昨日の昼は研究所の trustee の皆さんと会食でいつもより上等の昼食が出た。Trustee は億万長者か学者なわけだが、僕の両隣は学者だったのでまあ気楽に話せたのは良かった。
その後は # がセミナー、ここ数ヶ月の僕と $ との共同研究の話。
あとは池の周りやら、森の中やら散歩に行ってみる。夜は夕食後すぐ眠くなって布団に入ったら、気が付いたら朝の四時だった。一時間ほど起きていたがまた寝て、目が覚めると8時だ。
今日は昼はいつものように街に出てコーヒー屋で読書をする。途中の道で秘書の % に会う。三年住んでいるのに町ですれ違うのは初めてだというのは可笑しい。
あとは日が暮れる頃からピアノの練習、読書の続きなど。ピアノ室へ行くときに子供たちが trick or treat をやっているのに会う。ひとりの白人の女の子は単に浴衣を着ていた。
夕食後は研究所に行って文献を調べていた。
今朝は日本に居た間に届いていた旅費の小切手を銀行に振込みに自転車で街まで言ってきた。本屋によって懲りずに西洋中世の本をまた一冊買う。そうこうしていると曇っていたのが晴れてきて綺麗な晴天になる。
つい注文してしまっていた Magic Mouse が届いた。使いやすいマウスだが、値段に見合う価値があるかは微妙かもしれない。
夕食後眠くなって寝てしまっていた。またこれから寝ます。
今日は一日小雨が降り続く。日本から来たので突然晩秋になったように思える。昨晩も良く寝て、時差ぼけはそれほどないが、夕方家に帰ってくると突然眠くなった。これを見越して昼のうちに買い物に行っておいて正解だった。とりあえず寝ないよう頑張って適当に夕食を作って食べたがそろそろ限界のようだ。
今日はひたすら移動。台風は幸い動きを早めて東京を通りすぎていったようで、抜けるような青天だった。飛行機が4時過ぎなので、ホテルでチェックアウトぎりぎりまで過ごした後、東京駅で昼食、そこから快速エアポート成田のグリーン車で空港まで。
空の旅は12時間、はじめに台風の成れの果ての温帯低気圧を通り過ぎるまで夕食が出なかったりしたが、まあそれほどの揺れもなく無事に小雨の Newark まで辿り着く。
空港から乗り合いバスで研究所まで戻ってくるあいだに日が暮れて真っ暗になってしまった。幸いまだすこしは紅葉黄葉が残っているようであと数日楽しめそうだ。
飛行機では結局 8 時間ぐらい寝ていたようだ。その他は東京駅で買った中公新書「洋行の時代」を読んだ。まあ僕もやっていることは洋行と言えなくもないので、我が身に引き比べて面白く読めた。
今日は雨だ。昼は近くの食堂を探すと見つかった老舗だという神田の蕎麦屋に行ってみた。鶏南蛮を頼むがなかなかおいしい。その後はいつもお世話になっている歯医者に行く。麻酔がきいてしびれている口のまま本郷へ顔を出して夕方まで議論する。
日本では前日チェックインが出来ないようだが、一応飛行機の席はエコノミー最前列に変更できたようだ。飛ぶ時間には台風が弱まっていることを祈る。
金曜は午後に % 君のセミナーがあった以外は特に何もなく、ふらふらと考え事をしていた。セミナーは終わった後に議論が盛り上がってなかなか面白かったが、夕食までに実家に帰ることになっていたので暗くなった辺りで切り上げて、京阪で大阪へ出る。
土曜は実家の古い無線LAN基地がここしばらく不調だったので、近くの電気屋まで散歩を兼ねて買い替えに行った。途中で道の駅を通るが、そこにある農協の産地直売所の賑わっていること。本来の道の駅の用途からは離れて、すっかりその直売所が主になっているが、まあ閑古鳥が鳴くよりはいいだろう。
家ではピアノを弾いて、ただぐうたらしているだけだ。
日曜は昼過ぎまで実家にいて、それから新幹線で東京へ。新大阪まで家族皆で送ってもらって、有り難いような、わざわざ申し訳ないようなだ。ホームを列車が離れるときは心にぐっとくるものがある。東京は混雑している。宿はお茶の水のあたりにした。
今日もいい天気だ。ここ数日の日課どおり朝のパンに百万遍の進々堂に入ったら、当店は家族経営で同名のチェーン店とは別ですと小さな貼り紙があるのに気が付いた。
今朝はセミナーが二つ。午後はいろいろな組み合わせで雑談ばかりしていた。日本に来てはじめの週はあまりに忙しかったが、その後京都に移動して、まあ旅行中でも一ヶ所に10日いると研究ができなくは無いことが判った。
今日も晴天。午前中に生協書籍部に薦められた数学の本を買いに行った。数学は日本独自の学派がいろいろあって、日本語でのみ手に入る良い専門書があるというのは凄いことだと思う。弦理論はそうはいかない。
午後はしばらく $ 先生と議論、その後は * さんのセミナーで AdS/CFT におけるブラウン運動という話。
夜は「宏しん」という今出川通の中華屋に行った。「しん」は金を三つ森のように並べた字で意味がわからない。
とうとう日本でも夜型になってきてしまったように思うが、今朝は頑張って9時に起きる。朝のセミナーは F 理論による現象論という話。昼食後は + 先生と三時間ほど議論をする。
夕食は旧友の & と今出川通のイタリア料理へ行った。
これまで二次元の理論は全くやったことがなかったが、最近ようやく Teschner の色々な論文で何がやりたいのか動機が判る気がするようになってきた。内容を追えるほどにはなかなかならないが。兎も角、弦理論を研究すると言って世界面の理論をやったことがないというのでは片手落ちだろうから、いつかは通らねばならなかった道のはずだ。
今日は自分がセミナーで話す番。夕方4時半からだった。その前に先生方に来ていただいていろいろ教えていただいたり、セミナー中も % さんや他の方が沢山質問下さったりと非常に為になった。
ひとつ失敗だったのは、駒場でセミナーをした際に受けた助言をもとに、スライド上の図の点の印を多少変更したのだが、全部変更したつもりが一部変更しないで聴衆に迷惑を掛けたことだ。 まあしかし笑いも二度ほど取れて良かっただろう。
夜は皆さんで今出川通のインド料理屋へいってカレーを食べる。
さて、実家に帰った際に、買ってもらってあった岩波の『科学』誌 7 月号を読んだが、短い記事で、日本書紀の実際の日本での日食観察記録のある箇所が、漢文の上手下手で区別されている α 群 β 群の片側のみにあるというのがあった。
この α 群 β 群とは何かと思っていたところ、今朝今出川通を歩いていて吉岡書店の古書の道に並んでいるのを眺めていると、ちょうどまさにそれの発見者の書いた中公新書があって、早速購入。日本書紀に使われている万葉仮名の使用頻度やら漢文の誤用やらをパンチカードに入れて統計的に調べたという、非常に科学的な話だった。聖書でいえば documentary hypothesis みたいな話。小さいときに学んだ、呉音唐音とは何であるかという説明もあって面白い。和歌には原本にアクセントを記してあるのもあるそうだ。
なんにせよ、一昨日偶然読んだ記事に関連する新書がちょうど見つかると言うのは不思議だった。
金曜日は朝に下鴨神社にお参りしてから研究所へ向かう。昼はいろいろ議論をして、夕方は # の奥様が特別セミナーでイスラム美術の話。
金曜夜から週末は実家に帰っていた。ずっと薄汚れたズボンをはいていたのを母親に見咎められて恥じ入る。土曜は前線が通過したのか、雷雨が通って夕方に虹が見えた。日曜は晴れ、夜に京都に戻ってくる。実家ではピアノの練習も出来て良かった。
先週東京の文庫専門の古本屋さん(文庫川村)で買った藤村の「新生」だが、実家にある古い文学全集に収録されていることが判った。あちらのほうが正しく舊字體舊假名だから感じが出て良い気もする。新字体の岩波文庫といっても僕の買ったのは表紙カバーが無かった時代のものだが...
昨日は朝は + 先生と議論、昼食はそのまま今出川通りの定食屋に。+ 先生は常連さんのようだった。昼食後はすこし # 先生と $ 先生と議論していると Gary Horowitz さんの談話会の時間に、その後は % 先生もくわえていろいろ質問する。夕食は今出川通りのパスタ屋へ。
今日は朝は G. Horowitz さんと H. Liu さんのセミナー、のはずだがひとつ目は寝坊。両者ともアスペンで聞いた話で、後者は別の共同研究者がプリンストンでも話をしたので三回目に聞く話。
午後は de Boer さんのセミナーがあって、その後はまた # 先生と $ 先生と議論。
というわけで案外忙しい。
今日は B. de Wit さんと S. Kim さんのセミナー。前者は二年ほど前に自分がやっていた話の続きだったからよくわかった。「何故かこの話題はオランダ人、ベルギー人か日本人しかやらない」と仰っていたがそのとおりだ。後者はちょうど彼が先週プリンストン大の microsymposium で話した内容で、危うく聞き逃すところだったがちょうど良かった。数が見事に合うのは素晴らしい。
昼、夜とも食堂。東北フェアというのをやっていて、ずんだ餅をデザートに食べる。
夕方は # 先生に連れられて % 先生に紹介してもらった。昔論文を書いたときに助けてもらった数学科の $ 君にも再開する。
今日も7時に起きて、健康な生活。青い空が綺麗だ。取り敢えず紙屋川のあたりを散歩して、コインランドリーで洗濯を済ませる。
近くで昼食を取ってからバスで大学まで行く。途中でおりてしばらく歩く。
いろいろ雑談。すこし研究を進めてみようともする。
夜は「チャーリーの夢飛行」まで行って和風洋食を食べる。帰りはバスがしばらく来なさそうだったので歩きはじめていたら、バス停とバス停の間で一度抜かれてしまい、結局堀川まで歩いた。
さて昼に百万遍近くの古書店で棚を見ていると、「失われた九州王朝」という怪しい本があったのでぱらぱらと読む。面白そうだが如何にも非主流派なので買わず仕舞。あとでネットで調べると確かにいろいろあるようだ。まあ記念に一冊買っておいてもよいかもしれない。
それに引き換えこないだ買った 「Arthur's Britain」は同様に文献資料の少ない時代でトンデモだろうと思っていたら、予想外に考古学にも詳しくて判らないところは判らないときちんと書いた良い本だった。
昨日は兄夫婦のところへ行って姪と遊んできた。「かいじゅうたちのいるところ」のぬいぐるみをあげたら、むしろ親のほうが喜んでいたように見えた。夕方は神保町に行って古本屋で絶版になった岩波の文庫をいくつか探す。流石に日本一の古書街だけあって、二三軒まわると確かに見つかった。
今日は京都へ移動。よい天気だから新幹線の窓側、それも富士山側を指定したのに、お弁当を食べたところで眠くなってしまって、気が付いたら車窓から振り向いてかろうじて富士山が見える状態だった。失敗した。
宿は天神さんの近くのウィークリーマンションで、二年まえの研究会のときも使ったところ。夕ご飯は、そのときにも行った近くのちいさなイタリアンに。
今日は青空に雲が流れて気持ちのいい天気。折角なので数個前のバス停で居りて研究所まで歩く。金木犀が香る。コスモスも綺麗だ。そういえばどちらもアメリカの秋には無いものだ。
昼食後はセミナー、その後はちょうど研究所開所二周年ということで食堂でパーティだった。多少お酒をいただいていい気分になる。
昨日の台風の雲のビデオを日記につけておく。今回は何も編集していない、実時間だが、雲の流れの早いこと。
一週間がはじまると案外忙しくて日記を書く気にもならなかった。時差ボケのお陰で非常に早寝早起きになっている、10時ぐらいには寝てしまって6時過ぎには起きると言う真っ当な生活だ。
昨日は駒場に呼んでいただいてセミナー、慶応からも沢山皆さん来て下さって恐縮した。最低一時間半喋って下さいと言われていたところを二時間喋って、その後お茶の時間のはずも結局質疑応答になって夕食直前までずっと議論、こんなに反応をいただけるのは嬉しいことだった。昼は駒場第二キャンパスに最近出来たイタリアンに連れていっていただいて、夜は神泉のあたりのおいしい定食屋に。日本は良いところだ。
さて昨晩遅くからから今朝にかけて大雨、すぐに雨は上がって青空が見え始めるが暴風はなかなかおさまらない。頭上を気をつけつつ昼前には研究所にいって、すこし議論をしたり、頼まれていた論文の referee をはじめたりする。
明日はこちらの研究所でセミナーだ。
金曜は朝7時の乗り合いバンで空港まで。普通なら電車にするところだが、スーツケース、背中の鞄に土産の入った箱と荷物が多かったので贅沢なことをしてしまった。うとうとしているだけでよいので実に楽だ。空港も人もそれほど多くなくすぐセキュリティの中へ。
とそうこうしているうちに搭乗の時間、幸い前日のオンラインでのチェックインでエコノミーの最前列が取れたので、足を伸ばしてくつろげたのは良かった。
カナダ上空で、北米大陸の真ん中を南北に走っていた前線を通過する際にかなり揺れたが、それ以外は特に問題なく日本まで。その際のアナウンスを聞いていると、turbulence がどうこうと普通言うところを "bumpy ride" というので面白かった。
@君にすすめられてノイズ相殺ヘッドホン($100)を買ってあったのでそれも試す。騒音が半分になったかなという感覚だった。普段と同じ音量で音楽が聞けるのは有り難い。
日本に付いたら土曜日。成田線経由で柏まで。単線で田舎を走る風情はなかなか良い。前回日本に戻ったときは12月だったので、おそらくほぼ同じ時間の電車だったがもうとっぷり暮れて景色は見られなかったのだろうと思う。
ホテルに着いて、夕食を食べに出て戻ってきたら眠くなってしまって8時から2時まで寝る。一度起きたが3時には眠くなって朝の6時まで寝ていた。飛行機の12時間のうち8時間ぐらいは寝ていたと思うから、合計するとかなり寝たことになる。
おかげで今日は元気に過ごせた。基本的に三食を食べに行く以外は部屋で本を読んでいるか、今週のセミナーの準備をするかしている。このあいだ買った「西洋中世における旅行」を Newark の空港でよみはじめてずっと読んでいるが、なかなか面白い、良い買い物をした。ただ船の各部の名称の英語が全く判らないので困る。まあ日本語に訳してもきっと判らないのだが。
さて、準備も終えてあとは明日寝過ごさないことだけだ。こちらの紅葉がちょうどはじまったところで出かけないと行けないのは惜しいけれど。