Aug 31 22:02, Tokyo

車窓より眺む稲の刈り入れ。

土日を掛けて移動。目が覚めると、外は薄く曇って柔らかい朝の光。宿は南北の通りの西側だったから、東側のアパートメントの上端から日が昇った。日本と違って建物の高さが揃っているのが良い。

ホテルの一階は軽食屋を兼ねていたが、朝食を摂りに降りると、地元の老夫婦が数組食事に来ていて、ほっとする雰囲気。

飛行機まで時間がある。研究会場ではネットにうまくつながらなかったのでメールが溜っていたのを鋭意処理。

それでも時間があったので、とりあえずブランデンブルク門ぐらいは見て、そこから空港行きのバスに乗ることにする。

中心部は工事が多く、観光客も多い。丁度なにか催しがあるのだろう、門の前に大きな観客席が出来ていて、ウンテル・デン・リンデンの東側からは見えなくなっていた。西側まで行けば良かったのだろうが、そこまで頭が回らず、バスに乗り込む。

途中、Trumstraße が Waldstraße に交わるところの信号で、随分長い間バスが停まった。乗客皆が怪訝な顔をしてあたりを見回しはじめると、なんと交差点の真ん中に黄色のヘリコプターが降りた所らしく、羽が回転を落としているところだった。あたりには警官が出ている。バスの運転手さんも予想外だったようで、バスから降りて警官にどちらを回り道すべきか聞いてきたようだった。

と、不思議なことがあったが、無事に Berlin Tegel 空港に。自分の行くべきゲートDが別の建物にあるのがわからず、主ターミナルを一周する。しかし、その間に美味しそうなお菓子屋さんをみつけたのでよしとする。

コペンハーゲンまでの便の出発が一時間弱おくれた。これは、機体の側に持って来た外部電源がうまく作動しないので、エンジンも掛からないという問題だったそうな。乗り換え時間が一時間半しかなかったから、これはコペンハーゲンで一泊することになるかと思いきや、成田への便も一時間遅れたので事なきを得る。こちらが遅れたのは、サンフランシスコからの機体の到着が遅れたからだそうだ。

ここからは10時間半の空の旅。ウラル山脈を越えるあたりで少々揺れるが、その後は寝たので記憶が無い。今回はエコノミープラスではなくて普通のエコノミークラス。差額を払ってプラスにしておくのは悪くないかも知れないと思った。

成田からの車窓には実った稲穂と、ところどころ刈り入れをはじめているのと。日本だ。


Aug 29 21:46, Berlin

ホテル近くのコーヒー屋。

起きると今日は曇り気味。

研究会は最終日、一時すこし前までいろいろ講演がある。昼食後、三々五々帰途につく。僕は # と二人でタクシーで Grünau まで行くことにしたが、呼んで来るまでに随分掛かったこと。このころにはすこし小雨になる。

Grünau からベルリン中心部への通常の電車は、途中で何か不都合があったようで、Schöneweide までしか行かない。幸い、そこから別の路線があったのでそちらを使う。# と話をしていて時間も気にならなかった。

西十字駅で別れ、僕は中央線で Savignyplatz まで。幸い小雨も上がったところ。電車に乗っていると、線路脇の落書きが目立って如何なものかと思っていたが、ホームからの階段を降りると花屋がある。駅の外に出ると落ち着いた可愛らしい街並みで、対照に驚く。

一泊するホテルは Knesebeck 通り、駅からすぐだ。レストランと住居と古本屋の並んでいる静かな通りだったのでほっとする。部屋も僕には不必要なぐらい広い。

しかし、生憎のんびり移動したので投宿すると五時、美術館やら門を見に行くには時間がない。つくづく観光には向いていない人間だと思う。

気を取り直して、あたりをふらふら歩く。古本屋を冷やかすと、英語版の「ミリンダ王の問い」が売っていたり、ケプラーのラテン語の天体に関する分厚い本のドイツ語訳があったり、面白いが、買うに良い本は見つからず。

その後は公園を散歩。こちらは木々の葉も黄色くなりはじめており、秋の訪れを感じる。運河を渡るところで、丁度下を通る観光船が閘門に入って水面を下げている所にあったので、しばらくぼんやりたたずんでいる。僕同様眺めているひとも多い。

歩いているとすっかり晴れた。夕食は Savignyplatz の駅前まで戻る。どれに入るか迷うが、地元のひとで賑わっていたイタリアンにする。


Aug 28 22:47, Berlin

写真は本館で食堂、会議場は別です。

結局昨日はまた案外すぐ眠って、六時前に目が覚める。今朝は快晴、小鳥のさえずりも聞こえ、気持ちがよい。

今朝のはじめの講演は % による blackhole firewall のレビュー、この混乱する問題について、今まで聞いた中では、もっともわかりやすかったが、それでも混乱する。

昼食後には薄いセーターも要らなくなって、長袖のカッターシャツで十分になった。

沢山話を聞いていると徐々に頭が飽和してくる。

今日から現れた $ と再会を祝す、あとはこちらでは #、 +、? と良く話をしている。同じ頃にポスドクをしていた、という気安さがあるのだろう。そう言えばこの研究会にアジア人は僕だけのようだ。


Aug 27 20:11, Berlin

研究会場の夕暮。

今日は七時半ごろに起きた。

研究会は今日は午前の部のみ、といっても皆さん話が時間内に終わらず、徐々に伸びて、終わったら一時だった。午後は街に行くこともできたが、宿舎のまわりでのんびり考え事でもしようと思った。

昼食を済ませて、宿の部屋に戻る。ぼんやり眠くなったので、まずは一眠りすることにする。

しかるに、目を覚ましてみると、外はもう夕焼けで、夕食の時間になっていた。食卓の雑談はいろんな方向に流れて、僕は聞いているばかりだったけれど、不思議な話ばかりであたかも夢の続きのような気がした。

食後はあたりをすこし散歩して、部屋に戻って来た所。


Aug 26 22:48, Berlin

蓮の花。

日記の後すぐに熟睡、六時前に起きる。

朝食のバイキングにはこちらにも蜂蜜が三種類出た。蜂蜜を受ける小さいお皿が食べられるように出来ているのも昨日と同じだ。

まずは自分の話、出来はなかなか良かったのではないか、質問もいろいろ出た。その後は落ち着いて他の講演を聴く。# さんと少々議論する、など。

庭の芝生を小さな芝刈り機が自動で手入れしているのに気が付いた。ルンバと同じ仕組みだと思う。動きはなかなか可愛らしい、意思があるように見える。

ぼんやり池に向かって座っているのは悪くない。


Aug 25 21:40, Berlin

路面電車の車窓。

朝は時差で五時ごろ目が覚める。ホテルの朝食はなかなか美味しい。蜂蜜が四種類も置いてあった。

空港に戻って、そこからバスで Beusselstraße 、そこから環状線時計回りで東十字駅まで、一度降りてホームにきた別の列車に乗り換えて Grünau 。このあたりで随分田舎になってくる。トラムに乗り換えたら、森の中を走って小さな湖水の端に出た。そうこうすると Alt-Schmöckwitz。ここでドイツ人の研究会参加者の方数人と合流、バスで Schmöckwitzwelder まで。

バスに乗るときに、welder って何ですか、と聞いたら、川とか池のなかの小さな島、という意味だ、と教えてもらう。日本語に対応する単語があったか、と、そのときは思い出さなかったが、中州、という単語を今思いついた。

気候は思ったより涼しく、薄いセーターを持って来ておいて正解だった。電車のなかではマフラーをしている人もいるほど。こちらの人に聞くと、先週から例年になく涼しいという。

目的地はそこからすぐの会議場併設ホテル。これも小さな湖水に面して、芝生に薔薇が咲き乱れて綺麗なところだ。到着すると、ひとつ目の話がはじまって 15 分ぐらいたったところ。

内容は、弦理論の中でもヨーロッパらしい地道な進展について、という感じで、勉強になる。自分の明日の発表スライドがあまりにふざけていたので、夕食後に少々調子を大人しくした。

少し前に会った人やら、数年会っていなかった人やら、沢山顔をあわせた。講演の間の休憩と食事の時間は弦理論の雑談とそうでない雑談と。

そうやって楽しく過ごしていたお陰で、あまり眠くならないうちに夜になった、が、そろそろ限界だ。


Aug 24 22:25, Berlin

コペンハーゲン空港での虹。

さて、日曜は移動日。

まずは成田からスカンジナビア航空でコペンハーゲンまで。席に着くと、乗務員の方が来て、満席だからエコノミープラスの席に移って呉れとのこと。昨年から案外飛んでいて、シルバー会員なのが効いたらしい。揺れも少なく、呑気な空の旅、といっても十一時間かかると疲れる。「ちいさいおうち」という映画を見た。おばあさんが、戦時中に女中さんだったころの思い出を書き留める話。

コペンハーゲンに着くとちょうど小雨が上がって虹が出た。乗り継ぎが悪く、三時間強待つ。搭乗口も判らないので、しばらく入国審査の前の喫茶店で休憩する。

そこからベルリンまで、こちらは四十分だからすぐだった。窓側に頼んでおくのを忘れて、折角の夕方の空の眺めを最大限楽しめなかった。それでも、狭い範囲だけ夕立を降らせている雲の塊が、まわりは晴れている北ドイツの平原を夕陽を浴びながらゆっくり動いている様子など、窓の向こうに小さく見る。

長時間の移動なので、空港のホテルで一泊することにしてあった。荷物を待っていると、同じ研究会で明日朝に話をする $ があちらにいるのに気が付くが、怠けて一泊する自分が気まずく、つい、挨拶をせずに通り過ぎてしまう。我ながら、情けない奴だ。

ホテルではベルリン風ジャガイモとソーセージのスープなるものを夕食にする。


Aug 23 22:27, Tokyo

今日は案外涼しくなった。風もあって良い。

明日からの出張のためスーツケースを詰める。あとはぐうたらする。

おやつにわらび餅を作った。暖めて混ぜていると固まってくるのは何度見ても面白い。

夕食は外に行く。


Aug 22 21:49, Tokyo

今日も暑い。

来週の研究会は、会場に黒板が無いということを昨日知ったので、慌ててコンピュータで発表するためのファイルを作る。

午前も午後も頑張って、一応出来上がった。大きな文字を使っては居るものの、一時間の講演で六十枚は多すぎる。まあ、移動中やらに弄れば何とかなるのではなかろうか。

今晩は僕が夕食を作った。相変わらず野菜炒めだけれども。


Aug 21 23:27, Tokyo

今日も暑い。

* 君と + 君が来ていて ? 君と議論していて、一日お茶のみ場が賑やかだった。また、現象論の研究会にいく皆さんが慌ただしくポスターを印刷しているのも趣がある。

こちらはまず明日が締め切りの作文を慌てて書いて送る。これに半日費やす。

その後は $ 君が来て、質問を聞いていると、これまで僕が見過ごしていた所を突いていて、いろいろ急に新しいことが判った。途中から % 君も参加。

結局古本屋で「韓非子」を買った。


Aug 20 23:57, Tokyo

稲妻。

今日はますます暑い。

柏にいって、一日 # と議論。夕暮れに $ と三人で生協まで食事に行く。

帰りに建物まで歩いていると、真北に見事な雷雲があって頻繁に稲妻が飛んでいるのが見えた。というわけで研究所の屋上まで行く。

幸いとても遠い雷雲で、光は見えるが音は全く聞こえない。三人で雷の威力に圧倒されたあと、部屋に戻ってどこの雷雲か調べてみるが、雨雲レーダーには栃木のあたりにしか大きな活動は見えなかった。そんなに遠いとは思えず、謎。

その後は # と二人で $ に N=1 SQCD の説明をしようと試みる。$ は数学者なのでなかなか伝わらないが、伝わった所は途端に深い考察が返ってくるのが面白い。

暑いので、研究所と駅の間は往復ともバスを使ってしまった。東京に戻って、バスにのってぼんやり考え事をしていると、乗り過ごしてしまう。


Aug 19 22:10, Tokyo

今日はなかなか暑い。

半日ぐらい掛けて、共同研究者から回って来た原稿に手を入れる。また、以前投稿したが長過ぎると言って突き返された別の原稿を頑張って短くした。

その後は、$ に考えるよう言われた話で頭を悩ませる。

随分遅くになって家に帰る。


Aug 18 22:33, Tokyo

大学からの夕焼け。

午前中は、用事で東京に来ていた母が実家に帰るので、東京駅まで行ってお茶を飲んで話をしてきた。

大学では、書き散らかしたレビュー全体をざっと眺めて少々手を入れる。飽きて来たので、さらなる推敲はまたしばらく置いてから。

一昨日大学の書籍部で気になった本をもう一度見に行ってみたが、やはり難しそうなので、買わないことにする。

昼は暑かったが、日が暮れて涼しくなり、風も少しはあったので、家まで歩いて帰ることにした。途中までは良かったけれど、歩いているうちに体が熱くなり、大通りを通れば良いものを住宅地の細い道を選んでしまって風が無くなって汗だくになった。家に戻って早速シャワーにする。

途上、あまり見ない古本屋の軒先に、筑摩の古い「韓非子」が売っていたが、これも買ったところで読み切ることが出来るか疑問だったので買わず。

研究で必要な本以外は、積ん読を避けるため、買うと少なくとも全部読む目処が付くまで次は買わないことに自分の中でしてあるが、こういうときは困ったものだ。


Aug 17 23:22, Tokyo

今日は雲が流れて、悪くない天気。蝉はもうツクツクボウシの数が優勢ではないかと思うほど。

朝はちょっとだけ計算をする。何故うまくいくのか判らないが、答えは一部出た。

昼はぐうたら、日が傾いて来てから、奥さんにつれられて近くの地元の図書館にはじめて行ってみるが、沢山人が居て活気があってびっくりした。

「西洋古典こぼればなし」という本を借りて、喫茶店に寄って帰る。


Aug 16 23:29, Tokyo

虹とスカイツリー。

朝は雨が降りそうな降らなさそうな曇り空。

ブランチのあと、奥さんは友達に会いに行ったので、僕は大学へ行ってレビューの続きを書くことにする。

そうこうしていると案外の雨が通って、夕方になって、綺麗な虹が見えた。

家に戻って、夕食のあとも後少し書けば第0稿が書き上がるかと頑張ってみるが、途中で集中力が切れた。結局今日は十頁強。


Aug 15 21:27, Tokyo

晴れ、暑くなった。風があって悪くない。

昨日に引き続き、休暇。今日こそはどこかへ出かけようと、自転車で台東区の朝倉彫塑館に行くが、ついてみると生憎休館日。途中、日本にきて三十年になるアメリカ人の日本画家のアトリエを偶然みつけて中をみたり、お寺でやっている幽霊の掛け軸展をみたりする。

買い物にいって、家に戻って、その後は休憩。

夕食をつくってもらっている間に僕はひたすら「百代の過客・続」を読み進んで、なんとか読了。これで次の本が買える。

忘れる前に先月の話を書き足しておく。プリンストンでおしまいに皆さんと食事に行った際、帰りに Bent Spoon に寄ることにしたら、$ 君が、「皆 Bent Spoon が美味しいというけれど、そんなに美味しいと思わない。実際、Halo Pub の方が美味しいと思う」と言いはじめた。

僕らがすこし遅れて Bent Spoon に到着すると、$ 君が既に店の前でアイスクリームを食べているので、随分早かったねというと、何と、比較するために先に Halo Pub にいってラズベリーシャーベットを買って来て、今はこちらで並んでいるのだった。というわけで、彼と一緒に店に入ると、彼はこちらでもラズベリーシャーベットを頼んだ。店員さんは別の店のアイスクリームを持って並んでいる客が居て不思議がったに違いない。

食べ終わって言うには「確かに皆さんが言うように Bent Spoon のほうが断然美味しい」ということだったので、きちんと実際に確認し、自分の誤りを正すのを恐れない点で、$ 君は科学者の鑑であることがわかった。


Aug 14 22:36, Tokyo

起きると曇、案外強い雨が通ったり止んだりする。

今日も最高気温は三十度を越えたぐらいで、過ごしやすい。

奥さんがお盆休みなので、毎日休みのような生活の僕も家にいることにして、ぐうたらした。

しかし、昼食後にどこかに出かけようかという話をしている間に、僕が寝てしまって、気が付くと日が傾いていた。何のはずみか、以前買った「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy」の映画を二人で見る。

その後、小雨の夕暮れ、二人で暫く歩いて、喫茶店でコーヒーを飲む。

その他、京都で買った「百代の過客・続」を読み進める。


Aug 13 22:49, Tokyo

今日も30度をすこし越えたぐらいだから、それほど暑くない。午前中は家の前の街路樹でツクツクボウシが鳴くのが聞こえた。夜は風が涼しい。

昼食後にのろのろと大学へ行って、頼まれている文章を書く。今日は七頁。まあまあ順調にすすんでいる。問題は適度な割合でこの仕事に日々を割り振らねばならないということだが、さて。


Aug 12 23:12, Tokyo

天神さんの桔梗。

今日は起きてみると曇って涼しい。小雨がぱらついたり、止んだり。

お盆前の一斉休業なので、今日は僕も休みにした。奥さんと湯島天神にお参りに行く。

その他、ゆっくりピアノを弾いてみたり。のんびり、気が抜けた一日を過ごす。


Aug 11 23:45, Tokyo

一昨日は涼しいので夜は久しぶりにお湯を張ってお風呂に使った。暑い日は通常はシャワーで済ませてしまっている。

昨日は台風が西日本にやってきた影響で、雲がどんどん流れて、ときおり強い雨を降らせる。

昼ご飯を食べた後、また前後不覚に眠くなって、夕方まで寝てしまった。

今日はまた暑い日。大学へ行ったら建物の鍵がしまっていた。今日明日は理学部は一斉休業だったらしい。

午前中は研究 A の単に計算するだけの部分をやって、午後は研究 B の考えないといけない所をしようと思っていたが、単に計算するだけに時間が掛かって、結局夕方までずっとやっていた。一応計算結果は意味ありげに見える。

昼ご飯は生協にいったら普通に沢山人が居た。

日が暮れて、自転車に乗って家に向かっていると、風が涼しい。


Aug 9 23:49, Tokyo

今日は曇ときどき小雨、涼しい。最高気温は27度だったらしい。

奥さんにつれられて渋谷のシアターオーブまで劇を見に行く、第一次大戦の悲惨な話。

喫茶店に入って、戻ってくる。夕食後は眠くなって前後不覚に寝てしまった。


Aug 8 23:11, Tokyo

今朝は曇、と思っていると小雨が通った。

柏まで行く。駅につくと、こちらもちょうど小雨が降った後で、歩いて研究所まで行くことにする。

あちらでは火曜に引き続きいろいろ議論。$ と半年ぐらい間欠的にやっている話は、単に研究の技術的な所に関する助言をしているだけのつもりだったのだが、論文の共著者に名前が載りそうな気配になってきた。というわけで、共著者になるには寄与が少ないから僕は抜けておくよ、というと、いやいやそう言うな、来週中にこの問題を解いてくれればよい、と面白そうな問題を振られた。ちょうど長年やっている話だから、確かにすぐ出来ても良さそうだけれど、そう上手くいくかしら。

そうこうしている間に、土砂降りの雨が通る。

生協で夕食にして、帰宅。

大学の空調は以前からなのか震災後の節電のせいか、半袖 T シャツ一枚でちょうど良いぐらいになっていて僕には有り難い。しかし、移動のバスと電車は随分寒いので上着が必須だ。


Aug 7 23:05, Tokyo

今日も暑い。

研究は放棄して、一日パソコンに向かってレビューの原稿を書く。知っていることを書くだけだから簡単だが、すらすら進むわけでもない。

大学は昨日に引き続き高校生で一杯だ。半分以上の人が制服を着て来ているようなのが不思議だ。出かけるときは制服、という校則があるのだろうか。

家に帰って夕食。


Aug 6 22:46, Tokyo

暑い一日。

大学へ行ってみると、オープンキャンパスということで、高校生とおぼしき若者で一杯だ。

昨晩、帰宅の途次でやってみようと思った計算を一日掛けて弄ってみる。

途中、昼は随分久しぶりに瀬佐味亭に行って担々麺を食べた。その後は、小柴ホールで高校生向けに数論幾何の講演を数学科の院生さんがやるというので、まわりの三倍ぐらいのおじさんではあるが拝聴してくる。非専門家向けへの提示法に学ぶ点が多い。

計算は期待したほど上手くは行かないので、気落ちして帰宅。実家で貰って来た梅酒をすこし飲む。


Aug 5 22:24, Tokyo

今日は暑い中、久しぶりに柏に行った。

朝はまず # さんに最近の悩みを聞いてもらった。問題点は判ってもらったが、解決策はすぐには思いつかないとのこと。

昼は以前からの予定のとおり、$ と議論をする。また、数ヶ月滞在中の % とはじめて顔を合わせて、こちらも雑談のような議論のような。* と ? は飛行機で来たところだそうだ。また、@ とも久々に会って、最近の彼の研究の進展について教えてもらう。

等々、ずっと話をしていると、すぐ夕食の時間になって、キャンパスの近くのうどん屋に %、@ と行く。

帰りは日も暮れて昼の猛暑もおさまり、風が涼しげだったので駅まではバスに乗らずに歩きはじめる。しかし、歩きはじめると案外の湿気で、汗がじっとりとにじんで来た。


Aug 4 22:41, Tokyo

今日は久々に本郷に行く。

安田講堂前大楠の木が随分剪定されている。水平に伸びていた大枝がいくつか伐られてしまっているが、かわりに支えを付けることは出来なかったか、と、思う。しかし、まあ、若い葉は健康そうにみえる。

まずは居室で、三ヶ月分溜った郵便物を要るものと要らないものにわけて、急いで返事をすべきものには返事をした。また、少々事務用。

つぎに構内の散髪屋に行った。いつもはがらがらなのだが、今日ばかりは満員だったのは何故だろう。

みなさんと昼食後、頼まれていたレビューを書き始めようと、頭を悩ませる。

夕方は郵便局に行く。帰り道、三四郎池を通ると、頭上からの蝉の大合唱の壮絶なこと。

こちらの蝉はおもにミンミンゼミのようだが、構内の三ヶ所ほどで気の早いツクツクボウシを聞いた。

うちにかえって、夕食


Aug 3 23:05, Tokyo

若いカマキリがいました。

大阪は今朝も曇。窓の外をみると若いカマキリが居たので、写真を撮ろうと外に出ていろいろやっていると、しこたま蚊にかまれた。

昼過ぎの新幹線で東京に戻る。微妙に疲れがまだあるのか、駅弁を食べた後はぐっすり寝てしまって、ときどき目は開くものの、気が付いたらもう到着していた。東京は青天、積乱雲が見事。

数ヶ月ぶりの我が家へ戻る。

夕食は近くのパスタ屋へ。折角の積乱雲だったが雨は降らず。


Aug 2 20:53, Osaka

夕方には虹が出ました。

一日は朝から実家へ向かう。宿舎を出た後、バスで京都駅へ、そこから鈍行で新大阪まで。

美々卯で昼食、その後はさらに電車を乗り継いで実家に。

夜は数年ぶりに地元の花火大会を見た。こんなに立派なものだったか、と思うが、フィナーレは少々味気なかったかとも思った。

家に戻る頃には小雨が降りはじめ、二日に掛けて降ったり止んだり。

今日はぐうたらする。朝食後に朝寝をし、昼食後にまた昼寝をする。すこし小雨のなか散歩にも行ってみた。住宅地の軒先にはいろいろな花が咲いていて、悪くない。