昨日の午後のプログラムは総じて面白かったと言えよう。おしまいは宇宙理論のほうでの高次元重力のセッションに少しだけ出てみる。殆ど同じようなことをやっているのに何故一部は素粒子論で話があり一部は宇宙であるのかは疑問だ。
帰りには赤十字前の路面電車乗り場で市大の皆さんと会ったので、夕食をご一緒する。大街道の北橋、道を渡って東側の瀬戸内料理というところ。僕はくるしま御膳なるものを食べた。蛸飯、鯛の煮付け、お刺身、野菜の天ぷら、じゃこ天うどん、サラダ、それぐらいだったか。おいしい。その後は本屋を求めて歩く。アーケードに無い筈があるまいと銀天街まであるくと明屋書店というのを発見。丁度阿倍野のユーゴー書店ぐらいなものだ... いまでもあるのかしら。文庫の棚を眺めていると金枝編の下巻というものに目がとまったので眺めてみる。なんども熊楠に引用されていたと思う。買おうか悩むがやめにす。
今日は午前のセッションだけでて、飛行機で東京へ。はやめに空港について、蕎麦屋に入って出てくるといつのまにやら学会関係者の復路ラッシュで手荷物検査の列が大変なことになっていた。並んでようやく半分ぐらい来たところで眼鏡をかけていない自分を発見。残り時間が微妙だったので悩ましかったが、一応蕎麦屋に戻って聞いてみると案の定そこに忘れていたらしい。なんとか飛行機に迷惑をかけずに乗り込めた。
東京の桜はすっかり満開だ。まだ散りはじめてはいないが、良くて三分咲きだった松山とは何と言う違いだろう。やはり都市化による局所的な温暖化か。と根拠のないことを書く。ただし夜の風は冷たい。夜桜の公園で飲んでいる人達はそれでも楽しそうだ。
東京の桜は満開だということだが、松山はまだまだだ。日あたりのよい木は満開だったりするが、まだつぼみばかりのものも。全国的に数日寒いというので、東京に戻るときも咲いていてくれるだろう。
自分の発表は月曜の朝一番、あまりにさらっと話してしまって微妙だった。同じく mac を使っている某君がプロジェクタへのコネクタを忘れたので彼も僕のパソコンを使った。Linux を使っていてうまくプロジェクタに繋げなかった某さんも。というわけで案外お役に立てた僕のノートパソコンだった。
昼はうちの先生が招待講演で landscape および去年の僕との論文の話だった。前半の講演の巧みなことはやはり長年の積み重ねのなせる技か、見習わねば。おしまいのテクニカルなのは論文がそうだから如何ともしがたいか。
夜は飲みには行かず、三人で釜飯を食べる。部屋に帰ってテレビをつけたら映画がやっていたので見る。
自分の発表をおえてしまえば気分は楽だ。雨と風で会場の建物の揺れること。ニュースをみていると潮岬では竜巻が生じたとか。会場からの帰りには軽く松山城のある丘を登って帰ってくる。夕方食事をしようと大街道に出ると丁度同様に夕食先を探している友人二人を見つけたので一昨日行ったイタリア料理屋に一緒に入った。
というわけで旅先の筈だが殆ど普段と変わらない生活だ。
土曜日は大学へは行かず、家でのんびり。洗濯、部屋の片付け、学会への旅行の準備。夕方大戸屋にご飯にいくと、なぜか顔を赤くして騒いでいる若者が沢山居て時間がかかった。大戸屋は居酒屋ではないと思うがどうなっているんでしょう。
日曜日は昼前に羽田へ、第二ビルへははじめて行った。ANAで松山まで、飛行機の降りるときに瀬戸内海の小島の可愛らしいこと。すこし小雨模様だ。昼は鴨なんを空港で食べる。バスは駅周辺が多少混んで案外時間がかかった。帰りは気をつけよう。お金をほとんど持たずにクレジットで切り抜けようと思ったら、ホテルが現金しか駄目だというので困った。近くの銀行までお金を下ろしにいって事無きを得る。夜はひとりで大街道のアーケードのイタリア料理屋さんにいって海鮮ドリアを食べた。なかなか美味しい。桜はもうすこしのようだ。
さて、今日一日がんばります。
今日も曇り空だ、桜も一分咲きといって良いか。木に依ってはもっと開いている。正門近くの大木はこんな感じだ。このぶんだと、学会から帰ってきた頃には東京の桜は散りはじめているのではなかろうか。夜の文京区を卒業する先輩と雑談しながら帰ってくる。
D論は第零稿が出来る目処が立ってきたという感じだ。それと同時に締め切りも迫っているわけだが...
夕食後は学会にいく人同士で発表の練習をしてみる。皆さん絵をつかって判り易い発表で、自分の発表の式だけなのが情けなくある。あと二枚ほど減らさないと時間が足りないようだ。
毎日ノルマを気にして夜が遅かったので、今日は一度早めに寝てみようと思う... ともうこんな時間だが。
今日は晴れ、桜もますますほころんできた。雨が桜の咲き始めたところで良かった。品種によればもう満開のものもある。安田講堂前の右の枝垂れ桜も満開だ。
夕方は卒業する皆さんのお別れ会だった。時の経つのは早い。
今日は朝から花曇り、夜には雨。家でD論を書いて、大学に行って四方山の議論、家に帰ってまたD論。
ページ数だけは増えているが、頭の中にある概要の何割を書いたかを考えるとたいした進捗が無い。まあ地道にやるしかあるまい。
日々あたたかくなって、自転車に乗ると種々の花の綺麗なこと。日向の桜は一輪二輪とほころびはじめた。植物園の横を通ると何とも萌えだした緑の素敵なこと。沢山人がそぞろ歩きに来ていた。近くのお寺のお墓から御線香の香りもする。のどかな一日だ。
大学へ着いて今日が祝日だったことに気づいた。同様の人が沢山居たようで、土日とは違って研究室にも沢山人がいる。実家に送ってもらった仙台名物晒よし飴を持っていったら非常な好評。これはおいしいものだ。綿飴をいつでも食べられるようにした、という感じか。
昨日は酷い風だった。看板が落ちてくるのではないかと心配なほど。D論の執筆は、とある魔法を使うと 50 page ばかり一日で増えた。とはいえまだまだ道のりは遠い。夕方から大学へ行って FK とスピガで食事。夜遅くまで雑談やら議論やらしていた。
今日はかわって穏やかな一日。10月に出したうちの先生との論文の拡張もしくは数学的厳密化という論文が数学のほうの eprint archive に出ていたので読んでみるが、我々のもっとも苦労したところがいとも簡単に乗り越えられているのでいまいち不可解だ。それ以外はあまり特筆すべきことはなし。
木曜日は午前中は研究会、午後から東京へ戻る。理研の T さんに車に乗せていただいてしまった。ありがとうございます。朝から曇っていて、着いた頃は雨がぱらつく。図書館によって、少しだけ大学に顔を出してすぐに帰宅、多少寝不足だったのでぐうすか寝た。
金曜日は昼前まで寝て、家でいろいろと。いつものように夕方から大学へ行くと弦理論の文献紹介がとっくに始まっていた。僕に取っては半年ぶり位だったのですっかり存在を忘れていた。途中から聞いても判るまいと自分の机で勉強。夕食はセミナーの終わった皆様とピグへ。
今日は散髪および洗濯。学会のトラペを一応作った。Keynote で高橋メソッドでやろうと思っていて半分ぐらい作ってあったのだが、準備にかける時間と自分の忙しさを勘案するに少々無謀なので、安直にこれまでのおなじ題材でのセミナーのスライドから摘要を作ることにした。現時点で 13ページまで減らしたが、10分発表+5分質疑なのでもう少々減らさないといけないと思われる。僕は大体1ページあたり1.5分だから...
昨日今日とKEKの研究会は続く。昼は青い空が非常にのどかだ。小鳥も鳴いて会場に籠っているのが勿体ない気もする。
K先生の講演は示唆的だった。微妙に分野が違うだけで見方がまるで異なるというのは面白い。Orientifold の張力が負なのは非常に危険に思えるそうだ。弦理論では、必ず orientifold は対称性で割ったことに付随しているので、それによって救われているのではないかと個人的には思うが、M 理論への持ち上げが上手くいかないことが多いのは、何か撞着の現れなのかもしれない。
RS君のポスターは案外盛況で、3度繰り返して発表した模様。共同研究者としては嬉しかった。S先生にはバスの中でもいろいろと質問していただいて、興味を持ってもらえた模様。
今日は自分の発表。はじめは緊張か足ががくがくしたが、昨日夜遅くまで調整した甲斐あってか、今回はかなり満足行く発表が出来たと思う。
Kontsevich-Schwarz-Vologodsky が arxiv に出た。粗筋は数ヶ月前 Schwarz 先生のセミナーで聞いたので、本論が出たかと期待したら、詳報は次号でまた粗筋だけだった。残念。
昨日の夕食はホテル下のファミレスで京風オムライスなるものを。今日は懇親会。
今日からしばらくKEKで研究会。
地下鉄でお茶の水まで行って、秋葉原まで早春の朝の光の中を歩く。湯島聖堂に入ったら猫が桜の枝の先まで登って遊んでいた。秋葉原で mac の新製品をすこしだけ触って、筑波エキスプレスでつくばセンターまで。ここまでは電車が15分おきにあるが、KEKまで行くバスが1時間に一本しかない。よってバスは参加者でごった返すことに。
講演は質疑応答込みで一人40分、そういえばほかのひとの短時間トークを聞くのは久しぶりであったが、皆さん巧い。これは大変だと宿舎に戻ってから自分のトラペに多少手を加える。
夕食は同じホテルに宿泊している方と駅ビルの豚カツ屋に。食後にサービスで黒酢シャーベットが出たが、微妙な味だ。
今日は風が強い。外をしばらく歩くと頭がぼおっとしてくるのは花粉が風で舞っているからか。建物に入ってしばらくすると落ち着くのであるが。
いつも使っているコインランドリーがいつになく混んでいて、洗濯はしたものの乾燥機の順番がなかなか回ってこなかった。
前の月曜だかに修理した後輪が今朝またパンクしていたのでもういちど自転車屋さんに持って行く。これまではいつ持っていっても既に他の人の自転車を見ていて時間がかかるというので、お願いしてコーヒー屋に行っていたのだが、今回はすぐに僕のを見てくれたのでおじさんと雑談しながら修理しているのを見ていると、以前のパンクの原因の針の先端がタイヤのゴムの内側に残っていたのが見つかる。表側から抜いたときに先端が残ったらしく、どうもこれが原因であった模様。チューブも痛んでいるので丸ごと新しくしてもらった。
大学へ行って RS 君とスピガへ。
昨日は朝の10:30から本郷の宇宙論のみなさんのところで二時間ばかり、数ヶ月前の僕とうちの先生との論文について話をさせてもらった。いろいろ厳しい質問もいただいて、すくなくとも僕に取っては楽しいセミナーだった。
小雨が降り続いて寒かった。お昼は宇宙論の皆様と生協に。丁度合格発表だというので、食後に宇宙の人と雰囲気を味わいにいってみる。三四郎池と図書館の間の通路は大混雑だ。胴上げされる人あり、応援団とチアリーダーがブラスバンドを背景に踊っていたり、いつもとは変わって大騒ぎであった。僕らは見に行っているからいいものの、近くの建物の研究室はたまったものではないだろうが、まあこういう日は無礼講だろう。
夕方までいろいろ議論やら雑談やら、食事をして帰ってくる。
Y君が 32x32 行列を沢山計算してその謎を語ってくれたので、僕も現実逃避に Mathematica で確かめてみることにした。どうも彼の観察は正しいようである。
今日は晴れてあたたかい。春だ。自転車を漕ぐと沈丁花がそこここに咲いていますね。ふと香るのでどこからかとつい探してしまう。
午後は中央大の「数学との遭遇」のおしまいのコマだけであるが出席。Mathieu 群はよくわからなかったが、6次の対称群の外部自己同形に関しては非常に良くわかった。
大学へその後行ってみたら研究室に誰もいない。すこししてRS君が来たので夕食に行こうとしたら、ちょうど宇宙の同年代の皆様も食事だったので皆様でピグに。「昨日のセミナーは宇宙論のひと相手だからということで遠慮したの?勝手な高次元理論は量子化できない点とか。」と正直な会話だった。そういうのも期待されていたらしい。残念ながらトラペのそのあたりは恐れて数日前に削除してしまったのだった。
今日も夕方まで家で文献を読んで、その後大学へ。手袋をせずに自転車を漕ぐとさすがに手がかじかんだ。鞄の中に入れていて良かった。兎に角あたたかくなってきて嬉しい。
雑談やらいろいろ議論など。さて、明日はセミナーです。そろそろ眠らないと寝坊してしまう。
蜜柑を買おうとスーパーに行ったら、もう季節は終わりで少々熟れすぎのものしか売っていなかった。そこでバナナとアボカドにした。
今日もあたたかい。学校には行かず。
昼過ぎに何とか目前のセミナーふたつのトラペは完成させたので、残りの時間は勉強に。MSYの新論文を読みはじめた。また、2月の市大の研究会のトラペが公開されたので全部ダウンロードして全部斜め読みをした。非常に疲れた。
昨日は大学に昼過ぎから行った筈。せさみ亭で担々麺。昔より落ちてきているような気がしないでもないが、やはり絶品だと思う。伝通院前の民家に見事な白梅あり。研究会シーズンで人があまり研究室に居らず、夕食に行く仲間がたった3人だった。というわけで根津の和幸に行った。僕は鯖塩だが、ほかの二人の頼んだ鰹の刺身定食も美味しそうだった。
MSY2 は美しい! しかしこれに応じて来週の KEK で喋るトラペを修正せねばならぬ。一年前の MSY1 の泥臭い説明では満足出来ないだろう。(1:30am 追記)
あたたかい。近くの白木蓮がほころんできた。
今日はバリバリトラペを書いたぞ。嬉しいような嬉しくないようなであるが...
Martelli-Sparks-Yau の新論文が出た。面白そうだが読む暇無し。取りあえず印刷して積んでおく。 暇がないというほど時間がないわけではないはずだが、真摯に頭を使う余裕が無い。情けない。
ネットで文献を探していると面白そうな新刊をみつけたので友隣社まで見に行ってきた。Zoladek の "The monodromy group" という本。ポーランドで彼の講義したのをまとめたとかだが、非常に丁寧で判り易そうだった。但し特異点の局所理論のみ。Picard-Vessiot の章とかもあって面白そうだ。ただ 2万円する。買うかどうかは悩ましいところだ。
今日もあたたかい一日。大学へは行かず。金曜に話すためのトラペを鋭意作成するが、あまり進展なし。
宇宙論のひとに通じるようにするにはどうすればいいんでしょう。レビューパートまでは作ったつもりだが、本題と言ってもテクニカルな論文なので、論文自体の眼目のスペシャル幾何!や混合ホッジ構造!などを強調しても仕方が無いと思われるし…
今日はあたたかい一日、夜はコートを薄くしてボタンを開けて歩いていても風の冷たいのが心地よいぐらいだった。自転車で大戸屋に行く途中にまた後輪の空気がゆっくりと抜けてきた。どうもチューブが痛んでいるのではないかと自転車屋さんが言っていたが、そのようだ。
洗濯物など。花粉症をおそれて、いい天気なのに外には干さず。
今週ももう金曜日です。なんだか速かった気がする。
自転車の後輪を見てもらいに自転車屋に行ったら、単に空気が抜けただけなのではないかと言う話。そこで空気だけ入れてもらって一日走ってみたが、確かに問題ない。問題なのは何故数日前は知っている途中に抜けたのか、ということだが、さて。
今日の Skendris-Taylor はしっかりしていて重要そうな話だ。是非読みたい...しかし大学で雑談やら議論やらしているうちに印刷するのを忘れてしまっていた。
今日は大学をサボって家で勉強していた。増えた分のセミナーのスライドも一応作って多少気が軽くなった。質疑応答ふくめて 40 分の所をまだ 30 枚あるから、まだまだ減らさねばならないが... 研究会なので延長するわけにも行かない。最近はいつも5分10分超過していたのは反省しないと行けないから...
昨日買った本に所収の熊楠のエッセイ内で紹介している話は十二支考のと多少重複あり。
昨日家の近くのドトールでコーヒーを啜っていたときに隣に居た二人連れの話を忘れないうちに書き留めておく。冴えないジャンパーと綺麗でもないジャージを着た老人と、 背広にネクタイ、パンチパーマ系の髪に口ひげを蓄えた壮年の二人組だ。 店に僕が入ったときに妙な組み合わせだと一瞬意識にのぼったあと忘れていたが、 老人が「さあ行くか。」と言ったのが耳に入ったのでそちらをふと見た。 背広がささっと立ち上がり、傘を二つ持ち、先に店を出た老人を足早に追いかけたのが見えた。その背広は傘をひとつまず開いて少し後ろから捧げ持って老人が濡れないようにした。そのあたりで見えなくなったが、その後で自分の傘を開いたのだろう。小説の世界では兎も角実際にそういう人たちがいるものか、という光景だった。
昨日の夜遅くから今日一日中ずっと雨だ。自転車は昨日の帰りにまた後輪が調子が悪くなった。雨が上がったら自転車屋に持って行こう。
数日前に自転車で小石川の植物園の梅を見たのを思い出したので書き留めておく。丁度見頃だった。園内に入ったわけでなく、自転車だと目線が高いので塀を越えて梅林が見えるのだ。
昨日深夜は Apple の新製品発表会だったので信者としては楽しみにチェックしていたら就寝が遅くなってしまった。それほど大した製品でも無し。
今日は雨で信号待ちをしていたところの古本屋に入ったら、熊楠の選集の一巻があったので買った。高校の頃購入して愛読した十二支考と同じ筆致でなかなか面白し。
など現実逃避していたら、3月中にもういちどセミナーをする話が舞い込んできて、有り難いけれども胃がまた痛くなりそうだ。
大学ではいろいろと議論してもらう。