今日から研究所は夏休みでカフェテリアの昼食も無し... と思ったらサンドイッチを作ってくれるサービスはやっていた。案外大きい。スイカが無料で配られていたので、みんなでなぜ無料なんだろう、このあたりでつくったのか、などといいながら食べる。
あとは相変わらず論文を書く。いい加減長くなってきたがなかなか終わる気配を見せない。
昨日今日は殆ど何もしなかった。昼寝もしてぐうたらな週末だ。今日は散髪にいこうと思ったら日曜は定休日だったようだ。今日は雷雨が通って涼しくなった。
書籍部で Manin の "A course in Mathematical Logic" という本を立ち読みするとなかなか面白そうだったので、図書館で取り敢えず借りてみた。格式ばらない書き口や、いろいろな挿話が良い。これならしっかり読めば連続体仮説とかわかりそうな気がする。しっかり読まないと思うが。
夕食を作ろうと買ってきたベーコンを冷蔵庫から取り出すと賞味期限が切れていた。アジア食品はえてして古くなっているので気をつけているが、普通の棚に並んでいるものまで期限が切れているとは思わなかった。やられた。
(マニアだとは言え)研究が順調にすこしずつ進んでいるときは嬉しい。
午後はすこし route 1 の運転練習をした。夏の学校もお仕舞いということで、夕食は日本人の先輩お二人とメキシカンを食べた。
夜遅くなって雨が降るがあまり涼しくなった気がしないな。
今日は昼食で W 先生の隣になって、いろいろ 3 次元重力の話を教えてもらった。
図書館でクラインの「正二十面体」の英語版を見付けた。非常に古い本で、表に値段が $1.85 と書いてある。
また route 1 を通って買い物に行ってきた。
今日も鋭意論文を書く。徐々に気温が上がってきた。
夕方は Maldacena 先生のセミナーで、Alday-Maldacena の解説。何度も聞いていると徐々に判ってきた。Pochinski-Strassler の解説もあって為になった。
夕食は日本人三人でインドカレーを食べにいった。
昨日よりは温度はあがったが、まだ長袖で暮らせる。今日の N. A-H 先生の講義もなるほどであった。
本郷の某君のところで論文に画像が取りこめない原因は、「解凍レンジ」が zip 内の eps ファイルをとり出す際に LF を CR+LF に置き換えているからだった。しかし eps も基本的には LF と CR+LF は気にしない筈だが、どこがひっかかっているのやら。
こちらの半分数学の # さんに最近やっている話をしたら、彼はかなりの部分を知っていて流石だった。いろいろと文献を教えてもらったので読むものがまた増えた。
今日は夕立でなくて朝からしとしとと降る。温度もあがらず22度とかだったようである。
Seiberg 先生の講義は非常に明快だった。susy が破れていると superderivative expansion をするのは良くないというのはなるほどだった。
あいかわらずいろいろと文献を漁る。
ひたすらパソコンに向かって論文を書いた週末だった。
昨日の夕方は % さんと夏の学校にいらっしゃっている # さんの日本人三人で BigFish まで行ってきた。デザートに Crème Brûlée を頼んだら日本で言えば二人分ほどの量が出て来て、はじめはおいしかったがおしまいは飽きてきてしまった。
今日は Wegmans まで行くのにすこし遠回りして Route 1 を通ってみた。合流は相変わらず怖いが、それを済ませれば却ってまっすぐで走りやすい。
論文に載せる図は mac で作ると pdf になりがちなので、投稿する前には eps に変換してやらないといけないが、共同研究者に図を送るため変換をやってみるとエラーが出て tex に取りこめない。ネットで解決策を調べてみると、tex と ghostscript 一式をアップデートせよというので、これを機会に fink + どなたかの作った日本語 tex パッケージから macports へ移行してみた。時間はかかったがエラーが出無くなって嬉しい。
解決法を調べていたときに、pdf2ps で -dNOCACHE を指定すると変換後の文字が汚くならないことを偶然知ってこれも嬉しい。
Mac ユーザーの同僚では投稿する時も図を pdf で済ませてしまう人がいなくはないけれども、それをすると arXiv では論文を ps で落とせなくなるのでまだ僕には踏み切れないところだ。
今日は涼しい。昼に外を歩いても風が心地よく感じられるぐらいだった。最高気温が27度だったというから、それもそうだろう。
一日おとなしく、この一週間わかったことを TeX にまとめた。朝からやっていたので全く講義に出なかった。
研究はいろいろと理解が進んできた気がして嬉しい。
今日もひとつ講義に出てみたら、ラグランジアンを与えると暗黒物質の残存量を計算するソフトの使用法の hands-on だった。ラグランジアンから散乱振幅を計算するのも自動化されているようで、ファインマンダイアグラムも図示してくれるのはびっくりだ。
昼食のテーブルでは、僕の前に座った学生さんが隣の大先生に弦理論は物理の理論としてどうなのかという話を猛烈に吹きかけたのが驚きだった。なかなか出来るものではない。一時間ぐらい侃々諤々やっていたので仕舞いに飽きてきたが。
研究所の Mathematica が v6 になったので触ってみると、かなりいろいろと改良されているようだ。
昼に雨が降って夕方は却ってじめじめする。夜は夏の学校のディナーということで、いつもの立食かと思っていたらバイキング形式でちゃんとしたものが出て有り難かった。所長のお話が有ったが、 witty で聞いていて面白かった。来秋から Arkani-Hamed 先生がこちらの常任教授になる由。
数学の論文を引き続き解読するが、複素数上の話を証明するのに Fq 上に還元して証明してあるので意味が不明で困る。かなりの部分は C 上で直接出来る筈だが、困った話だ。何にせよ事実は非常に美しい話で、何の経緯かこんなことを知ることになって僕は非常に幸運だ。
Grand Central 近くで雨水が 80 年前に敷設した蒸気管に入って爆発ということ。恐ろしい。
昨晩は日記をかいてから理解が進んで、興奮してなかなか眠れなかった。Skype で共同研究者に説明したら勘違いも多少あったが、目が覚めて確認しても間違っていないようだ。
SU(N) の Seiberg duality の一部は 1980 年の V. Kac の数学の論文で為されていたというのを知った。
今日もひとつ講義に出てみた。Rutgers の Thomas 先生が何故 Higgs を考えると susy を考えたくなるか、という件の解説をなさったが、通常なされる解説とはかなり異なった角度からの説明で、なるほどそういう観点もあるかと目が開いたようだ。
夕方は参加者の某君とその友達二人を連れて Wegmans まで行ってきた。四人乗って、買い物の重量も有ると、ペダルに応答する車の慣性がかなり違うように感じた。
先週の日曜から先日の土曜まで母がこちらに遊びに来ていたので日記が滞った。
迎えに行った日は JFK から戻ったら、休憩して研究所を軽く案内して、前日に作ったカレーで夕食にしただけ。残りの日は基本的に午前はこのあたりを案内して、午後はほうたらかして僕は研究所に行っていた。悪い息子だ。夜は蛍を見に、あたりを散策したぐらい。
月曜は Princeton の大学と街を案内。午前中でも30度を越えて非常に暑い。有名ブランドのお店が沢山あることを認識した。いつも使っているスーパーまで行ってどんなものを買っているか見せたりする。夜は BigFish に行った。
火曜は Quaker Bridge Mall まで行っていろいろとお土産を買い物。最近出来た姪の服も買って持っていってもらうことにした。
水曜はすこしだけこのあたりを散策して、あとは午前中から研究所に行っていた。母にはアインシュタインの家を頑張って発見してもらった。僕も初めて場所を認識した。
木曜はマンハッタンまで一日観光へ。のんびり自由の女神を見てからメトロポリタンへ向かうと、平日は5:30閉館で一時間過ごしただけで追い出されてしまった。夕ご飯は Princeton まで戻って Teresa's Café へ行った。
金曜は涼しくなったので森を散策。Battlefield park まで行く。途中で若い鹿三匹と出あった。
土曜は母を JFK まで送っていって、そのあとまたメトロポリタンへ行ってきた。今回は三時間以上過ごしてかなり満足できたが、また行っても良さそうだ。
入り口上のカフェでコーヒーを飲んだのだが、出てしばらく絵を眺めてカフェの辺りに戻ってくると弦楽三重奏をやっていてすこし時節を逃した。外でしばらく聞いていたが、入り口の雑踏の騒音に掻き消されそうだった。
入館する前に地下鉄を降りて 5th av. を歩いていると、古本古CDを売っている屋台があった。気にかかった CD があったが少々高い。顔をしかめて立ち去ろうとすると、$.. でいいけどどうだい? と来たのでつい購入してしまった。
帰りは 5th av. を下って Penn Station まで行くバスに乗ったら、土曜の五番街はひどい混みようで非常に時間がかかった。それでも五番街の眺めと群がる観光客をのんびり眺められてなかなか有意義だった。
今日は昼は家で計算するがあまり宜しくない。Mathematica だと遅いので C++ に書き直したつもりが、そもそも正しい答えを出さない。困った。
夕食は歴史科に一年いらっした日本人の先生が今月でお帰りになるので、% さん $ さんと一緒に夕食を食べに行った。
今日は快晴で夕立も降らず、昼は30度を越えて暑くなった。それでも夜は20度を切るのだから日本とはすこし違う。昼は掃除やら何やら。夜はカレーにした。
車のウォッシャーの液が無くなりかけていたのを $ さんに貰った。
夕方涼しくなってきてから散歩していると、小鹿に出会った。兎も沢山居る。
論文を頑張って書く。
今日は夕立が6時ごろと日が暮れてからと二回降った。
ちょっと気合いを入れて論文の原稿を書き始めてみた。殆ど進んではいないが、無意味に気分が高揚してしまってもうこんな時間になってしまった。
今日も雲が空を覆って、夕方からまた雨。案外降った。
8月に Penn State での研究会に出ないかと誘われたのだけれども、ここからは車で4時間高速を走らないといけない。困った。電車で行くには非常に不便で、飛行機というとちょっと近過ぎる。これからしばらく運転練習をしようか。
今日は独立記念日。買い物に行くとレジで Happy 4th だか Happy July 4th と言われる。雨がしとしとと降る。
旅行前に買った本を読み終わったのでまた別のを購入。
New York と New Jersey の間で、アサリ漁に関して Raritan 湾内の州境をめぐる争いが再発しているという話が NYT にあがっていた。越境して漁をしている船に沿岸警備隊が急行するなど、国際関係のようだ。日本でも県境で揉めたりするのだろうか。
今日は旅行中にでていた論文などいろいろ印刷して眺めていたが、昼食後に居室で寝てしまった。非常に宜しくない。
昼間にまた買い物に行ったのに、ペーパータオルが切れていたのを忘れていて、夕方から Wawa まで行ってきたが、帰ってきて車を降りると蛍の飛び回って綺麗なこと。
iPhone は素晴らしいデバイスだが、大きな問題として研究所近くで AT&T の電波が殆ど届かないということがある。噂には聞いていたがこれほどひどいとは思わなかった。まあインターネットの接続は無線LAN経由でしてくれるのだけれども、電話機能だけ使えなくなる。
BBC の Gaza 担当の記者が誘拐されていたのが4ヶ月ぶりに解放されたそうだ。自社の記者だからというので彼の場合だけ毎日一面で扱われるのはどういうことなのか矛盾をすこし感じないといえば嘘になるが、web でニュースをみるたびに誘拐されてからの日数の表示の増えていくのをみているのは辛いものがあった。何にせよ喜ばしいことだ。
昨日は休憩。昼頃起きて、軽く昼食を取って、3時ごろまでまた昼寝。その後 Wegmans までいろいろと食料品を買いに行った。並びのショッピングセンターの AT&T では iPhone は売り切れらしい。家に帰って豚じゃが。
時差のせいか昨日ぐっすり寝たからか、7時に起床。そうこうしていると8時過ぎに Continental からスーツケースが届いた。迅速で良かった。というわけで早速荷物を整理して、午前中に洗濯物を済ます。
昼食のあとは研究をサボって東へ車で40分ほど、Freehold Raceway Mall にある Apple Store まで iPhone を買いに行ってきた。さすがに家に帰ってすぐ開けるのはためらわれたので、一応夜まで論文を読んで、そのあと開封。普通の携帯と違って、パソコンにつないで AT&T とやりとりして料金プランやら選択するのであるが、去年渡米したばかりで credit history がないのであちらで確認に手間取ったらしく 1 時間半ぐらいかかる。しかしすごいオモチャである。
夕食後に花火の音がしたのでまた見にいってきた。明後日の独立記念日関連だと思われる。
木曜日は会議の晩餐会。一度ホテルへもどって、20分ぐらいマドリッド市街を散歩しつつ会場まで行く。商業施設の中のレストランだが、午後8時半からしばらく屋上でお酒とおつまみ、午後9時半になって夕陽が沈んだ頃から建物に入って食事に。少々味は濃いが美味しい。メインディッシュが出て、Distler 先生のスピーチがあって、デザートが出た頃には日付が変わる寸前。最寄りの地下鉄の駅にたどり着いた頃には日付が変わっていて、会議の正式な晩餐で平然と12時を回るというのはさすがスペインだ。
金曜は最終日。Gross 先生の concluding remark を二年前と比較すると、随分 landscape に寛容になったように思えた。その後は本郷系の皆さんで Gran Vía まで行って食事にしようかとするが、丁度ゲイパレードの日で多いにごったがえしている。結局 Asturias 風バー兼レストランというところに入った。僕は bacalao のトマトソースでなかなか美味しかった。某君が頼んだのは出て来てみればオリーブ油で焼いたアジの開きであった。
土曜は朝の7時頃ホテルを出発して空港へ。地下鉄のあちらこちらに夜通し飲んでいた人たちがくだをまいていた。リスボン空港で乗り換え、そこから Newark に。リスボン空港のゲートでは visa と J-1 の書類までチェックされ、イギリスとマドリッドでは何をしていたのだ、会議に出ていたというと出席の証明はあるかとまで聞かれて少々閉口するがイギリスでテロ騒ぎだから仕方がないのかも知れない。
大円を飛ぶと嵐を通過するというのですこし遠回りして予定より1時間余計にかかったが、揺れは普段より少ないぐらいで快適な flight だった。入国審査はアメリカは厳しい。そのあたりで1時間更にかかって baggage claim にくると荷物が届いていない。 30分ぐらい待って係のひとに聞いてみるともうリスボンからの荷物は全部出したということなので、いろいろと手続きをす。土曜なので電車もあまりなく、Princeton の駅に着いたら日は沈んで雲が赤く染まっていた。
この二週間で蛍が増えたようで、家にもどるまでの道での蛍の見事だったこと。
家に入るとテーブルにしなびた桃がひとつ鎮座していた。まだ桃の香りがしていて腐乱していなくてよかった。
さて、明日は iPhone を買いに行かないといけないが、ニュースによると AT&T では軒並み売り切れているらしい。最寄りの Apple Store へ行くには高速を走らないといけないが、どうしたものだろうか。