Dec 31 23:07, Osaka

今朝はお使いを言付かって、街まで鯛と抹茶を買いに行く。

行きの電車に乗っていると案外の雨が通ったようだった。帰りの電車から降りて、雨も去ったようだからてくてく歩きだすと、東からの日の光と西に去った黒い雲との対照が面白い。立派な雲だった。

その後は一日良い天気で、比較的暖かくなる。夕方には兄一家も来て、急に賑やかになった。僕はその間お煮染の味付け。といっても、下ごしらえは全部母がしてくれてあるのだ。これも例年の通り。

夕食後は姪と羽子板で遊んだ。夜はお節を詰めて、風呂に入って、布団に入る。


Dec 30 21:49, Osaka

今日も雲が流れて、晴れたり曇ったり。

昼食後は餅つき、といっても機械がやるのだが。僕より年上な餅つき機だが、年に一度しか使われないので、まだ大丈夫なようである。

あとは博士論文を読む等。


Dec 29 22:33, Osaka

実家の夕焼け。

午前はお墓参り。日のある間はピアノの練習をしていた。

日が暮れはじめて、渡された博士論文を眺めていたつもりが、気が付くとホットカーペットの上で寝ている自分を発見する。


Dec 28 21:52, Osaka

富士。

東京は青天。朝はスーツケースを詰める。昼食をとってから東京駅に向かう。

東京駅はひどい混雑だ。熱海の海も、富士も見事だった。それから西に向かうにつれて雲が増える。名古屋をすぎると日は暮れてしまったが、関ヶ原のあたりは雪が積もって真っ白、それが光を反射するからか、ほの明るくみえる。京都までくるとすっかり夜である。

最寄り駅のプラットホームへ下りると、雪がちらちらと降っていた。すぐに止んでしまったようだが。

夕食のすこし前に実家に到着。


Dec 28 00:17, Tokyo

昨晩から雨模様、強くは降らないが、降り続く。

昼までぐうたらする。その後はお茶の水まで行って明日の新幹線の切符を取る。

自販機で買おうとすると、どの列車もほとんど全部埋まっているが、キャンセルがときどき出るようで、表示させるたびに空席わずかと出る列車が替わって、ボタンを操作しているうちに売れてしまったりするのであるが、なんとか適当な時間のものが手に入った。

ついでに神保町にいって一冊本を買う。

その後は大学に戻り、講義のノートのタイプの続き。夕食後もがんばって、なんとか一応仕上げた。これで明日からは違うことが出来る。

家にかえる頃には雨は上がって、澄んだ空に冬の星がきらきらと見えた。


Dec 26 23:59, Tokyo

路傍の山茶花。色が潰れていますが...

今日は大学で粗大ゴミ回収の日、僕が学生のころから使っていて非常に古くなっていた椅子を十数脚ほど投棄す。

当時は問題なかった筈だが、最近は、脚のキャスターの床に接する部分のプラスチックが劣化して、大きな破片になって散らかりはじめ、出てくる度に掃除しても埒があかなくなっていたのだ。そこが劣化すると、摩擦が大きくなって、椅子は軽く動かせないではないものの、全く滑らなくなっていた。

さて、丁度注文していた替えの椅子十五脚ほども、幸い一日はやく届いたので、皆さん少々笑顔になる。僕は椅子にのってスーッとお茶部屋を動いてみて、ああ、椅子とは、こうあるべきものだ、と思った。

その他、年始の講義のノートのタイプをはじめる。


Dec 25 23:45, Tokyo

今日は久し振りに柏に行った。冬晴れ、葉を落とした枝に青空が透けるのは良い。

? 君といろいろ弦理論の話をする。

お茶の時間は、高校生のサイエンスキャンプなるものをやっているらしく、雑談をする。

夕方は生協で夕食を摂って、戻ろうと思うと、ちょうどそのキャンプの立食パーティをやっていたので、急遽お邪魔してまた雑談をする。いろいろ質問に答えるが、高校生の女の子が箸が転んでもおかしい年頃のようで、なんでも笑ってくれて嬉しかった。

お開きになったあともしばらく? 君といろいろ弦理論の話。家に戻ると案外疲れた。


Dec 25 00:21, Tokyo

今日は青空に雲が流れて悪くない天気だった。

多少用事をしたあとは、このあいだの面白そうな論文を印刷して読む。

途中、質問に来た + 君を遮ってしばらく考えていた話を聞いてもらう。

大学で夕食、家に戻ってホットカーペットで暖まっていると気持ちよくなって寝てしまう。いま少し目が覚めたので日記を書いた。


Dec 23 23:38, Tokyo

昨日は良い天気。

一昨日寝る前に、大体判った、と書いたが、良く考えてみるとやはりまだどうも納得行かないことがある。というので家でもやもやと考え事をする。

そうこうしながら、ひとつ査読の報告を書いていると夕方になった。

夕食は家で。満腹になって、その後は眠くなって寝てしまう。

起きると昼すこし前だった。案外曇っている。また一日ぐうたらして、夕ご飯は外でお蕎麦を食べた。

家にもどって今日が月曜であることを思い出して新着論文を確認する。面白いものが出ている。


Dec 21 23:22, Tokyo

夕暮れ。

今日は雲のほとんどない青天。片づけ、掃除、洗濯等。

根津のイタリアンで昼食のあとは大学へ。いろいろと用事をする。先日の講義で出すと言っていたレポート問題の準備が間にあわなかったので、ようやくまとめて講義のホームページにあげておいた。これでは提出が遅れた学生さんには何も言えない。

久々に夕焼けをコマ送り動画にとろうと思って、iPhone を夕空に向けて、電池が切れそうだったからコンセントにつないだつもりだった。しかし、暗くなってから取り外そうとすると、きちんとプラグが刺さっておらず、電源が途中で落ちていて、ほとんど録画できていなかったことが判った。残念だ。

夕食の準備を買って戻って、自炊をする。途中いろいろ電気を使いすぎてブレーカーが落ちて真っ暗になった。幸いその後充電してあった iPhone で明かりがとれたので何とかなったが、ちょっと驚いた。

たらふく食べて、のんびりする。

さて、丁度一週間前の移動中に読んでいた論文に、二年前悩んでいた問題の解決の糸口が書いてあった件だが、あれから断続的に考えて、ほぼ理解したように思う。当時は全く判らないものだから、却ってもっととんでもない解決法なのではないかと思っていたが、まあ、小さな結果。どうしようかと思うが、はて。


Dec 20 23:50, Tokyo

第二食堂脇にて、たわわに実っています。

昨夜から雨が降り続く。丁度正午ごろすこし晴れ間が見えたが、またすぐ太陽は隠れて小雨になる。

日没ごろにようやく西にすこし夕焼け空がみえはじめた。

昼は会議、夜は研究室の忘年会。

家に帰る頃には空は澄んでいて、ほぼ満ちた月が冬の一等星達の間に綺麗に見えた。


Dec 19 22:45, Tokyo

雨に濡れる落葉。

雪にはならず。一日冬の雨が降ったり止んだり。

二年生相手の講義は今回はまあ恙なく終わった、か。

その後は駒場の素粒子理論組に行って、審査員になっている博士論文をふたつ受け取ってくる。

しばらく研究上の四方山話をしたあと、さらに少しだけ用事のため本郷まで。

今年の分の講義が終わったのを記念して、夜は外で食べた。


Dec 18 21:58, Tokyo

今日は朝から曇。

とうとう失効した運転免許を再発行してもらってくる。三十分でよかったはずの講習が一時間であるが、随分興味深く聞いてしまってすぐだった。さて、僕の講義もこれくらいは興味をもって聞いてくれてくれればいいが、前で喋っている側の習熟度が全く違うように思える。今日の担当は初老の紳士だったが、一分単位で話すことが最適化されていて感心する。

というわけで、大学では明日の講義のタイプのつづき。夕暮れから徐々に雨が降り出して、家にかえる頃は案外の雨。門のあたりで * 先生に会ったので、雑談をしながらしばらく歩く。まだ雪にはならないようだ。


Dec 17 23:40, Tokyo

徐々に雲が増える。

昼までゆっくりして、昼食のあとは三時まで色々と研究の方向性を考えてみる。

その後は木曜の講義ノートのタイプを始めるが、六時頃までやって途中で放棄。夕食後はまた研究について考える。僕が言い訳なぞして後ろ向きなあいだにいろいろと進展がある。何か出来ないものか。

夜に外に出ると随分冷えている。


Dec 16 22:45, Tokyo

昼過ぎまで実家に居り、日が傾きはじめたころに電車にのって移動を始める。

新大阪で新幹線に乗った頃にはもう夕空もほとんど暗くなって、あとは真っ暗だ。こんな日のこんな時間に東京へ向かう人はあまり多くないようで、三人席を一人で使う。


Dec 15 22:13, Osaka

今日はゆっくりする。

木曜に買った本は「パリ風俗史」、著者の若者時代の記述になると俄然面白くなってきた。

あとは論文を読む、ピアノの練習を久し振りにしてみるなど。

別件で読んでいた97年の % さんの論文に、一昨年色んな同年代の友人と考えて未解決のままの四次元の問題の六次元版が解決されていた。次元が違うといろいろ振舞いも異なるが、関係はしている筈なので、何か手がかりになると期待する。というわけで、二年前に書いたメモを掘り出してそれについて書き加える。

しかし、90年代後半は第二革命華やかなりし頃、良い論文があまりに多く、把握していないものが沢山あることを再認識した。% さんとは何度も話したことがあるが、こんな研究をしていたとは全く知らなかった。


Dec 14 23:15, Osaka

寒桜でしょうか、季節を間違えたでしょうか。

ちょっと用事で数日実家に戻ることにした。東京は青天也。

東京駅前では、葉っぱを出して花を咲かせている桜の木に出会う。そういう品種だろうか。

新幹線からの富士も美しい。写真を撮りにデッキまで移動すると、同じことを考えた人が他にも数人居たようだった。

その他、持ってきた論文をいろいろ読んで勉強する。


Dec 13 23:36, Tokyo

裸になった銀杏の木。

今日は青天に強風、枯葉が頭上を舞う。

会議が無かったので、読むべき論文やら原稿やらに目を通す一日。

なんだかもう今年を総括する気になったのでまずひとつ反省を書いておこうと思う。

最近、大学の用事等で忙しく、新しいことはできそうもないが、知っていることを書き留めることぐらいは出来るだろう、と思って、今年はかなりの時間を講義録を書くことに使った。一つは八割しあがったところで放置してあり、もう一つは推敲もほぼ終えて投稿したところだ。IPMU に居たような、もしくはポスドクであったころのような境遇だったら、こんなことは決してしなかったろうから、そういう意味ではいい経験だった。が、「これならできるだろうからこれをしよう」というのは、それ自身自分を限定する言い訳だから、勿論それ以上のことは出来ないのも道理だ。自分に言い聞かせるにしても別の言葉があるだろうと思うのだ。


Dec 12 23:23, Tokyo

まだ残っている駒場の銀杏の葉。

昨日はぼんやりしていた。午後はキャンパスのあまり行かないあたりをふらふらとしてみる。

生協ではやめの夕食のあとは、家に戻って湯飲みに半分ぐらいお酒を飲むと朝まで眠ってしまった。

というわけで、今日は駒場まで行って講義。今回は内容に没入して話が出来たように思う。

その後は、天気も良いので駒場キャンパスのあまり行かないあたりをふらふらと歩く。坂下門のあたりにまだ燃えるような紅葉と、黄金色の銀杏の木があったので茫然としてしばらく眺めていた、そこを沢山通りすぎる学生さん達。

駅の近くの古本屋でしばらく本を眺めたあと、毒にも害にもならない本を一冊買って帰宅。

夜は中華屋に行った。


Dec 10 23:01, Tokyo

雷雨のあと。

今朝は強い雷雨が通った。

雨がほぼ止んでから登校する、道の落葉の美しいこと。

昼は三年生のゼミ、その後はいろいろ作文、夕方は駒場に行ってガイダンスに参加。

まずは腹ごしらえを、と生協で wok を食べていると、# 君と $ 君が通りがかったので、引き留めて雑談をしてもらった。

ガイダンスでは大学一年生の人といろいろこれまた四方山話をする。何を話したかはあまり記憶にないが、初々しい人たちと話をするとこちらの気も晴れるものだ。

方向が一緒だった % 先生とこれまた雑談をしながら帰宅する。


Dec 10 00:00, Tokyo

今日は一日曇り空、だ。

昼のランチセミナーのあとは、* 君が質問に来たのでいろいろと議論しているとすぐに夕方のセミナーの時間になる。

こちらもなかなか面白し。また、# 君から修論の原稿を貰ったので、読みはじめる。

そうこうしているとすぐ日が暮れた。


Dec 8 23:58, Tokyo

残った黄葉に日があたります根津神社の紅葉。

良い天気がつづく。

今週末はのんびりすることにして、昨日の午前中は洗濯。昼は根津のイタリアンに食べに行く。

というわけで近くまで来たので、根津神社のお参りをした。結婚式をやっていて賑やかだった。真っ赤な紅葉もあって、京都に行かずとも和の雰囲気を満喫出来なくはない。

のんびりしたあと、夕食は家で。そうこうしていると眠くなって、朝まで12時間以上寝る。

今日も昼までのんびりしたあと、大学へ行って来週の講義のノートをタイプする。

夜は本郷通りのカレー屋に行ってたらふく食べた。


Dec 7 00:02, Tokyo

今日は雑用、会議。

夕暮れには # が柏からやってきて、またいろいろと議論。

夜は帰ってくるとポケットに鍵が無いので家に入れない。そういえば何故か取り出して机の上に置いた記憶があったので、自転車で戻って取り戻してくる。夜の銀杏並木の足下が落葉で絨毯のようになっているのを二度楽しめた、と積極的に捉えることにする。


Dec 5 23:45, Tokyo

紅、濃緑、薄黄。

今日は駒場で講義。前回よりも落着いて出来た。

終わった後は、折角よい青天なので、ぼんやりベンチに座って沈む太陽と散る落葉を眺めていた。

電車で家に戻る。しばらくメールに返事を書く等のあと、栄養をつけようとファイアーハウスに行ってハンバーガーを食べた。

夜に外をあるいていて、交差点で止まったところ、向こうの木が随分赤く色付いている。晩秋だ、と思って感心していると、信号が青に変わったら紅葉は消えてしまった。赤信号の光が常緑樹に反射していたのだった。


Dec 4 20:59, Tokyo

三四郎池。

今日も晩秋の一日。

明日の講義のノートを頑張ってタイプする。休憩のたびに建物を出て、三四郎池の黄色いもみじの大木の下に座ってしばらくあたりを眺める。

風向きだろうか、池の水面のこちら側は落葉で覆われていて、そこを鴨が二羽静かに泳いでいるのは面白い。さざなみに反射された日の光がもみじの黄葉の裏を動いているのを見るのは心を休めてくれる。


Dec 3 23:12, Tokyo

大学の黄葉。

今朝は会議。思いの外はやく終わったので、第二食堂上の大部屋のピアノを弾きに行く。随分久し振りだ。珍しく誰も居なかったので、しばらく自分の音だけが聞こえる。普段はトランペットやらバイオリンやらが鳴り響いているのだが。

食堂が混む前に昼食を済ませて、居室に戻る。三年生のゼミ。

夕暮れには # さんと @ が来て、こないだからの話を議論、@ が今週アメリカに帰ってしまうというので、わざわざ柏から出て来てくれたのだ。

夜は @ とインド料理屋に、僕はビリヤニを食べる。

図書館で本を借りて家に帰った。


Dec 2 22:25, Tokyo

大学からの眺め。

さて、スーツケースはホテルに預けて、今日はのんびりと京都産業大まで向かう。

地下鉄はもう空いているかと思いきや、同志社に行く学生でごったがえしている。国際会館駅から京産大までのバスも学生で満員だ。山の上のキャンパスからの眺めは素晴らしい。移動の便のため、屋外に何機もエスカレーターがあるのも不思議だ。

あちらでは昼食をご一緒して、そのあとにセミナー。沢山質問を特に * 先生がしてくださったので、気持ち良く行えた。途中、この話は PRL に出してみましたがあえなく却下されまして、と言うと、* 先生が、なぜ自信作なら PTEP に出してくれなかった、と仰る。確かにアメリカの雑誌に出すばかりでなくて、日本の雑誌にも出すようにしたほうがよいか。

お茶を飲みながら雑談をしているとすっかり夕方になる。そろそろを僕はお暇を、と切りだすと、丁度京都駅の方向へ @ 先生が車でいらっしゃるということで、お言葉に甘えて乗せていただく。途中ホテルに寄って荷物を取るのを待ってまで下さって、とても有り難かった。いろいろと車中の会話も弾んで楽しい一日だった。

新幹線に乗るともう真っ暗、あとは一路東京まで。


Dec 1 23:14, Kyoto

下鴨神社。池の紅葉と鯉。

今日はのんびり下鴨神社と北野天神へ行く。

糺の森はまだ盛りにはもうすこし、というところだが、緑から赤へのグラデーションが良い。森が広くて人が少ないのでのんびりできた。

出町柳のイタリア料理屋で昼食、バスで天神さんまで。

お参りをすませて、御土居に入ろうとすると、初老のご婦人が声を掛けてくださる。なんでも、その方のお連れの方が今日来られなかったので、入場券が余っているという。というわけで、知り合いの顔をして入れてもらってきた。親切な方がいらっしゃるもので、有り難かった。

入ってみるとまあ紅葉の見事なこと。紙屋川の両側が土手になっていて、急な斜面のもみじが上から見るのも下から見るのも絶景、とくに雲間からお日さまが覗いたときは素晴らしい。昨日今日といろいろ見たが、これが一番か。

さて、明日はセミナーだ。