May 30 23:55, Bunkyo-ku

こちらも駒場の花。

今日も早めに駒場へ行く。

渋谷で昼食にしようと思って考えると、そう言えば一昨日歩いたときに日本らしからぬ galetterie があったなと思い出したので、入ってみる。案の定僕以外は女性客ばかりだったが、以前ヨーロッパに行ったときに何度か食べたブルターニュの galette だった。勿論 cidre も出していたが、講義前からアルコールを飲むわけにはいかず断念。

今日は詰まらず、一応の目標の標準模型の記述まで進んだ。

明日は超共形指数と 2 次元 q-変形 Yang-Mills の話の予定。


May 30 00:12, Bunkyo-ku

駒場の水辺に咲いていましたが、何の花でしょう。

今日は涼しい。昼食まで家でのんびりして、まずは駒場の弦理論組の文献紹介で @ さんが気になっている論文の紹介をなさるというのでそれを聴く。

その後は講義。昨晩から気が抜けていたのがわるかったか、準備が足りなかったか、一箇所つまってしまって聴衆に申し訳なかった。

というわけで、まず数理科の前の喫茶店で自棄酒ならぬケーキとコーヒーを食べてから帰宅する。

夕食、風呂のあとは明日の内容をじっくり反省してみた。さて。


May 28 23:57, Bunkyo-ku

昼顔とドクダミ。

今日も本郷でひとつ用事をこなしてから駒場へ。

昨日は本郷にぎりぎりまで居て慌てて駒場に行って講義前に既に心の落ち着きがなかったので、今日は時間をみてゆっくり行ってみる。渋谷から大学まで歩く。

東急文化村から登る道の拡幅工事は、家の建て替えがすこしずつ進むのに伴って僕が学生のころからずうっとやっていたが、とうとう両側に歩道のある片側二車線の立派なものになっていた。駒場キャンパスも東端の裏門から入ってみると、昔はすっかりほったらかしだった一二郎池が綺麗に整備されている。

講義は質問が途中にも終わった後も沢山出て嬉しかった。結局終了後も一時間ぐらい残った人と話をして、その後あちらの弦理論研究室に顔を出して夕食をご一緒して戻る。


May 28 01:23, Bunkyo-ku

うつりかわる季節。

今朝はアメリカの大学の院生さんが東京に来ているのでうちの研究室をのぞいてみたいと言うのでその相手をちょっとだけする。

昼食会に出た後、駒場の数学科にいって、二時間講義。まあまあか。

終わった後にいろいろ質問が出て、おしまいにはひとり学生さんと、出版社のかたとで楽しく雑談をして、一緒に井の頭線にのって渋谷まで出てきた。まあ本郷にでも戻るかと思って到着し、メールを確認してハタと気が付いた。

今日は駒場の一年二年生むけの物理学科の講演会があって、そのあとの教員と学生との懇談会というのに出るはずだったのだ。これから戻っても間にあわない。社会人失格で反省する。まあ以前から失格だった気はするが...

夕食後 + 君に明日の講義の内容の細かいところを相談して帰宅。その後も少々講義とは別個の用事をしていると遅くなる。


May 27 00:13, Bunkyo-ku

大学の変わり種のあじさい。

今日も大人しく準備を続ける。気分転換のために家から大学へ行ってまた戻ってくる。

珍しく昼、夜と自炊をした。

まあ木曜日分ぐらいまで出来たから何とかなるだろう。やってみないとどれくらい進むかも判らないことだし。


May 26 01:07, Bunkyo-ku

今日は朝からおとなしく来週の講義の準備。

家で昼食にした後は大学に行って、コーヒーとチョコレートを口にしつつ準備を続ける。

インド料理屋で夕食にして帰宅、その後も準備。

似たような数学者向けの講義は昨秋にもしたが、そのときの持ち時間は15時間。その時は聴衆は数学者でもいろいろ予備知識のある方を対象にやった。今回は予備知識をあまり仮定せず、さらに持ち時間は10時間だから、あまり進めない。しかも、前回の立教での講義が22時間半あった調子で詳細に準備していたので、さらに扱える内容が減りそうだ。

しかし、判っていたつもりのことも、いつもと違う相手に説明するということでいつもと異なる観点から見ていると、いろいろ判っていなかったことに気付く。準備をするのも為になる。


May 24 22:08, Bunkyo-ku

三四郎池の楓とその若い種

今日の昼は会議。

しばらくぼんやり三四郎池で休憩する。今週は随分のんびりできて気分も落着いてきた。

集中講義の内容をノートに書きはじめる。さて、どうなるか。


May 23 23:57, Bunkyo-ku

今日は = さんのセミナー。

その他は一日かかって自分の本棚および研究室の共用の本棚からいろいろ本を取り出して、冬学期の「物理学ゼミナール」の輪講に使うべき教科書を探すが、なかなかこれなら学生さんを拘束するに値する、というのは見つからず。

まあ 2 次元イジング模型を解いたりシミュレーションするのは悪くなかろうから、各自文献を探してやってみること、という題目にする。戸田先生の非線形波動の本も悪くは無さそうだったが...

というわけでまだ来週の集中講義の内容を書き下していない。構想は固まってきたのでなんとかなると思うが。


May 22 22:28, Bunkyo-ku

今日もぼんやりする。来週の駒場での集中講義の構成を考えるが、聴衆の層を考えるとなかなか定まらない。

昨日思いついた話を * 君に振ってみた。

体は健康だが、頭の調子が出ないので夕食後はすぐ家に帰って読書。

登校時、赤の交差点まで来ると、前を修学旅行と思しき高校生だか中学生だかの男女数人が歩いていた。花も終わって緑の葉になったつつじの植え込みに、男の子がペットボトルをぽいと捨てるのを、たまたま後ろにいた女の子が拾って彼に手渡す。「あ、戻ってきた」と言って、彼は信号が変わったところを向こう側まで走っていって、ボトルをきちんとゴミ箱に捨てた。何だか彼は自慢気な顔をしていたように見えた。他愛のない青春の一コマ。


May 21 23:30, Bunkyo-ku

白詰草の広がる農園。

今日は柏へ行く。気温が27度まで上がるという予報だったから、もう暑いだろうかと思っていると、陽射しは強いものの気持ちのよい風があって楽しい初夏の一日だ。研究所も窓が開け放して網戸にしてあって、吹き抜けの大広間にいると通り抜ける風が心地よい。

昨日は植物園でいくつか野苺を見つけて喜んでいたが、柏の葉高校横の歩道にはこれでもかというほど実が生っていてびっくりする。写真は撮ったがあまり気持ちの良いものではないくらい。

研究所ではいろいろ議論、主に + 君と話して、先月の = の論文の内容について教えてもらう。お蔭でいろいろわかった。これを使えばいろいろ出来そうな気がする。


May 20 22:28, Bunkyo-ku

植物園で足下に生えていた野苺。

今日は一日小雨が降る。

昼は小石川植物園で理学部の交歓会、研究室の数人と歩いてゆく。濃くなった緑が小雨に濡れているのは美しい。

夜はまた懲りずに豆ご飯にした。美味しく食べた。


May 20 00:10, Bunkyo-ku

今日は徐々に天気が崩れて、夜は少し雨が降った。

久々にぐうたら寝て、起きた後は忙しかった間に散らかった家の中を掃除する。洗濯、買い物など。

夕食はまた豆ご飯、これは美味しい。送ってもらった空豆も野菜炒めに入れてみたが、空豆の味を生かせなかった気がして申し訳なかった。

その他、論文を読んだり本を読んだり。


May 19 00:04, Bunkyo-ku

今日は五月祭、物理学科の部屋を使うから誰か居ないといけないということで、僕が仰せつかって一日大学にいた。といってもほぼずっと自分の部屋で本やら論文やらを読んでいた。

去年は来たばかりで学生さんには認識されていなくて、物理学科の三四年生の出し物に行けば普通に説明してくれたのだけれど、今年は皆に顔を知られているので身構えられてしまう。

実家の菜園で採れたえんどう豆を送ってきてくれたので、夜は豆ご飯にした。

三月にアメリカで買ってきた「Eleanor of Aquitaine and Four Kings」をようやく読了。


May 18 00:24, Bunkyo-ku

今日は案外涼しい。いろいろ用事があった。

ひとつは、学振の推薦状を受け取りに来た二人に渡すこと。このご時世、電子的に提出できればいいのだけれど、何部も印刷しないといけない。

また、以前書いた講義ノートを + 先生に読んで頂いていたら、非常に詳しく添削してくださったようで、Skype で一時間ほど修正すべき点を列挙していただく。

ふらりと総合図書館まで行って、ぶらぶらしてみると、机に向かって勉強している人のうちかなりの割合の人が気持ち良さそうに午睡中であるのを発見する。

夕方からは修正点をファイルに反映させていたらなかなか時間がかかった。理論 Q にゲージ場を結合させる操作を Q/G と書いていたら、群による割り算と混同してややこしいという意見を方々からいただいたので、良い記号を探す。* 君に手伝ってもらって、色々考えた結果、どうも Q↯G に落着きそうだ。


May 16 23:36, Bunkyo-ku

今朝は暑い。

今日も6時間講義する。これまでの三日間の講義でいろいろ手法を準備したのが実って、案外のところまで進むことが出来た。

4コマ目のあたりから雨になる。終わった後もいろいろ質問に答えていると時間が経つ。その後は = さんと夕食。ビールを一杯飲む。


May 15 23:39, Bunkyo-ku

今日はまた立教で 6 時間講義。まあ順調に進んだ。

夕食は * 先生と。

準備してある残りを明日の 6 時間でやることは無理だが、最終日だから話のキリのいいところで終わらねばならぬ。これは厄介だ。本来は今から頑張って調整すべきところだろうが、眠いのでそうもいかない。


May 14 22:55, Bunkyo-ku

初夏の柏キャンパスの小径。

今日は久々に柏へ。初夏だ。

近々やってしまわねばならぬことは種々あるが、今日は何もしない日として、お茶の時間までは研究所のベランダに座ってぼんやり考え事をしてみる。途中いい声で鳥が鳴いていたので録音してみた

お茶の時間は * さんがいらしていたので久し振りに雑談した。

その後は日が沈むまで + と議論。

用事を思い出したので、本郷に顔を出してから家に戻る。


May 13 22:35, Bunkyo-ku

大学の植え込みの花。

今日はセミナーに出席、等。

その他の時間は木曜の講義の準備に費やす。だいたい考えたことがあったが、やったことの無い方法で話をしようと思っているので準備に少々手間取った。

家にかえって夕食は自炊、その後も考えていたら、まあしかし何とかなったようだ。


May 12 21:27, Bunkyo-ku

今日も今日とて机に向かう。

働かなくていいぐらい蓄えがあれば、のんびり研究だけしているのに、と願わなくもない。しかし、今忙しい理由は、自分がしたい集中講義の準備を怠っていたことと、推薦状を書かないといけないということだから、蓄えがあっても別段改善しないだろうということに気が付いた。

夕食はさっと自炊して、その後も用事。なんとか今日の自分に課したノルマをこなした。


May 11 23:01, Bunkyo-ku

草むらの花。

今日は一日しとしとと雨。

学校に行ってのんびりと用事をする。日々少しずつこなせばなんとかなるだろう。

夜はインド料理屋にいってビールを頼んでビリヤニを食べた。家に戻ったら眠くなってしばらく夕寝。


May 11 00:10, Bunkyo-ku

今日は暑い。昨日の疲れでどうも頭が回らないが、いろいろと用事をこなす。

このあいだの + 君との論文の査読に返答をする為に、+ 君が改訂版を準備してくれたのだが、英語を直していると物理の議論で微妙なところを改悪してしまった。すぐに + 君が更に訂正してくれたが、僕がそこの詳細を理解していなかったということでもあるし、反省する。

その他、各地から届いていたメールに返事をする。? と @ と途中まで一緒にやっていたが、忙しくなって共同研究から抜けてしまったものが完成したとかで、ほぼ完成稿を送ってくれたのを読むなど。

研究もそれ以外もやりたいことがいろいろあるが、時間は有限だから、適宜割り切って有効に使えるようになりたい。


May 9 22:45, Bunkyo-ku

立教大のバラ。

今日も立教大で集中講義。合計 6 時間頑張った。

4コマ目の構成は、説明してみるとどうもすっきりしていなかったように思う。改善の余地がかなりある。

夕食後大学に寄ってメールの確認、講義にきていた * 君がいろいろ質問してくれるから答えたりしていると家に帰るのが遅くなった。


May 8 23:20, Bunkyo-ku

さて、今日から立教大で集中講義。

本来4コマ喋るはずだったが、4コマ目に + さんのセミナーが裏番組にあるということが分かった。というわけで、今日は3コマ。かわりに来週木曜3コマだったところを4コマにすることになった。

喋ってみると準備中に思っていたより時間がかかって、進度は昨日まで考えていたのの 2/3 ぐらい。言い換えれば、二日分準備したと思っていたのが三日分準備したことになって、目出度い。

午前中はモノポールの量子化の話をしたのだが、一昨日ノートをつくっていたときもどうも怪訝な気持ちだったところが、講義していてどうも何か辻褄があっていないことに気が付いて、家にかえってから文献を読んで考えると一箇所これまで理解をちゃんとしていなかったことが判った。申し訳ないが明日修正しよう。

しかし、人前で話をするのが理解の一番良い方法だというのは本当だ。

+ さんのパンルヴェの話も面白かった。夕食は ? 先生と。


May 7 22:07, Bunkyo-ku

今日は平日。急に涼しくなった。

ただただ準備。夕方には一段落して、ほっと一息だ。

数日前にとった新緑の三四郎池の写真を横に繋いでみた。


May 6 23:10, Bunkyo-ku

夕立あがりの虹。

今日は陽射しが暑い。大学に行って建物の扉に鍵が掛かっていることで休日であることを知る。

というわけで大人しく講義の準備。まあ順調に進んでいる。

夕方には雷が鳴って夕立、西の雲の下から夕陽が射してきたから、慌てて建物の東側に行って上野のほうを望むと虹が淡く出ている。携帯を持ってくるのを忘れたので、部屋に戻って鋭意計算中の @ 君の邪魔をして、一緒に来てもらって写真を撮ってもらった。

お蔭で寿命が一日のびた。「水再び諸の肉なる者を滅す洪水とならじ。虹雲の中にあらん我之を觀て神と地にある都て肉なる諸の生物との間なる永遠の契約を記念えん。神ノアに言たまひけるは是は我が我と地にある諸の肉なる者との間に立たる契約の徴なり。」

夕暮れになって建物から出てくると風が涼しくなっている。家にかえって自炊、夕食後はスーパーに行って苺を買ってきた。そろそろ季節も終わりか。自転車を走らせているとそこここでふんわりジャスミンの香りが流れてくる。街灯にぼんやりと白い花が浮かび上がっているのも良い。


May 5 23:19, Bunkyo-ku

もうすっかり木々の緑が濃くなった。

僕はようやく重い腰をあげて集中講義の準備をはじめる。似たような講義を既に二回やっており、そのときのノートがかなり使い回せるのではあるが、今回は特に長いのでこれまでより詳細を書いてみようかと思ってやっていると思ったより時間が掛かる。

一日中やっていたが、まあこの調子で明日明後日がんばれば、今週水曜木曜のぶんはなんとかなるだろう。

長年やっているとあたりまえになってしまっている所をどう説明すれば判りやすかろうか等、準備をするのも面白くもあるが、しかし同じ講義をするのは時間の無駄だ。今度こそ講義ノートをタイプして、もう二度とこのあたりの集中講義はすまい。万が一また同じネタで頼まれたら、講義ノートを読んでくれと言うのみだ。


May 4 21:24, Bunkyo-ku

今日も晴れ。

姪が両親に連れられてやってきたので、大学を案内する。虫眼鏡をもっていたから、太陽光をあつめて紙に火をつけるのを教えてしまったが、良くなかったかもしれない。

皆が帰った後は古本屋に行ってみると、「黄金伝説」の日本語訳4巻本があったので、逡巡するも買ってしまった。高校生のとき、国語の時間、読本か何かにその話が出て来たのが印象に残っていて、ずっといつか読むべきだと思っていたから。

しかしそんなものを読んでいる場合ではなく、集中講義の準備をせねばならぬ。


May 3 23:02, Bunkyo-ku

今日も良い天気、一日のんびりする。

昨日は長らく確認していなかった柏の研究所の僕の郵便受けをみてみたら、いろいろなものが届いていた。特に、以前出た研究会の会議録が昨年出版されたものが二つ積んであった。というわけでそれを眺めてみる。他の人のをいろいろと読んでみると面白い。

また、現実逃避の一環として Maulik-Okounkov の長大な論文を印刷して製本してみる。序章は読んだ。

また、森鷗外記念館に行ってみる。小さいところだがまあ悪くない。青空文庫と実家の古い文学全集でかなり読んだと思っていたが、まだまだ読んでいない作品があるようだった。


May 3 00:49, Bunkyo-ku

美しい春の日。

今日は原稿の最終調整のため柏へ行く。

新緑の郊外の美しいこと。ちょうど植え込みのつつじが満開、満開、満開で言い尽くせない。澄んだ青い空、木立のまだ若い緑に日の光が透けるところなど。風も良い。

とは言うものの、研究所に着いてしまうと、細かい文章の議論を時々しつつ原稿に向かっている。そうするとすぐに夜になって、家に帰ってくると随分遅くなってしまった。

こう慌てて論文を弄っていたのは、競合組が今週金曜まで待ってくれるという有り難い話だったからだ。しかし、本来は人類全体としての知識が増えれば良いわけで、同じことをやった人が居ればこちらがやる必要は無く、こうやって苦しむ必要はないはずだ。そうは判っていても、自分で何かをやりたいとつい思ってしまうのだ。


May 1 23:53, Bunkyo-ku

三四郎池。こちらも大学に咲いていた花。

昨夜遅くは雨が降った。今朝は家でメールの返事やらを書いていると昼になる。

というわけで昼食を家で作って食べてから大学へ行く。

その後は原稿の編集、編集。

夕方から雨になる。夕食後は ? 君の発表の練習を聴く。