May 31 23:08, Tokyo

今日はぐうたらする。

まず昼まで寝て、昼食。その後しばらく寝て、おやつの時間に、僕は朝食のパンと果物。

その後またしばらく寝て、夕方散歩に行く。

家に戻って、紅茶を淹れて、おやつ。イギリスのお菓子の fudge なるものを買ってきてみたが、なかなかおいしい。

その後、二日後の講義の準備をしようと思うが、やる気が出ず、すぐに放棄する。

夕食後、アイスクリームを食べる。


May 30 23:20, Tokyo

今日は大学院ガイダンスの二日目なので、土曜日だが出勤する。

教員が二十分ずつ話すので、僕の番も回ってくる。つぎの + さんの話は流石に良く練られていて、感心する。

そう言えば、木曜の # さんの話も、内容だけでなくて発表技術として学ぶことがあった。○○という事実を導出しましょう、とはじめて、判りやすく説明をするので、ふむふむと聞いていると、あるところで、「ほら、間違った結果が得られました」となった。途中の仮定に皆おちいりやすい思い込みがあったわけだが、それを聴衆に認識させるには良い手法だ。

$ 先生は昨日の雨で外の階段で転んで腕の骨を折ったのにもかかわらず、ガイダンスのためにいらっしゃったらしく、頭が下がる。

その後は昼食を挟んで会議。

ガイダンス後の、質疑応答の会には戻って参加。二年生や三年生の人も、教員に話をする機会だということで来ている人もいたようだ。

火曜日の講義の準備をぼんやりとはじめたが、疲れたので、帰宅。途中で買い物。


May 29 21:26, Tokyo

今日は大学院のガイダンス、いろいろ学生さんが話を聞きに来る。

研究室公開時間、というのが一応きまっていて、無事終えたので、ほっとして、図書館に本を借りに行って、一時頃に本郷通りの蕎麦屋に行く。五周年だか七周年だかで今日だけ半額だった。

小雨の中、戻って、居室で書類を読む。四時ぐらいになって、気分転換にコーヒーを飲みに行くと、皆さんがやっと終わった、という顔をしているので、どうしたのか聞くと、なんでも研究室公開は午後の部もあったらしい。僕がどこに行ったのかと思っていたとか、これは失敗だった。

雑談したあと、また書類の続きを読む。日が暮れて、家に帰るが、途中で雨に降られて、傘を差していたものの差し方がわるかったようで、片手がずぶ濡れになった。


May 28 23:02, Tokyo

軒先の花。

昨晩は風呂に入っている間に良いことを思いついたので、日記を書いたあと布団の中で寝るまで考えていたのだが、朝起きて今日の新着論文を確認すると、ちょうど友人三人が書いたそれについての論文があった。読んで唸る。

まず本郷に行って、抜けられない会議に出席。

昼食は生協の新メニューのタコライスなるものを食べた。タコスでトルティーヤのかわりにライスを使ったもののようだ。意外に美味しかった。

午後は柏の研究会に。なんとか * さんの講演に間にあう、なかなか面白し。

その後は、ベランダで気持ちよい風にあたりながら論文を読んだり、考え事をしたり。

帰途、柏の葉の駅まで、千葉大の農場を通って歩いてゆく。近くに高校があって、ちょうど部活帰りなのだろう、スポーツ刈りの男生徒が連れ立って自転車で僕を抜かしてゆく、また、後ろの女生徒ふたりが合唱部なのか、のどかに歌っている。初夏の夕暮れ。

疲れたので甘いものが欲しくなって、ららぽーとの喫茶店でケーキとコーヒー。

電車を降りて、バス停に行くと、ちょうど出発したバスが前の信号に止まっている。これは残念、と、ぼんやりバス停前の蕎麦屋の蝋細工をみていて、ふと気が付くと、もう一台バスが通過していったところだった。慌てて携帯でバスの接近情報を確認すると、確かに前に二台隣接していて、次のはしばらく来ない。しくじった。

というわけで、ぼんやり待って、家に戻る。


May 27 23:58, Tokyo

路傍の花。

今日は昼から消耗する会議があるので気が重かったが、一日をそれだけで潰してしまうのは勿体ないと思い、奥さんの薦めもあって、午前中だけでも柏の研究会に参加することにする。

$ さんの講演は最前列に座って楽しむ。次の + さんの講演は残念ながら途中で抜けて本郷に戻らないといけなかったため、後ろに座って、2/3 ほど聞いたのみ。スライドが公開されるのを待つことにする。

慌てて本郷に戻る、時間が無いため、久し振りに昼食は理学部一号館のドトール。

会議後は疲れていたので、頭を使わない仕事をしようと思って、大学の自分のウェブページに日本語の記事の一覧を追加した。

家に帰ったのちは、先日なんとなく借りた野間「春秋左氏伝、その構成と機軸」を読む。これの第八章に、ここ二十年の左伝研究の概要があってとても役に立った。というのは、自分の専門外の(半)専門書を読むと、一体著者が言っているのはそちらの業界の通説なのか、それともあまり受け入れられていないのかが判断し辛いからだ。これで随分疑問が解消した。


May 26 23:27, Tokyo

朝は講義。今回は規定の内容から離れて、クーロン力中の量子力学的粒子の束縛状態の縮重をいろいろな面から解説した。

講義後に、学生さんが、國場先生による解説が数年前の「数理科学」誌に出ていたと教えてくれた。日本語での解説はまだ無いだろう、と、先週講義ノートを書きながら勝手に思い込んでいたのだけれど、勿論そんなことは無かった。まあ、自分の勉強になったから良しとする。

昼は暑くなる。博士論文を読むのに関連して、教科書を勉強。


May 25 23:36, Tokyo

道端の花。

朝は家の窓が一ヶ所開かなくなっていたのの修繕を頼んでいたので、応対。

吸盤を二つ付けて取り外して、鍵の内部構造の修理。何事もプロの練達した技を見るのはすがすがしい。

学校にいって、明日の講義のノートをすこし弄る。

午後は毎年一度の理学部交歓会、小石川植物園にて。濃くなった緑、色付いてきた紫陽花、桜の実が赤くなったのと黒く熟したのと。

そのまま早めに帰宅。図書館で本を借りた


May 24 23:36, Tokyo

今日も家でのんびり。

昨日に引き続き文献を読んでいるつもりが、昼食後はいつのまにか寝てしまっていた。

夕方、奥さんと買い物に行くと、夕焼け空に雲が箒で掃いたように舞ってなかなか美しい。一昨日も同じ表現を使ったが。

昨日の日記を読んだ実家の母から、さつきは家にずっと植わっていたのに、違いを知らへんかったんやね、と、言われる。自分から見ようとしないと見えないものが、いろいろあるようだ。ちなみに、大阪の田舎のさつきはまだまだ満開ではないそうだ、東京は都市化で夏に近づくのが早いのだろう。


May 23 23:23, Tokyo

さつきと蜜蜂。

長閑な一日。

また博士論文審査に当たったので、ぐうたら論文を読む。ちょうど勉強しようとおもって、教科書を買ったところの分野なので、僕には有り難いのだけれど、なんだか本末転倒な気がしないでもない。審査員のほうが、審査される側よりある意味素人なのだから。まあしかし、それが仕組みではある。

昼過ぎは、学校へ行く途中に何度か見かけていた喫茶店に奥さんと行ってみる。表通りから離れて住宅地の中にある、なかなか良いところだった。シュークリームに、ウィンナーコーヒーを頼むと、「そんなに生クリームが食べたかったのね」と言われる。

花の大きなつつじの季節はとっくに過ぎたのだけれど、赤い小さい花を咲かせるつつじはまた満開になった。いま調べたら旧暦の五月に咲くので「さつき」と言うようだ。


May 22 23:20, Tokyo

柏の青空。

朝はまず今日の論文を確認する。ひとつは数年前に使われた数学的公式の場の理論的意味がわかったというもので、なかなか良い。

もうひとつは読みはじめて嘆息する。アメリカに居た頃の友人はこうやってテーマを広げて面白いことをやっているのに、僕の煮詰まっていることよ。

というわけで、読み進められなくなって、柏へ行く。

青空に、箒で掃いたような雲、心地よい風、濃くなった緑。

あちらでは、三階のベランダの椅子に座って外を眺めながら、先週の続きの考え事をするが、どうにもうまくいかない気がしてきた。

# 君に、そのあたりのもやもやした話を聞いてもらう。

日が暮れた辺りに、帰途に。西を振り返ると、細い月が見えた。


May 21 23:08, Tokyo

明け方に雷雨が通った。あまりの雷鳴で目が覚める。光って音が鳴るまで数秒もなかったので、よほど近かったようだ。雷が去ってからまた睡眠。

起きると水たまりは残っているもののすっかり晴れ。

大学ではとりあえずひとつ査読の返事を書く。ちょうどきちんと読まなければと思っていた論文を頼まれたので、よい機会だった。

昼食後は、なんだかんだと % 君と議論。

あとは、来週の土曜の大学院案内で二十分話すためのスライドを作る。


May 20 22:42, Tokyo

ドクダミの花。

今日も案外気温があがる。

朝は雑用。ケリがつくまで、と思っていると、研究室の皆さんが昼食に一緒に行くのに遅れてしまった。彼らが戻ってきた頃に用事を終える。

というわけで、生協食堂に行くのも何だと思って、根津のほうまで食事に行く。

異人坂を下ると、道に面した出窓のカーテンのこちら側にプードルがじっと座っている。あまりに大人しいので、縫いぐるみか、生きているのか、しばらくわからなかったが、僕が動くと顔を動かすので、どうも本物らしい。

入ろうとおもった根津のイタリアンが店を閉じていたので、そのまま取りあえず進んで神社にお参り。

その後、以前住んでいたあたりの料理屋で海鮮丼を食べる。

居室に戻って、しばらく勉強。夕方は、暗黒物質の崩壊、対消滅に伴うγ線の観測の話のセミナー、面白し。


May 19 23:34, Tokyo

朝はまだ雨がぱらついているが、すぐに止んだ。しかし、しばらく空は曇ったまま。

午前中は講義、クーロン力中の量子力学的粒子を、ラゲール陪多項式を使ってやるのと、Pauli 式に Runge-Lenz を使ってやるのと。

午後は $ 君が来たので、雑談、夕方は彼のセミナー。最新の話で、なかなか楽しめる。

その後はしばらく雑用。

帰りがけに、また、小樽産ワインを買う。


May 18 23:08, Tokyo

朝は晴れ。登校路の軒先にはそこここに薔薇が咲き競っている。今年の春は野菜こそ高いが、薔薇には良い気候だったのではないか。

学校では、一日、頭を絞って推薦状を書く。

午後は $ さんがいらして、セミナー。実は $ さんの講演を聞くのは随分久し振りだ。いろいろと、目から鱗が落ちる。昔学んだときに謎だった話が解決された。

その他、いろいろ四方山話。

暗くなって、図書館に寄ってから、家に向かう。夕食中、突然雨音がして、案外降り始める。そういえば天気予報をみるのを忘れていた。帰る途中に降られなくて良かった。

図書館で借りたのは、インダス流域、ガンダーラ、アフガニスタンでの非インド人と仏教の接触に関する本


May 17 23:55, Tokyo

道中の薔薇。

今日は晴れ,暑い。

昼まで、ピアノ、読書等、のんびり。

三時前におやつを食べたところで、いろいろ用事が山積していることを思い出し、大学へ行って作業をすることにする。 到着して、まずは火曜の講義の準備をしよう、と始めたが、案外時間が掛かって、一向に終わらない。

日が暮れて暗くなったので、あきらめて帰宅。休日も仕事をしていたので、お詫びに百合の花を買って帰った。

夕食には梅酒を飲むが、やはり気になるので、頑張って講義ノートをキリの良いところまでやってしまう。先ほどまで掛かって、次々回分まで、書いた。


May 16 23:36, Tokyo

今日は小雨がふったりやんだり。

家の片づけ、掃除を軽く済ませて、火曜の講義の準備をする。

その他、ぱらぱらと最近の論文を眺める、ピアノの練習、等。


May 16 00:04, Tokyo

やまぼうし。

今日は柏へ行く。すっかり緑が濃くなった。

あちらではヨーロッパ行脚から帰ってきた + といろいろ話をした。

? 君と話をしていて、量子力学の講義で水素原子のハミルトニアンを丁度やるところだ、といったら、昔 * さんが四年生のときに % 先生のところで理論演習をやった際に書いたらしい面白げな論文を教えてもらった。ちょうど来週再来週に使える話題を知って満足する。

その他、考え事をして、いろいろ論文を読むが、よくわからず。


May 14 23:37, Tokyo

道中の薔薇。

今日も暑い、初夏。

朝起きると、アメリカの $ 君から近々出る論文が二つも届いていた。以前からやっていると聞いていた話で、出来栄えに唸る。一日掛けてざっと読んで、感想を返事する。

先週は % さんからも草稿が届いていて、そちらは読むのに時間が掛かって、昨日ようやく返事をしたのだった。

昼食は本郷通りの蕎麦屋へ、暑くなったので、今年初のざるそば。

その際、つい隣の古書店で100円で一冊本を買う。読みはじめてみると以前おそらく図書館で借りて読んだのを思い出した。

昼下がりは学部の避難訓練。1500人ぐらい参加とか、キャンパスの一部が白いヘルメットを被った人々で埋め尽くされるのは異様だ。

その後は夕暮れまで勉強して、買い物に行って、帰宅。夜は梅酒を飲む。


May 13 23:59, Tokyo

駒場の猫。

台風一過、晴れ。暑くなる。

夕方から駒場で進学降り分け前のガイダンスがある。移動のついでに、銀座のギャラリーで個展を開いている磁器作家の叔父叔母に会いに行った。十何年ぶりだろうか。家の近くの街の和菓子屋さんでお饅頭を買って持っていくと、なんとつきあいがあって良く知っているそうで、世の中は狭い。牛乳を注ぐピッチャーを家への土産にする。

駒場につくとまだ一時間半ほどあったので、まず数理科の前の林の木陰のベンチに座って、パソコンを開いて、昨晩考えた話をタイプする。書き終えて共同研究者にメールすると、手の甲を蚊に噛まれていたことがわかった。

徐々に夕空になったので、生協で夕食。それから会場に向かうと、丁度はじまる時間。入り口で何故か # 君に会った。

ガイダンスでは、数学にするか物理にするか悩んでいるんですよ、というような学生さんが何人も、質問に来たので、いろいろと答える。午後 9 時頃お開きになって、帰宅。


May 12 23:36, Tokyo

今朝は講義。黒板だけでなくて、ちょっとパソコンを使って Mathematica で計算をみせてみたが、さて。これを考えてみてください、といって、講義を終えると、黒板のまえに十人弱ぐらい集まって、ああでもない、こうでもない、とやっていたのは嬉しい。

居室に戻って、本日の論文品評会のあと、のんびり瀬左味亭で担々麺。途中で古本屋に寄って、本を買ってしまう。数日前に、研究に時間を使うために本は読まないことにする、と、書いたばかりであるが、まあ、飲食店で頼んだものが出てくるまでに読むぐらいは良いことにしよう。

# 君がきて、「たねや」のお饅頭を持ってきてくれたので、有り難くいただく。

時節はずれの台風が来る前に、帰宅。夜は大雨になる。


May 11 23:11, Tokyo

三四郎池のあやめ。

良い天気、そよ風に吹かれつつ登校。道中二匹猫を見る。

大学について、まず図書館で本を返却。三四郎池を通ると、こちらでも猫が一匹。観光中の女子高生だか女子中学生の一団も寄ってきたが、逃げない、馴れた猫だ。

その後は大人しく明日の講義の準備。新しい教科書は古い教科書をもとに書かれていることが多く、その結果、少しずつ記述が洗練されていることもあれば、単に昔の著名な本の記述を踏襲しているだけのこともあるようだ。それらのように、教科書に書いてある通りに話すだけなら、学生さんは教科書を読んでいればいい。だから、僕としては、少しでも違った見方を提供したいと思うのだけれど、なかなか難しい。

セミナーなど出つつ、何とか準備を終えると、日は暮れていて、とぼとぼと帰宅。


May 10 23:24, Tokyo

今日ものんびり。

近くにチョコレート屋があるのだけれど、一度も入ったことが無かったので、一度試してみた。チョコレートクッキーを買う。なかなか美味しい。

その他、ぼんやり論文を読む、など。沢山の係数がある対称性をみたすことを示したい、と思って、しばらく考えているのだけれど、それらの係数は実は全部単に 0 なのではないかという気がしてきた。


May 9 23:34, Tokyo

今日は曇。

今朝は用事で区役所へ行く。昼は久し振りに奥さんと外に食べに行った。

家ではピアノの練習、等、論文を読むのはおやすみ。

少し前に総合図書館で借りた本が期限切れになったことに気付いた。期限切れ前ならばネットで貸し出し期間を数回延長できるのだが、期限が切れると延長出来ない仕組みで、謎だ。

夜はすこし雨が降る。随分久し振りだ。


May 8 23:31, Tokyo

アオスジアゲハ。

晴れ。今日は柏に行く予定。朝はしばらく家でメールの処理、等。

すこし雑用があったので、本郷に寄ってからにするかどうするか悩んだが、奥さんの勧めに従って、直接柏へ向かう。但し、用事の処理のため、ノートパソコンを持っていくことに。幸い、行きの移動中にほぼ解決。

あちらは初夏。郊外の、切り開かれた土に雑草が生い茂っているのと、遠くに緑の木立が見えるのとは、僕に元気をくれる。花も綺麗だ。キャンパスを散歩するのも楽しい。

長らく iPad を買い替えようか悩んでいたのだけれど、あちらの生協で旧モデルが一つお値打ちで置いてあったので、つい購入。

研究所では ? さんと何故か共形場理論の基本的な性質について議論をする。その後、パソコンを開いて、ついまた雑用をやりかけそうになっていたところに、* が来て、研究に引き戻してくれた。こちらは、こないだ書いた論文の続きについて。

その他、相変わらず、有限群の勉強。

夕方になって、帰宅。都心まで戻ると、すっかり暗くなっていた。


May 7 23:48, Tokyo

通学路の軒先にて。

朝は共同研究者からのメールにいろいろ返事をする。

昼は四時間ほど会議。

その後、ちょっとだけ # と議論。

買い物に寄って帰宅、夕食後もひとつ用事をこなす。


May 6 22:52, Tokyo

今日も休日。ピアノを弾いたり、論文を読んだり、部屋の模様替えをしたり。

大阪では最近ようやく雨が降って、実家の菜園のえんどう豆と空豆が膨らんだ、というので、早速送ってもらったのが届いた。奥さんの実家から貰ったものと、昨日買ってきた筍とあわせて、素敵な夕食をつくってもらった。

ゴールデンウィークの間は随分のんびりして、いろいろ考え事が出来た。ポスドクのときは毎日がこんな感じだったのだけれど。


May 6 00:01, Tokyo

薔薇の花。

今日ものんびり。

近くの和菓子屋さんで注文してあった柏餅を食べてから、三時過ぎに大学へ。休み明けに締切のある雑用をやっていなかったから。晴れて涼しい風が流れ、途中の道の軒先の花々も見事で、散歩が出来るのは楽しい。

あちらでは三時間ばかりパソコンに向かって仕事。

日が暮れて、買い物に行って帰る。頼まれた筍の水煮を無事発見。また、小樽のワインが安かったのでつい購入。輸入物とくらべると半額ぐらいだが、そんなに悪くは無かろう。

夕食後、家ではすこし模様替えをして、しばらく使っていなかったスピーカーをアンプを通じて無線につないだ。これでパソコンの中の音楽をいい音で聴けるようになった。


May 4 22:52, Tokyo

近くの軒先にて。

今日ものんびり。

ここ数日やっていた話題は少々棚上げしていて、別の話題で読もうと思っていた論文をいくつか眺める。

ピアノの練習、押し入れに分解されて眠っていた棚をもう一度組み立てる、等。

夕方散歩から帰って、数日前に出た論文を読みはじめたら、まあ素敵な結果だ。ひと月ほど前に数人で書いた論文の内容をほぼ含んで、さらに大きく拡張し、到底こんなことができるとは思っていなかったことが沢山やってある。脱帽す。

僕らが数年前から地道に準備して論文に書いてきたが、誰も使ってくれていなかった手法を使ってくれたのは、素直に嬉しいことだ。

とはいうものの、我々も何かやらねばならぬ。良い論文が書きたいものだ。


May 4 00:00, Tokyo

今日はちゃんと起きて、昼寝もせず。

掃除やら何やらの合間に、ここ数日考えてノートに一部書き散らかしたり、頭の中に入っているだけだったりする内容をタイプする。中々終わらず、夕食後まで掛かったが、結局十ページぐらい書いた。地球の裏側の共同研究者に送る。

その他、ピアノの練習、等。もう一つの趣味の読書は、研究の時間をつくるためしばらくおやすみにしようかと思っている。


May 2 22:49, Tokyo

今日は昼まで寝たので、昼ごはんのあと、しばらくして、パンを焼いて紅茶を入れて朝食を取った。

その他、一日群論の勉強。読書百遍意自ずから通ずというが、まだなかなかそこまではいかない。ある性質を示すには、ある具体的な計算をすればよい、ということは分かったが、あまりに厖大な計算になるので、やりたくない。もう少し、整理して、必要な計算を減らしたいものだ。


May 1 23:59, Tokyo

上野公園の春の夕暮れ。通学途上の軒先にて。

もう昼は暑いぐらいだ。花の小さい種類のツツジの木は水が足りなくて辛そうに見える。

昨日は雑用のほかは群論の勉強。家に帰ったら、どうも疲れていて、日記を書くのを忘れて、寝た。

今日も雑用、夕方は三時間弱会議。自分の研究に使えたのは、行き帰りに歩きながら考える時間だけだ。

その他、# くんとか、@ くんとか、部屋に来て議論をしてくれるのだけが職場での慰めだ。