Apr 30 22:49, Princeton

さて、朝は小雨だったが、徐々に雨脚が強くなる。荷物が多いので仕方なくタクシーで駅まで。

成田でチェックインをしようとすると、ダブルブッキングだということで、プレミアムエコノミーに昇級してもらえた。席がすこし広くなり、まわりに迷惑をかけない読書灯が付き、おやつが一品増えたようだ。13時間の飛行。

JFK 空港につくと、さらに強い雨。木々は緑になりはじめたところのようだ。

ホッケーのプレイオフがあるらしく、ニューヨークに行く電車は青いユニフォームを来た人が沢山いる。Penn Station で大きい荷物を回しながらなんとか乗り換えた NJ transit の電車は、いくつかの車両の扉が故障で開かないという案内。自分たちの車両ははじめは大丈夫だったのだが、到着するころには駄目になり、隣の車両にうつってから降りる羽目。

Junction 駅を降りるころも案外の雨、そこからはタクシー。今日は Nassau Inn に一泊。ちょうどマメナシの花が満開だ。夕食は軽く Teresa's Café にて。お店の人に、英語が話せない人扱いをされたので、新鮮だ。


Apr 29 23:30, Tokyo

薄曇りの春の日。

一日かけて、のんびり、部屋のかたづけ、および、明日からの渡米の準備をする。


Apr 29 00:28, Tokyo

今日は大学へ行って、相変わらずいろいろと書類を書く。

昼は # 君と @ 君の発表。

その後はまた書類を書く。* 君といろいろ議論。その後は、書籍部にいって面白そうな本を探す。放送大学テキストの漢字の歴史の本を買った。

夕食は = さん、* 君と森川へ行く。


Apr 27 23:11, Tokyo

二人。

昨日は結婚式。朝からホテルに行き、そこで神前式、披露宴。終わって一泊。

小規模で、僕自身友人の結婚式に行くのは苦手だから、自分のされたくないことを人にするな、という箴言に従って、僕の友人は呼ばなかった。

キリストは信じていないし、あちらの神様は厳しそうだから教会式は遠慮して、あまり信じていても信じていなくても気にしなさそうな神様の前の神前式にしたのだが、予想外に大迎な次第でびっくりする。誓いの言葉を言う必要があったので、新郎新婦ともに痩せ気味なので、まずは今後はしっかり食べて体力をつけることを誓います、ということにした。

その後も緊張していて、披露宴の食事もあまり喉を通っていなかったが、それに気が付いた母が、誓ったばかりのことをさっそく破ってどうするの、というので、それもそうだと思い直してあわてて頑張って食べる。

僕には式の企画、設定なぞ到底無理なので、ほぼ全部こなしてくれた奥さんに感謝する。

今日は昼までのんびりして、家に戻る。まだ興奮していたのか、根津神社でつつじでも見ようということになって、行ってみると、原宿かという人だかり。一応お参りはして、家に帰ってみると、案外つかれていることがわかった。


Apr 25 23:37, Tokyo

道ばたの花。

今日は晴れ、暖かい。

有給休暇をとって、明日の準備。


Apr 24 23:15, Tokyo

沈む夕陽。

今日は晴れ、暖かくなって、天気が一日保った。

学校では、いろいろと書かねばならぬ書類をこなす。

それと平行して、* 君が面白い着想を教えてくれたので、一緒に考える。


Apr 23 23:48, Tokyo

タンポポの綿毛。

今日は家で少々用事をしたあと、柏へ行く。

キャンパス駅からいつもとすこし違う道で大学へ行ってみる。僕が柏に赴任した当時はあった雑木林の半分が私有地だったのだろう、伐り払われて宅地にされたがまだ家が無く、土に雑草をはやしているだけだ。残りは市の持ち物らしく、自然公園に整備する、という立て看板があって、周囲の木が伐り払われて芝生が植えてある。僕だって日々の近代生活で自然破壊に随分寄与しているのではあるが、哀しいことだ。

僕が日本の独裁者なら、東京の半分ぐらいは人は住まない所、として、自然を快復させたい。幸い日本は降雨量が多いから、二十年もすれば随分もとに戻るんじゃないだろうか。

研究所では、* 君と = さんとおちあって、議論。現象論の = さんが、先日僕に弦理論のある側面の質問をしたのだが、僕はその面は詳しくないので、そちらの専門家の * 君を紹介して、一緒に話をしよう、と思ったのだ。

夕方まで話をしていると、にわかにかき曇って、雨。レーダーを確認すると、ちょうど柏市のあたりを雷雲が通過したようだ。夕食は三人でららぽーとに行く。


Apr 23 00:05, Tokyo

大根の花。

今朝は晴れ、暖かい。

と思っていたら曇りはじめて、肌寒くなる。昼食を済ますとぱらぱらとしてくる。日没後は強い雨が時折通る。が、幸い家に帰るときは雨が止んでいた。

一日事務用。


Apr 22 00:13, Tokyo

植物は強い。春です。

今日も一日曇、小雨が通ったり止んだり。

昼は新 M2 の = 君、% 君の発表、夕方は新ポスドクの $ 君のセミナー、で盛りだくさん。

その時間を縫って、多少事務用をこなしていると、すっかり忘れていた30日締め切りの書類の依頼の確認のメールが届いた。困った。


Apr 20 23:40, Tokyo

今日も曇。雨にまでは至らないが、肌寒い。

弦理論初期の歴史の本を昼前にようやく読了。1984年の「革命」以前の話は全く知らなかったので、いろいろと興味深かった。老研究者の回顧録が主で、若かりし頃のお互いの話もあり、悪くない。

昼食後は眠くなって昼寝。夕方から買い物に行く。夕食はタイ料理屋。


Apr 20 00:13, Tokyo

今朝は晴れていた。用事。

昼にはまた曇りはじめて、肌寒くなる。あたりをふらふらして家に帰る。

その後は読書。いい加減、自分の分野の過去を振り返るのは止めにしたほうがよいと思うが、読みはじめた本を読み終えないのは気になるので、やっきになって読む。


Apr 19 00:50, Tokyo

今日は久しぶりの雨、といっても小雨のような霧雨のようなだけれど。気温も少々下がって肌寒い。

また別の道を通って登校してみる。咲き始めた植え込みのツツジの花、また、ところどころの家や公園の藤棚にも花の房が垂れ下がりはじめた。

学校では推薦状を書いたり、政府への報告書を書いたり、研究そのものではないけれど、避けては通れぬ用事。

夕方は新入生歓迎会、少し酔って、楽しい気分。


Apr 17 23:52, Tokyo

仏像の置物。

今日はのんびりと事務用を片付ける。

通学路を変えてみると、そちらはもうハナミズキが赤と白と満開になっている。

昼には二時間半ほど、* 君による Susskind の論文のレビューがあった。彼等、昔から visionary なことをやっている人達のいうことは怪しいけれど、検討しながら話を聞いて議論に参加しているのは楽しい。

アメリカに居た頃、知り合いが引っ越しの際に僕に仏像(の形をしたろうそく立て)に首輪が掛けたものを置いていったのを、僕は日本に持ってかえってあったのだが、この間の引っ越しの頃には、首輪の中のゴムひもが古くなって石がぱらぱらと落ちかけて来ていた。今日家に帰ってみると、とうとう限界が来たようで、床に石が散乱していた。仏様が手を組んでいる所に丁度一つ石が乗っていたのは面白い。

あとは、さらに読書を進める。


Apr 16 23:09, Tokyo

朝起きて、パンを食べた後、毎日のように日々の論文を確認する。

= 君と @ 君が無事投稿してくれたようだな、と思って、自分の論文の一頁目をみると、符号の間違いに気が付く。一瞬これはしまった、と、顔面蒼白になるが、しばらく確認すると、論旨には問題が無かった。胸を撫で下ろして大学へ行く。しかし、訂正版を出さねばならない。

途中の八百屋で苺が安かったので、ひとパック買って学校に持っていき、皆でわけて食べた。春。

昼食の後は ? さんの BICEP2 の結果をうけたインフレーションモデルについてのセミナー。その後は、研究室のみなさんに、インフレーションの基本的な点を恥を捨てていろいろ質問、勉強になった。

薄暮のころに家に帰る。


Apr 15 23:52, Tokyo

柏の葉の新緑。

今日は柏へ行く。新緑の郊外の道を歩くのは楽しい。

面白いセミナーを聞く。その後は *、? と議論、その過程で @ さんに興味を持ってもらったのは大きな進展だ。

つくばエクスプレスの車窓から眺める夕暮れ時のあたりの様子の美しいこと、都心に近づくと建物ばかりではあるのだけれど、それでも。

本郷にもどって、夕食のあとは、= 君と $ 君とさらに詳細の詰め。

季節も良いのでのんびり歩いて帰る。


Apr 14 23:57, Tokyo

昨日は久々に一日家に居た、ほぼずっと読書。すこし前に買った "The Birth of String Theory" という本で、70年代中盤に弦理論が一度ほぼ廃れるまでの発展を追った、当時の研究者達の回顧録。どのように理論が偶然発見されたかがいろいろと判って勉強になる。

夕食時にすこし日本酒を飲んだら、夜は寝てしまった。

今日は大学に行って、論文の編集の順番が回って来たのを丸一日掛けて弄る。

夕方には ? さんのセミナーがある。面白し。

夕食後もしばらく編集を頑張ってから帰宅。


Apr 12 22:27, Tokyo

今朝は僕はぐうたら寝て、昼前から活動。

近くの和菓子屋さんでまたお菓子を買う。

昔の論文をいろいろと読む。以前読んで全く判らなかった論文が、今回の研究のためにやった勉強の結果、半分ぐらいは理解出来るようになったのは嬉しい。


Apr 11 22:49, Tokyo

さて、昨日 + 君が指摘した係数の二倍の違いが夜寝る前あたりから気になっていたが、朝起きて考えはじめるとますます混乱し、昔の論文を確認するも間違いの原因がわからない。

しかし、学校に行って昼食をすぎて、週例の会議の途中で、どうも非常に基本的なところで規格化を長らく二倍間違っていたことに気付き、事なきを得た。

その他、昨日からの続きで買った教科書をぱらぱら眺めるなど。


Apr 10 23:40, Tokyo

朝は注文してあった場の理論の教科書が届いたので受け取りに行く。

昼は研究室紹介、まあ笑いは何回か取れたのでよしとする。

その後は @ 君が来てくれてセミナー、終わってしばらく + 君と ? 君と議論。

夕食は @ 君と = 君とでインドカレーを食べに行った。

夜はしばらく強い風が吹く。

ぱらぱらと届いた本を眺めるが、なかなか面白そう。いちど学生さんのセミナーに使ってみるのは悪くないかも知れない。


Apr 10 00:18, Tokyo

柏の桜。

今日は柏へ。

柏の葉の駅前は拡張工事がほぼ一段落して仮囲いが取り払われた所に、八重桜の並木が満開で、気持ちがよい。

そのまま千葉大の農場に入ると、こちらの山梨の大木も満開だ。街路のケヤキ並木も新緑が美しい。

あちらでは、* 君とちょっと話をした以外は、海外組のポスドク連中とわいわい議論をする。

夕食を生協でとって戻ってくる。

移動中に、やはり研究室紹介の方針はもとのほうが良かったのではないかと思い直して、昨日作った一つ目を取り出して手直しをしていると日付が変わりそうになった。


Apr 8 23:34, Tokyo

明後日は四年生向けの研究室紹介の時間が二十分ある。というわけで、今日はまずそのためのスライドを以前の似たスライドを元にでっち上げる。

しかし、見返してみると、そもそも方向性が良くなかったので、全く別の構成のものを、やはり以前の似たスライドを元に作り直した。

その後は + 君に上手い計算法は無いかと聞かれるが、判らないので、愚直な計算をしてみることにする。

だいたいは手で出来るが、一ヶ所どうもすぐには対称性等から決まらないので、夕食後になってパソコンにやらせた。そうすると、途中まで手で計算したのも意味が無くなって、はじめからパソコンでやれば良かった、ということになった。


Apr 7 21:37, Tokyo

くすのきの新緑。

朝の登校中、普段と違う道を通ると、住宅地の軒先に見事な枝垂れ桜を見つけた。

大学では少々用事、 * 君とちょっと議論、等。合うべき量が合わないという、ここしばらく頭を悩ませていた件は、結局合うことをそもそも期待すべきではなかった、というので解決しそうな気がする。

「The Birth of String Theory」を買った。弦理論の発見の歴史的経緯を知るのはとても興味深い。


Apr 6 23:05, Tokyo

銀杏の新芽と雄花。

朝は晴れ。洗濯物を干す。

昼すぎには雨が通って気温が下がる。

その後、大学に行って昨日わかったことをノートにまとめる。

近くのイタリア料理屋に夕食に入ると、偶然窓際で街灯のあたった桜が見える席にあたった。

夜に洗濯物を取り入れてみると、乾いたシーツに桜の花びらが一枚張りついていた。


Apr 6 00:09, Tokyo

椿の花。

今日は概ね良い天気。暗いピアノ曲の練習をしているときに、雨が通ったが。

昼食後に毛布にくるまって考え事をしていたつもりだが、いつの間にか寝てしまっていて、気が付いたら夕方だった。

夕方は散歩、近くの和菓子屋でお菓子を買う。夜はカレーライス。

解決策を探す過程で出て来た疑問で数日混乱していたが、風呂上がりにようやくそこは判った。しかし、もともとの問題自体は解決せず。


Apr 4 22:57, Tokyo

雷雨のあと、一瞬見えた夕陽。

朝までしとしとと降るが、昼前には上がって青空になる。

研究室のお花見は今日の予定だったが、昨日の時点で、地面はぐずぐずだろうということで取り止めになっていたのだけれど、晴れて気温も上がったから、やっても良かったなという話になっていた。

しかし、金曜の会議が終わって居室に戻った頃に西から雷雲がやってきて、ひとしきり大粒の雨を降らせて、あがったころには夕暮れになっていた。

さて、先週発覚した問題に関しては、昨日一昨日といろいろ論文をあたって解決策を練っていたが、やはりうまくない。どうしたものだろう。


Apr 3 22:33, Tokyo

雨に濡れた海棠の花。

今日は雨。朝は小雨だったが、徐々に強くなり、夜遅くには本降りになる。

どうも考えがまとまらないので、植物園に行ってみる。満開をすこし過ぎた桜並木は、雨に濡れて枝を下げている。下の芝生も散った花弁で埋め尽くされている。

一日かけて昔の関連論文をいろいろ読むが、よくわからない。著者の + さんにメールで質問してみるが、さて。


Apr 2 23:58, Tokyo

咲き始めたのは桜だけではありません

今日は徒歩で大学へ。

昨日は風が吹いたときだけ花びらが舞っていたが、今日はもう風がなくともはらはらと散るようになった。

査読をひとつ返したあとは、気合いを入れて論文の原稿を書く。

途中、気分転換に大学のキャンパスを散歩する。医学部前の桜並木は素晴らしい。ケヤキも芽を出しはじめた。

夜には雨がぱらつく。


Apr 1 23:37, Tokyo

大学の桜。

東京の桜はますます美しい、すこしずつ散りはじめた。

いろいろと手続きに時間をとられる。まあ、ほぼ、すませた筈。

ちょっと + 君と議論をするが、それくらい。


Apr 1 00:09, Tokyo

柏キャンパスの桜の大木。旧医学学校本館まえの桜。植物園の桜。

さて、年度最終日は柏で一日研究会があった。以前居た研究所の所長さんがいらっしゃっているので、彼に話をしてもらい我々も話をしようというのだ。

どの講演もなかなか興味深かった。論文があるのは認識していたものの、読んでいないものばかりだったので、まとめて聞くことができたのは有り難い。僕自身の話も、* 先生には興味を持っていただけたようで、まあよし。

昼食は + とキャンパス隣のうどん屋まで行った。青空に満開すこし前の桜が美しい。

夜は研究会の講演者と世話人で夕食。店は柏駅のほうに近かったから、随分久しぶりに常磐線快速で都心まで戻って来た。