Feb 29 00:09, Princeton

今日は昼も0度を越えず、寒い。

一日ぼんやり論文を読んでいた。最近徐々に時間が巻き戻って Witten 先生の "Supersymmetric YM theory on a four manifold" まで来た。

夜は所長宅で親睦会。1月から一人生物科に日本人のかたが増えていたということがわかった。その他皆様と四方山話。イスラエルでは(物理に限らず、全般に)学問が大事にされておらず教授が海外に流出したりストをやったりとか大変らしい。ユダヤ系の活躍をみているとにわかには信じ難い話だ。


Feb 27 23:35, Princeton

今日は雪も融けたのですこし散歩してみようかと思い昼間に研究をほうりだしてすこし外に出てみたが、寒いということがわかってすぐに退散する。

というわけで3時すぎから気合いを入れてパソコンに向かって論文を書いていると瞬く間に時間が経つ。きりの良い所まで書いてしまうべく、夕食後も続けていると11時までかかった。家に戻っても画面が広くなったので TeX が書きやすくて困る。一段落してみるとすこぶる疲れている自分を発見した。


Feb 26 22:09, Princeton

新しい週。といってももう二日経ってしまったが。昨日の夜は計算がファクター2だけ合わなくなって困っていたので日記を書く気分でなかった。今日になって一応原因は突き止めたつもりだが、前の論文に erratum を出さないといけないように思われる。先頭で使うといった convention に途中から従っていないという話で、中身は別に間違っていないのだけれども、自分自身でそれに嵌まっていては笑い話だ。

昨日は大学でセミナー、#先生の車に乗せてもらったので、@先生とやっている話を説明してみたが、まあまあ良い反応が返ってきて嬉しい。セミナー自体は lattice で粘性を計る話。測定された glueball のスペクトラムに縮退があるので、それは Nc を大きくしてもそうなのか、と # 先生が聞いていた。

Dynamical に susy があるんでしょうか?と帰りの車で聞くと、なんだか良くわからない返事をされて原因を良くわかっていなかったのだが、今日の昼食でセミナーの内容を %先生に説明したときに同じことを聞いてみると、large N では QCD 弦が見えるはずだからそれで縮退があると期待するんだよ、と丁寧に説明してくださる。そこではじめて自分が如何に愚かな質問をしていたかを認識した。と自省の為に書き残しておく次第。

昨日の晴れとはうって変わって今日は曇って雨模様。本降りには至らず、夜に家に戻るときは霧が出ていた。

Donaldson 理論と Seiberg-Witten 理論の関係のあたりの物理側の議論が Labastida-Mariño という本になって良くまとまっていることがわかった。Mariño さんの博士論文も為になる。


Feb 24 23:44, Princeton

今日は雪は徐々に融けてきたが、まだまだ残っている。セントラルヒーティングの熱水を運ぶ管が地下に埋めてあるらしく、筋状に雪が融けて芝生がみえているのが面白い。

道はすっかり雪も融けて乾いているので、買い物に行こうとおもうが、車のフロントガラスと屋根に雪が積もっているので頑張って取り払う。食料品の買い出しのついでにデジタル接続のアダプタを買ってきた。すこし画面がくっきりしたように思う。

夕方は Lawrenceville School で日本人のピアニストの小さなコンサートがあるというので車で行ってきた。% 先生宅は車を運転出来るご主人が出張ということで、運転手を勤めさせていただく。下の子はまだチャイルドシートがいるのでそれを移さねばならない、本人は楽しんでそれに座っているので問題は無さそう。僕が小さかった頃はチャイルドシートなんてものは無かった。まあ昔はシートベルトも無かったらしいから、15年もすればまた着けないといけないものが増えるかも知れない。

コンサートはショスタコービチのピアノとヴィオラのソナタが良かった。雪の積もった木立を抜ける 206 号線を走るのも心地の良いものだ。


Feb 23 23:21, Princeton

雪は止んだが曇り空、しかし一面真っ白になるのは美しいものだ。もはや習慣になっているが、土曜日は食堂で # 先生のご一家の昼食にお邪魔する。子供さんに一緒に雪だるまをつくろうと言われるので、15年ぶりぐらいだかにつくることにした。久し振りにやってみると楽しいものだ。

その後は家に戻って論文に手を加えたり、飽きたのでピアノを弾いたり、その後は家に戻るのも何なので研究所に行って論文のつづきをやったり、としていると夕方。

しかしキーボードの記号の並びが家と研究室で異なると切り替えて10分ぐらいは混乱する。日本語配列の外付けキーボードを買いたいが、こちらで手に入るものかな。また、それぞれ画面に一時間半ほど向かって仕事をして比較してみると、やはりアナログ接続は微妙に文字がぼやけていて見づらいようだ。デジタル接続のためのアダプタを買ってこよう。

大学の書籍部はなくなってしまったが、閉店セールの本の一部がまだ生協のレジの前に並んでいることがわかったので、80%引きというのにつられてまた懲りずに一冊イギリス中世の本を買った。これは大学初年級用の教科書なので、アマゾンでの評価などみても全くの教科書調で詰まらんとか散々書かれているが、僕のような素人には面白く読める。むしろ僕は教科書風の記述が好きなのかも知れない。


Feb 22 22:37, Princeton

今朝は目が覚めると、外は雪で真っ白だった。

昼は新任の # 教授のセミナー、このあいだの論文の解説で勉強になる。

あとは今日はあまり身が入らずのろのろと勉強。@先生とやっていることに関連して出て来た問題を % 先生に聞いてみるとなかなか興味を持ってくれたようだが、さて発展性があるか。


Feb 21 23:08, Princeton

Olden Lane の溝の工事がここ数日本格的に始まった。太いパイプを持ってきているので、どうも穴を掘って其れを埋めて、水路の替りにするようだ。System Biology の建物の工事のほうは、外壁のタイル貼りに時間をとっていたが、漸く完成のようだ。

そのほか特に書くことも無し。


Feb 20 23:57, Princeton

今日も昼からはずっと議論、議論。

夜は皆既月食だ。昼は曇っていて心配だったが、ちょうど欠け始める頃に雲は東に流れて、欠けきったときには雲一つない空に。近くの小学校に通っているお子さんのいる % 先生によれば、宿題は月食を見ることだったとか、夜10時だからすこし小学生には遅い気がする。


Feb 19 22:34, Princeton

朝起きると、コンピュータ係の人から研究室のひと全員宛のメールに、19" の液晶ディスプレイの余りが出たので欲しい人は3時半に並ぶように、とある。10分ほどまえに行ってみるとすでに待っている人が居た。10台あまっていたようだが、来たのは9人で争い無く分配できてよかった。若いのからお年の方まで居た。

@さんとの論文は、書き始めてから気付いた問題も解決して、あとは肉をつければよいだけ、のはずだ。今月中に出れば良いが。

S.-T. Yau のご兄弟も数学者だということを知った。CR-多様体の専門家らしい。


Feb 18 22:57, Princeton

降る寸前のまがまがしい雨雲。

昼に研究所へ向かって歩いていると、駐車場にやけに車が少ないのに気付いた。大統領の日で休日なのだった。研究所には非アメリカ人が数人いるだけだ。諦めきれずに食堂へ行くが閉まっている。昼食を作る気もしないので買い食いをすることにした。

道理で今日の月曜限りの本屋の 40% 引きの宣伝が入っていたのが理解出来た。というわけで Borders へ行ってドイツ中世の本でも買おうと思うがそういうものは棚にはない。昼食はカリフォルニアロールを買った。

研究所へ戻ると丁度アメリカ人の @先生がいらしたので議論する。面白くなってきた。

その後は4時ぐらいから %と議論を始めると8時になった。


Feb 17 23:01, Princeton

今日はきちんと起きたと思っていたら、昼食後に眠くなって夕暮れまで昼寝をしてしまった。その後慌てて洗濯物。ピアノも弾く。そうこうしていると雨が降ってきた。

旅行前に買ったフランス中世の本を読了。イギリス人の書いた本と全く立場が違って、初期のカペー朝が領地内ではまとまっていたことが強調してあったり、アルビジョワ十字軍に関して弁明じみた説明が書き連ねてあったり、はっきりと「フランス」に肩入れした記述になっていた。


Feb 16 23:59, Princeton

昼食は食堂へ、片付けているところにぎりぎり間に合った。今日はデザートを一皿とってみた。バレンタインの日につくったと思われるハート型のもの。

昨日の夜勉強したことを TeX に軽くまとめておこうと食後に居室によってパソコンに向かっていると、一段落してみれば4時になっていた。幸い日が延びてきているのでまだ明るい。というわけで Wegmans へ買い物。

家に戻って車のトランクを開けていると牛乳が漏れている。これは荷物を片付けたら雑巾で拭かなければ、と慌てたところ卵の入った袋を床に落とした。半分ほどオジャンになって踏んだり蹴ったりだ。

さて、問題の話は数学の論文をただ引用するだけではすまなくて、ほんのすこし拡張しないといけないようだ。しかしそのためにはこれまでずっと勉強しないできたソボレフ空間とかなんとか勉強しないといけないらしい。困った。


Feb 15 22:47, Princeton

今日は朝食を食べたらまた昼まで寝てしまった。

California に出かけていた間は N=2 SCFT ばかりやっていたので、こちらに戻って多変数複素関数の勉強を再開することにした。図書館に行って本を更に借りてくる。薄々感づいていたことではあるが、Griffiths-Harris のはじめに基本事項が案外まとまっていることがわかった。きちんと読むいい機会なのかもしれない。

また関連して論文を読んでいると、証明の詳細が著者の一人の博士論文を参照せよ、のひとことで済まされており、著者のホームページもないので困っていたが、しばらく Google で調べているとベルリン大が博士論文の全文を公開していることがわかって手に入れることが出来た。Google は何でも情報を持っているものだというのと、ベルリン大の先進的なことに感心した。


Feb 14 22:42, Princeton

13日は普通にセミナーに参加したり、雑談などしつつ一日過ごす。 夕方は % さんと Isla Vista のピザ屋へ行き、ガソリンスタンドでガソリンの入れ方を教えてもらった。空港のレンタカー屋にレンタカーを返却する。駐車場に止めて、走行距離を言うだけで、お店のひとは車の状態を確認したりしないものなのだと不思議に思った。さてサンタバーバラ空港を 8:30 に出発、夜景を楽しみつつ1時間弱でロサンゼルス空港へ、そこから 10:30 発の overnight flight でニューアークへ戻る。

到着すると 14 日の 6:30。電車にのって Princeton 駅へつくと8時だ。ちょうど研究所のシャトルがあって家まで戻る。軽く朝食をとって昼まで睡眠。

昼食は研究所へ、そのあといろいろ眠い頭で雑談やら議論やらするが、日が暮れた辺りですぐ家に戻ってくる。今日はそろそろ寝よう。


Feb 12 22:03, Santa Barbara

左は二年半まえ、右は今日とったものです。橋になっていたところが無くなっています。

昨日も朝から研究所へ、午前中はトラペにカルテクで質問されたことなど反映させて少々改善を図る。昼は blackboard lunch に出る。LHC で何故 Higgs がみつかるはずかという話で分かり易し。午後はみなさんといろいろ雑談やら議論やらする。こちらの graduate fellow のひとと Maldacena-Nuñez の話をしたりした。Princeton から研究会に参加している人が僕以外に3人も居て驚いた。夕食は以前良く行っていた Isla Vista の似非日本食屋に行こうとしたが、潰れて格闘技教室に変わっていた。というわけでまた韓国定食屋でビビンバにした。

今日も同じ時間に研究所へ。更にトラペにすこし手を入れて満足したので散歩に行く。二年前には海岸で岩が削れて橋状になっていたところを確認に行くと、案の定崩れていた。セミナーはまあまあ反応も良かったのではないかと思う。その後もいろいろ議論やら雑談やら。

夜はセミナー後のみなさんとの夕食... の筈が、何故か参加者は日本人だけになったので日本語で食事だった。Goleta Beach のシーフードレストランへ行く。具だくさんで美味しいパエリアだった。

さて明日の晩にはとうとうカリフォルニアを発って寒いプリンストンへ戻る。


Feb 10 21:56, Santa Barbara

夕焼けのもと獲物を狙う白い海鳥。

昨日はまず朝にテクテク40分ばかり散歩してレンタカー屋まで行く。青空のもと咲き乱れる(とまではいかないけれども)花を見ながら気持ちよかった、と思って予約してあった車を受け取ろうとするが、身分証が足りないと言われて困った。%さんに電話で助けを求めて、ホテルまで連れて戻ってもらってレンタカー屋に戻り、べつの受付のひとに手続きしてもらうと、元から持っていたクレジットカードと免許証だけで車が借りられ、非常に謎だった。

あとは % さんと奥様、赤ちゃんとでロサンゼルスのミツワまで高速で行き、戻ってきて Old Pasadena を散歩、夕食は Japon Bistro なる日本食屋へ、となかなか楽しかった。車は真っ赤な VW の新車だ。% さんの中古車よりも安全だろうということでレンタカーでいろいろ回ったが、自分で買ったらいくらするのかという良い車、運転もしやすい。カリフォルニアの車の流れもニュージャージーと似たようなものだ。路面はこちらが遥かに良い。

今日はサンタバーバラへと移行。車で掛ける CD を持ってこなかったことに気付いた。車も流石に iPod コネクタはついていないので、まずは Borders に行く。CD-R を買ってパソコンから移すか、CD を一枚買うか悩んだが、結局新しい CD を買った。あとは 134 から 101 経由でサンタバーバラまで。天気も良く、景色も良く、快適なドライブだった。

途中 Thousand Oaks で降りてモールに寄ると、駐車場の並木に白い花が咲き乱れていた。よく見ると花の形は桜そのもので、近い種類だろう。春の非常に早いこと。モールの構造はプリンストンのものと全く同じだ。広い国なのに一様な文化だ。

昼過ぎに到着、まずは Goleta Beach で散歩、Turnpike Rd. の In-'n-Out Burger で昼食。ここのバーガーはおいしい。

宿に荷物を置くと、することがなくなったので、キャンパスへいってまたあたりを散歩することにした。D2 のときに半年滞在してからもう丸二年経ったのだ。いろいろと工事中だったところが完成している。夕食は久し振りに Isla Vista の韓国定食屋でビビンバにした。

さて車で宿に戻る。昔自転車で走り回ったところを車で走るのは不思議な感触だ。


Feb 8 21:48, Pasadena

一週間東海岸時間を通した。昨日も朝はトラペに手を入れて、昼ご飯をご一緒、そのあとは現象論ゼミがあったのでお邪魔して話を聞いて、さて # 先生にいろいろ議論していただいて、としていると夕方になる。$ さんとキャンパスをぐるぐるまわりながら雑談のような議論のようなことをして、僕はそのまま夕食に行った。

今日も朝早く顔を出して机に向かっていると、? 大先生がおうちの庭でとれたというオレンジを研究室のひとに配っていたののおすそ分けをいただいて美味しかった。11時からセミナー。@ 先生がいろいろ詳細にわたって質問をしてくださったので楽しくセミナーが出来た。

親友が、とある教科書の日本語訳を終えてそろそろ出版に回るはずというメールをくれた。興味を惹かれたので、早速書籍部まで原書を買いに行く。カルテクの書籍部は理系書がそろっていてよい。プリンストン大とは大違いだ。

夜はこちらのポスドク、学生のみなさんと Old Pasadena までインドカレーを食べに行く。なんとインドカレー屋のとなりに日本風カレー屋があって、なかなか頑張るものだ。儲かっているのかいな。


Feb 6 21:14, Pasadena

今日も相変わらず東海岸時間で暮らす。東海岸でぐうたらしているので、こちらでは真っ当な生活をすることになる。宿で立派な朝食を食べて、研究室に行き、午前中はおとなしく発表のトラペをつくる。

昼食後はロシア人の % さんが文献紹介で、このあいだの Dijkgraaf-Vafa の論文。難しいが、お蔭で動機は掴めたので、印刷して読んでみようかという気になった。黒板に書くφの字が、8の字を横に倒して中心から下に棒をおろしたようなので、しばらく何か判らなかったが、あとで反省してみると、キリル文字の小文字の ф はそういう字形なのでそれに影響を受けているのであろうと思われる。

夕方はこちらの $ さんの研究をお邪魔してキャンパスを歩いて雑談。冬なのに花も咲いていいところだ。夕食はまた Mako Bowl という日本風どんぶり屋を紹介してもらったのでそこへ行く。

昨日議論してもらったときに貰った指摘に従ってすこし考えてみるが、確かになにか微妙な点が潜んでいるようだ。しかしそこを明らかにするには昔の長い論文をもういちどきちんと読まねばならない。困った。


Feb 5 22:00, Pasadena

まだ体が東海岸時間なので、ぐうたら目が覚めても朝7時前だ。宿でおいしい朝食をたべて、研究所に9時まえに着くが流石にあまり人がいない。というわけで一人で勉強する。

みなさんと昼食のあとはこちらの方に自分の最近やっている話をいろいろと宣伝した。いろいろと質問もしていただいて反省できて良し。

夕食は近くの日本風定食屋に行った。鶏の照焼き ... を頼んだらこちらのテリヤキソースがかかって出て来て、日本人の店員も何人もいるのに如何なものだったが、まあそういうものだと思って食べればおいしい。ビジター部屋の黒板に、以前いらしたどなたかに近くのレストランを説明した地図がまだ残っていて非常に助かる。


Feb 4 19:16, Pasadena

3日は旅行の準備。まずは散髪を済ませ、スーツケースを詰め、研究所に行って必要な書類をいろいろと印刷。旅行前ということで徐々に冷蔵庫の中を空にしていたら微妙に速く減らしすぎてしまったので Wegmans まで少し買い物に。Superbowl 直前ということでごった返していた。

4日は早朝4:30に % さんに Junction まで送っていただいて、電車で EWR へ。この時間でも案外通勤客がいる。7:30 の飛行機で LAX まで飛ぶ。到着は11:00だが3時間時差がある。飛行機の中ではほとんど眠っていた。LAX からは Supershuttle で直接 Athenaeum まで。空は青く透き通って、高速の車窓から眺める山と摩天楼の綺麗なこと。

研究室に顔を出すと昼食の時間にちょうど間に合った。あとは皆さんと雑談など。

思ったほど暖かくはないが、ちょうど秋口のような感じ。長袖を着て歩いていて丁度よい心地なので素晴らしい。手袋をせず外を歩いて何の問題もない。

夕食はそのあたりの地元のおばさんがやっているハンバーガー屋へ行った。もう夜遅いと思って帰ってくるとまだ 6:30 だ。


Feb 2 23:05, Princeton

今日は休憩。食堂に昼食に行って % 先生の小さい娘さん息子さんに会うのは楽しい。その後は Freehold のモールの Apple Store に MacBook Air を見に行く。幸い展示しているだけでまだ売っていなかったので、欲望に負けることがなくて良かった。

Nassau 通りまで戻って散髪に行こうとするが、土曜なのでちょうど閉まった頃。本屋に入って旅行中に読む本でも買おうと棚を眺める。ここ一年古代ユダヤ史もしくは中世イギリス史の本ばかり買っていたので、今度はフランスかドイツの中世史でも買おうと思うが、本の絶対数が少ないことに気付いた。アメリカにいるので米国史の棚が歴史の棚の1/3を占めるのは理解できるが、英国史の本の割合が多いというのはまあ当然ではあるが面白いことだ。結局よさそうなフランス中世史の本があったので購入。これは仏語からの英訳なので、これを買うくらいなら日本語訳を探したほうが良かったかも知れないと思うが、今日何か読む本が買いたかったのだから仕方がない。

となるともう夕暮れになる。日は順調に伸びているようだ。洗濯物を回しつつピアノを弾く。

夕食には適当にスパゲッティを作った。行儀が悪いが食べつつ本を早速読んでいると、お箸でスパゲッティをつついている自分を発見した。そもそもフォークを持ってきていなかった。


Feb 1 22:45, Princeton

今日はかなりの雨。

研究所に行って、# と議論、次に @ 先生と議論、しばらく一人で考え事、また # と議論、となると午後8時になる。

@ 先生との議論は、わからないところを数日かけて煮詰めた結果、問題を特定できた気はする。しかしそれをどう解決できるか全く謎だ。

# との議論のほうはようやくここ二週間頭を悩ませていた問題が解決したように思われるが、議論のあとでノートに書き下してみると議論にギャップを発見するというのを繰り返しているので疑心暗鬼であってあまり喜べない。