May 29 22:51, Princeton

今日の昼食はここの出資者の方と、所長と、所長秘書と四人で食事。といってもいつものカフェテリアなのだが。ネクタイを締めてスーツに着られて出かけてみたら、出資者の方はポロシャツにネクタイなしのラフな格好だったので失敗だった。所長はいつものようにスーツにネクタイである。数回すでに合ったことのある人だということがわかった。

雑談に終始するが、森の奥に小川を渡る橋を架けて欲しいという話をしてみる。本館の時計台にどうすれば登れるかという話も聞いてみるが、所長も知らないようだった。

さて家に一度もどって着替えてたら、午後は計算、計算。まずは拡張する前に論文にあるのを確かめようと、手計算でいくらやっても符号があわないので、あきらめて Mathematica にやらせてみるとやはり僕のがあっているようだ。もしくは論文の convention が僕のと違う。しかし M..a の速いこと。情けないような何だかである。


May 28 23:50, Princeton

今日は昨日とうって変わって、21度までしか気温があがらない。まあ涼しくて良いのだけれども。日本と違って日々の温度差が激しいのにもかなりなれてしまった。

今日はブラックホールの温度は T-duality を取っても変わらないということを真面目に確かめた。当然そうあるべきであるが、やってみると勉強になる。


May 27 23:48, Princeton

アザミかと思っていましたが単にツメクサでしょうか。

朝まで雨が降って、昼前から青空。雨上がりで涼しいかと期待していたが、ぐんぐん気温はあがって蒸し暑くなった。30度弱まで行ったらしい。

ひきつづき質量の定義の勉強やら、少し議論やら。どうも軽く花粉症気味で困る。

散歩をしていると、芝生の真ん中を、二本の指で摘めるぐらい小さな亀があるいているのを見つけた。これでは明日の芝刈り機で踏みつぶされてしまうと思って池の近くまで持っていった。

夕方は家にかえるかかえらないかという所で雨が降りはじめ、あれよあれよという間に土砂降りになった。涼しくなって有り難い。


May 27 00:13, Princeton

初夏の運河も花盛りです。

昨日今日とは気温があがって、初夏の陽気。月曜も戦没者記念日で研究所も休日なので、二日続けてあまり勉強せずのんびりすごす。どうも先週一週間は気合いが入りすぎていて精神に悪かったので、今週はそのあたりも気をつけようと思う。

今日は自転車で運河の側の歩道を通って Barnes & Noble まで行ってきた。Starbucks でフラプッチーノを買って立ち読みをする。運河はカヌーやらボートやらで遊んでいるひとで一杯だ。歩道も僕のように自転車のひとやら、ジョギングをしている人やら沢山いる。

夕方は買い物に行ったついでに Borders にも寄る。なかなか適度に読みたい本というのは無い。B&N のほうが品揃えが良い気が漠然としていたが、歴史の棚は Borders のほうが良い気がしてきた。最近 B&N は世界史の棚が減って米国史にかなり変わったからそのせいかもしれない。

種々の理由から ADM mass やら quasilocal mass やら何やらと勉強する。

と日記を書いていたら雨が降ってきた。


May 25 00:07, Princeton

今日は一日のんびりしてみた。自転車で Nassau 通りまで行ってみると案外の人出だ。まあこの街にはここしか大通りが無いからそういうものだろう。Bent Spoon でアイスクリームを食べる。

あとは家に戻って昼寝。計算の続きをしようと思うが気が抜けていてあまり進まない。


May 23 23:33, Princeton

昨日は昼のセミナーで parton distribution function とは理論的に何かという話。勉強になった。昼は議論 ; 夜は今日の朝の議論に備えて少々勉強。

今朝は # 先生と ! さんと $ さんと議論。このあいだ昼食時に聞いた疑問に興味を持ってくださったようで、さてどうなるやら。午後はいつもの議論の続き。

今週一週間は非常にあっという間だった。


May 21 23:49, Princeton

天候が安定しない。朝は青天だったが、昼に黒雲がやってきて大粒の雨と雷、しかしちょうど日が沈む頃に雨雲は西に去っていった。丁度虹が出そうな気配だったが残念ながら見られず。

あとは大人しく計算。% と @ 先生の議論を横で聞いているが、あいかわらずあまり着いていけていない。


May 20 23:25, Princeton

何だか最近はまた涼しい。昨日今日は頑張って計算。面白くなってきた気がしたら、一部が数年前に既にやられていることが発覚した。昨日の夜に気になって眠れなくなってまで計算して丁度出来たところだったので少々落胆する。

あとは % と @  先生の部屋でいろいろ議論するが、僕がこの業界に入る数年前に盛りあがったときの手法が乱舞して全く着いていけなかった。

昼食ではちょうど # 先生に質問が出来て良かった。彼も興味を持ったようなので、何かうまくできればいいけれど ...

数学科の研究会に来ている日本人に会ったら、僕と同姓同名のカーレーサーのファンだったとかでサインまで持っているそうだ。

夜は霧が出る。平日だがピアノを弾きに行った。


May 19 00:09, Princeton

今日は朝から雨。昼寝をして夕方に目が覚めたら雨があがっていたので、車で買い物に行く。夜は霧が出る。

あとは洗濯をしている間にピアノ。といういつもの日曜日。

夜は Amazon MP3 で CD を買ったが、ダウンロードが途中で詰まってしまっててこずった。これまではいつも全く問題なくできていたのだが ... どうも最近研究所のネットワークはこういうことが多いように思う。


May 17 23:46, Princeton

森が御花畑です。

今日はゆっくり起きたら、%から今日も計算するつもりだけど一緒にしないか?とメールが来ていたので、昼食後出かけていく。適宜係数を合わせながら計算すると夕方にはほぼ決着がついた。というわけで僕は軽くサイクリングに行く。

計算途中にいつもの面白い警備員のおじさんが来る。君が来てしばらくになるから、もうしてあげられる日本の話題も尽きたけれど... というおじさんだが、そういえば若いときに流行った日本の曲があって、メロディーだけ覚えているんだけど、知っている?といって歌を口ずさみはじめた。それは「上を向いて歩こう」ですよ、と歌詞を訳したら、当時は詞の意味など全く知らなかったそうで、なるほど音楽にあった良い詞だ、と言う。YouTube で探して歌をかけたら、いつも陽気なおじさんが一瞬遠い昔に思いをはせる目をした。

あとはなぜか大江健三郎の「おおえ」が三音節で二音節の「おえ」とは違うという話をした。三音節だというと「おぅおぅえ」が正しいのか?というので、それじゃ長すぎる、と「おおえ」と発音してみせると、それでは「おえ」と変わらんじゃないかという。まあ英語と日本語では音節の捉えかたが違うから難しい。


May 16 23:17, Princeton

芝生の中に頑張って咲いています。

雨。案外強く降る。

昼食にいったら昨日の半分くらいしか人がいなかった。南の島と同じで、雨が降ったらおやすみということなのかもしれない。

%との研究はここ二週間ぐらい煮詰まっているので、全く違うことをしてみないかと言われて今日は一日真面目に計算していた。

夜は昨日のカレーの残り。二日目のほうがおいしく感じる。


May 15 23:09, Princeton

もう初夏という感じです。

何故か不思議なことにもう今日は木曜日だ。ぐうたらしているのか、充実しているから日々の進みが速いのか ...

昨日の昼は大学の学生さんが G2 コンパクト化で chiral matter を出す話、数年前のものを更に具体的にしましたという話だけれども、Mathematica 6 の対話的機能を使いこなした発表だったという点で興味深かった。見習おうと思って nb を貰った。

あとは昨日も今日もいろいろと議論する。問題は次々とみつかるが解決はしない。

森を散歩すると鳥のさえずりが賑やかだ。日本の鳥のさえずりをいろいろとはっきり覚えているわけではないが、やはりこちらのはどれも全く違って耳に新しい。もうここの春は二回目なのに耳に新しいのは不思議だが、去年は新緑にあまりに心を奪われて音にまで頭が回らなかったのかも知れない。 レ-ド-下のソ-上のソ-レ-ド、を繰り返して鳴く鳥がいて特徴的だけれど名前がわからない。

今年は去年と違ってまだ花粉にそれほど体が反応していないようだ、外から戻ると軽くくしゃみが出る程度。

今晩はカレーにした。


May 13 23:03, Princeton

すっかり緑が濃くなりました。

昨日は一日雨が降って、気温もあがらず10度をすこし越えたぐらい、久し振りに厚めのセーターを着た。一方今日はすっきり晴れて20度まで上がった。あたりを散歩をすると気持ちがいい。

さてこちらに戻ってきてしまうと特に毎日変わったこともない。研究所へ行っていろいろ議論をするだけ。% とやっている話は永遠に一進一退だ。色んな側面を試してみて、知識は増えている気がするが、目標に近づいてきている気があまりしない。


May 12 00:10, Princeton

今朝は朝ご飯をたべてから、もう少し寝ようと布団に入ったところが、気が付いたら2時だった。慌てて買い物へ行って遅い昼食に。家の前の楓の木の種が熟したようで、車のボンネットやらトランクやらの隙間にたまっている。手にすくって放り投げると地面に落ちるまでによく回ること!

その他は特に大したことはせず、ぐうたらする。


May 10 21:39, Princeton

金曜日はまた %さんに議論してもらっていろいろ考える。

昼は文献紹介、#先生の学生さんが共同研究中の内容を、というわけで面白かったが、半分を過ぎたところから内容が確定しておらず、なぜか # 先生本人が質問したり、他の共同研究中の学生さんから訂正が入ったり、しまいには普通に共同研究者内で議論がはじまってしまった。「これは文献紹介であって普段の議論とは違うはずなんだけど...」との @先生のコメントに周りは大笑いした。

夕方から雨が降って冷えてきて、油濃い外食ばかりで胃の調子もそれほど良くなかったので夜は和食にいって鍋焼きうどんにした。体の芯から暖まった。

今日は Amtrak でプリンストンまで戻る。帰りは行きしなとは変えて普通席にしてみたが、席の広さなどは変わらず、単に内装が多少汚いだけ。これなら今後使う際は普通席でいい。

車窓を眺めたり、本を読んだり、うたたねをしたりしていると案外すぐ着いた。一週間でボストン近郊の森も随分緑の葉が増えたが、それでもまだ葉は開き切っておらず赤みがかかっていたり黄緑だったりする。NJ まで戻ってくると緑が濃い。

Junction 駅では、ホームに接した線路が点検中だかなにかで、ひとつ離れた線路に電車が止まって、乗客はみな列車の先頭まで歩かされてホームでなくて線路に降りるという不思議な経験をした。想定のうちのことらしく、確かにそこの部分だけ歩けるようにアスファルトを敷いてあった。


May 9 00:24, Cambridge, MA

ハーバードでの滞在はなかなか楽しい。元気な学生さんが沢山いるというのは良いことで、夕食後も研究室に活気がある。まあちょうど博士論文審査の直前だからかもしれないが。最近活気がなくなったという噂を聞いていて、こちらの人も確かにそうだと言っているが、それでも僕がいつも居るところに比べれば段違いだと思った。

昨日は学生さんが論文審査会の練習をするというのでそれに参加、その後インド料理屋へ行く。今日は学期は終わっているものの何とか捩じ込んでセミナーをさせてもらって、魚を食べに行った。皆非アメリカ人なので政治談義が盛りあがってなかなか面白い。

研究のほうもすこし進んだような気がする。

日本の知り合いの皆さんが分厚い論文を出した。層の計算を出来る弦理論屋は非常に限られているので、日本に突如それが可能なグループが出現したというのは目出度い話だ。高次順像が何の説明もなく使われていてそういう時代になったものかと感慨が無くもない。まあドラームコホモロジーも弦理論の初期では不思議なものだったのだろうが。いつかは高次順像の定義を理解してそれを真面目に使う論文を書いてみたいものだけれど。


May 6 22:04, Cambridge, MA

朝は近くのパン屋で菓子パンを買ってみた。なかなか美味しい。Au bon pain というチェーンが何ヶ所か有るようだ。昼は皆さんと生協に。

Amtrak にのっていたときに眼鏡の「つる」が外れてしまっていたので、Harvard Sq. 近くの眼鏡屋を教えてもらって修繕してもらった。小さいねじ回しとペンチが有れば自分でも、と思うが、素粒子理論の研究室には残念ながら工具はない。

部屋で机に向かっていると、もしかして Tachikawa さん?部屋の名札が間違ってますよね ... と学生さんに言われる。名札には Tajikawa と間違って書いて有ったから、何だか知らないひとだと思っていたそうだが、論文で知っている Tachikawa と名前がにているな ... と思っていたらしい。

夜は教えてもらった Porter 駅ちかくの Porter Exchange という日系のスーパーやら食堂やらが集まっているところに行ってみた。何故か韓国料理屋にはいってビビンバを食べる。$10 するから割高かと思っていたら、非常に大量に出て来てお腹が一杯になった。帰りに日本人のやっているパン屋さんで餡パンとメロンパンを買う。

Porter から Harvard Sq. までの道は平屋でいろいろ店が並んでいてアメリカという感じのところだ。同じ路線番号のトロリーバスとガソリンバスが沢山走っているのがどうも謎である。


May 5 21:51, Cambridge, MA

夕焼けに栄える教会の塔。

土曜日は旅行の準備。春の一週間の旅行には僕の持っているスーツケースは大きすぎるからと思って、Macy's まで小さめのものを買いに行った。どうも旅行かばんの並んでいるところへ行くと大きなものばかりだから感覚が分からなくなって、あまり小さくないものを買ってきた気がするが、まあ良し。

日曜日はボストンまで。新緑を楽しみながら Metropark まで NJ Transit で来て、そこで Amtrak に同じホームで乗り換え。あとは乗っているだけで着くので楽なものだ。Acela Express なるものにのったが、内装も綺麗で文句は無い。Newark に到着時に "Beautiful Newark に到着です!"と車掌さんの放送が入って皆笑う。

NY Penn Station で沢山ひとが乗ってきてほぼ満席。偶然僕の近くに日本人の一行がいらして、お隣は96のご老人のお医者さんで日本では有名なそうだ。微かに聞いたことがあるように思うが思い出せない。お爺さんが寝るので僕もつられて眠ったらすぐにボストンに着いた。

こちらは Princeton よりは2週間ぐらい春が遅いようだ。丁度桜が散っていたり、木の梢に芽が吹きはじめたところ。ボストンの中心は通過してしまったので判らないが、大学の辺りは古い石造りの建物が並んでいて歩いていて気持ちいいところだ。宿は大学がアパートの一室を借りているところを使うという形式でこれは Michigan 大に行ったときと同じ。夜はピザ。大きなものが出て来て大変だった。

今日は研究室に朝から顔を出して、いろいろ議論したり机に向かってぼおっとしていると夜になった。はじめて来た場所だがはじめてで無い気がする。弦理論のなかでも非常に近いところをやっている人がいるからでもあるけれども。

夜は安い中華でもないかと探すが、結局ふつうのアメリカの定食屋に行って、ハンバーガーを食べる。まあ新鮮なトマトとタマネギが挟んであればこれは不味くなりようがない。黒パンでまあなかなか良し。


May 2 23:04, Princeton

夕方に気候がいいので % と数学科の前の外の黒板で議論していると、なぜか研究所の人でない人の人通りが多くなってきた。何なのかと二人で訝しげにしていたが、結局隣の Wolfensohn ホールで Maskin 先生の一般向け講演があるらしい。

というわけでその場に居づらくなって場所を変えて自分たちの建物のお茶飲み場の黒板を使っていると、今度は小学生ぐらいの二人連れが僕らを見ている。一人が近づいて何やっているの?と聞く。

--一応物理だよ、弦理論っていうんだ...
-- 僕もやっているよ!
-- へえどんな?
-- Elegant Universe を読んだよ。でも量子力学ってのは筋が悪いよね。数学はまだそんなにしらないから細かいところは判らないけど...
-- きっといずれ判るよ。
とかいう会話をする。14歳らしい。フィラデルフィアから来たと行っていたから、親御さんが Maskin 先生の講演でも聞きにきて、その間あたりを探検させているのかも知れない。


May 1 22:32, Princeton

研究所の庭の大木の下に小さい花が沢山。すっかり新緑になりました。

特に毎日かわりのない生活。研究上悩ましいことがあるとぼんやりしているときも何かしらもやもやする。ピアノを弾きにいってみたがしばらく弾いていなかったのだったか全然駄目だ。それでもその間はもやもやしていないが、部屋に戻ってくるとやはりもやもやとしている。