なんだか今日も一日中議論をしていた。午前の議論はついていくのが大変だったが、午後の議論はほぼ分かった気がした。違いは前者は計量が乱舞するが、後者はそうではなかった。
午後の議論中に外が急に暗くなって、また土砂降り。しかし議論が終わる頃にはあがっていた。
昨日今日と暑い。二日とも昼過ぎに雷とともに土砂降りの雨。しかしすぐにからっと上がって、夕暮れの太陽ですぐ蒸発してかえって蒸したりする。もうすこし夕方に降ってくれればいいのだが。まあずっと緩く空調をつけているのでどちらでも良いといえば良いのだけれど。
昨日は一日真面目に論文を編集。話し相手がいないと平日より仕事がはかどる気がした。画面を見つめすぎて少々疲れた。
今日は % が論文を触っているので、一日休憩。どうやってすごそうかと思っていたけれど、結局昼食後に昼寝をしてしまう。降り出した雨の音で目が覚めた。雨が上がって夕方に買い物に出かける。
また一週間が経ってしまった。今週はほとんど進展が無かった。
何よりも腹立たしく不甲斐ないのは、概念的/本質的に難しい話で詰まっているのではなくて、やりたいことは判っていてその為の手法も確立しているのに、単に計算が煩雑だからというので時間がかかっているからだ。こういう愚痴を書いていないで平然と計算を進めればいいのだろうけれども...
というわけで気分転換に夜は一時間ぐらいピアノを弾いてみた。
今日は計算したり、@ 先生と議論したり。議論といっても、相手が @ 先生ではついていけるかついていけないかという所だ。終わった後で机に向かって追い切れなかったことを詰めなければならない。こういうのは修士のとき以来の感覚だ。これだけ真面目に @ 先生と議論したのはここ数日がはじめてなので、彼の物理のスタイルについていろいろと発見がある。
最近の楽しみは毎日風呂あがりに一つ桃を食べることだ。すこしナイフを入れればすっと皮が剥けるぐらいまで熟したものは素晴らしく甘い。
Froissart の年代記も思った以上に面白く、これはいい買い物をした。
今日も計算。Skype で Aspen にいる % と議論したり愚痴をいいあったり。論文を仕上げずに滞在型研究会にいくのは勿体ないということがわかったが、旅行の準備をするときには共同研究がいつまでかかるかなど判らないのだから仕方がない。
兎に角もうほかの研究グループに同題材の論文を近々先に出されるであろうということを自分で受け入れて仕事に臨まないといけない。
昨日は日記を書いた後に雷雨が通った。
今日は @ 先生がいないので大人しく自分達で計算。なかなかうまくいかない。まあ、夜になってなんとか真っ当な計量がひとつ得られた。しかし集中力をかなり使い果たした。
NY Times を読んでいると、今週は Manhattan-Boston 間の列車は運休らしい。というのも、90年まえに作られた Conneticut の跳ね橋から新しい橋に線路を付け替えるからだそうだ。その跳ね橋はいまだに毎日のように開閉していたらしいというのだから驚く。
Wolfram Research から本郷のメールアドレスにメールが届いて、「はやくから Mathematica を使ってくださっているかたへ、Mathematica は20歳になりました」とある。そういえば大学へ入ってすぐ記念に学生版を買ったなと思い出して昔登録した際のメールなどみてみると、1998年の8月である。もう10年にもなって、当時は Mathematica は 10歳だったわけだ。買ったときは v3 で、Windows 95 で動かすとすぐメモリが一杯になってクラッシュして使い物にならなかったのを思い出した。最新版の v6 は随分使いやすくなって、計算の半分ぐらいは鉛筆でなくてこちらに依存している気がする。
というわけですこし前につくった notebook でも記念に置いておきます(ビデオ, ノートブック)。
さて、そろそろ寝なければ。
さて、今日から % は Aspen に行ってしまったのだが、相変わらず Skype で議論。その他 @ 先生とも。どうも自分のものの知らないのを先生に晒してばかりで悲しくなってくるが、徐々に慣れてきてしまった。今日もまた関連する論文が出ていて、焦る気持ちもあるが、先生がいまの原稿ではいかんという顔をするのだからそうだろう。書く論文の質に厳しくなるのは正しいことのはずだ。
昨日は昼食、買い物の後は昼寝をしたら夕方になってしまった。寝過ぎのせいか多少頭痛がした。スペイン中世の本をやっと読了。次はイタリア中世の本を読みたいのだけれども、探さないと。
今日は朝は曇って、昼前からバケツをひっくり返したような雨。涼しくなるかと思ったら、その後は太陽が照りつけて案外蒸した。数時間勉強した後は、洗濯物を回しつつピアノをひいたり、少し自転車にいったり。森では鹿の親子に出あった。最近はプリンストンに熊が出たらしいので気をつけないといけない。夕暮れは蛍を見にいった。
また金曜日の夜だ。一週間たつののはやいこと。
最近やっている話に非常に近い題名の論文が水曜の夜、木曜の夜にそれぞれ一つずつ出て精神衛生に良くない。本文はほぼ準備ができて、あとは導入の節を書けばいいだけだ、と昨晩の時点では思っていた。しかし、今日になって @ 先生が著者一覧に入ることを決心したようで、そうなると % と僕で書いた論文の現状ではまだまだ納得がいかない。こうなるとまた二週間ぐらいは投稿が伸びるのではなかろうか。@ 先生が著者の一人であるというのは論文の認知度があがるという点では有り難いことだけれども ...
というわけで今日はまた三人で少し議論したが、黒板で魔法のように計量を変形されるとついていけずに困る。そんな僕がこの業界に入る数年前に流行っていた手法を当然のように知っていると仮定されても困る。夜は家に戻って凹んでいる。
あとは今回のことで調べ物をしていて見つけた15年前の論文が、偶然いま長期滞在中の # さんのものだったので、直接話を聞きに行ってみた。彼の最近やっていることからはかなり離れていることだから、覚えているかなと馬鹿なことを思っていたが、これは僕が二つ目に書いた論文だよ、と懐かしそうにいろいろと語ってくれて有り難かった。
今日は涼しい。研究所は昼から職員のみなさんは遠足だかピクニックだかバーベキューだかで、三時のお茶が出なかった。Fuld Hall の前では当てが外れた現象論の皆さんが談笑している。諦め切れずに一応ないことを自分で確認しておこうと「科学者は自分で確認しないといけませんよ」と言って前を通ったら、「もう実験結果がはっきりと出ているのに行くんだから弦理論屋は駄目だ」という反応。
今日は帰ってきた % が現行に手を入れている間またひたすら計算、夕食後には何とか仕上がる。朝に % に指摘されるまで考えても見なかったが、なるほどうまくいくものだ。
今日も昼の間は頑張って論文に手を入れる。
夕方は # のところへお呼ばれして夕食。 実家に送ってもらってあった羊羹に手を付けていなかったのを持っていったら案外喜ばれた。息子さんと小さなジグソーパズルをはじめたら、結局僕と親のほうが真剣になってしまってふたりで最後までやる。もう一家族、大学の先生のかたがいらっしゃっていて、仕事の加減で良く日本にいくのだとか。
週末。昨日は買い物、昼寝。夕方から大雨と雷になった。今日は昼からサイクリングに行ってあたりを一周。河原を走ったりして、 Nassau のスターバックスでアイスコーヒーを飲んで休憩。夕食は二日続けてカレーだった。
夕食後暗くなってきて窓の外を眺めるとぼおっとと光るものがあるので、もう蛍の季節かとすこし散歩することに。研究所の南側の芝生も蛍で一杯だったが、北側の芝生を囲む道を回ってみると、去年見なかったほど、何匹いるのかわからないほどの蛍の群れ。木立はクリスマスの電飾のように点滅してみえる。これならもう先週ぐらいから蛍が出始めていたんではなかろうか。研究のことやらなにやらで頭が一杯で気付く暇もなかったのだろうか。
あとは買ってきた本を読んだり、研究室と家をいったりきたりして論文を書いたり。まあ順調に頁は増えている。数日前に % は、他のグループに全く同じ内容の論文を出されて先を越される夢を見たといっていたので、多少急ぎたいところ。
昨晩は2006年冬に # さんと @ 君とで出した論文に関して、ここの計算が合わないのだがと問い合わせが先生から来た。相談のメールを簡単に書いておいて寝て起きたら、もう # さんと @ 君は計算チェックを終えていて解決済みだというメールが届いていた。流石だ。
さてもう金曜の夜だ。%は奥様と休暇ということで昼から旅立ってしまった。その間に僕は論文を書きはじめる予定。
あとは流行に流されて Bagger-Lambert でも今更やるかということで最近の Aharony-Bergman-Jafferis-Maldacena でも読みはじめてみる。
夕方は結局古本でもいいかとペンギン古典文庫の Froissart を買ってきた。
今日も気持ちの良い天気。夕方は気候も良いので本屋まで行ってきた、というのは昨日の夜ふと Labyrinth Books にあったフロワサールの年代記を買おうと思ったから。日本人が中世フランス語の本の英訳を買うのはなんだと思っていたが、日本語版が無いらしいということがわかったので。しかし行ってみると序文にだけ青いボールペンで下線がひいてある。というのでまた踏ん切りがつかなくなって家まで帰ってきた。まあ別に中古でも何の問題もないのだけれど ...
概念的な問題もなんとか解決したように思われる。そもそも策を授けてくだすった #先生によれば、あらっぽいこの方法は解決策というよりは(自分が物理を理解してるかという) faith の問題だとの評。
今日も昼は37度とか、ひたすら暑い。夕方に突風が吹いて雷と大粒の雨、急に気温が下がった。いまは20度ぐらいだ。冷房を消しても充分涼しい。
あとは勉強やら計算やら。どうも % とやっている話は棚上げにしているものにせよ今回の話にせよ、いろいろ知識は増えるが一向に目的地に近づかないということになりがちのようだ。
今日の分の日記を書こうと思ったら、土日も書いていなかったことがわかった。
土曜から強烈に暑くなって、最高気温が36度だったり38度だったり。明日まで続くらしい。NJ の天候がいつも不安定だといっても、これは数十年ぶりだそうだ。というわけで家の中は冷房をつける。買い物に行くときも車が暑くてなかなか冷房が効かずたまらない。
土日は暑いので基本的に洗濯以外は何もせず。本屋では Gies の「中世の村」を買った。以前同じ著者の「中世の街」「中世の城」を買ったので。軽く読めて勉強になった。
今日は昼からは真面目に計算。すこし進んだ。
もう金曜の夜。今週は、あまり、何も、進まなかった。問題の状況はよりよく理解したつもりだけれども ...
Borders で本が一冊 30% 引きという広告が来たので、乗せられて週末何か買いに行こうかと思う。
昨晩は雨の後で涼しかったので非常にぐっすり眠ったはずなのだが、どうも昼間も眠かった。良くない。
何故かまた Henneaux-Teitelboim と Belov-Moore の self-dual form の古典作用を勉強した。うまく出来ているものだ。
あとはひとつレフェリーをかたづける。
今日は雨がざあざあ降る。少々蒸すが、緑が瑞々しいのは良いことだ。
ここひと月ほど研究所の宿舎の無線LANの入りが非常に悪くなってつながったりつながらなかったりだったから、もよりの無線基地を修理してくださいと言ってあったのだが、今日なぜかうちの部屋に直接設置することになった。聞いてみたら、このように部屋の中においてある場合も沢山あるそうで、近くの家に設置してあったのの電源が抜けたんじゃないかとかいう話。どれの電源が抜けたか調べるより新しいのを設置するほうが簡単だから... というのは流石アメリカである。
計算は何度も何度もやったので間違ってはいないようだ。無限大が無くならないのは概念的な問題だ。
昨日今日と暑い。すっかり夏だ。明日は夕立という予報だけれど ... 外では虫の声がするようになった。
計算はあまりうまくいかない。そもそも概念的によく判らなくなってきた。
金曜はセミナー、その他は何をしていたか、計算のつづきをしていただけのはず。
土曜は朝から電車でフィラデルフィアまで行く。研究会に %が西海岸から飛んできているので、折角だからと足を伸ばした。研究会自体は String Phenomenology ということだが、土曜は基本的に Calabi-Yau と F 理論の話。#先生はいつものことながら非常に話がうまかった。夜は Rittenhouse Sq. 前のレストランで雑談。
夜は一泊して、Philadelphia Museum of Arts で数時間過ごしてから家に戻ってくる。立派な美術館で、中世ヨーロッパの所には各時期の(上流階級の家の)部屋を実際の大きさに再現したものが並んでいて興味深かった。同じコンセプトなのだろうが、アジアの美術のところへゆくと、日本の小さなお寺を、建物やら仏像やら美術館内に丸ごと移設してある。大英博物館、メトロポリタンほどではないけれども、美術館というのは収奪によって成り立っているというのはここでも変わらない。
昨日今日とは30度弱まで気温があがってすっかり夏だ。あちらでは昨日急に雲がでて大雨が通って涼しくなったが、今日は暑い。こちらに戻ってくると緑が多いのか、花粉症で鼻が出て頭がぼおっとして困った。