今日は昼寝せず一日を過ごせた。洗濯、すこし自転車など。一週間で随分新緑が広がった。Palmer sq. の Bent Spoon には列が出来ている。
Mさんがミツワまで往復なさったということでお茶漬けその他を譲ってもらった。
夜は % さんの部屋で数人でピザを食べながら雑談やら議論やら。
今日は非常にぐうたらした。11時ぐらいに起きたのはよかったが、ブランチを食べてなんだかまだ眠かったので布団に戻ったら、次に目が覚めたら5時だった。これでは東京にいたときと変わらないぐらいの生活ではないか。
というわけで夕方買い物に行った以外は何もしなかった一日だった。一日曇って夕方雨がぱらついたが、穏やかな天気だった。
ずっと見ないふりをしていたが、流石にもう危なくなってきたのでマドリッド行きの航空券を購入。しかし既にかなり高くなっているのではないかと思われる。ひと月前にやっておけばもっと安かったんではないか。まあしかし、Newark からの直行便で、出発/到着とも都合の良い便がとれたのでそれは良しとしよう。
ホテルもいい加減探さないといけない。
昨夜は雷が鳴っていたと思ったら、朝には電子レンジの時計がおかしくなっていたり、スピーカーの音量が最小になっていたり、どうも一瞬停電があったようで家の中がいつもの症状だ。
セミナーは大学で N 先生。半分ぐらい寝てしまって宜しくない。年明けからは食後のセミナーでも眠くならなくなったと思っていたが、先日のと今日のとうたた寝してしまった。気合いをいれないといけない。
セミナーに行くのに載せてもらった % の車は hybrid だということだ。交差点で止まるとエンジンも完全に止まっていて全く静かで感動的だった。燃費が良くなるといっても車の値段が割高なのを相殺できるほどではないが、なんだか気分が良いというのはいいことだ、ということらしい。
議論の実質は進んでいないが、とりあえずどうやって手を動かせば計算できそうかは判ってきたように思う。
最近良いものを食べ過ぎなのか、今日は胃の調子が少々悪い。今日はいろいろと勉強した。ひとつ存在を知らなかった20年前の講義録に行き当たってそれをしばらく眺めたりもした。小平先生の書いた日本語の教科書があるはずなので、それを読めたらなぁと思うが、まあしかたあるまい。
昨日のつづきの議論もするがなかなか進まず。
セミナーは AdS/QCD の話。AdS/QCD といっても bottom-up と top-down では大違いのようで、top-down しか知らなかった僕にはついて行くのが困難だった。
今日は曇って雨が軽く降る。といっても陰鬱ではなくむしろ嬉しい湿り気を与えてくれる感じだ。木々の新緑の日々生長すること!
今日は group meeting の替わりに B さんのセミナー。後半はついていけなかったが、前半の対称性からS行列を決めるところなど、読もう読もうと思いつつ勉強していなかったところを直接本人から話を聞けて非常に助かった。
その後は昨日の続きの議論。いろいろと教えてもらったが、どうも既に僕も知っていてしかるべき話だったように思えてきた。
夕食はまたスピーカーについていって Mediterra へ。
昨日のスピーカーの %さんは週末までいらっしゃるらしい。内容に興味が湧いたので今日は数人でずっと議論していた。% さんとこちらのポスドクの # さんの去年2月の共著論文を紹介してもらったが、かなり面白い。すこし拡張してみようということになりそうだが、とりあえず僕はその論文の計算をチェックしないといけない。しかしいろいろ考えるがどうも謎な所がある。 明日質問してみよう。
ラプサンスーチョンは最近あまり気にせずおいしく飲めるようになった。ティーバッグの箱の封を開けてしばらく経っているので香りが飛んだのかも知れないけれども。
今日は朝から散髪にいってさっぱりした。花の咲き乱れる街を自転車で走るのも楽しい。研究所の数学科の前の枝垂れ桜も見ごろだ。今日はこの春はじめての芝生の手入れがあって、菜の花など背の高い草は刈られてしまった。しかし刈られた芝の緑の香りもなかなか良いものだ。
同僚のうちに空き巣が入ったらしい。すっかり平和なのに麻痺していたが、戸締まりに気をつけたほうがよさそうだ。
セミナーは今日でたばかりの論文の話で面白し。その後も皆で行った夕食時に議論がいろいろできてなかなか楽しかった。陽気な人で話しやすくて良い。
こちらの春は突然やってきた。
昨日今日は最高気温が25度を越えて昼は暑いぐらいだ。昨日は散髪に行こうと自転車で Witherspoon 沿いの理髪店というか美容院というかまで行ったら、今日はしばらく予約が埋まっているとかで月曜に予約をいれてきた。折角なのでアイスクリームを買って Palmer square あたりを散策す。桜のような白い花が満開でなんとも綺麗だ。桜の並木もそこここにあって嬉しい。写真をとって歩く。
今日は自転車を Battlefield 側に走らせてみる。Mercer 通り沿いの自転車道は Quakerbridge rd. のところで無くなるのだと思っていたら、林を数メートル隔ててかなり続いているということが判った。お屋敷が並んでいて長閑なところだ。研究所の森も散策する。高い木はまだ葉を出しておらず、花を咲かせる木もないようなのでそこだけみれば冬枯れのままだ。
一度家にもどって車で Wegmans まで買い物へ。こちらも駐車場の街路樹が白い花を満開に咲かせて壮観だった。
今日は晴天、20度を越えて暖かかった。陽気に誘われて研究所の池の周りを散歩してみると、芝に混ざってタンポポや白い小さな花が咲き誇っていた。春だ。
お昼のセミナーは N=4 SYM の cusp anomalous dimension とベーテ仮設の話で、レビューが分かりやすくて有り難かった。
いろいろ面白い論文が出ていたので読む。GV 不変量は 4d の prepotential への補正を通じてブラックホールのエントロピーの補正に効くのは知っていたつもりだが、昨日出ていた論文は適切な極限をとると GV 不変量自体ブラックホールのエントロピーになることを実例を伴って示してあったので随分驚いた。確かに言われてみればそのはずで、GV 不変量のほぼオリジナルの論文を見直してみるとそういうことは既に書いてあった。但し当時はその極限の計算する手立てがなかったので予想だけだったが、この5年強の発展でそれが実際に確認できるようになったということだ。
徐々に暖かくなってきた。気温の予報をみて薄着にしたら、居室で座っているには少しばかり薄過ぎたようだ。
今日の午後になってやっと雲が晴れて青空が見えるように。随分久し振りに夕焼けを見た。森は相変わらず枯れたままだけれど、暖かい春の日という感じだ。
日が暮れる前に Wegmans へ行ってきたが、案外木々の花の増えてきたこと。車の運転で前を見ていないといけなくて楽しめないのが残念だ。こちらは葉を出す前に咲く木が何種類もあるようだ。
夕ご飯は懲りずにカレーを作った。いい加減レパートリーを増やしたい。
今日はセミナーも無く、おとなしく勉強した。空は相変わらず曇ってすっきりしない。木の芽はすこしずつ出て来たようだ。芝も夏は徹底的に毎日手入れされていて短く刈り込まれているのを思い出せば、それよりは元気なぐらいかも知れない。芝の真ん中に菜の花も咲いていた。
昔難しくて読めなかったのでほうってあった論文が読めるようになっているのを発見するのは嬉しい。年の功というものはあるものだ。
咄嗟に身を挺して生徒を守った老教授はなんと偉大なことだ。
今日も昼過ぎまでぱらついたりやんだり、夜になってやっとあがった。
大学でセミナーに出たついでに、大学の図書館をつかってみた。物理の図書館では貸出カードを発行できないというので、テクテク歩いて Firestone library という立派な本館まで行って、またテクテクもどってきた。顔写真もついて立派なカードだが、期限が今学期末までだ。
大学に行く途中で車にガソリンを入れた。書くのを忘れていたので書いておくが、先週月曜は車の車検に行った。中古車は前のオーナが車検をうけてから二年ということになっているので、期限が2月末だったのに急に気付いたのだ。行く前におびえて NJ州運転する人の心得を開いてみると、罰金$100〜$300もしくは牢屋に30日と書いてあって困ったものだが、公営車検場まで行ってみると普通に周りに2月やら3月やら書いたステッカーを貼った車があったのでまあそれほど問題はなかったらしい。入り口で係のひとに車を渡すと流れ作業で次々とこなしていって1時間弱で終わりだ。
夜はすこし雪まじりになったようで、朝起きてみると家のかげなど少し雪が残っていた。夕方まで雨がぱらつく。増水で運河があふれて、橋の低いところは軒並み通行止めのようだ。車で通勤なさっている研究所の職員の方は大変だったらしい。昼に大学までセミナーに行くのに、雨模様で寒いからと車で行ったら、唯一川を渡れる橋につながっている Washington Road の車の数珠繋ぎなこと。
今日のセミナーのスピーカーは僕と同じぐらい痩せていて仲間を見つけたようで嬉しかった。情熱的に British アクセントで話す人だ、と思っていたら、トラペに Today I'll enthusiastically talk about... と自分で書いていて面白い人だった。
ヴァージニア州で銃の乱射。丁度こちらに来た直後に銀行で口座を開設しているときに、テレビでモントリオール大の銃の乱射をやっていて怯えていたのを思い出した。精神的に病んでしまうと銃の手に入りやすい国ではこうなってしまうか。
論文が一段落したので、次に何に集中しようかというところ。一年前から放置してある単純群の勉強を再開してみるかと思う。
今日は雨。案外強く降るなぁと思っていたら、NJ 南部には洪水警報だとか。日本人としてはそんな雨には思えないが、降ることが珍しいと水はけも悪いのだろう。車で買い物に行ったら水たまりの多く水しぶきの吹き上がること。近くの運河も濁流になっている。
結局生協会員になって本を買うことにした。一冊は Weinberg の二巻。以前、二巻だけ日本語版を買っていたのを、こちらに来る前に古本屋に売ってしまったため、本棚に一冊欠けていたからいい機会だった。
もう一冊は前から生協の本屋で買おうか悩んでいた、Coogan の旧約聖書入門とかいう本。大学の講義でのテキストとして書かれたとかで、各章のおしまいに重要な単語のまとめと問題がのっているような本だ。聖書だけでなく考古学も必要だとはじめに切々と書いていて、こちらで学問として聖書を扱うのも大変なようだ。
今日はのんびりした。洗濯、ピアノ、かるくサイクリング。宿舎の庭に数本桜があることに気付いた。ちょうどちらほらと咲きはじめたところだ。
途中で大学の生協に寄ったら、本が一律1/3値引きというのをやっていたが、$25 出して会員にならないといけないらしい。悩ましいところだ。
かえりに Mercer 通りを半分ぐらい行った所で、道に迷っているらしいアジア人のカップルに遭遇した。このあたりに Verizon のお店はありませんでしたっけ?と手書きのメモの地図を見せてくれるが、そこは森だからなにもないはずだ。そっちに歩いていっても30分ぐらい店なんて何もありませんよと説得する。家に帰って google で検索すると確かに Battlefield park のあたりに Verizon の何かがあるとひっかかるが、お店があるのかしら?
今日も曇。空気はすこし冷たいぐらいで丁度良い。
論文はやっとほぼ決着がついた。というわけで週末は少しゆっくりできそうだ。
昼食では W 先生に SU(9)/Z3 がE8 の部分群であることを教えてもらった。
今日は雨。基本的に一日作業だ。まあそろそろなんとか一段落しそうである。
昼は B 先生が pure spinor の話。漸くはじめのあたりが理解できそうな気がしてきたが、みなさん活発に議論に参加しているのが恐ろしい。
今日は暖かいが、風が肌にぬるいほどではなく快適だった。生物学科で生命の起源という研究会をやっていて、地球外惑星やら extremophile やら面白そうなトークが並んでいるが、残念ながら時間がない。一応お昼の大学での MiniBooNE の実験結果発表には出席。後半のデータの解析はさっぱりわからなかったが、前半の実験装置の組立模様などは楽しめた。
あとは一日作業。
昨日は楽しく計算合わせをして、夕食はセミナーにいらっしゃった Kutasov 先生とみなさんとでインド料理屋へ。はじめて僕が街までの車を出した。免許とったばかりだから危険ですよ、と言ったらば、却って気をつけて運転するだろうよ、という返答。先生方の会話を横で聞いているのは楽しい。もうすこし会話に参加できればもっといいだろうけれども。
さて帰ってみると日本の共同研究者から連絡が合って、また半分ぐらい重なった内容の論文が出たという話。我々の独自な点もあるが、さすがにもう出してしまわないといけないようですこし慌てている。昨晩は気になって4時間ほどしか眠れず、朝に原稿に手を入れて昼食後には眠くなってしまったので一度家にもどって二時間ばかり昼寝をした。そのあとは気持ちよく計算が出来た。
今日は大人しく勉強。気分転換のために研究所と家を行ったり来たりした。森も散歩すると春の兆しが嬉しい。
計算はなんだかどうもうまくいかない。
この3月で店をたたんだ Nassau 通りの本屋さんだが、New York Times の記事になっていたのをみつけた。みたことは無かったが、格好いい店長さんだ。
一度20度を経験してしまうと昼の5度が寒くていけない。というわけで自転車でなく自動車で本屋まで出かけてみる。結局先だって買った Churchill のイギリスの歴史の二巻を買った。
あとは家でのんびり。論文も一応完成に向かっていると思いたい。
水曜夜はいろいろ考え事をしていると頭がさえてきてなかなか眠れずに困った。木曜はそのため起きて続きを考えるも微妙に眠くてなかなか頭が回らないのももどかしかった。ここ数日は夜は氷点下になる寒さなので、カレーでも作って暖まろうと日の出ているうちに Wegmans まで行き、家に帰って材料を切って焼いて煮て、カレークスクスにしてお腹を膨らますと、考えたいことがあるものの眠気に負けて朝まで睡眠。
というわけで木曜の夜は12時間ばかり寝たが、考えたいことがあったためどうもあまりすっきりしなかった。目の覚める寸前は夢の中でいろいろ試行錯誤していて、どうも 451 という数字が計算で重要だったらしいが、一体何の計算をして 451 が出て来たのかさっぱりわからない。まあしかし、朝食を食べて研究所へ行って黒板へ向かってみると悩んでいたことは難しく考えすぎであったのであたりまえのことだということが判ったのは嬉しかった。
一応 Wikipedia で 451 を調べてみたが、華氏で紙が発火する温度であるそうだ。本の所持が禁じられた全体主義の未来を描いた著名な小説のタイトルであるらしいので、読んでみようかと思った。
今日もカレーだ。食後はピアノを弾いてみた。
Wegmans に行くとお茶の巨大なコーナーがあるので、すこしずつ知らない種類のティーバッグを買っているのだけれども、今回何も知らずに Lapsang Souchong というのを買ったら驚いた、淹れたら煙の香りがするのだ。はじめはどうしようかと思ったが、毎日一杯ずつ飲んでいると徐々に慣れてきたようだ。中国福建省のお茶で、漢字では正山小種と書くらしい。乾かすときに松の木で燻すのだそうである。
昨日は暖かかった。一日パソコンに向かって tax return の書類を書いたりしていると夕方には何だか頭痛がして、早めに家に帰って夕食を済ませて寝てしまった。幸いそれで今朝は頭痛はとれたが、なるべくパソコンに向かわないようにした。
今日は雨で肌寒い。こう降ってふと思い出したのは、日本から持ってきた折畳み傘しか持っていないということで、いい加減長い傘を買うと良いのではないかと思った。
論文を書いていると、いろいろ他の論文に載っていて鵜呑みにしていたが確かめていなかったこと、確かめたつもりだがどうも議論に穴があるように感じられることなど山積する。追及しはじめると徐々に引用文献を遡らないといけなくなって、それが以前読んだ筈のものだったりもしばしばするのだが、それもまた有る意味再発見の楽しみと言えなくもなかろう。
夜から霧で、早朝に一瞬目が覚めたときはかなりのものだったが、起きた頃には視界が開け始め、昼食を食べた頃には青空に。
今日は物理学科だけでなく研究所全体としてほとんど人がいないので、昼食時に J 先生に聞いてみたら、過ぎ越しの祭りだからでないの?とのこと。今年は4月2日がそうなのだとか、ユダヤ教の春の祭りのようなものであるらしい。そういえば昨日 Wegmans にいったときも Passover のためのパンなど売っていたのを思い出した。
大学まで自転車で行ってセミナーに。なかなか面白し、論文を読んでみよう。
自分の計算はうまくいっていたようでまたうまくいかなくなった。
今日も結局勉強しなかった。明日からは気合を入れよう。
いちにち小雨が降ったり止んだりだった。本屋に行って立ち読みをして、Wegmans で買い物を済ませて帰ってきた。ぐうたらしていただけの日曜日だった。
今日は洗濯、ピアノ、スペインでの会議の申し込み、など。なにひとつ勉強しなかったぞ。
同僚が今日は一日出かけているということで、これまで何度か遊んだことがあった6ヶ月の子犬の Fergus 君の散歩を仰せつかった。黒い毛むくじゃらで耳が垂れていて何とも可愛いこと。森で突然走り出したからどうしたとおもったら遠くを鹿が通っていたのだった。一時間ばかり遊んで戻ってきたが、僕が帰ってまた独りにされる彼はさみしそうに見えた。
木の芽も膨らんですっかり春だ。森を歩いているとカタカタカタと硬い音がそこここからするのはキツツキだろうか。