Mar 30 00:06, Princeton

Graduate College 遠景近くのゴルフ場。馬酔木が咲きました。

今日も晴れ。こちらも暖かくなって、桜の蕾もほころび始めたところに日本に戻らねばならぬ。

朝研究所へ行くとちょうど隣の大学の + が来たのにあう。いつまでいるんだい、と聞くので、今日までだ、という。とても忙しそうだった。

* といろいろ議論した以外は、おとなしく原稿を弄っている。こちらも八割方できたか。

昼食に * その他数人で行って、食後 *他の人と喋っているのを置いて先に建物に戻ってコーヒーを飲んでいたら、その後テーブルに + と @ が来て最近議論していることに関して面白い会話が行われたそうだった。あとで * に内容を説明してもらったから良かったが、食卓についておれば良かった、が、こんなところでも運命は一瞬だ。

夕食をまた = に誘ってもらったので、夕焼けも綺麗なことだから歩いて辺りを眺めながら行く。のどかな街だ。研究所を出る寸前まではパソコンに向かって真面目に仕事をしていたが、歩きだして夕陽に色づく景色をみているといろいろな感情が襲ってくる。

インド料理屋での楽しい食事ののちは、暗くなったので食後は研究所まで車で送ってもらって、居室と宿舎の片づけ。

スーツケースを詰め終わった後で、どうも何かおかしいと思うと、愛用の手袋が無い。昨日は使った記憶があるのだけれど、どこかに置いてきただろうか。飛行機にのる前日でなければ探して歩くのだけれど、もはやどうしようもない。ああ、こんなところでも運命は一瞬だ。

説明できない感情を分析してみようとすると、ここには五年もいたのだし、日本に戻った後は一年ずつ住む場所を変えたようなものだから、まだこちらのほうが場所への記憶が強いのだろう。出張に来たというよりは、住み慣れた所に戻ってきたと心が感じていたのだろう。日本に戻れば身分柄そうしないつもりでもつい偉そうな振舞いをしてしまっているが、* に学生扱いされるのが嬉しかったのでもあろう。どうして時は流れて僕はこんな感情を抱くのだろうか。


Mar 28 23:58, Princeton

こちらも徐々に暖かくなってきたが、そろそろ日本に戻るころだ。

朝は最近の LHC によるいろいろなパラメタの制限についてのまとめのセミナーということで出席してみる。

昼は * と少々話す。お茶の時間のあとは車で大学にいって + 君と雑談および議論。

その後は街ですこし買い物、Chez Alice によってコーヒーにデニッシュ。

戻ってレビューを弄る。


Mar 28 00:08, Princeton

夕暮れ。青空に雲の流れる研究所。

今日も晴れ。順調にレビューの推敲を進める。

昼過ぎはひとつセミナーを聴く。その後は & 君と雑談をしようかと思いきや * に捕まって = と # の話を聞く、これはここ数日 * と話していた件が関係ある話。しかしよくわかっていないので見当外れな発言をいろいろして後で反省する。

その後も書く、夕食、書く。


Mar 26 23:59, Princeton

今日は空の半分が雲といったところか。

出張から戻ってきた * が、彼が居なかった間に僕のしたセミナーの内容を聞いてくれるというので今朝する予定だったが、隣の大学から + さんも偶然いらしたので、二人の前で説明することになる。この分野を切り開いた二人に鋭い指摘と茶々を入れられながら黒板で説明するのは楽しい。

昼食後はセミナーにひとつ出て、お茶のあとはまた * 議論していると夕方になる。

その後は買い物へ行く。夕食後はまた研究所へ戻って調べ物をする。

歩いて帰ってくるとほぼ満ちた月の光に自分と周りの木の影が出来ているのに気付く。こちらだって街灯はあるがそれでも東京よりは随分暗いものだ。すこしだけピアノの練習。

というわけで今日はレビューは一頁しか触らず。一日にもう少し仕事ができても良さそうなものだが、さて。


Mar 25 22:00, Princeton

今日は起きたらみぞれ雪が降っていて驚く。気温が高いので積もるほどではないが。芝生はうっすらと白くなったり解けたりを繰り返していた。

昼は大学までセミナーを聞きに行く。

それ以外は一日ずっと机に向かってレビューの推敲をしている。推敲という段階以前で、詳細を詰めているというべきか。こんなに労力をつかって意味があるのかという疑いが起こってくるが、まあここまでやったので仕上げてしまいたい。数学者向けに数学者用記法で書いているのだけれども、物理屋向けに物理屋の記法で書いても良かった気もしてきた。

夕方までやっていると随分疲れた。


Mar 24 23:31, Princeton

こちらもようやく春の兆しです

今日も朝はぐうたら、洗濯をしつつピアノを練習。

その後は街まで歩く。途中で Graduate College の鐘楼で演奏をしているのにであった。生憎ちょうど終わったところに通りかかったようで、隣でさきから聞いていた年上の男性に、ちょっと来るのが遅すぎましたね、と言う。するとその男性が携帯を取り出して、下でまだ聞きたいって奴がいるからもう一曲弾いてやってくれないか、という。演奏家の旦那さんだったらしい。お蔭で素敵な時間を過ごす。録画してみた

まず Labyrinth Books で昨日悩んで買わなかった本を二冊購入の後また Chez Alice へ。カフェオレとサンドイッチで昼食。

のんびりしたあとは研究所にもどって、昨日のつづき。

夕方になるとどうも疲れたので、宿舎に戻って軽く食事にする。

昨日買わなかったのは、2冊ともヨーロッパ中世の本で、どうもそういうものばかり買っておらずもっと満遍なく読んだほうがいいのではないか、と思ったからだが、日本に戻れば買い辛くなるわけだから買っておくのも必ずしも悪くなかろうし、そもそも同じテーマばかり読むのも悪いわけではなかろうと昨晩考え直したのだ。

と思うともう一冊気になった本を買っておくべきような気がしてきた。


Mar 23 23:43, Princeton

公園の木立の向こうに豪邸が。

今朝はゆっくり寝た。

昼食を研究所の食堂で食べた後、パソコンに向かってレビューの原稿を推敲。途中で詰まったのと、良い天気に誘われたのとで、散歩がてら街まで行くことにする。

Chez Alice でキッシュとカフェオレ。本屋は軽く眺めるが何も買わず、古 CD 屋はグールドによるヒンデミットのソナタがあったからそれを買ってくる。

歩いていても気持ちがいい。小鳥が楽しそうに鳴いていたり、小さな草花が咲いていたり、梢の木の芽も膨らんできていたり、そこここに春の兆しが見える。しかし本格的に春になる少し前には日本に戻ることになりそうだ。

戻った後はまたパソコンに向かって作業。夕食をすませたあともやっていると遅くなる。


Mar 22 23:57, Princeton

今日も晴天に雲が流れる。

朝は今日から日本に一時帰国する ? 君を Junction 駅まで送って行った。短期滞在中の僕が車で送るのもちょっと変な話であるが。待ち合わせ時間になっても彼が部屋から出てこない、と思っていると、宿舎は似たような建物が並んでいるから、間違ったところで待っていたことが判った。すぐにわかって事無きを得る。

戻った後は一日掛かって原稿を弄る。予想以上に時間がかかった。

昼は & のセミナー。僕がポスドクのときに +先生の学生になったのが、この夏で博士号だというのだから、時間は流れる。

今日は日が沈むまでにピアノの練習に行ってみた。ミヤスコフスキのソナタ一番は著作権が切れていて楽譜が Petrucci Library で手に入ったので、はじめのほうを弾いてみるが、何というメロディだろう。


Mar 21 23:20, Princeton

研究所の夕暮れ。

今日も晴れ、雲がすこしあるのも良い。

ひと通り書いた物を印刷したので、一日かかって赤をいろいろ入れてみる。これを原稿に反映させるのがまた手間だ。

お茶の時間のあとはとうとう車を借りた。Wegmans まで買い物に行く。傾きはじめた日の光が照らす冬枯れの森を抜けてゆくのは美しい。法定速度よりすこし遅めで運転しているとどんどん後ろがつかえるのであるが。

昨日一昨日とピアノの練習をしなかったので、今晩は長めにやってみた。


Mar 21 00:27, Princeton

大木の陰。

今日は一日良い天気だった。

朝は前から読まねばと思っていた論文を読もうとするが、難しい。

どうも来たタートルネックが縮んでいて少々息苦しかったので一度宿舎に戻って着替える。森を通って研究所に戻るが、足下はまだ乾いておらず泥が跳ねる。

昼食後は + に一昨日の話の続きを聴く、またレビューの推敲をはじめるなど。

夜はプリンストンと近郊の同業の日本人の皆さんと集まって研究所の食堂で豪華な食事。コースが終わって出てくるともう10時ごろで、その後も ? くんと ~ くんと三人で研究所の一階であれやこれやと雑談をしているととても遅くなった。


Mar 19 22:41, Princeton

研究所の大木。

今朝はまだ曇っていたが、徐々に晴れ、昼は久々に青空を見た。日が射すと急に暖かいものだ、お茶の時間も芝生の前に立って光を浴びたくなる。

わざわざ +来てくれたので、前から共同研究中の話を朝から晩までやる。しかしずっと微妙な点にはまっていて、残念ながら進展が無い。

何にせよ友人と再会するのはいいものだ。

夕食後は本を読んでいたらピアノの練習に行くのを忘れていた。


Mar 18 21:54, Princeton

今日は起きてみると曇って空が見えない。

研究所ではまず * と + に捕まって話を聞く。その後は大人しく原稿を弄っている。

研究会から帰ってきた = と雑談、? くんとはもうすこし議論、としているとすぐに夕方になる。

雨がぱらついてきたので早めに宿舎に戻った。しばらく細かい霰なのかが降っていて透明な 1mm ぐらいの粒が積もるのが美しかったが、徐々に普通の雨になる。


Mar 17 23:39, Princeton

図書館。

今日はまずは昼まで掛かって日本から持ってきた本を読む。

少々寒いが、暖かく着込んで歩いて街まで。薄く雪のまだ残っている芝生や針葉樹をみて進むのは悪くない。Chez Alice で昼食にしようと店に入ると、店主のおじさんが「しばらく見なかったじゃないか、どこに行っていた」と言ってくれたのは嬉しい。

その後は Labyrinth で本をゆっくり、Princeton Record Exchange で古 CD をゆっくり眺める。本は結局 Aurillac の Gerbert の伝記を、CD はメンデルスゾーンのチェロ全集を買った。

徐々に気温もあがって、帰り道を歩いているとぽかぽかしてくる。

研究所に戻って夕暮れまで昔の論文を読んで勉強する。摂動弦理論もなかなか面白い。

夜は適当につくって食べた。ネットでもう一枚アルバムを購入。こちらはミャスコフスキのチェロソナタ。演奏家自身のホームページに直接購入出来るリンクがあるのは時代だ。

週末は充分休憩した。明日からはまたしっかり勉強しよう。


Mar 17 08:05, Princeton

雪になりました。

土曜の朝は、久し振りにプリンストンの街まで歩いて行こうと楽しみにして目を覚ました。はらり、はらりと小雪が舞っているが、この程度なら何てことはないと思っていたのだけれど。

午前中はとりあえず少々レビュー書きをこなし、食堂で昼食にする。* 先生がいらっしゃったが、お邪魔するのも悪いかと端で一人で食べていたところ、お帰りの際に僕が食べているのを見つけてくださって、いろいろ最近やっている話を聞かせてくださる。聞いているこちらは半分も判っていないのが申し訳ないが。

食べ終わったころには案外の雪になって、とても街まで三十分歩ける状態ではなくなった。というわけで、もうしばらく研究所で用事をしたあと宿舎に戻って、降り積もる雪をみながらベッドで寝転がって日本から持ってきた本を読んでいたのであるが、そのうちに眠くなって、気が付いたら暗くなっている。

時計を見るとなんと午前一時で、仕方がないのでまた寝たら明け方になっていた。朝食を多めに食べて、シャワーを浴びて日記を書いているところだ。

雪は寝ている間にあがって晴天だが、今は外は −3 度だとか、どうしたものか。


Mar 15 23:42, Princeton

今日は青空に刷毛で掃いたような雲。

朝はレビューを書く。昼食後は自分のセミナー。質問も出てまあまあか。その後は日本人で駄弁る。夕方は皆さんでインドカレーを食べに行く。

戻ってきて ? 君としばらく物理の話をして、家に一度戻ってからピアノの練習に行く。

# 君と * 先生の昨年の論文を使って何かしようとしているので、その話をご本人にしてみたら、流石に彼にはあたりまえの話のようであった。まあ、彼の観点からは大抵のことはあたりまえに見えるだろうから、そんなことで挫けていてはいけない。あまりあの論文が読まれていないようで寂しかったが、やってくれている人がいると知って嬉しい、と言ってくださったのは有り難いことだ。


Mar 14 22:12, Princeton

今日は起きたら 6 時、寝なおすと 8 時。のんびり朝食にして研究所へ行く。

昨日のつづきの議論を ? 君と朝のうちからして、昼食後は一階で * と最近やっていることに関して四方山をしていたら @ がどういう内容かと聞いてきたので案外詳しく説明することになる。

お茶の時間のあとはまた ? 君と議論、だいたい出来てしまった気がする。

夕方は日のあるうちに家に戻って休憩、夕食を簡単につくって、その後はすこしピアノ。

楽しく研究は出来ているが、こちらにきてやろうと思っていたことはあまり進んでいない。まあそういうこともあろう。


Mar 13 21:22, Princeton

研究所の朝。

時差ぼけで相変わらず朝五時に起きる。三月なのに夏時間だからまだ真っ暗で、徐々に鳥が鳴きはじめて日が昇る。こちらに着いて初めての青天。

午前中はレビューを書くなど。

昼食後はセミナーで、我らの銀河中心から広がっている泡状構造の話。Fermi Bubbles とかいうそうだ。

その後は ? 君と昨日の続きの議論。僕はずっと非常にややこしい問題だと思って考えるのを尻込みしていたのだが、彼にいろいろ指摘されつつ考えはじめていると意外に簡潔な話ではないかと思えてきた。

夕方は小雨が通る。ピアノを弾いてから宿舎に戻る。


Mar 12 22:09, Princeton

今日は雨。夕方にはあがって日が射す。

朝は昨晩のつづきをやって終えた後、レフェリーレポートを書いた。

昼は一週間滞在中の = のセミナー、おもしろい不思議な結果だ。

その後は * くん ? くんと雑談のような議論のような。夕方は ? くんにスーパーに連れていってもらった。あんまり迷惑をかけていてはいけないが。

宿舎に帰ると眠い。こちらにきたら毎日ピアノの練習をしようと思っていたが二日坊主に終わって今日は寝てしまいそうだ。

昨晩の食事での興味深かった会話を記録しておく。$ 先生「先週会議のついでにタージマハルに初めて行った。写真で何度も見ていたが、それよりもはるかに素晴らしい眺めだった。これは何故だろう。光の微妙な変化かなにかだろうか。」# 先生「人間は実物の前では見ているものを理想化して、見たいものを心の目で見てしまうからじゃないだろうか。写真にとってしまうと何故かその機構は働かないのだ。愛着のある身近な人・物を思い浮かべてあてはめてみたら、そういうことは多いだろう。」


Mar 11 23:24, Princeton

高等研究所。

昨日はあのあとピアノの練習にいって風呂にはいって寝た。時差ぼけで早く目が覚める。

研究所に行って朝食。居室が何処になったかと探すと、昔プリンタの置いてあった部屋が滞在者用部屋に改造されていたところになった。軽く森を散歩。その後は早速 + と ? が話しかけてくれていろいろ雑談。面白い論文をいくつも準備中のようだ。

昼は久々の食堂、美味しいが量が多い。

昼食後は時差ぼけで非常に眠くなる。%さんのセミナー、その後は = 君、@ 君、$ 君としばらく雑談。

眠くて頭が回らないので、ほぼ出来ているほうのレビューに文献を足そうと作業をするがなかなか終わらない。

夕食はセミナーの講師を囲んで。

戻って更に用事をするが、さすがに単純作業もできなくなって、ピアノの練習をして宿舎に帰る。風呂に入ったので寝るところ。


Mar 10 21:29, Princeton

席は窓側三人席の通路側で、隣が空いていて幸運だった。窓側の金髪の二十歳ぐらいの女の人が早速二つ席を使って寝てしまったが。

飛行機は出発して海に出たあたりと、アメリカ大陸に入ったあたりで揺れて困った。そもそもしばらく海外出張していなかったのは揺れが嫌いだったからだというのを思い出したが、後の祭り。しかし、隣のひとは気にせずぐっすり睡眠のようだった。気体は揺れのある空域を避ける為か頻繁に行路変更と高度変更をして、大円とは随分違う方向に。

離陸したころは研究の件でも考えようとしていたが、はじめの揺れですっかり意気阻喪して、音楽を聞くのと睡眠に大部分を費やす。

着陸すると夕陽。入国審査では ESTA の必要が無かったことが分かった。2005 年にサンタバーバラに長期滞在した際にとった B2 ビザが生きていたからだ。

電車で Junction までくるととっぷり暮れている。@ くんに車で向かえに来てもらって、Fuld Hall まで、鍵を受け取って宿舎に行く。Studio で構わないと行っておくのを忘れたからか、家族用の良い部屋を貰ってしまった。一年半ぶりに来てみると多少あたりに街灯が増えているようだ。


Mar 10 16:24, Narita

寒桜。

暖かい春の日。

昨日は一昨晩した洗濯ものを取り込んで、スーツケースを詰め、大学へ行って必要な書類を印刷するなど。

夕方は蕎麦屋へ行った。

今日は東京駅までバスで出て、そこで昼食。昼食中に急に外が暗くなって、空気が濁って向かいのビルが霞むほど。黄砂ではなくて煙霧というらしい。

成田エクスプレスで空港まで。車窓には蕾の膨らんだ桜の枝、またもう咲いている梅だか桃だかがほっとする。

空港は相変わらず人が多い。チェックインを済ませて日記を書いておこうと思った次第。

移動の数日前からはどうも意識の流れが緩くなって、なにもしないうちに時間がどんどんと経つ。まあそんな数日があっても良かろう。


Mar 9 00:45, Bunkyo-ku

今日も暖かい。

大学に寒桜が咲いているのに気付く。ぼんやりと眺める。

昼過ぎは ? 先生と * さんがいらしたので議論のような四方山の雑談のような。

その後は @ 君と件の話をする。こちらは完成まであと一息というところか。

夕食後家に戻ったらなんだか眠くなってしばらく寝てしまった。目が覚めたので日記を書いた。また寝よう。


Mar 7 23:19, Bunkyo-ku

今日は柏へ行く。歩いているとすっかり春という感じだ、頬にあたる風が心地よい。

* の文献紹介を聞いて、その後は共同研究の話をいろんな人とする。そうするとすっかり遅くなる。面白いと思った話をそれぞれいろんな人とやっていると話が発散してしまいがちだが、なんとか一つずつ形にしていかないといけない。

帰りに地下鉄から降りて家まで歩いていると、夜の住宅地に蛙を三匹も見かけた。啓蟄というだけある。


Mar 7 00:33, Bunkyo-ku

満開の梅。

暖かい一日。昨晩でひとつ懸案が片づいたので、心が軽い。

しばらく海外出張だから、神田の免許センターまで行って国際免許を取る。あちらでは運転しないつもりだが、森の中なので、二週目ぐらいに音を上げて車を借りたくなるかもしれないと思ったから。

あとは溜まっていたメールに返事を書いていると日が暮れる。

移動中に読む為に大学の書籍部で一冊本を買った。これは少し前に古本屋で買おうか悩んだものだが、何度も探すわけにもいかず新刊を買う。

その後になって、アマゾンで1000円分のクーポンを月末までに使わないといけなかったことを思い出し、もう一冊注文。


Mar 6 01:08, Bunkyo-ku

池の鴨。

今日は後楽園の中央大でセミナー。

直接行こうと思って、朝は家で用事をしていた。暖かいから歩こうと思って出発したのだが、セミナーの後半でパソコンを使おうと思っていたのに持っていくのを忘れてきたのに気付いて引き返す。そうすると徒歩では間にあわない時間になって、自転車で行く。春日通り沿いに頑張って梅が咲いていて、青空を背景に写真を撮ろうと思うがうまくは行かぬ。

いつ行っても雰囲気のいい研究室で、これは * 先生の人徳だろう。セミナーは初心者むけといわれたので丁寧にやった。いろいろ質問も下さって気分良くできた。

しかし取りに帰ったパソコンは結局使わず。まあそういうこともあろう。

そのあとは皆さんで湯島のイタリアンレストランへ。美味しいピザを食べて、ワインをすこしいただく。家に戻ってぼんやりしていたが、酔いがさめたので日記を書いた。


Mar 4 23:51, Bunkyo-ku

今朝も少々会議、少人数だから合議というべきか。

その後は明日の話の準備をする。同じ素粒子論屋向けとはいっても修士一年にもわかるように、と言われて、いろいろ細かい微妙なところをごまかしごまかし話を組み立てているとおしまいのところでどうしようも無くなってきた。さてどうなるか。

昼食後は少々用事、また大学内の散髪屋に行く。大昔からある喜多床というのだが、僕が海外に行っていた間に御殿下から中央食堂脇に場所を変えて、床屋が普通の美容室になっていた。半分ぐらいの長さになったがそれでも長髪気味だ。

その後はレビューを書く続き。同じ物悲しい曲を繰り返しながらずっとやっていると頭に染みついて離れない。

借りた本を読み終わりそうなので、また総合図書館で本を借りてくる。

夜には小雨が通った。


Mar 4 00:50, Bunkyo-ku

今日は薄曇り、雨がぱらつくが降るというほどではない。

洗濯、片づけ等。昼食のあとは自転車で丸の内まで久し振りに蜂蜜専門店に行ってみる。帰りに神田で古本屋、古 CD 屋をみてみるが決心がつかず何も買わずに戻る。

そのかわりに総合図書館でこの間借りた本のつづきでも借りようと思った。ある巻を開いて眺めると、一定の規則で万年筆で書き込みがある。図書館の本に書き込むとは何事だと思って、さらに頁をめくると、はじめの三分の一よりあとは書き込みがない。一度はじめたことをやり遂げないとはみっともない。

というわけでそのかわりに別の巻を借りてくる。

その後はあわてて火曜の話の準備をする。半分ぐらいやった。夜は自炊。


Mar 2 22:56, Bunkyo-ku

今日は晴れ、陽射しは暖かいが風が強い。いろんなところの自転車が軒並みなぎ倒されている。

大学へ行ってレビューを書く。

折り畳み傘を無くしたことに気が付く。数回前の小雨の日に大学のコーヒー屋に行った際に置いてきた気がするので、そこで今日行ったついでに聞いてみるが、僕の傘は出てこなかった。

あれは大学生の時にどこか海外へ行く寸前に安く買ったものな筈で、折畳みなのに木の持ち手が普通の傘のように丸くなっていて、本体が捩じ込んである。これをくるくると取り外すのが面白かったから使う度にやっていたら、徐々にねじが甘くなって入らなくなった。よって把手は外して本体にねじが切ってあるのを持って使っていたのだ。というわけで家には木の持ち手だけが寂しそうに座っている。

外で夕食をたべて、さすがに明日は自炊をしようと材料を買いに行って帰ってくる。

本棚から取り出した「科挙」をぱらぱらと読みなおす。郷試では採点官が筆跡で受験者を判別して手心を加えてはいけないから、まず写字生が答案を一字一句写して、それが校正官によって確認校正されてから採点官に渡ったとか。


Mar 2 00:10, Bunkyo-ku

弥生。今日は随分暖かかった。

会議がふたつある。その他はここ数日忙しくてほうってあった共同研究者からのメールに返事をするのが一つ、まわってきた論文の原稿に手を入れるのが二つ。後者で日が暮れる。

研究はポスドクのころの半分ぐらいの時間は出来ているだろうか。