昨日は昼前から大学へ行って、その足で東京駅から新幹線。喫煙席ではあるが、朝のうちに駅までいって指定席を押さえたので座って帰った。残念ながら富士を通過する頃はすっかり夜で何も見えず。
今日は朝からお墓参り、昼は餅つきであった。といっても臼と杵ではなく自動餅つき器だが。このまえに餅をついたのがつい昨日のようだ。夜は床の間に正月用の軸をかけてお鏡を備える。
すっかり日本時間に適応しました。一応まだ午前中に起きていますが。
昨日今日は夕方まで家でいろいろ用事をこなして、夕食少し前に夕焼けの中を大学まで行き、多少雑談やら議論やらをして家に帰るという生活。穏やかな生活です。
今晩は帰る前に自動証明書発券機で学割を取ろうとしたら、なんと電源が切れていることが判明。これは困った。
eprint アーカイブに css が設定されて雰囲気が変わった。よくある blog のように、css が選択出来るようになればなお面白いと思う。どうでもいいですが。hep-ph に最近 QED の10-ループ計算を自動で行うという論文が出ていたのを発見。Perl, C++, FORM, Maple, Fortran など駆使して各ダイアグラムに対してプログラムを自動生成して数値計算するらしい。これはすごい。
大学のお茶のみ場の本棚が僕の居ない間にすっかり整理されていて、10年前の Software Design というパソコン雑誌(というよりむしろワークステーション雑誌)が数冊発掘されていた。なかなか面白し。SGI の Indy やら、 NeXT と SUN の提携やら、 Apple が Be を買う噂やらそのあたりの話だ。各社の UNIX ワークステーションの比較とかもある。NeXT のプログラミング入門もある。
今日は健康保険証を区役所まで受け取りに行き、担々麺屋で昼食。美味しい。二号店が出来たらしい。
あとは普通に大学で雑談および勉強。月曜なので皆さんいらっしゃって久々に会話が出来て嬉しかった。お茶のみ場が散らかっていたので皆で片付けをす。どなたかがバラを一輪持ってきてサロンの机に放置してあったので瓶に生けてもらう。とたんに花弁が開き始めた。
夕食をたべて帰宅。生協の食堂のメニューはあいかわらず代わり映えがしないが、なかなかバランスがとれていてよろしいのではないかと思った。
昨日は日付が変わる寸前に突如眠くなって寝た。今朝は朝8時に起きる。僕にあるまじき規則正しい生活だ。
今日はうちのガスコンロを変えてもらって、銀座の Apple Store に iMac を修理に出しに行って、大学へ行って勉強。久々に根津の和幸で夕食。鯖煮定食を食べられて僕は満足だ。
iMac は丁度海外にいた間に半リコールが掛かっていた型番だったのでまあ仕方が無いのであるが、以前使っていた間は何の症状もなかったのに、半年ぶりに電源を入れると見事に発症しているので驚きだ。兎に角無料修理なのでその点はありがたい。アルミ製の小さな台車のようなものにくくり付けて転がして行ったので簡単だった。さていつ修理が完成するのかな。
え〜、無事に日本に戻って参りました。時差ぼけもよくわかりませんが、いま眠くなってきたところを見るとかなりもう適応している模様。
空港へは早めに向かった。アメリカ国内線のターミナルはひどい混みようで、ホテルのシャトルバスもバス停に止まるのに四苦八苦していたのだが、不思議なことに国際線は人が大して居なかった。これはどうしたことやら。ホテルの予約が通っていなかったので、飛行機の席の予約も通っていないのではないかとおそれていたが大丈夫だった。
11時間のフライトは天気も良く揺れも少なく困ったことも無かった。大韓航空機でビビンバが出た。電車男を上映していたので見たが、男の側の心理描写しか無くて物足りないですね。まあ電車男はそもそもそういう話ですが。各席毎にテレビモニターが無いので、席が広くて却って好ましい。
成田へは母がわざわざ迎えにきてくれていて親の愛には頭が下がります。
今日は昼間に大学に土産を届けに行った。安田講堂周りに石畳が敷かれたり、多少変わった模様だ。研究室のお茶のみ場のレイアウトも変わった。
夜は兄夫婦宅によばれて食事。テレビでクリスマスキャロルをみた。いい話だ。とはいえ、改心してすぐに周りの人にいいことをしてあげられるというのは財力があったからではなかろうか。
今朝は早朝から Princeton Junction 駅までタクシーで行き、電車で Newark の空港まで。クリスマス前のせいか、異様な込み具合でセキュリティが時間までに通過できるのか心配な位であった。僕は無事乗り込めたが、結局あまりの列のため15分ほど遅れて出発した模様。空港の人もびっくりしていた。飛行機は揺れも無く快適。
さて LAX についてホテルまで来てみたところ、ネットでした予約が通っていないという不可解な話に。ネット予約と言っても他の安代理店を通したわけでもなく、このホテルのグループのサイトを使っているのだからますます謎なのだが、とにかく一時間位ネット側の担当者と揉めても埒があかないのでそちらをキャンセルして直接ホテルで部屋を取った。
昼食をとって部屋に戻って仮眠しようとベッドに入ると、気がついたときには夜になっていた。飛行機でずっと寝ていたのに疲れがたまっていたのか。明日寝過ごさないように気をつけよう。
昨日は一日セミナーのスライドの最終調整など。偉い人といろいろ話ができて光栄だ。
午後にラトガースの T さんから連絡があって、有り難くもプリンストンまで車で来て食事をご一緒して下さることに。中心部のイタリア料理屋に行った。非常に旨い!まあそれなりのお値段を払ったのは数ヶ月ぶりだから単にそういうことなのだろうが、久しぶりに満足出来る夕食だった。サンタバーバラに居た間はつい単価の安いものばかり食べていたからなぁ... といっても日本円にするとそれほど安くないのですが。いろいろ弦理論関係の雑談が出来て非常に楽しかった。
今日はプリンストン大のほうでセミナー。準備の甲斐あって案外受けが良かったように思われる。Seiberg 先生の目の鋭く光るのに驚いた。兎に角非常に真剣に聞いてくださったようで嬉しかった。
夕方はみなさんと Nassau 通りのタイ料理屋へ。なんだかかなり中華化していたような気がするが、美味しい。なかなか英語の会話に参加するのは難しいが、楽しく食事が出来た。 S. Cherkis さんのダブリン話がいろいろ面白かった。
一応無事に Princeton に到着 ... 一応、というのは、しょっぱなでとんでも無いヘマをしたからだが、まあ自戒のために記しておくとだ。
SB の空港まで来た。ここまでは良い。さて、SF行きの飛行機が軒並み遅れていて、きちんと乗り換えられるかが判らないので、チェックインの担当の人が、遅れているが僕の予定より早い便の空席に変えてくれた。ここまでも良い。
そこで搭乗時間までまだあると思って喫茶店でコーヒーを飲む。この判断はかなり微妙なのだが、兎も角、
ゲートにいってセキュリティチェックがあることをはじめて思い出す。ここで完全にパニックになって、慌てなくてもいいのに急に慌ててしまう。慌てなくていいのは、田舎の空港だからゲートもすぐそこだからだ。
そこで、チェックのところでノートPCを取り出したのを鞄に戻さずに放置して飛行機に乗ってしまう。
なぜか椅子に座ったところで思い出して、客室乗務員の人に英語で適当に怒鳴っていちどセキュリティまでもどって PC を取り戻して、もういちど飛行機に乗る。
こんな往復が出来たのは、もうひとくみぎりぎりまで乗り込まなかった客が居たからだが、隣でその客と空港の人が何故こんなぎりぎりに来たんだ!と口論をしている横で ノートPC を探している僕はかなり間抜けであった。
というわけで、SF近辺は雨雲で非常に揺れたが精神はそれどころではなかった。
結論 : 何事も平常心ですね。
こちらは落葉した森と針葉樹と、いつだかしらない雪の名残というふうにカリフォルニアとはまるで違いますが、今日は比較的暖かくおそれていたほどではなかった。ただ明日以降すこし寒くなるらしいので気をつけないといけない。
夕暮れに中心の Nassau 通りまで散歩に行く。なんとも雰囲気のいいところだ。ヨーロッパの古い街のようだ。
非常に慌ただしいですが、一応東海岸行きの服も買い、簡単ではあるが日本への土産も買ったのでなんとかなるかと思う。
大家さんのおすすめで今日 Le Cumbre market place の Robinsons-May まで服を買いに行ったのだが、今日だけ特別の二割引のクーポンを貰ったので非常に有り難かった。しかしそんな一律二割引きなぞして利益があがるのかいな。
なんだか遅々として数日の東海岸行きの準備が進まない。いろいろやっているつもりではあるのだが... T先輩に教えていただいたチケット購入サイトが日本のクレジットカードが使えないのが誤算だった。明日の朝に大学の旅行社にいこう。
NSF による KITP の外部評価とかで、ポスドクと grad fellow と監査する側の先生方とで昼食。
他の用事がすすまないのでセミナーのトラペの準備だけしていたら、これだけは案外調子よく進んで一応第ゼロ稿が出来た。
今日は12月とは思えぬ素敵な天気。青空に雲が流れる。Downtown 近くの Shoreline park で日本人の皆様と BBQだった。HさんOさんどうもありがとうございます。非常に大量に食べて、更に食べ尽くせなかったのを皆でわけて貰って帰って夕食にした。多少アメリカナイズされた僕の胃でも流石に多く、家に帰ってヨーグルトを食べたあとさらに胃腸薬を飲む。非常に満腹かつ満足した。
家に帰ってきて同じ家を借りている Jさんと雑談。僕は worldsheet technique はさっぱりなので、非常に勿体ない。
急に忙しくなってきました。Santa Barbara 滞在もあと一週間です。
昨日の Günaydin 先生のセミナーは凄絶であった。Jordan 代数マニアだ。
今日は勇気を出して散髪に。英語で髪型が説明出来るわけも無いのでパスポートの写真をみせてこうしてほしいと言う。五ヶ月のばし放題だったので随分さっぱりしました。切っちゃうの?勿体ないね〜と散髪屋のおばさまに言われる。
来週の日月火と、とても寒いところにいくことになりました。オーバーコートなど買わないと...
昨晩はネット接続の調子が悪くて日記が書けなかった。とりたてて特に忙しいわけではないです。
昨日の Gukov さんの話は例の最近出た Entropic の話。まあ一応既に読んでいたので、考え事をするつもりで言ってみると、予想外に聴衆の攻撃が激しく聞いていてためになった。
Mさんにメールで呼び出されたので、何かと思うと、トラペに日本語を入れたいんだけど TeX でどうやればいいの?という話だった。ppdftex が無いのが信じられないようだった。結局 OmniGraffle で字を書いて pdf で export して貼り込んでくださいという解決法。
昼は S さんと食事に行ったらば、偉い人と同じテーブルに座る事に。S. G. さんが「誰か最近の Witten の論文を読んだ?」と問うたら、その席の8人ぐらいがみな No ... というので M. S. さん曰く「parallel universe に来ちまったなぁ」と。何故かその後20年ぐらい前の論文の書き方の話になったので若い僕としては面白かった。Witten が例の susy breaking の論文を準備していた際に、分厚い原稿の一部を二度書き換えたので秘書さんがタイプするのに非常に苦労していたという話も聞けた。Witten でも原稿を書き換える事があるのか。
今日は P. Kraus さんのトーク、なかなか面白い。その後は年度末のパーティ。有名な曲の歌詞を物理替え歌にしてみんなで歌ったりする。ちょっと日本の研究室では考えられない。
最近こちらも徐々に夜は寒く昼は涼しくなってきたので、帰る日のためにとってあったセーターを出して着てみた... さすがに昼間は暑かったので脱いだ。夜は暖かくてよいです。
すこし忙しさが和らぎました。
昨日は何も無かったわけではなかった。いい加減そろそろ旅程を確定させたかったので、飛行機の空席待ちを取りやめにすべく大韓航空に電話すると、「あの〜、何語をお話になります?」となって日本語を話す方に変わってもらってしまった。まあ日本語で話ができて有り難かったのだが...
これまでは大韓航空ロス支店コールセンターとの電話も英語でなんとかやってきたのだが、昨日特に下手だったんだろうか、それともずっとこの調子だったのだろうか。こちらに数ヶ月居て多少はましになったのかと誤解していたが、単に下手でもこちらが気にしなくなっていただけなのかもしれない。
今日の Pioline さんの話はなかなか面白い。が、一時間のトークでなぜトラペが50枚 ?
昨日は完全に休憩。今日は平日にむけて徐々に物理のリハビリをす。
昨日のうちに洗濯を済ませて、庭で日光浴をしながら Orkney 物語を読んだりす。中世なのによくイギリスの北のはずれからエルサレムまで巡礼したものだ。聖地巡礼の途中に異教徒の地には平然とヴァイキング活動をするのも謎なところだ... いまのキリスト教徒も右派ならそう考えているのかもしれないけれども。
その後日が傾いて来てから大学へ行きピアノの練習。夜は本郷出身者四人で日本定食屋へ。Tさんにはお世話になり通しです。
家に戻ったあとは、内科医をやってる大家さんが市のお医者さんにむけての鶏インフルエンザ心構え会合に出て来たというのでいろいろ興味深い話をうかがった。結局は手を洗ってうがいをして人ごみを避けるしか無いそうだ。スペイン風邪のときのサンタバーバラの様子を100年前の新聞から調べたそうで、聞いているとこれまた恐るべき話だ。
今日は Farmer's market へ。沢山果物を買う。パンを買ったら、そろそろ店じまいだから同じ値段でこれもあげるよ、と有り難いお言葉。飾り付けもすっかりクリスマスだ。珍しく前の大家さんに会わなかった。
ブラームスのチェロとピアノのソナタ集を購入。僕のノートパソコンでは認識してくれないのは何故でしょう。他の CD は読めるので読み取り装置が壊れたのではない模様。
という雑談をしているとこんなCDを教えてもらいました。なぜ virtuosi の訳が「スーパーストリングと仲間たち」になるかは謎である。
S 君との論文を出してからいうのも何であるが、Lie 群の (unstable) ホモトピー群を引用だけして導出法を見つけられていなかった(論文は発見したが、載っている雑誌が手に入らない)ので更に文献をさがしていると、自分の数年前の日記に紀伊国屋数学叢書の三村-戸田「Lie群の位相」に必要な事が載っていると書いてあるのを発見す。
当時なぜそんなものを眺めていたのか謎だが、とにかくその英訳をこちらの図書館で発見して眺めてみたらなかなか振るっている。代数トポロジーの公式集につかえるのではないか。アマゾンによると、paperback で出るという話なので、安くなったら是非買ってみよう。
ついでに LNM のホモトピー群の巻を眺めてみたら、冒頭の J. Adams による戸田先生が渡英したときの挿話が面白かった。
いつになく長い日記ですが、Wikipedia と 代数的位相幾何学ガイドを眺めていてふと思ったのは、超弦理論 wiki というのを作れば多少意義があるのではないかと。eprint archive は非常に便利なわけだが、ある話題の概要、どの文献をみれば何が書いてあるか、などを皆で編集できる場があれば悪くないと思った。管理するのが大変だし、どのくらい書き込みそうな人がいるかよくわからないのでまあアイデアだけここに書いておこうかと思った次第。まあ wiki にするにしても数式を使えるようにしないと話にならないし、英語にするか日本語にするかという問題もある。
多少忙しさが和らいできました。
今日は久しぶりに雨。朝バスに乗ると(僕を含め)3人 iPod を使っている人が。昼には雨は上がって、少しずつ雲が薄くなる。
一週間が早くておそろしいぐらいだ。そろそろ今回のアメリカ滞在も終わってしまう。残る日々がそれほど惜しいわけでもないが、かといって日本にさっさと戻りたいかというとそうでもない。住めば都とは良く言ったものだと思う。
なぜかおやつの時間に Günaydin 先生に話しかけてもらった。
A) 何やってるの?とかそういう会話である。
B) 佐々木Einsteinとかをやっています、 ですから 5d sugra の発明者の先生にはいつも間接的にお世話になってまして...
A) がっはっは。
本日のセミナーは A. Schwarz 先生で、p-進 Calabi-Yau の話。そんなもの物理的にご利益があるのかと思ったが、p-進 Hodge 理論を頑張って展開すると、周期が複素数体上と同じ Picard-Fuchs eq. を満たすことが示せ、それを利用すると対応するミラーの instanton の寄与の係数の整数性が示せるらしい。整数性は物理的に期待されているので、それの証明を与えるらしい。尤も、技術的な問題で分母に素因子 2 もしくは 3 がある可能性はまだ排除できていないらしい。何故かセミナー中ずっと G. Moore さんが激しく噛み付いていた。僕はまるで詳細を理解出来ていないからふふんと聞いていられるのだが、判っている人には首をかしげる点が多数あるのだと勝手に推測す。
p-進ホッジって何だかわからないが、長らく会っていない数学科の先輩がそういう論文を書いていたような記憶がある。読んでみようかしら。
いつのまにか12月だ。
パンダの赤ちゃんの可愛いこと。名前は Tai Shan ... 「泰山」だそうです。というのをわざわざ日記に書くのは、同名の先輩が居るから。
一年下の S 君と四月からやっていた仕事をようやっとまとめたので hep-th/0512019 に出しました。この日記の所々にも進行状況を書いた記憶がある。Global anomaly の勉強になったので個人的には満足しているが、業界がマニアックなのを差し引いたとしても更にマニアックな論文であるのは否めない。
午後から霧が出る。昼から涼しいが、却って夜は温度が下がらないようだ。
う〜ん、忙しい。気分転換に今日は先に日記を書いてみよう...
といっても取り立てて何もない。手袋を買ってからはまた暖かくなってしまった。日本のほうが寒いのだろうな...
お昼に Zee 先生と雑談が出来た。家の屋根に太陽電池をつける話。カリフォルニアだと日照がいいので、電力計がマイナスになるらしい。しかしマイナスになっても電力会社がお金をくれるわけではないらしい。教科書等有名な Zee 先生、こちらへ来るまで勝手に、Zee って海のことだろうから北欧系の方かと思っていたら、中国の方で、[zi:] と発音するようだ。徐先生らしい。
今日は研究室に使わせてもらっている iMac の OS のアップデートが滞っているのに気がついたので管理者の人にお願いしてみた。めでたく更新できたと思いきや、なんとリセットしても立ち上がってこない。というわけで別の iMac に変えてもらった。メモリの量も倍に増えて快適だ。ほかにいろいろ本質的でない不具合もあったのが殆ど一掃されたようで嬉しい。