Jan 30 23:59, Princeton

今日の午後は多少は温度があがって、雪は随分融けた。夕方には雪がちらついたが、すぐに止んでしまったようだ。路面が乾いていたので車で買い物に行ってきた。

いろいろと新しいことを細々とやってみているものの、なかなか論文になるほどには実らないものだ。


Jan 29 23:09, Princeton

雪の研究所。

昨晩は深夜になって雪が積もった。街灯を反射して普段より外が明るかった。朝に目が覚めると車道は綺麗に除雪されている。風が木々に積もった雪の粉を吹き飛ばしている。

研究所近くの歩道はすっかり除雪されていたはずだが、広い芝生に面しているところは、芝生が雪に覆われているものだから、そこから飛ばされてきた粉雪に半分また埋もれている。動きを眺めているとテレビなどで観る砂漠の砂のような雰囲気である。芝生に残してある大木の地面に落とす影も雪に映えて美しい。

昼食は先生方が政治談義をしているのを聞いていた。大統領選は面白くなりそうだ。

昨日でていた Distler-Sharpe を眺める。難しいがなかなか興味深い。


Jan 28 23:20, Princeton

今日は五度ぐらいまで気温が上がったようで、外を歩くにも暖かくて良かった。

夕方は研究所のホールにてプリンストン交響楽団メンバーによる定例のコンサート。バスーン、バイオリン、ピアノの室内楽でなかなか面白かった。バイオリンは日本人の若手のようだ。

あとは昨日も書いたが、数式処理ソフトで遊ぶ。ダウンロードするだけで使える Mac 版を作ってみた。


Jan 27 23:33, Princeton

ホテルの窓から望むエンパイアステートビル。

最近は非常に冷える。夜は-10度とかいうので外には出られない。しかし部屋は暖房が効いているのでセーターを着る必要もないぐらい、快適だ。道路の雪はとっくに融けてしまって、融雪用の塩が粉になって残っている。おかげでどこもアスファルトは灰色をしているのだ。

木曜日は研究会には出ず、いろいろと共同研究者にメールを書いたり、メールに添付する TeX ファイルを書いたりしていた。研究会の休憩時間の間は U さんが雑談しに来てくださっていたので、もう一年ほど前からの懸案の HG の話を聞いてもらった。同変コホモロジーと良く似ているのであるが矢張どこかが違うようだ。

夕方は、Uさん、Mさん、僕と有る程度若手の日本人で食事に行きましょうかという話をしていると、Uさんがもうアメリカンなものはいいというので、あれよと言う間にうちで僕がカレーを作ることになった。まあ材料を買って、切って、焼いて、煮るだけなので簡単である。いろいろ歓談す。お皿はお客様に洗ってもらう。

金曜は夕方5時すぎにニューヨークのキタノとかいうホテルで出張中の兄と落ち合って一緒に夕食にして一泊するということになっていたので、3時ごろ研究所を出て電車でマンハッタンへ向かう。その際研究会を終えた U さんを宿舎まで送っていった。さて、はじめて Junction の駐車場に車を置いてみるが、ほぼ満車で、かつ一台あたりの幅が狭くて閉口する。頭から入れて、なんとか枠内に入ったと思って降りてみたら枠に対して酷く傾いていたので、平行にしようといって戻ってさてもう一度降りてみると、平行になったことはなったものの、隣のバックで入っていた車に非常に寄っていて 1cm の隙間もなかった。冷や汗をかいた。

ところで、全体の 7 割程のロットは近くの住民で許可証を持っている人しか使えないのであるが、最近マンハッタンへの通勤圏として人気のこのあたりでは許可証のブラックマーケットが成立しているらしい。なにせそのまま地区の窓口へ応募すると5年待ちとかいうのだから馬鹿げている。

夕食はホテル内の和食にしようと思ったら、予約で満員だったため外に行くことに。結局近くの中華にした。なかなかおいしいが、アメリカなので量の多いこと。

兄とは随分久し振りにじっくり話をした気がする。夜も話をしたいなと思っていたが、僕が風呂に入っている間に出張疲れのようで兄はぐうすか寝てしまった。朝 JFK まで見送って家にもどってくる。たどりついたら午後2時だ。

午後は先日論文が出ていた、フェルミオンやら γ 行列やらテンソル解析に特化した数式処理システムというのをダウンロードして遊んでみる。まだいまいち上手く使えない。しかし既存のものに満足できないから自分でシステムからつくってしまうというのは振るっている。


Jan 25 00:03, Princeton

今日は朝から大学まで車で行って議論。最近徐々にこちらの皆さんと交流できてきた気がして少し嬉しい。

昼食は相変わらず研究会のため大混雑だ。

Group meeting は W 先生が 't Hooft operator の OPE の解説。以前の論文の第何節だかの解説だった。いつもはそれほど出席率の良いとも言えない Group meeting だが、今日ばかりは他大学のひとやら研究会にきていて聞きつけた人やらで部屋が満員だった。

そのあとは計算やら、Uさんに数学の質問をしたりした。


Jan 23 23:54, Princeton

別の角度から。池はすっかり凍っています。雪が積もって真っ白です。雪です。夜のうちは道も真っ白だったので、除雪車が来たのだと思います。

月曜日は食堂に行ってみると人が一杯で、何事かと思えば数学科で mirror symmetry の研究会だそうだ。HさんやUさんがいらっしゃって、昨日今日はずっと暇なときはUさんと駄弁っていた気がする。彼は招待されて日本からいらしたそうだ。

Uさんの講演自体はこちらであった Vafa 先生のセミナーと被ってしまった。Vafa 先生の肉声を聴くのははじめてだと思うが、非常に明快な話だった。Dijkgraaf-Vafa の方針で、metastable vac. まで扱ってしまおうという話。長大な論文なので読む気が出ていなかったが、これだけ概要をはっきり説明していただくと読み易くなる。昼食時の偉い先生方の議論を横で聞いていても、Vafa 先生の発想の自由さ奔放さは際立っていた。

その後は数学科に行って Tさんの話を。何回か彼の講演は聞いたことがあったが、純粋数学なのでこれまで判った試しが無く、今回もどうせ判らないだろうと思ってノートをとらずに聞いていたら意外と事実は把握できた気がした。ノートを取っておけば良かった。なんでも Arnold's strange duality というのは Gabrielov 数と Dolgachev 数を入れ替える mirror 対称性であるそうだ。

今日も数学科で Hさんの話と Jさんの話を聞いた。両者とも弦理論屋さんなので何とか理解した気がする。夕方は U さんがピアノを弾きたいというのでピアノの部屋に連れていった。

最近の昼食では、A とパソコンのオタクな話ばかりしている。

最近夜は冷えるので、池の水面がすっかり凍ってしまった。とはいうもののそれほど厚くは張っていないようで、池の脇に立ててあるスケート可不可を示す旗はずっと赤のままである。


Jan 22 00:12, Princeton

今日も冷える。Barnes&Nobles で本でも見てコーヒーでも飲もうといってみたが、喫茶店が改装中で椅子がなかった。残念だ。当たり前だが専門書の品揃えは良くないので、大学生協にもいってみたが、こちらにも Becker-Becker-Schwarz や Dine の新しい教科書は無かった。内容に目を通してみたかったのだけれども。

夕方はまた昼寝をしてしまった。夕食のあとはピアノを弾きに行く。家にもどろうとすると雪だ。


Jan 21 00:02, Princeton

雲の流れる穏やかな一日。午前中は風花が舞っていたが徐々に青空が多くなっていった。

昼下がりから洗濯物、ガソリンスタンド、買い物といった所。

いろいろ済ませて久し振りにピアノを弾きにいったら、何とピアノが新調されていた。火曜日だったか水曜日だったかにピアノ運送のトラックが Fuld Hall の前に停まっていたのを見かけたので期待していたのだが、予想は本当だったようだ。これまでのおんぼろグランドピアノは取り払われて、ヤマハのアップライトになった。蓋を開けて弦をのぞいてみると、銀色に輝いているのが初々しい感じだ。なんだか若くて硬い音がするように思った。調律もどうもまだ変な気がしたが、これは以前の音程の狂ったピアノで耳が慣れていたからかもしれない。

パパイヤを買ってみたが、食べ方がわからない。


Jan 20 00:50, Princeton

また一週間が終わってしまった。どうも今週は研究に気合いが入っていなかったように思うので、なんとかしたい。といっても週末はぐうたらする気なのだが... ただ今週はいろいろな人と英語で話をしたのでそれは進歩だったか。

今朝は目が覚めると一面うっすらと雪景色だった。夜にまた降ったらしい。アスファルトの上は既に融けていたが、その他は白一色だった。研究所近くの歩道は塩が撒いてあって安全に歩けるようになっていた。昼には温度があがって、みるみる芝生の色に置き換わっていった。

夕方は Wolfenson hall で「真珠の耳飾りの少女」の上映があったのだが、眠くなってしまったので家に帰って寝てしまった。フェルメールは好きなので見てみても良かったかも知れない。


Jan 19 00:21, Princeton

昨日の時点での天気予報では晴れの筈だったが、起きてみるとどんよりとしている。お蔭でそれほど冷えてはおらず、風も無く、0度ぐらいを一日さまよっていた。

というわけで昼食で今日は暖かいですね、氷点ぐらいだから... と言ってみると、氷点って華氏で何度だっけ?という返答が帰ってきて、周りの非米国人でしばらく悩んでいた。既に数年こちらにいらっしゃる人でもそんなことを言っている人がいて、僕もこのまま判らないままでもいいかと思わなくもなかった。華氏の100度は人間の体温らしい。

昼食といえば、今日はレジの人に今日と明日はあなたは無料よ!と言われてすこしびっくりした。所員証を見せると給料から天引きになるのだけれども、昨日なぜか三食分引いてしまったらしく、取り消しが出来なかったそうな。

ちょっと運動しようと思って、大学のセミナーへは自転車で行ってみたら、道中の真ん中ぐらいでとうとう雪が降り出して困った。しかし穏やかに雪の降るプリンストンは美しかったので、困ったのと帳消しだ。

セミナーは Henry Tye さんで、最近の宇宙紐の話。語り口が面白くて聴衆も何度か爆笑していた。


Jan 18 00:15, Princeton

今日は快晴だった。最高気温が1℃、最低はもっと下がるということだったので、これまで着ていたものより厚いコートを押入れから取り出してきた。お蔭で顔以外はそれほど寒くなかった。まだ耳当てをするほどではない。

今日の食堂のお昼はペンネの子牛のシチューがけとサラダでかなりおいしかった。こんなことを書いたのは、メニューにのっていた veal とは何だったかと思って辞書を引いたからだ。昼食の席も人が普段通りに戻って、テーブルが満員だ。

昼食時に A が話しかけてきて、何かと思ったら論文を共著者と編集するときのバージョン管理に subversion を導入して、これが非常に使いやすいというパソコンマニアな話だった。これまで知らなかったが、どうも僕と少なくとも同じぐらいかそれ以上のオタクであるらしい。というわけで意気投合してどのように使うか見せてもらったが、なかなか良さそうである。こういうオタクな話のときに限って英語がすらすら出る。

Group meeting のあとは G 先生と議論。


Jan 16 22:08, Princeton

昨日は Martin Luther King Jr. Day で祝日かと思いきや、うちの研究所はごく普通に皆さん出勤していた。僕は朝に秘書さんから事務的なメールが全員宛に届いたので顔を出した次第だ。アメリカ市民のほうが少ない環境なので、今日って祝日なんだって?と話を振ってみても全然知らなかったひとも居た。一昨日髪を切りに行ったときは、お店の人が今週末は連休でねと言っていたので、ここが特殊なのではないかと思う。

今日は徐々に冷えて、昼は10度あったと思われるのに今はもう外は氷点下だ。中西部では氷雨の嵐で大変だったようだ。ニュースサイトにあがっている写真が驚くものばかり。木の小枝が 1cm ぐらいの透明な氷で包まれたようになっている。明日にはその寒気がこちらまで来て、最高でも氷点に達しない由。

おやつの時間に M 先生が暇そうになさっていたので、勇気を出して懸案を質問してみた。いろいろと気さくに議論していただけて良かった。これまでいろいろな人に同じ質問をしたが、やはりその分野の開祖だけあって見識が違うとみえた。

おやつといえば、ここの3時のクッキーは研究所の食堂で焼いているのだという話を聞いたが本当だろうか。

ここ数日プログラムを書きたい病が再発して Apple Developer Connection にある資料を読んだり小さなプログラムを書いたりするのにかなりの時間を費やしていて如何なものかというところだ。昨日日記を書かなかったのはそれが主原因だった。


Jan 14 23:59, Princeton

今日はいちにち雨が降ったり止んだり。昨日は寝過ぎて何もしなかったので、洗濯やら何やら済ませる。

夏から髪を伸ばしたままでいい加減うっとおしくなってきたので、勇気を出して髪を切りに行ってきた。J 君に日本人の店員さんがいるという店に行ってみたが今日はいなかったようで、普通に白人の女の子に切ってもらうことになった。話が通じているのか自信がなかったが、前回カリフォルニアで散髪したときと同様パスポートの写真を見せて大体こんな感じにしてねというと悪くなく仕上がったようである。

散髪には車で行ったのだが、駐車できるスペースが殆ど埋まっていて困った。結局図書館隣の立体駐車場に入れたのだが、発券機に寄せたりなかなか難しい。

あとは家にもどって夕食。すこしだけピアノの練習など。


Jan 13 23:38, Princeton

今日もぐうたら過ごした... 朝は真っ当に9時ごろ起きて、12時ごろに昼食を食べたところまでは良かったものの、そのあとまた眠くなって布団に潜ってしまったのが失敗だった。目が覚めてみるともう外は暗くなっていた...なんだかいろいろとわけのわからない夢をみた。起きる寸前は国語と英語の宿題をやらずにほうってある、ということばかり何故か考えていたが、目が覚めてよくかんがえてみると僕はもう高校生では無かった。

一日外は雨だったようだ。気温もかなり暖かかったようである。


Jan 13 00:21, Princeton

今日は長らく顔を合わせていなかった経済学科の S 先輩がトークのためボストンからプリンストンへいらっしゃっていたと聞いて、 J 君, Y 君と昼食をご一緒してきた。 Nassau Inn の前の Theresa's Cafe でイタリアン、一昨年末に来たときは非常に美味しかったが、今日はなんだかアメリカンで大味だと感じた。というわけで料理は多少不満足だったが、会話は弾んであっというまに二時間が経ち、僕は先輩を車で Junction まで送っていった。

そのまま Princeton Shopping Center へ行ってすこし買い物。車を買ってからいつも Wegmans へ行っていたので随分久し振りだ。こちらのモールもこじんまりとしていて悪くは無い。思いたって台所用品店でまな板を買った、こちらは野菜用に使う予定。またジャム、蜂蜜、チーズなどの専門店も発見したので今度ゆっくりみてみようと思う。

研究所へはその後はじめて出勤して、午後はのんびり計算。夜は店に忘れてきた傘を J 君が届けてくれてとても有り難かった。朝は小雨だったが昼食を終えたころには晴れていたものだから、二人とも店に忘れてきたらしい。彼はすぐに気付いて取りに帰ったそうだが、僕は彼が教えてくれるまでさっぱり忘れていた。


Jan 11 22:59, Princeton

徐々に人がもどってきて昼食の席も賑やかになってきた。空は晴れて夜になると冷える。

今日は昼に久し振りに根を詰めて二時間ばかり計算したらぐったり疲れた。そのあとはのんびりして漸く回復してきたところだ。


Jan 10 23:41, Princeton

うっすらと雪化粧です。(傾いていてすいません)

昨日の日の昇っている間は Apple の新製品発表会があったので研究はおやすみ。噂の Apple 製携帯は即日発売でなく 6 月まで出ないそうだ。iPhone が出たらそれに替えようと日本から持ってきた携帯をずっと使っていたけれども、さてどうしよう。

日が沈むと冬学期はじめの研究所全体の歓迎パーティ。ワインを二杯いただいてお腹も一杯になって家に帰ると、眠気に勝てずそのまま布団に沈んでしまった。

今朝も 7 時ごろ起きる。時差のお蔭でかえって早寝早起きだった。澄み切った朝の空は美しい... と思っていると西のから黒い雲が押し寄せてきて、10時ごろには雪に。地面がうっすらと雪で覆われたが、昼にはまた青天に戻って、日向の雪を融かしてしまった。

夜になってかなり気温が下がっているようだ。研究所から家まで向かう際に、雪はあがったからときちんとオーバーの前を閉じずに歩き始めたら途中で寒さに震えてはじめて困った。朝のうちに家の暖房を強くしておいて良かった ... 内壁についているラジエータで温めるので温度が変わるのには半日ぐらいは掛かるのだ。

故あって M の論文を眺めたが、これは美しい。用語が難渋なので怖がって逃げていたが、超重力理論の中で直接意味があるのだと判った。これで二年は前の論文なのだから、同様に読まず嫌いで認識していない素敵な論文がまだまだいろいろあるのだろう。

こちらに戻ってから amazon に注文した D. E. Knuth, "3:16 -- Bible Texts Illuminated" がもう届いた。数年前に彼の "Things a Computer Scientist Rarely Talks About" を買ってから、こちらも買うか買うまいか悩ましくしていたのをとうとうやってしまったかというところだ。"Things" と同様 Optima で組んであるのかと思いきや彼らしく Computer Modern を使っていてすこし拍子抜けしたが、分かりやすい聖書の入門書のようである。聖書の各書の3章16節をとってきて解説を加えるというもの。


Jan 8 23:57, Princeton

朝はまだ雨がしとしとと降っていた。真っ当な時間に研究所に行ったが、殆ど誰もいなかった。誰かと議論しようといらっしゃっていた K 先生が寂しそうになさっていて、結局僕の部屋にいらっしゃって雑談をしてくださったので僕としては望外の幸運だった。昼食にいっても食堂はがらんとしていて 物理のテーブルは K 先生とふたりだけだった。懸案だったことをいろいろ質問できて良かった。

午後になると雲は流れて青空に。同じく最近日本から戻っていらした M さんと再会して雑談。冷蔵庫が空だが風邪気味で運転したくないという話だったので僕の運転で Wegmans まで行くことにした。昨日は売り切れていた白菜が売っていたので買ってくる。

最近 black hole 解が逆散乱法で作れるという話がちらほら hep-th に出ているので、少し勉強してみようかと思う。

昼は暖かかったが夜になると案外冷えてきた。相変わらず夕食を済ませると非常に眠くなる。いまはすこしだけ起き出して日記を書いたがまたすぐ寝てしまうだろう。

今日は Manhattan からハドソン川対岸にかけてかなり広範囲で異臭騒ぎがあったそうだ。天然ガスに臭いをつけるのに使われているメルカプタンだという話で、そのせいでそこここで消防が出動したりしたらしいが、ガス漏れがあったわけでもないらしい。幸い被害は出ていないが原因も分かっていない由。


Jan 7 23:21, Princeton

今日は最高気温は12度、昨日ほどではないがそれでもまだ暖冬だ。昼は晴れていい日曜日だったが夜から少し雨。

朝に目が覚めて、朝食を済ませて寝てしまって、気がついたら12時を過ぎていた。眠気を覚ますためミントティーをいれたり、シャワーを浴びたりしてみる。軽く昼食を食べて買い物に。日本に戻る前に冷蔵庫を空にしていたのでかなり沢山買い込んで来た。

研究所の居室のパソコンをひさしぶりに開けてアップデートやら迷惑メールの処理などしたら夕方になった。夕食後はまた眠くなって先ほどまで寝てしまった。というふうにぐうたらな一日だ。徐々に研究する雰囲気に持っていかないといけないが...


Jan 7 00:04, Princeton

昨晩は1時ぐらいに眠くなって就寝、目が覚めたら7時半だった。シャワーを浴びて、ホテルを後にす。空港まで戻って、高速バスで Grand Central まで。これは一時間ぐらい。Penn Station まで地下鉄に乗りたかったが、入り口がないなぁと歩いているうちにすぐに着いてしまった。残念ながら電車が出てすぐだった。土日は一時間に一本しかないので気長に待って、のんびり家まで帰ると丁度12時だ。夜に帰るより車窓を眺めていられるから全然楽しかったと思う。途中は工場地帯ではあるが、雨あがりのニュージャージーを眺めるのも悪くないものだ。雲の動きは速く、日が射したり曇ったり変化が目まぐるしい。こちらは1月としては史上最高気温だとかで、22度まであがった。

帰ってみたら部屋の電気ポットの電源が入ったままだった。まだまだお湯が残っていたので大丈夫だったが、今後は気をつけないと大変だ。

昼は時差調整のため眠らないように頑張った。さっそくピアノも弾いたりしたけれども、実家のにくらべると調律がなっていなくてはじめはくらくらしたが、すぐにこれまた慣れた。

あとは届いた物理学会誌を読んだ。湯川朝永100年記念号で、面白い逸話が沢山だけれども、一号をほぼ全て回顧に割いてしまうというのは悲しい話でもある。

夕食を食べて8時になったあたりで限界が訪れて寝てしまって、気がついたらこんな時間だ。日記を書いたらまた寝よう...


Jan 6 00:06, LaGuardia

4日は Dine-Seiberg が出たのでそれを読んだ。それ以外はぐうたらして、夜にはアメリカに戻る準備をした。

5日は昼から車で関空に送ってもらって、UA で一路アメリカへ。関空を使うのは随分久し振りで、連絡橋からの海の眺めは素晴らしかった。

まずはシカゴまでの10時間強の旅、千葉辺りまで陸地を飛んだのだが、揺れが酷くて生きた心地がしなかった。その後はまあ普通だ。3+5+3の5の席の真ん中に座ったので出づらいことこの上ない。食事は今回はそれほど不味くは感じなかった。似非アジアンではなくてアメリカンなのを選んだのが良かったのかも知れない。友人から聞いていた話では、ベジタリアンを頼んでおくと先に持ってきてくれるし美味しいしお得だそうであるが実行には移さず。

関空の丸善で買った「大君の通貨」という小説だかノンフィクションだか判らない文庫だが、なかなか面白かった。

シカゴの入国審査は非常に混雑していて、通過するのに40分ぐらい掛かった。ターミナルを移動してまた手荷物検査を受けて、としていると案外すぐにニューヨーク行の搭乗時刻になってまあ丁度よかった。離陸して雲の上に出ると、窓側の席だったから進行方向左側に満月を見ることが出来た。地上はニューヨークも雨だから、すこし得をした気分だ。

30分はやく到着したことに加え、良く考えてみれば入国審査のややこしいのはシカゴで済ませてきたので、すぐに空港を出ることが出来た。これなら家まで帰れなくはなかったけれども、折角予約してあったので空港近くのホテルに泊まってこの日記を書いている次第だ。


Jan 3 23:16

昨日今日と非常にぐうたらした。まあ正月三が日だからいいんではないだろうか。

昨日は日本にいる間に電子辞書でも買おうかと電気屋まで連れていってもらっていろいろ見てみたが、結局パソコンに大体入っているしということで止めてしまった。D論を書いたときに、collocation がなっていないと主査の先生に言われたので、それが入っている辞書を探したのだけれども、そうすると4万円とかしてしまって少々馬鹿らしい気がした。冊子版の辞書を買おうかと思う。

あとはこの日記の機能をすこし追加して、日付をクリックすると現地時間と日本時間が切り替わるようにしてみた。

今日は家族で三輪さんまで初詣に行ってきた。うちは迷信深いからときどき行っているそうであるが、僕が行ったのは20年ぶりぐらいではないかと思う。数年前に道路族の地元出身議員によってつくられた立派な有料道があって、かかる時間は半分になったとか。それでも鳥居の寸前はひどい渋滞だ。

こちらもすごい人出で、犬を連れてきていたひとは大変だったようだ。可愛いウェルシュコーギーがいたので撫でようかと思ったら少しく吠えられた。帰りは参道すぐの煮麺の老舗で昼食。

元旦に引いたおみくじは凶だったが、今日ひいてみたら中吉だった。どちらも書いている言葉は大差なく、焦らずこつこつやりなさいということだ。

戻った後は昼寝。あとは出版される論文の校正をすませたぐらい。


Jan 1 23:12

雪の京都大学です

新年だ。暦が変わっただけで清新な気持ちになるのは不思議なものだ。朝は雲も殆どなく晴れ。

朝からお屠蘇とお節、お雑煮とのんびり食べて、昼前から近くのお宮さんへ歩いて初詣に行く。小さい頃は閑古鳥が鳴いていたお宮さんだったが、今年は鳥居の外まで参拝客の列が並ぶ混みようだった。近くの山が徐々に切り開かれて住宅地になっているからかも知れない。途中の公園にも遊んでいる小さい子が沢山いて、皆さん帰省に子供を連れてきているようだ。

帰り道から雲が出始めて、いつのまにか曇天になった。久々にお酒を飲みすぎて頭痛がしてかなわなかったのでぐうたら横になっていた。