Jun 30 23:56, Princeton

じりじり暑くなって来た。

今日は昼食すこし前まで家で考え事をする。昼食後は # 君、$ 君、% 君で議論、先日 # 君が思いついた方法が非常に強力だということが判った。僕が個人的に長年気になっていた問題が簡単に解決してしまって、感嘆する。

お茶の時間のあとは、# 君と別件で議論。

早めに家に帰って、夕食。最近でていた僕には面白そうな論文を読む、これも去年から疑問に思っていたテクニカルな点がきちんと議論しているようだ、が、難しい。

その他、ピアノの練習。夜は虫の鳴き声が随分聞こえるようになった。


Jun 29 23:00, Princeton

今日も気が抜けている。

ゆっくり起きて、昼に買い物に行き、買って来たカリフォルニアロールを食べたあとは研究所へ。

先週ほうってあったので溜っていたメールにいろいろと返事を書く。

夕方はまた日本人四人で夕食に行った。随分ひさしぶりに P.F. Chan's Bistro に行った。アメリカ風中華だというのは知っていた筈だが、予想以上にアメリカンだった。

戻って来てピアノの練習。


Jun 28 23:09, Princeton

水辺の花。

二週間大騒ぎで疲れたので、今日はぐうたら寝る。

昼食は街にいつものカフェへ。ゆっくり歩いて戻る。

久しぶりになにか研究でもすべきだ、と、研究所に行って机に座ってみるが、やはりあまりやる気が出ないので、宿舎に戻る。ごろごろしているうちに寝てしまった。目が覚めると夕方。

夕食、読書。


Jun 28 00:28, Princeton

研究会最終日。今日は案外涼しい、昼も三十度まで上がらなかったようだ。

午前の部のあとは、昼食、午後は今後の展望を業界の重鎮が五人連続十五分ずつ話すのを聞く。

五人の個性が面白い、が、「弦理論の研究は健全で順調だ」とあからさまに言う人がいるのは、その人が却って「健全で順調だ」とは思っていない面があるからだろう。

早めにお開き、そのあとはまた Chez Alice で甘いものを食べつつコーヒーを飲んでいると、% 君がやってきたので、しばらく雑談をする。

夕暮れ、宿舎まで歩く。早めに夕食、その後は洗濯機を回しながらピアノの練習。蛍が沢山。


Jun 26 23:26, Princeton

道端の百合。

今朝は自分の話す番が回って来た。はじめる前は随分緊張したが、何とか終わったようだ。

昼食後はまた Bent Spoon に行く。

今日の講演がお開きになったあとは、Labyrinth Bookstore に行く。いろいろ眺めたが、あまり気に入ったのが見つからない。ほとんど本屋を出ようとしたところで手に取ったのがなかなか良かったので、それを購入。

Chez Alice で林檎のタルトとコーヒーで休憩。

日が傾いて来たところを、のんびり宿舎まで戻る。シャワーを浴びて、夕食、その後はすこしピアノの練習。


Jun 25 20:15, Princeton

今朝は起きると空がどんよりしている。まずは大学に行って研究会の午前の部。

昼には暑い陽射し。昼食後はバスで研究所にもどって、パラレルセッション。

その間に黒い雲が通って雷雨を降らせて通り過ぎて行ったらしく、外に出てくると気温は涼しいが湿度が高くなっている。

その後は全体の夕食。研究所の食堂のコックさんが600人分を準備したそうで、苦労が忍ばれた。

はやめに家に戻ってくる。


Jun 24 23:49, Princeton

研究会二日目。

今朝の研究所のバスには同乗者が沢山居た。昨日は何故いなかったんだ、と聞くと、歩いたと言う。

講演と、その合間の同僚との議論と。昼食後は日本人の若者を誘って Bent Spoon に行ってアイスクリームを食べた。

$ 先生の講演もある。今回の講演者では最長齢ではなかろうか、七十五歳だそうで、矍鑠としてらっしゃる。僕も幸いその年まで生きられたら、あのように元気でありたいものだ、と思った。

会議がお開きになったあとはしばらく数人で雑談のような議論のような。弦理論の話をしているはずが、国際情勢の話になったり。

その後は講演者をあつめた夕食。 % の前に座った。 % はいつも自信に満ちあふれていて、圧倒される。

世話人を代表して * 先生のスピーチがある。昨日のポスターセッションでは、誰がきちんと若者のポスター発表の話を聞いていたのか採点していたのよ、最高得点は @ でした!と言うので皆で吹き出す。確かに昨日は @ 先生は随分丁寧に皆の発表を聞いていた。スピーチの締めくくりは、今朝お孫さんが真っ黄色の服を来ていたので、何故か聞いたところ、幼稚園は今日は黄色の日なのだと言う。お婆ちゃんは今日はピンクの服だから、お婆ちゃんの学校は今日はピンクの日なのね、と言われた、という他愛のない、微笑ましい話。なんだか心が暖かくなった。盛大な拍手。

食後、暗くなってきたところを研究所まで戻る。途中で今日は自転車の # 先生とすれちがった。降りてくださったので雑談をしながら帰る。火壁問題について彼の深い考えをいろいろ聞いた気がするが、お酒が入っていたのでもう覚えていない。残念だ。


Jun 24 00:08, Princeton

今日から大学で弦理論会議。

朝の研究所のバスで街まで行く。同乗はここのポスドクの $ のみ。

会場の Alexander Hall にははじめて入った。19世紀末に建てられたそうで、大きい。

勉強になる講演あり、旧友との再開あり。午後はセッションをひとつサボって %、# と議論。

その後はポスターセッション兼レセプションの軽食。ワインを傾けながら、ポスター発表を聞くのはなかなか良い。

宿舎まで戻りはじめると、+ さんに会う。パルマー広場はどこだというので、案内する。

歩きながらの雑談。参加者は過去最高の六百人ぐらい、そのうち三百人は先週の夏の学校に参加したそうな。弦理論を志している学生さんがこんなに沢山いるということに二人で驚く。しかし、これは業界が今後盛り上がることを示唆しているというよりは、爛熟した最後の輝きなのではないか、 Belle Époque のようなものだろう、と、+ さんは言う。

案内した後、宿舎まで戻る、そこここの芝生に蛍が飛んでいる。途中、= が自転車で大学から戻ってくるのに会った。


Jun 22 23:26, Princeton

リスがキノコを齧っているところを通りかかったのですが。

今日は昨日より雲が多い。

朝はのんびりしたあと、昼は買い物へ。

その後は、スライドを弄って、もう一度練習をしてみる。なんとか時間内には終わったが、もう少し短くしたほうが良いか。

夕方、# くんが居たので、大学まで明日からの研究会の参加登録まで行こうと一緒に歩き出す。途中で通りかかった車が横で止まるから何だと思ったら、同じ用事で同じところへ向かっている $ 君だった、有り難くのせてもらう。

あちらではもう既にポスターセッションがはじまっている感じになっている。いろいろ同業の友人、知人と再開、握手。

夕暮れを徒歩で戻って、夕食を軽く作って食べる。ピアノの練習。


Jun 21 22:52, Princeton

百合の花。

青天、陽射しは強いが木陰に入れば風が涼しい。

街までいって Chez Alice で昼食。

戻って、洗濯物を回そうとするが、洗濯機が全て使われているので出直すことにする。

研究所に行って発表の練習をしてみるが、酷いものだった。途中で放棄しようと思ったが、どこを改善すべきかを考えるため、一応おしまいまでやってみる。

その後は気分転換にピアノの練習、その間に今度こそ洗濯機を回す。

研究所への行きしに子鹿を、帰りしには兎をみた。


Jun 20 23:38, Princeton

青空。小兎です。

夏の学校も今日まで。青空に箒で掃いたような雲、日本の夏にはこういう雲は無い。適度な気温。

朝一の講義に出て、その後は相変わらずスライドの調整。

午後は # の学生さんの + さんに面白い話を教えてもらった、早春の KITP で # が講演をしたのの動画があるそうだから、見ないといけない。

夕食は軽食とワインが芝生の上で振る舞われた。その後は暗くなるまで $ 君、% 君と議論。


Jun 19 22:35, Princeton

白いあじさいです。

もう木曜日だ。夏の学校がはじまって急に時間の流れが速くなったように思う。

天気予報通り涼しくなって、小雨も降った。気持ちがよい。

朝は % さんと # さんと * 君が話をしているところに通りかかって、しばらく議論に参加。

$ 先生の講義は申し訳ないながら出ずに自分のスライドを弄っていた。昼食に行く際にすこし芝生のテントで聞いていると、随分面白かったから、最初から聞いていれば良かったと思う。ビデオが公開されたら始めから見よう。

午後はきちんと出席。

夕食のあとは、? と話をする。彼とはメールで何度か議論をしていたが、実際に会うのは今回の夏の学校がはじめてで、よい機会だった。


Jun 19 00:02, Princeton

不思議なもこもこした花です。

ここ数日は昼は三十度を越えて夏という感じだ。

参加者に比べて講堂が狭いので、芝生の上のテントの下でも講義が中継されている。午前は % 先生のをそちらで聞いてみた。

午後は Gong show。一人持ち時間六分で学生さんが沢山話をするのを聞いた。

夕食は芝生の上でアメリカ的バーベキュー。薪も研究所の森からとって来たものだそうだ。明日は雨模様で涼しくなるというので、本当にそうなのだとしたらちょうどいい日に屋外の夕食で幸運だった。

夜はピアノの練習。


Jun 17 23:49, Princeton

夏の学校二日目。

外は暑いが建物の中は空調が強く効いていて、上に羽織る長袖が欠かせない。

@ 先生の講義と、+ の講義に出る。+ の講義は本来テクニカルな話のように思うが、いつもの彼の熱情的な語りにのせられたのか、はじめの十分ぐらいからは時間を経つのを忘れて聞いていた。

講演のスライドを一応作った。枚数が多すぎるので、なんとかしないと。

そのほか、来ているポスドク仲間と軽く四方山議論やら、学生さんから質問を受けたりやら。

今週は夕ご飯が出てありがたい。宿舎に戻ってから、ピアノ室でピアノの練習でもしようと思ったが、今晩は珍しく先客が居た。というわけで、そのかわりに外でぼんやりと蛍を見ることにする。


Jun 16 23:32, Princeton

今日から夏の学校。例年の三倍の学生を受け入れたそうで、研究所は飽和状態。

朝の $ 先生の講義と、昼の % 先生、@ 先生の話を聞く。皆さん明快だ。

そのほかはスライドを弄る。

夜は夏の学校初日ということで夕食が出た。$ 先生がテーブルをひとつ確保してくださっていたところに、* 先生と、? 先生ご夫妻とで座って食べたが、$ 先生曰く、怖がられているのか、誰も学生さんが横にすわろうとしないのが哀しい、と。

蛍は随分増えて来た。


Jun 15 22:37, Princeton

宿舎の前の桜の実。

今日も良い天気。

昼まではのんびりして、昼食後は講演のスライドの準備をはじめた。

ときどき散歩を挟みながら、夕方まで。

夜は $ 君、# 君、 * 君で Triumph まで食べに行く。店にはいるときに % 君に会い、店に出るときに ? に会った。明日からの夏の学校と再来週の研究会のために来たのだろう。

戻ってくるとあたりを蛍が沢山飛んでいる、が、写真を撮るのは難しい。

もう少し続きをしようかと思うが、一時間ほどやったところで放棄。うまくない。


Jun 14 22:29, Princeton

子鹿に出会いました。

今日は概ね晴れ、空は半分ぐらい雲。それほど暑くない。

昼は懲りずに Chez Alice に行く。

洗濯の間ピアノの練習、その後は買い物、等。

夕方研究所に行ってすこし用事をしようかと思い、宿舎を出たところで、子鹿に出会った。人間の怖いのを知らないようで、ゆっくり近寄っても全く逃げない。横を通って向こうまで行く。


Jun 14 00:23, Princeton

今朝は小雨、昼になって青空が見え始め、いい雲が流れているなと思っていたら、また夕方前には黒い雲になって、しばらく雨。夜には上がった。

一日ぼんやり考え事。

夜は $ 君、% 君とで街のインドカレー屋に行って鱈腹食べた。その後は二時間ほどピアノの練習。


Jun 13 00:05, Princeton

紫陽花の一種でしょうか、この花は。

今日も一日曇、ときどきぽつぽつ来る程度。

いろいろと論文を読む。

来週に # 君が発表をするので、それの練習をした。$ 君、* 君、@ 君にも出てもらって、有り難い。

その後も相変わらずいろいろと論文を読む。

夜はピアノの練習。


Jun 11 23:16, Princeton

今日は一日薄曇り。ぼんやり論文をいろいろと読む。

昼食時に $ に、昨晩ふとこういう超対称な系は少ないのではないかと思ったのですが、と質問してみたら、たちどころに反例がいくつもあがってびっくりした。

昼食後は # と % に、また別の系の性質について聞かれたので雑談していた。途中で切り上げて、 = 君の車に * 君と乗せてもらって大学での @ さんのセミナーを聞きに行く。

戻ったらまた論文を読む続き。

家に戻って、夕食後、本日の論文を arXiv で確認していると、まさに昼食後に話していた性質を使った論文をまた別の友人が出していた。それだけでなくて、面白い論文だから、二重に驚きだ。

僕もぼやぼやしていないで、何か研究をしないといけないと思うのだけれど、今月と来月と研究会で話すのやら、レビューを書くよう頼まれているのやら、相変わらず研究をしない言い訳があって良くない。


Jun 10 23:46, Princeton

朝まで小雨。

午前中は論文を読んで、お腹が減ったので早めに昼食に行くと、物理のひとが座る大テーブルに僕以外なかなか誰も現れず、淋しい思いをした。

ようやく * が来たので、研究上の四方山話をしていると、さらに徐々に人が増えていたが、僕らが雑談を続けている間にみな食べ終わってまた人がほとんどいなくなった。

午後もしばらくは論文を読む。お茶の時間のまえに $ 君と少々議論。

そのころには雨はあがって少しずつ空が見えて来た。

お茶のあとは * と議論、その後は % 君と雑談をしていたら夕方になる。うろこ雲が悪くない。


Jun 9 22:03, Princeton

不思議な花です。

今日は一日小雨がふったりやんだり。

相変わらずいろいろと論文を読む。

お茶の時間は、ひょんなことから $ 君と哲学的な話をはじめてしまって、馬鹿らしい話をしていると一時間半ぐらい経ってしまった。

僕は自分も含め宇宙は運動方程式で決まったように動いているだけだから自由意志なんて無いと思うし、だからこそ、人間の理性や感性だけで基礎方程式を発見することなんて出来ないと思っているのだけれど、$ 君はまるで反対の意見だったようだ。

と、いうわけで、何故だか判らないけれど落ち込んで宿舎に戻ってくる。


Jun 9 00:59, Princeton

小林一茶の俳句が歩道に書いてあります。

さて、今日も良い天気。

昼ご飯はまた Chez Alice まで歩く。途中、いつも家の前の歩道に詩の一節を書いている家があるのだけれど、今日は一茶の俳句の英訳が書いてあった。"Climb Mt. Fuji, Oh Snail, But slowly, slowly" とある。知らない句だったが、調べると、「かたつむりそろそろ登れ富士の山」だそうだ。

帰りに D'Angelo に寄って食べるものを多少買ってくる。

洗濯物を回す間にピアノの練習。

その後は研究所に行ってパソコンに向かって用事をする。

薄暮のころに宿舎に向かうと、案外蛍が飛んでいるのがわかった。写真に撮ろうとするが、暗いので上手くはいかない。


Jun 8 00:04, Princeton

バラが綺麗です。

気持ちのよい一日。

徒歩で街まで、Chez Alice で昼食、その後は Bent Spoon でシャーベットを食べ、また歩いて宿舎に戻ってくる。Hodge Rd. まで遠回りして豪邸のならぶあたりを抜けてくる。大抵は大木の木陰が続いているが、所々は立て替えの際に庭の木を植え替えてしまうのか、初夏の陽射しが直接あたって少々暑い。

研究所で用事。二ヶ月前に査読を頼まれた論文で、そのころ大体読んで満足してしまって返信をすっかり忘れていたものを、締め切りが来たから早く返事を出してくれと連絡があったので、それを済ませる。

夕食後は、宿舎の外に蛍が二匹ほど飛んでいるのを見つけた。この夏はじめての蛍だ。これからぞくぞく出てくるだろう。

その後は数日ぶりにピアノの練習。


Jun 6 22:56, Princeton

芝生にはいろんな花が咲きます。

今日は綺麗に晴れた、白い雲が浮かんで気持ちがよい。

昨日の係数は午前中に解決の目処が立った。この件では、今週になって急に、これまで学んだことの無い数学の小分野を一つ知って収穫だった。

昼食後は、四月に出した論文の査読が返って来たので、# 君と $ 君と相談。

結局こちらに来てからも、自分と一緒に日本から来た二人との研究しかしていない気がするが、まあそういう立場になってしまったということか。

お茶の時間に散々雑談をしたあとは、あたりを散歩したり、数学の図書館をふらふら眺めたり、人文のほうの図書館も棚の間を巡ったりしてみる。

また散歩の後、夕食。その後はまた随分眠くなったが、なんとか今まで持ちこたえた。


Jun 5 23:06, Princeton

兎を発見。

昨日は晴れ。一昨日に印を付けておいた論文をいくつか読んでみようとすると、それだけで一日が終わってしまう。

どうも根を詰めすぎたようで、夕食後は我慢出来ないほど眠くなって、ベッドに倒れ込むと、朝まで寝てしまった。

目が覚めると雨がしとしとと降っている。午前中は論文読みの続き。

昼食後は # 君と一階の大黒板で計算の詰めをする。お茶の時間を挟んで夕方までやって、係数が一ヶ所合わない以外はうまくいったが、そこはどうにもならない。

夕暮れの時間は悩みながら辺りをふらふらすると、兎がいた。

書き忘れたことを追加する。研究所でとっている NY Times 誌は、Kenken という数独のようで四則演算もしないといけないパズルが毎日二つ載っていて、こちらに滞在中はポスドクの後半あたりからいつもそれを解くのを昼食後の日課にしている。

一昨日の昼食後も、さてパズルを解こうと新聞を開いたら、すでに解かれてあって、"Sorry, Yuji, it's already done" と書いてある。 落胆したが、気を取り直して、その日は $, %, + と四人でクロスワードの方をやることにした。アメリカのクロスワードの暗黙のルールをいろいろと学んだ。

昨日の昼食時は @ が「どうだ、昨日は参っただろう」という。食後に今回こそは Kenken をしようと思うも、誰かがパズルの載っているあたりの頁を持っていってしまっており、また出来ずじまい。今朝研究所にいくと、部屋に昨日の分のパズルの頁が届けてあった。これは僕を哀れんで @ が家の NY Times の頁を持って来てくれたらしい。


Jun 3 23:15, Princeton

雨上がりに霧が出ました。

朝は晴れ。無事 % 君が到着。

今日はどうも湿気が多い、と思っていたら、お茶の時間のあたりに南西から黒い雲がやってきて、土砂降りになる。二時間ほどすると上がって、綺麗な夕焼け雲がみえる。急に空気の温度も下がったのだろう、あたりの湿地に霧が出た。

この一年半ぐらいに自分のやっている分野でどんな論文が出たのか、見逃したのは無かったろうか、とおもって、一日掛けてざっと眺めてみる。毎日の新論文のタイトルだけはほぼみていた筈だから、それほど大きく見落としていたものは幸い無かったようだ、が、これは読もうかな、と思って結局読んでいない論文は沢山あった。それらに印をつける。

夕食、ピアノの練習。


Jun 2 22:51, Princeton

野ばら、でしょうか。

今朝はここ数年の弦理論の会議のスライドを見返してみる。最近参加はしていなかったが、発表には一応目を通すようにはしていたつもりだけど、読み返してみてさっぱり覚えていないことに驚く。

昼食では、先々週カルテクにいって $ に聞いた話に関して考えていたことを # に聞いてみる。

昼食後もその議論が続いて、終わったら二時過ぎ。Apple の発表会があるので、特に何もなければそれを見ようと思っていたが、後半だけ見ることが出来た。

お茶の時間のあとは、% 君がみつけた文献を二人で見ていると、先週末にかけて数値計算していた件は全部紙と鉛筆で出来るということが判り、これまで思っていた予想もあながち間違いではないことが確認出来て、一安心。

夕食後はピアノの練習を一時間ほど。


Jun 1 23:09, Princeton

研究所の前の草原。

今日も気持ちのよい天気。昨日の花の名前は母に指摘されて訂正した。

朝珍しく7時半に起きたと思って、朝食後布団に入ったら、昼になってしまった。

というわけで、車で買い物に行って、昼食。研究所に行って、多少たまっていたメールにいろいろ返事をする。# 君が居たので多少議論。

夕方に、散歩でも出かけるかと研究所の駐車場のあたりを歩いていると、$ 大先生が車に乗り込んでおうちにお帰りのところに出会った。彼は今年で90歳のはずだ。ご自分で運転なさっているとは知らなかった。

夕食、ピアノの練習。


Jun 1 00:12, Princeton

赤詰草の花。あやめ。

今日も晴れ、二十度をすこし越えたぐらいで、僕には丁度良い気温だ。

街まで行くと、大学に卒業生が集まる日らしく、大学の色の橙色の入った服を来た老若男女でごった返している。本屋で一冊本を買って、昼食に行って、戻ってくる。

研究所に行くと # 君が居たので雑談をしていると、% 先生がやってきた、彼も一週間こちらにいらっしゃるのだとか。いろいろ話を聞かせてもらう、昔の学生さんで今は金融で働いている人の修士論文の内容が、最近のの観測で意味を急に持って来たから、その人と論文をもう一本書こうとしていたのが仕上げに入っているそうで、明日はここで落ち合って議論をするのだとか。

という話をしていると、研究所の大きなガラス窓の向こう側に兎の子がいるのに % 先生が気付いた。

森の散歩にも行く。夕方は洗濯機を回しているあいだピアノの練習をする。

日没後、外で音がするので目を上げると、家の窓から宿舎の木立を抜けて花火が見える。大学であげているのだろう。以前ここに居たときは、部屋の窓の向きの加減で家の中からは見えなかったので、音が鳴りはじめるとわざわざよく見える graduate college まで出かけていたが、多少見えるとかえってずぼらになってここから見るので済ましてしまった。

夕食、その後は査読の返事を二つ書いた。