は学校へ行かないつもりが、こちらの不備で事務に呼び出しを喰らって(直前になってすみません。)出かけることに。せっかくなので今日もD論発表練習を聴く。
旧1号館の破壊はほぼ完了。Einsteinの乗ったというエレベーターもさようならかと思っていたら、そこはとりあえず保存する由。
6日。本日は眠いので寝ますです。詳細は明日を乞う御期待!
5日。雲は動くが、晴れ。
いろいろPD/院生/学部生の皆さんのネット日記があるけれども、何かをこう非難しているという文章を読むと僕は嫌な気持ちになる。この文章自体がその呪縛に陥っているわけだけれども。だからやっぱり書かないほうが良かったかな。
今日は帰省中に読んだ論文をデータベースに登録。常時接続で無いと登録しづらいものでサボっていた。
日が傾きだした頃にふらりと学校へ行ってみる。行く道は建物の影が黒々とし始めていたが、研究室は○階にあるのでむしろ夕陽がほぼ平行に入って真っ赤であった。
予想に反してほぼ平日のごとく諸先輩方/同僚はご出勤であった。さんざんFKと議論をして、いつもの時間に帰宅。
4日。本日は移動日。大阪から京都までは雪がちらつく天気。名古屋を過ぎると青天であった。丁度富士を通過するときに夕焼けで山腹の雪が淡く赤く染まっていた。小田原のあたりで振り返ったときも、西の低いところにかすかに残った夕空に黒くシルエットが見えた。
地下鉄に乗っていると、のりあわせた子供の一群が「地下なのに家が建ってるよ。」からはじまって激論を繰り広げていた。
3日。今日はいちにち雨がしとしと降る。昨日は小雪がちらついたりしたものの、概ね晴れであった。
昨日は自転車で近くの上新電機までCD-Rを買いに行ったが、音楽専用CD-Rなどというものが発売されていてどうも時代に取り残されていたようだ。レーベル面をレコード調に黒い樹脂で溝を彫ってあるものが売ってあって心惹かれるものの、安いものの2倍すると流石に買う気が出ない。
本日はいとこ一家がうちに来る。いとこが昨年あかちゃんを生んだので赤ちゃん付であった。現在8ヶ月也。ピアノを弾いてやると横から真剣に指の動きを眺めている、気に入った旋律のところではあーうーと歌うのでなかなか面白かった。抱くのは難しい。4世代が一同にそろうと壮観である。赤ちゃんからすればひいおばあさんということになるが、祖母おおはりきりで多少お疲れの模様。
さてCachazo-Seiberg-Wittenがまた論文(hep-th/0301006)を出していたので早速印刷。"Confinement index" のあたりの議論はなかなか面白いが、eigenvalueのcut乗り移りに関しては、まあそりゃそうかなと言ったところか(註:僕が本質を読み取っていない場合を排除するものではありません)。Superpotentialの係数の空間の上にvacuumがfibreしていると捉えるべしというのは至極もっともだ。このvacuum "moduli"が今回のケースよりもっと面白い構造を見せるモデルがあれば非常に面白い。
「面白い」以外に形容詞はないものですかね。