今日はすこし仕事をする、論文を4頁ほど書いた。他の用事で共同研究者を待たせ通しだったのでここ数日でなんとかしなければならない。
夕方は日本から一ヶ月滞在予定の @ 君を駅まで迎えにいき、買い物にいって、街の Alchemist&Barrister に行ってハンバーガーを食べてきた。
日が暮れてから研究所に戻ってくると蛍が飛んでいる。
今週はぐうたらしていたはずだが、昼食後眠くなって昼寝をしてしまう。
四時ごろから街へ行ってコーヒー屋でくつろぐ。大学の reunion なので、学校の色である橙色の服をきた人が僕らあたりの年齢からお歳を召した方まで沢山いらしていつもより賑やかだ。
30度弱まであがったので、家に戻ると汗だくだった。シャワーを浴びる。
夜は夕ご飯を食べようとしたあたりでドン、ドンと花火の音が聞こえてくる。いつもどおり graduate college の駐車場まで行ってゴルフ場の芝の上から眺める。日本の感覚ではまだ花火の季節ではないと思うが、条件反射でなんだかもう夏になった気がした。
今日は曇って案外涼しかった。昼は滞在中の # のセミナー。昨年僕も似たようなことをやっていた。
その後は議論をしたり、森に散歩に行ったりする。
夜は論文の図をいくつか作ろうという口実で、iPad 用の OmniGraffle を買う。僕はずっと図は同じソフトのデスクトップ版で作っているので、すぐに使えるかと思ったが、はじめの一時間ほどは使い方がピンと来ずに戸惑う。
指で摘めば四角形が動く等、操作が明白なこともあるが、機能をつめこむために、一本指で触れば A が起こり、二本指で触れば B が起こる、というのは勝手な取り決めなので、説明書を一度読まねばわからない。まあ徐々に慣れてきて使えるようになってきた。
今日は一日ぐうたらしていた気がする。用事はあるはずだが...
夕方は * に頼んで最近すこし話題になっていた B-Bbar の実験の話をしてもらった。彼には二日前に急に頼んだので申しわけなかったが、僕のような門外漢にも分かり易くて良かった。
日が暮れたあたりに予報通り雷雨がやってきた。夜は涼しくなる。
今日は $ とすこし議論した以外は、メールにいろいろと返事を書いていたばかり。
同僚の奥様の誕生日ということでパーティがあって、皆で呼ばれてきた。今回も基本的に屋外でグリルだが、アルゼンチン出身の同僚は焼き肉の火加減にうるさいので全部彼がやってくれて周りは見ているばかりだ。確かに焼き加減も最高で塩胡椒だけでうまい。僕は苺を買って持っていった。
今日は32度まで上がって暑かった。明日また雷雨が通って、明後日には20度まで下がるという予報。
今日は湿気が多くてかなり暑い。
居室の机があまりに散らかっていたので片付ける。昼食後はインドから滞在中の # と議論をして、お茶の時間のあとは $ と議論。
そのあとは一年前の論文がようやく受理されて校正刷りが回ってきたので目を通すなどする。
家に帰ろうと研究所の玄関を出ると、夕焼けも暗くなってきたところに一本飛行機雲だけが赤く照らされていたのをみる。
夜はそろそろ出るという論文を & が送ってくれたので喜んで読む。
今日も一日涼しく過ごしやすかった。
昼はセミナー、アトラスの実験の進展の話で、素人でも聞いていて面白い。
結局 iBook store で電子本を購入。専門用語が多いので辞書が引けるのは良い。画面で読むのも苦ではないが、いつも料理をしながら/夕ご飯を食べながら本を読んでいたのが出来ないのが少々困る。まあ不可能ではないが、まだ iPad を買って間が無いので汚したくないのだ。
今日の空は一面雲に覆われている。洗濯と掃除をする。
夕方からは $ 宅で同僚であつまってバーベキューだった。芝生の上にグリルを置いて木炭に火をつけるか、というころにとうとう雨が降りだしたので、慌ててグリルをバルコニーに持って行く。
持って上がると雨足は弱まったが、結局ずっと降ったり止んだりだった。
案外飲んだので、家に戻ってからいつのまにか寝てしまっていたようだ。目が覚めたので日記を書いておく。
今日は一日ぐうたらする。最高気温は23度だったらしいが、湿気があってもう少し暑く感じた。昼過ぎに街まで歩くと、雲が流れて徐々に空を覆ってゆくのが綺麗だった。
夕暮れに買い物に行く。
その他の時間はずっと本を読んでいた、ウェールズの歴史を読了。次は順番からするとスコットランドの歴史を読むのが正しいと思うが、どの本が良いのかわからない。
件のキリスト教の歴史の本は Apple iBook Store でも買えるようになっていたが $18。Amazon Kindle だと $10 で悩ましいところだ。iBook で買うと判らない単語を iPad 上で直接辞書が引けるのだが、それだけで $8 余計に払う価値があるかどうか。
今日は28度まであがったようだが、慣れてきたのかそれほど暑く感じなかった。
昼のセミナーに出たあとは、一日 # と論文を弄る。家に帰って夕食後も続けていたら多少進んだが、気が付いたらこんな時間ですこぶる疲弊した。
今日は晴れて気温もあがり、気持ちが良かった。昼はハンバーガーが出た。研究所のハンバーガーを食べてしまうと他ではちょっと食べられない。
# との論文を弄る。二次元の CFT の勉強を付け焼き刃で一日がんばるがあまり捗らず。Maldacena-Ooguri など読もうと思うが基礎がなくて困る。
今日も午前中まで雨が降って、気温もそれほど上がらない。明日明後日は晴れて急に初夏にもどるという予報。
午後は共著者五人で論文の最終調整、無事投稿できた。途中からは船頭多くして船山に登るという通りでなかなか大変だったが、まあ何とかなったようだ。
というわけでもうひとつの論文のほうの準備を本格化させなければならぬ。
昨晩はあれから雨が降りだして、今日は一日小雨が降り続いた。また案外涼しいのでチョッキを出して着る。
昼は昨日に引き続き $ とで * の部屋にこもって論文の調整をする。もう片方慌てねばならないはずの論文はほとんど何も出来ず。
といいつつ夜はウェールズの歴史の続きを読んでいた。Antidisestablishmentarianism の話になった。
昨日はボストンから遊びに来ていた % にそろそろ出る論文の話を教えてもらった。これは衝撃だ。
夕方は森へ散歩へ行く。夜は計算をしていたら日記を書きそびれてしまった。
今日は $ と二人で * の部屋にこもって侃々諤々論文の詳細を詰める。途中でちょうどいらしていた @ 先生も参加して内容を聞いていただく。
夜は # とやっている話と多少被った論文が出ていてこれも慌てないといけないということがわかった。 # も丁度イギリス出張から戻ってきたのでまあ何とかなるだろう。
今日も26度まで上がって案外暑い。いつものように街まで歩いてコーヒー屋に寄る。歩いていて緑が綺麗で良い。
電子書籍に関して。Apple の iBookstore は品揃えが如何なものだが、Amazon の Kindle store も使えて、こちらはなかなか充実している。MacCulloch のキリスト教の歴史の本は実物を地元の本屋で買うと $45、 Amazon で実物を買うと $20、Amazon の電子版だと $10、どうすべきか悩ましいところだ。
Kindle store では立ち読みが出来る機能もついていて、太っ腹なことに50頁分ほど読めた。信者でない立場から書かれていることが確認出来て、なかなか面白かったので、電子版を買ってみようかと思う。頭が古いので、折角1000頁の本を読むとすると実物が欲しい気もするが。
しかし、その前に先々週買ったウェールズの歴史の本を読んでしまわねばならない。6 割ぐらい読んだところでもう1850年まで来てしまって大変だ。プロテスタントの宗派間の対立の影響の話がしばらく続いているが、基礎知識がないので困る。
今日は $ のセミナーのあと、# といろいろ議論をする。数カ月前にやっていたことを思い出せてきたようだ。
一昨日あたりから気になっていた件は、文献をあたってみると、'98 頃に皆さん問題に気が付いていたけれども結局明快には解決しないまま放置されていたようだ。
夕方は論文の調整。共著者が多いと書き口をどうすべきか意見の相違をまとめてゆくのが難しい。
夕立が通って虹が出る。今年になってははじめてではないか。
夜は注文してあった iPad がようやく届いたので、開けて遊ぶ。日本の著作権の切れた古い本を自由に読めるソフトがあって、これは素晴らしい。
今日は晴れて気持ちが良い。
冷蔵庫が昨日で空になったので、夕方は買い物へ行く。すっかり緑が濃くなった。
ウェールズの歴史を読み進めていると、17世紀に Pontypool で Japanese lacquer を塗った金属の器を作っていたのはいまでも有名だ、と一行だけある。一行だけ書いて話が通じると著者が思うということは、案外ウェールズでは有名なのであろう。
こんなところで漆塗りを、それも金属の器であるものかと調べてみたら、"Japanese lacquer" とは、学生の時に習ったように漆そのものをさすのではなく、漆を真似て近代初期に西洋で開発された塗料をさすのだそうである。写真をさがしてみると、飾りも真似をして蒔絵風にしてあってなかなか見事だ。
さて、とある共著者は LaTeX のような肥大化したのは使いたくない、harvmac でなければ駄目だとおっしゃって、自分では直接編集して下さらず毎回印刷した原稿に赤で文字を入れて指示を下さっていた。しかしそれもいい加減手間なので、昨晩は奮発して LaTeX から harvmac へ9割自動で変換するスクリプトを書いた。
大体動くようになるまで二時間、さらに細かいところの調整に二時間かかって、手で全部変換するのと同じぐらいの時間がかかった気がするが、単調作業ではないし久し振りに perl を使ったのは楽しかった。
というわけで今日はその共著者もご機嫌で編集してくださったようだ。
スクリプトを書くのにどれくらい時間がかかったんだと聞くので、あまり研究でないことに時間を無駄遣いしたと知られたくなかったので一時間半ぐらいですとつい嘘が出たら、素直に感心されてしまって困った。閻魔様に舌を抜かれるだろう。
今日はずっと曇って、夜になると小雨が降り始めた。
昨日問題になった話は一晩経つと血が上っていた頭が冷えたようで、無事収拾がついたようで良かった。
今日は数ヶ月前から棚上げにしてあった問題に戻ってみる。一箇所ずっと微妙な問題が気にかかっていたのだが、いろいろ頭を整理した結果、その問題は新しいものではなく、'97 頃に散々研究された系でも同じ問題があるということが判った。よって、当時の論文を読めば良い訳だ。
明け方は2度まで下がったそうだ。新緑に問題がなければいいけれど。
昨日は共著中の論文の原稿に一箇所、本題にあまり関係はないが非常に微妙な点を見つけていた。しかし、下手に指摘すると皆そういう微妙な話は好きなもので収拾が付かなくなるだろうからと思って誰にも言わず黙っていたのだが、案の定というべきか残念ながらというべきか、今日 & が同じ点に気が付いてしまい数人で一日中揉めることになる。
まあ僕が理論物理に対して誠実でなかったのが良くなかったので、& が見つけてくれてよかったと言うべきだろう。反省する。
とはいうものの、午後ひたすら揉めたあと、家に戻ってからもメールが行き来したので非常に消耗した。数学と違って曖昧なところがあるので、微妙な議論になると却ってキリがないのではないか。
さて気分を切り替えて、そろそろ寝ないといけない。
明け方は5度まで下がったそうで、今日は昼も15度まで上がらず。早春に戻ったようだ。
というわけで散歩に行くときはワイシャツだけでは肌寒く、チョッキをまた出した。
ここに住むのももう四年だが、はじめて大学の美術館に行ってきた。広く揃っていて驚く。歩けるところの床にアンティオキアで発掘して持ってきたローマ時代のモザイクが嵌めてあったのには参った。
殷の青銅器もいくつか置いてあった。一つは磨かれて黒い地が出ていて、緑青で錆びているのは当時の姿でないと思い知らされた。
相変わらず今日も研究をせず。何か新しい論文のネタを考えないといけない。
今日は一日風が強い。昼は街までいつものようにコーヒーを Chez Alice まで飲みに行く。
戻ってくると判っていたことだがまた目がかゆくなる。しかし折角こんなに緑が美しいのに歩かずにはいられないのだ。
仕事をしないといけない気もするが、% から来るメールに返事をする以外はのんびりしていた。ずっと一昨日届いた Wales の歴史の本を読む。
今日は先生方が正装をしているので何かと思ったら、理事会があるらしい。
昼は車に乗せてもらって大学まで行ってセミナーに出る。その後はあまりに気持ちの良い天気だから歩いて帰る。緑も濃くなって、二週間前とは咲いている花が変わった。
しかし戻ると花粉のせいで目がかゆくなった。%先生に捕まってしばらく論文の詰めの議論をする。
夜に家に戻ると眠くなってしばらく寝てしまった。遅くなって慌てて夕食にする。
今日も一日良い天気だった。夕方まで論文を弄る。
研究所の僕の部屋からは駐車場を越えて所長宅への芝生と並木がみえるのだが、そこの木々がどうも葉があまり出ていないのが気になっていた。そこで、帰りにそちらまで見にいったところ、枝によっては葉が出たところで茶色くなえてしまっているのだった。一度暑い時期があってまた寒くなったことがあったからしおれてしまったのだろうか。並木の中で場所がすこし違うだけで随分元気な葉の数も違うので、どうなっているのだろう。
アマゾンに注文していたウェールズの歴史の本が届いた。
今日は一日快晴だった。気持ちが良い。
昼は年次報告を書いたり、論文を読んだりする。
夕食後は論文の編集がまた僕に戻ってきたので手を入れていたらのめり込んでしまって、こんな時間になった。寝ないといけない。
今日は食堂で材料のひとつに "hearts of palm" なるものが出た。ヤシの木の若い幹の中心部らしい。木を切ってしまうので野生のヤシが減る原因だったとか。最近はそれ用に栽培しているそうだ。
昼下がりに西から雷雲がやってきて、大粒の雨を落としていったが、雲は流れてまた晴天になる。
夕方は銀行に行きがてら散歩に行ってきた。本屋にいくが何を買っていいかわからず。
J. P. Jenkins, "The Lost History of Christianity" というローマ帝国外でのキリスト教の歴史の本が売っていて、景教に興味があるから買ってみようかと思ったが、中国のことはそもそもあまり載っておらず、開いてみた頁には唐代に仏典が中国語への翻訳された際に景教徒が噛んでいて、それが天台宗と真言宗に影響したとか荒唐無稽なことが書いてあったので買わずにおいてきた。
そこには出典に S. H. Moffet の "A History of Christianity in Asia" を見よと書いてあったので、食後に調べてみると、結局は明治時代に高楠順次郎がヨーロッパの東洋雑誌に書いた記事 (J. Takakusu, T'oung Pao vol. VII (1896) p.589) がもとになっていて、仏典の翻訳に景教徒が手を貸したことがあるのはあながち嘘では無いようだ。一方真言宗への影響はあくまで想像にすぎないらしい。
ともあれ、こういう昔の論文がインターネットですぐに手に入るのは有り難い。
明け方にしばらく雨が降って、すこし涼しくなった。
今日は % 先生に呼び出されて、合計五人で11時から昼食を挟んでお茶の時間の前まで議論だった。
その他は特に何もしなかった気がする。
こないだ買ったアイルランドの歴史の本は昨日の帰りの電車の中で読み切ってしまった。1000年間ずっとイングランドに抑えつけられてきた経緯がひたすら書いてあって気が滅入る。
夜寝る前に読むための本をまた買ってこないといけない。
今日は仕事をしないといけない気もしていたが、NJ Transit のオフピーク割引切符を買って一枚余っていたのが5月末で仕組みが変わって使えなくなるというので、昼前からマンハッタンまで行って美術館に行ってきた。
行ったのはマンハッタンの北の端、190th St. の Fort Tryon 公園にある Metropolitan の別館の the Cloisters。ヨーロッパから朽ちた中世の修道院を買ってきて復元したものである。天気も良く窓から暗い回廊に射す陽の光が良かった。ハドソン川に面していて濃くなった緑も美しい。二時間半ほどのんびり過ごす。
さて、行きは地下鉄だったがあたりを見ながら帰ろうとバスにのる。途中しばらくヒスパニック系の人ばかり住む区域を通過したのが驚きだった。街はゴミが多いのだが、バス停は綺麗に管理されていて、真新しいの航空会社やら携帯会社の広告が貼ってある。しかしその広告がスペイン語なのだ。
随分下ったところで Apple Store の前を通ったので、今書いている論文を仕上げるまで買うまいと思っていたが誘惑に負けて iPad を買いに行く。しかし生憎売り切れだった。
Penn Station まで戻ると電車が出たところで40分待たねばならなかったので、上の Borders に入ってアイスコーヒーを飲む。33%引きのクーポンがメールで届いていたので、iPhone プログラミングの本を買った。
家にもどって夕食にしたあとはパソコンに向かって論文に手を入れる。今日は三頁半ほど。明日からは共同研究者が編集する番だ。
ウォータールーのコーヒー屋さんで朝食をとっていると小雨が降り始め、ペリメタ研に頼んで貰ったリムジンで空港に向かっていると大雨になる。幸い飛行機が出発するころには雨は通り過ぎた。
行きと帰りでは微妙に航路が違うようで、残念ながらナイアガラの滝は遠くに小さくしか見えず。ニューアークに降り立つと30度で暑くてかなわない。
家に戻ると5時、荷物を家に置いたら研究所に行ってコーヒーを淹れて少々仕事をする。夕食後もがんばって、一応四頁書いた。
向こうでセミナーをしたものの録画が上がっていたので見せたら、一年半前のセミナーに比べて随分英語がましになったと言われた。逆算すると、四年前にアメリカに来たときは英語は全くひどいものだったと思われる。