Dec 31 23:58, Osaka

今日は雲が流れる。昼過ぎには一度小雪が舞う。この冬はじめて雪をみた。

母がお節を準備するのを手伝う、といってもお煮染の味付けをするだけだが。例年ほどうまくできない気がする、が、夜になって出来たのをつまんでみるとそれほど悪くない気もしてきた。

いろいろと自分の境遇に変化のあった一年だった。来年はどうなるか。


Dec 30 23:34, Osaka

今日は雨がしとしと降る。

僕より年上の餅つき器で餅つき。姪はこれをみるのははじめてのようで面白がっていた。お鏡さんも準備して、正月飾りもいろいろとりつける。

自分でものを書くほど集中できないので、博士論文を読むのに専念する。物理学とはいえ僕のいる蛸壺の外のものは読んでいて面白くもある。


Dec 29 23:59, Osaka

昨日と変わって今日は良い天気、あたたかい。

墓参。姪と遊ぶ。

来年度は3年生用の輪講を担当しないといけないので、適当な本は無いかと探している。昔印象の深かった Feynman-Hibbs の経路積分の本でもやろうかと思っていたが、実家に戻って段ボール箱から掘り出してみると、あまり面白く感じない。

ついでにクーラン=ヒルベルトの日本語版が出て来たので眺める。研究室には独語版しかなかったので情け無いかな、読めなかったのだ。如何に長年引き継がれてきている物理数学の講義の内容がこれに規定されているかを再認識する。

毎日少しずつ書くと言う昨日の決意は早くも崩れた。そのかわり、審査せねばならぬ博士論文をひとつ読んだ。


Dec 28 22:27, Osaka

今日はしばらく小雨、徐々に止んで、夕方には雨上がりの雲に夕焼けが映えて美しかった。

姪と遊ぶ、祖母の部屋の蛍光灯が暗くなっていたのを LED に買える、等。

昨日東京駅で簡単な土産に買ったお菓子は、悪くないと思っていつも買うお店の新製品だったが、実際食べてみるとあんまり宜しくない。いつも買うものにしておけば良かった。

秋にやった集中講義をちゃんとタイプしておこうと思っていたが殆ど進んでいなかったのをやろうと思っている。今日はとりあえず章立てを作ってみた。これまで書いたのは1割ぐらいか。


Dec 27 23:18, Osaka

丸の内北口ドーム。東京駅の夜景。

今朝はもうひとつ審査のため博士論文を受け取る。説明を聞いているとふらりと ? 先生が現れるが、なんだ、いま用事か。とおっしゃってまたどちらかへいらっしゃってしまった。

昼食後は細々としたことを片づけて、明日は有給休暇をとったので夕方から帰省。新幹線はまだ全然空いている。東京駅も大阪駅も見違えるように綺麗になった。時代は流れる。


Dec 26 22:47, Bunkyo-ku

今朝はうちの学科で RA (Research Assistant) というのをやってもらっている学生さんの合宿型研究会をやるための打ち合わせの会というのがあった。といっても、お上から僕と + さんに降ってきた仕事を、さらに RA の中の幹事の人にまた回す、という酷い話ではあるが楽な話。

もう来年の院試でここに興味がある、という人たちが来ていたので、いろいろ説明する。

研究室の共有部屋の小掃除。

その後はお茶の時間、夕食をまたいで授業の準備。まあ大体やった気がする。あとはすこし前にやれば何とかなりそうだ。

今日も夕暮れが非常に美しい。動画に撮ってみた。こうやってみると、もっと真っ暗になるまで撮っておけば良かったと思う。


Dec 26 00:01, Bunkyo-ku

図書館前の噴水。

今日ものんびりしてしまった。

晴れて気持ちがいい。夕焼けも毎日綺麗に見える。眺めの良い居室があたって幸運だ。

一応講義の残りの方針は立てたが、一コマ分しかノートは作れず。あと四コマ分必要だ。講義の為勉強しているといろいろ面白くなってきたが、必修である必要はあまり無いように思う。

審査を仰せつかっている博士論文が四つあるが、皆無事受け取る。今日は * 君がきてくれて同じく副査の @さんと二人で解説を聞く。いま教えている特殊関数がいろいろ使われているのをみると、まあ必修で倣っておいて将来使う人もいるのかという気になる。

「イタリア・ルネサンス」は読み終えてしまった。次に何を読もうか。


Dec 24 23:32, Bunkyo-ku

昨日、今日と雲は少しあるもののおおむね晴れて良い休日。

昨日は部屋の掃除片づけをする。台所を綺麗にしてみた。大学に行って居室の掃除もする。

夜を食べると眠くなって朝まで寝てしまう。

二日のんびり休憩したので随分やる気が出て、今日は昼から大学に行って講義の準備のためいろいろ調べものをした。これまで自転車操業だったが、来月は論文審査等いろいろあってそれすら出来無さそうなので、今週中にやってしまおうと思う。

夜はまた家で鍋にする。

食べ終わって休憩していると、家では読めない論文を友人が紹介してくれたので、大学へ行ってそれを読む。Laguerre 多項式にも代数的取り扱いがいろいろあるのだと分かった。


Dec 22 23:54, Bunkyo-ku

今日はぐうたら休憩。昼過ぎまで案外の雨だったが、夕方には晴れて、綺麗な夕焼けが見えた。

昼はうどんを食べる。夜は実家から送ってもらった大根がまだあったので、大根おろしにしてポン酢醤油で鍋。作りすぎたのを食べ終えたら幸せになってしばらく寝てしまった。

その他、読書等。


Dec 22 00:23, Bunkyo-ku

今日は薄く曇って寒い冬の日。昼の会議は比較的早くおわった。

夕方はすこしまた会議。その後は忘年会。

その他は共同研究者から廻ってきた論文の原稿の推敲をしている。

先日から読みはじめたブルクハルトの「イタリアルネサンスの文化」はとても面白い。アメリカで何度も英語版を買おうか悩んだのだが、ドイツ語のものを訳で読むなら英訳を読んでも仕方がなかろうと思って躊躇していたのだ。日本に戻ってきて古本屋で手に入れて正解だった。


Dec 20 23:24, Bunkyo-ku

今日も青天。いつものように代々木上原から歩いて駒場へ。

自分の講義を終えて、江口先生が数理でマチウ群と楕円種数の件で集中講義をなさっているので今日の分だけ出てくる。始めは関与していたがその後の進展を追っていなかったので勉強になった。

その後は渋谷まで歩いて本郷へ戻る、十年ぶりぐらいに Newton 祭に出る。すこし遅れていったら食べるものはほぼ学生さんに食べ尽くされていた。

夕食に行って家に戻る。なんだか今日はいろいろやったので金曜夜である気がしてならない。


Dec 19 22:37, Bunkyo-ku

柏の冬。

今日は柏へ行く。歩いていると少々風があって顔が寒い。

ららぽーとのカフェで久々に昼食にしてみるが、サラダ付きサンドイッチが小さくなっていて残念だった。

あちらでは + と @ さんと最近の件について議論。進展のあるような無いような。

生協で食事をして帰ってくる。キャンパス駅までの道で見上げる星空が美しい。オリオン座、牡牛座。昔は名前をいろいろ知っていたと思うが、すっかり忘れてしまった。


Dec 18 23:53, Bunkyo-ku

今日はまあまあ暖かい。

大人しく講義の準備をする。古典的な特殊関数系の話だが、少なくとも前で喋っている人が面白いと思っていないと、聞くほうは面白くないだろうから、と思って、昨日いろいろ調べていたら、実際種々興味深い構造はあるのだ。

しかし、それが必修でやるべき内容かどうかは疑問が残るが、まあ、学生の皆さんの毎週 3 時間を取るのであるから、出来る限り意味のあるものにしないといけないだろう...


Dec 17 22:43, Bunkyo-ku

今日は薄い雲が空をおおかた覆って、雨がぱらついたりあがったりを繰り返す。もう少し寒ければ小雪がちらつくのだろう、といった景色だ。

昼は理論の教員の会合。講義と演習はほぼ対応しているのだけれど、担当者が異なるので、微妙に齟齬があって学生さんには評判が良くないらしい。講義もおおまかに内容が同じでも構成をがらりと変えられなくは無いだろうが、演習でやる問題は例年受け継がれて、講義の詳細に依存していたりするので、突然改めるわけにもいかない。

その他、研究のつづきやら、木曜の講義の準備やら。


Dec 16 23:32, Bunkyo-ku

葉を落とした大銀杏。

今日は快晴、冬にしては暖かく気持ちの良い一日。朝は洗濯、昼食のあとは投票に行く。近くに小学校があるはずだが、大きな道には面していなくて周りを家に囲まれているという不思議な立地だった。

その後は大学へ。今週末は講義の準備をするのは放棄したので、そのかわり考え事。

夕食を食べてまた大学へ戻り、考え事の続き。

取り立てて進展は無かったが、問題をいろんな側面から眺めて、また文献もいろいろ漁ったとは思う。さて。


Dec 15 21:28, Bunkyo-ku

夕暮れに都心を望む。

昨日、今日とのんびり過ごす。昨日は会議の他はじっと考え事。すこしずつ判りそうな気がするが、肝心なところが掴めない。帰る前は第二食堂の上にピアノを弾きに行く。

家に戻って、最新版の Microsoft Word を買ったらば何だか不具合で動かなかった。弄っていると日記を書きそびれてしまう。

今日は一日のんびりすることにして、散らかった部屋の片づけやら、大学へ行って考え事の続きやら。午前は霧雨が降る。

昼食は外で、夕食は自炊。その後は「デュメジル=コレクション」の第四巻を読了。第一巻は以前大学図書館で借りてざっと読んだだけだったので読み返すのも良いかも知れない。しかし、先々週だかに古本屋で買ってしまった本を読まねばならないからそちらが先だ。

先月末に届いた OS X と iOS のカーネルの解説本も一応目を通した。

上記不具合はネットで調べると全く同様の症状の人がいたので、その解決策のとおりやると解消した。


Dec 14 10:22, Bunkyo-ku

根津神社の稲荷社と銀杏。

昨日は駒場で講義。のんびり喋っているとやりたかったところまで進めず。最後の十分間早口になったが意味がなかった。反省。

朝は根津神社を通ってゆくと、まだ一本銀杏が黄葉をつけていた。風の当たり具合だろうか。

講義のあとは駒場の研究室に寄ってから帰ってくる。家の近くで夕食にして戻ったら疲れたのか眠くなって布団に入ると朝まで眠ってしまう。


Dec 12 22:59, Bunkyo-ku

共同研究者の * が来ているので今日も柏に出掛けていた。

というわけであちらでいろいろ議論、雑談。何か面白い方向に進めばいいけれど。

明日の準備があるので夜をららぽーとで食べて早めに帰ってきた。


Dec 11 23:48, Bunkyo-ku

今日は柏に行った。あちらはすっかり冬枯れになっている。

昼は * のセミナーを聞き、いらっしゃっていた + 先生と話をし、その後は数人で雑談のような議論のような。

夜は * と皆さんでららぽーとで夕食。コーヒー屋で * ともう少し雑談と議論をしてから家に戻る。


Dec 10 22:41, Bunkyo-ku

三四郎池は、紅葉のところまで廻るとこのように。朝の銀杏並木。

今日も気持ちの良い天気。

昼の研究室ミーティングが早くおわったので、? 君と @ さんとで本郷通りの宮本まで食事に行く。鮪のカマ焼きを食べて満足する。

夕方は僕がセミナーで話す番。まあまあの出来ではなかったか。英語が下手になってきている気がする。

一仕事終えた気がして気が抜けているが、細々としたことをやってから家にかえる。


Dec 10 00:35, Bunkyo-ku

今日も晴れ。家で昼食にした後は大学へ行って講義の準備。僕の部屋は背中から冬の日が入るのでぽかぽかして気持ちが良い。

3/4ほど出来たところで家に戻って夕食、休憩後は残りの1/4。

その後は IPMU へのポスドクの応募書類を読んでいた。沢山応募してくれるのは有り難いが、如何せん多すぎる。


Dec 8 23:43, Bunkyo-ku

三四郎池の晩秋。黄葉とつがいの鴨。

今日は昼まで寝て、大学へ。途中の甘味屋に昼食の看板があがっていたから入ってみるが、本職は甘味屋であるからそういうお味だ。食後のお薄はおいしい。

共同研究者から原稿が回ってきたので、印刷して、三四郎池のベンチに座って推敲。ゆっくり出来るかと思うが、僕と同じく紅葉を楽しみたい人が次々と通って案外せわしない、それでもいいものだ。

銀杏も半分ほど散ってしまった。夜も外で食べて、家に戻って、朝受け取り損ねた宅急便を受け取り、買い物に行く。

昨日書くのを忘れたが、周りのひとによると、非常放送があってから地震波が来るまで僕は急に大阪弁丸だしで騒いでいたそうだ。命の危険を感じると東京弁で取り繕う暇がなくなるらしい。


Dec 8 00:23, Bunkyo-ku

三四郎池の紅葉。石畳が銀杏の落葉で黄色い絨毯に。

今日も晴れ、青天にキャンパスの紅葉黄葉が映えて美しいこと。正門から安田講堂までの銀杏並木の石畳は、黄色い絨毯のようだ。三四郎池も見事なものだ、光が水面の波が黄葉にうつしているのに気付く

昼は会議。

構内を散歩して、ピアノを弾いてから部屋に戻ってしばらくすると、突如非常放送で「巨大地震が発生しました。あと一分で地震が到達します」と大音量が流れる。10秒ごとにカウントダウン、廊下に飛びだして皆さんと喋っていると、丁度の時間に揺れが来て、まあびっくりだった。幸い東京の震度は大したことは無い。

しかしその後は僕はしばらく興奮状態で何もできない。

夕食後は多少落ち着いて、すこしだけ研究をして家に戻った。


Dec 7 00:17, Bunkyo-ku

11号館前の銀杏です。駒場の銀杏並木。

今朝はなんとか起きて、駒場へ。根津神社を通って地下鉄に載って、代々木上原まで、そこから散歩。朝は通る道を選ばないと抜け道をする車が多くてのんびり歩けないということが判った。

美しい雲ひとつない青空。すこし早く着いたので、外のベンチに腰掛けて、ぼんやりと午前の光に躍る駒場の銀杏の落葉を堪能する。

講義は前回少々雑談が多かったので、今日は真面目に黒板に書いていたら、ちょっと進度が速すぎたようだ。調整はなかなか難しい。

その後は駒場の弦理論組にお邪魔して雑談、+ 君が * さんと Seiberg-Witten の2本目を読むゼミをやっていたから聞いていた。ひとつ段落に「これは考えればわかるはずだ」と書いていたので、 * さんと考えはじめると、案外難しくて決着が付かない。というわけでゼミの邪魔をしてしまった。

あちらの皆さんと生協で夕食にしたあとは、一年生むけの理学部合同進学ガイダンスへゆく。部屋の隅に学科毎にわかれて雑談するのだが、他の学科はきちんと椅子に座って話をしているところ、物理はおしまいまでわいわいと立ち話。学科の雰囲気を表していて悪くは無かろう。= さんの話を聞いているのも面白かった。

? 先生と地下鉄で途中までご一緒する。


Dec 5 22:51, Bunkyo-ku

近くでみるとこんな感じです柏の葉公園の飯桐の大木。

今日は晴れて、案外暖かい。柏へ行く。

キャンパス駅から大学まで行くのに柏の葉公園を通っていったら、何やら工事をしているので、冬に剪定をしているのか、それとも放射性物質の除染か、と思っていると、途中に看板が立っていて後者だそうである。

見事に赤い実を付けた木があって、見とれていると、通りかかった初老の女性がこれは飯桐と言うのだと教えてくださった。

アメリカから + が来てくれたので、雑談やら議論やら。* さんと @ と ? とでこんなことを考えているのだ、と + に説明すると、同じことをやっている別の数人組を知っている、という。まあ誰でも思いつきそうなことだから不思議ではない。

兎も角、一日の議論の結果、今日は案外進展があったから目出度い。帰りに Hübsch の "Calabi-Yau manifolds" を借りてくる。


Dec 4 22:37, Bunkyo-ku

朝は小雨が降る。根津神社を通って大学へ行く、境内の紅葉が半分ほど散って美しいこと。保育園の保母さんが幼児の一団をつれてきて遊んでいる。

大学では鋭意授業の準備。学生の頃に、先生が「これはもう他の授業でやったか」と授業中に言うのを聞いて、いつ何を学んだか覚えていないものだろうか、と思った記憶があるが、実際にその立場になってみるとそんな遠い彼方のことは何もわからないものだ。

第二食堂で昼食の帰りに、例の柑橘類の木からひとつ失敬する。剥いてみると皮の油脂で手がべとべとになり部屋が良い香りになった。しかし中は酸っぱくて食べられたものではない。夜の風呂に浮かべることにした。

徐々に晴れ間が出てくる。昼下がりは三四郎池を一周してみる、紅葉が小径に落ちていて綺麗なものだ、と思って上を見上げると、見事に色の変わったもみじの大木が他の木に紛れて立っていたりするのだ。

鈴木増男先生瑞宝章記念研究会というのがあったので、夕方はそれに一セッションだけお邪魔する。分野としては物性、統計力学の理論的研究ということになるが、僕のやっていることからの距離は素粒子現象論より近いかも知れない、と思った。

Witten 先生が僕の産まれた頃にやった超対称性入門の講義録があるという話を先々週だか @ として思い出したので、研究室の本棚から発掘して読んでみる。当時は彼は30歳だった。質問している Seiberg 先生は25歳だ。アメリカにいたとき直接彼らから学べた僕は幸運だった。


Dec 3 23:58, Bunkyo-ku

正門前銀杏並木。

今日は曇り。昼は正門前の宮本というところに行く。煮魚をたべておいしい。

本郷通り沿いの古本屋を開拓しつつある。今日は半分ギャラリーに改装されたところで、世界の名著のブルクハルトの巻を買ってみた。昭和41年刊、僕より年上だ。当時の定価より数百円高い値段を払う。

正門前の銀杏並木は散り行き、枝葉の隙に曇り空が見えるようになった。見とれていると、綺麗ですねぇ、と隣の老婦人が話しかけて下さって、少々立ち話。昨日の夜の雨の落葉で石畳が見事に黄色く敷き詰められていますね。など。

夕方は ? さんのセミナー。講師を囲んで夜は大勢でインドカレー屋に行く。

その他の時間は来週のセミナーの準備をしていた。ひと通りやったが、分量が多すぎる気もしないでもない。まあそれは週末調整すればいいだろう。


Dec 3 00:37, Bunkyo-ku

第二食堂脇に柑橘類の木が。

今日は曇りがち、昼までぐうたらして、昼食を家で済ませた後は大学へ。

論文の推敲を終えて共同研究者に回した後、気分転換にキャンパスの散歩に出掛ける。東京の遅い紅黄葉もそろそろ盛りか、それを過ぎようとするところだ。第二食堂脇には何か柑橘類の木があることに気が付いた。学生の時を含めると随分ここにいるのも長いはずだが、気が付かないものだ。たわわに実って、鳥すらつついていないのは何故だろう。

その後は一週間後にセミナーをしないといけないのでそれの準備をはじめた。

夜は雨になる。実家の畑で採れた野菜を送ってもらったのが朝届いていたので、箱を開けると、柊の小枝に花が咲いたのも包んでくれてあった。良い香りがする。僕が実家で暮らしていた頃は咲いた記憶はあまりないのだが、最近は毎冬花開くのだとか。

夕ご飯は昨日買ったロマネスコとベーコンとでスパゲッティにする。

深夜には雨は去って、星が見えた。


Dec 1 22:19, Bunkyo-ku

どうも明け方まで眠れなかったが、お蔭でひと月以上頭を悩ませていた符号の問題が解決した。エウレーカ!

昼食後は学校に行って論文を弄る。山茶花が満開で綺麗だから写真を撮ろうと思ったら、携帯の電源が切れていて果たさず。

夕暮れに買い物に行って家に帰る。フラクタルブロッコリが売っていたからまた買ってみた。夜は自炊。その後は休憩、他の件の考え事など。


Dec 1 00:28, Bunkyo-ku

三四郎池の黄金色のもみじ。紅葉と黄葉。

今日は大学に行ってみると暖房が復活していた。文明は素晴らしい。

教室会議、行く前に議題を眺めた限りはすぐに終わりそうだったが、何故か予想より長引く。

どうも心がざわついているので、三四郎池を散歩したり、第二食堂の上にピアノを弾きに行ったりした。

夕方は物理学科教職員の忘年会が早速ある。最近赤門脇に出来たレストランで、一度入ってみたかったので行ってみた、料理もおいしくてなかなか宜しい。

その後は研究室に戻って皆さんと雑談、お酒が多少抜けてから論文の原稿を弄っていると日付が変わる。違う大陸の共同研究者に原稿を回したので日記を書いているところ。もう正門は閉まっているはずだ。