Apr 30 21:23, Tokyo

青天に雲が流れ、風も穏やかで、気持ちの良い一日。

ようやく赤ちゃんは咳も少なく、鼻水もあまり流れなくなって、ほっと一息。

お茶の時間のあと、奥さんのご両親も加えて皆で散歩。赤ちゃんはいろんなものを指さして興に入っているようだ。

また、赤ちゃんはここ数日で急に、自分の前の床に手をついたあとそこから手を離して数秒立ち上がっていられるようになった。昨日は五秒、今日は十秒ほど。

さて、二週間ほど前に買った本に、栞紐がついていたことに今更気づいたのだけれど、それを奥さんに言うと、赤ちゃんははじめから気づいて引っ張って遊んでいたわよ、と言う。

締切は数日後なのだけれど推薦状を書いて欲しい、というメールが昨日今日と立て続けに来て、なんとか対応する。


Apr 29 22:00, Tokyo

晴れ、空が青く風が強い。

今日は赤ちゃんご機嫌が悪い時間が長く、ちょっと大変。

それでも、抱っこ紐に乗ってもらって散歩に行くとご機嫌。すっかり緑の濃くなった桜並木の下を通ると、しきりに枝を指さして何かを伝えたげだった。


Apr 28 22:08, Tokyo

大学構内にて。

今日は一日しとしとと雨。

午前中は滞在中の # さんと話す。

午後は査読のつづき。弦理論の中でも僕とはすこし分野が違うが、興味があるからと引き受けたら、なかなか大変だった。数ヶ月前に頼まれて、ようやく先週だかにひと通りよみ終えたので、また今日は全体を読み返していた。帰りの電車の中でずっと内容を反省して、ようやく返事がまとめられそうな気分になった。しかし、実際に書いて返送するのはまたしばらくかかりそう。とは言っても、数学と物理との境界領域の雑誌に頼まれたので、これでも査読にかかった時間は短い部類の筈。


Apr 27 21:58, Tokyo

つつじも満開です。

今日は曇天、涼しい。

赤ちゃんは徐々に回復。薬を飲ませるのは難しい。

家に昼前まで居たあと、学校に行って、午後は修士一年の輪講を聞いている。そういえば僕もはじめに勉強したときはそこに詰まったな、と思うことがしばしばある。が、自分が講義録を書く段になってみると、昔何が分からなかったのか忘れているので、判りやすく書くのは難しい。今回のような機会に、初心者の意見を取り入れて、より判りやすいものが書ければと思う。


Apr 26 22:29, Tokyo

三四郎池。

昨晩は深夜になって赤ちゃんは38度7分の熱が出た。というわけで夜中に看病、僕は途中で寝てしまうが。

今日は随分暑くなった。初夏という感じだ。

午前は講義。昼食はエネルギーを取ろうと思って瀬左味亭にいって手羽担々麺を食べたら胃にもたれた。

その後は多少用事。$ 君に面白い話を聞く、忘れる前にノートにまとめる。

結婚記念日なので、花束を買って帰った。


Apr 25 21:47, Tokyo

またもや綿毛。

赤ちゃんの風邪は今回はそれほどひどくなかったようで良かった。

学校では、まずは珍しく日本に居る # さんと、東海岸の $ とで議論。

お茶の時間は、% 君と四方山話、今後の方向性をどうするか。

また、ららぽーとで柏餅を買って帰る。


Apr 24 20:48, Tokyo

今日も曇天。

奥さんの御実家に行って、昼は皆でお好み焼きを食べた。

そうこうしていると、赤ちゃんはまた鼻が出るようになって、どうも二度目の風邪らしい。今回はどうなるやら、とりあえず僕らはマスクをすることにする。


Apr 23 20:56, Tokyo

のどかな春の一日。

つかまり立ちをはじめた赤ちゃんに外の公園で立たせてやろうと思って、二度外に行くが、どちらも乳母車の中ですぐ寝てしまって所期の目的は達せず。心地よい風のもと散歩するのは気持ちがよかったので、まあ、よいのだけれど。

奥さんと交代で昼寝。

離乳食は最近の方法ではそろそろ自分の手で掴んで食べさせる時期なのだそうだが、うちの赤ちゃんは手に持たせて口に近づけても頑として食べない。一方で匙にのせて口に近づけると喜んで食べる。まあ、僕らが赤ん坊の頃は手づかみでなど食べさせなかったそうだから、無理強いすることもなかろうと、とりあえず本人が掴んで食べたくなるまでは匙で食べさせようと思った。

一般に、三十年前と随分育児法は変わっているらしく、不思議だ。この三十年の医学の発展は大きいのはわかるが、変化した育児法のうち、どれだけがきちんと科学的に立証されたもので、どれだけが単に流行なのか。折角大学に所属しているので、原論文を探して読めばいいのだろうが、育児書には「最近は〜と言われています」と書いてあっても、原論文が引用されていないので、困る。


Apr 22 21:18, Tokyo

春。

今日は素敵な晩春の一日。学校についてしばらく、外でそよ風に吹かれながら読書。

今朝は推薦状を仕上げて、先方に送る。

午後は、研究費の報告書を書いて、文科省の外郭団体に送る。その他、いろいろ質問のメールが来ていたものに返信をしたためる。

また、お茶の時間は今 + と % さんとやっている話を # 君に聞いてもらった。この話は先週欲しい現象を起こすモデルが急に簡単化された。すると % さんが興味をもって、突如メールが飛び交うようになったのだけれど、なにぶん僕は素人なので、# 君に説明することで自分のこれまでの理解を確認しつつ、いろいろ教えてもらったのだ。

ここ数日移動中は照井一成著「コンピュータは数学者になれるのか?」という本を読んでいた。名前に反して案外真面目に数学を概説していて、勉強になる。


Apr 21 21:49, Tokyo

路傍の山吹。

今日は曇り気味、雨がぱらついたり止んだり。夕方は案外降りそうになって、折り畳み傘を開くが、本降りには至らず。

午前中は # 君との論文の最終調整。

昼は柏でランチセミナーで話す。年末年始にやっていた、四次元 N=3 超対称理論の話。

その後は推薦状を書くなど。ひと通り書いたが、もうちょっと推敲しないといけない。


Apr 20 21:56, Tokyo

今日は良い天気。

修士一年の弦理論の輪講。台湾大の細道さんの詳細な講義ノートを輪講に使うことにした。

「とりあえず10時半から4時まで部屋をおさえておいたから、いつ輪講をするか教えてね」と学生さんに言ったら、「じゃあ10時半からやります」というので、いつまでやるのだろうと思っていると、昼ご飯を挟んで2時半ぐらいまでやった。

その後は、輪講と関係のない論文に関する質問に答えていると、夕方になったので、歩いて帰る。


Apr 19 22:36, Tokyo

本郷キャンパスの春。

今日は本郷。午前中は量子力学の講義。初回に折角出席しているのだから質問してくれと言ったら、今回は沢山有意義な質問が出てとても楽しかった。

午後は昨日に引き続き論文を弄る。計算したらうまく行くのではあるが、何故うまく行くのか、もっと理解出来て良い気がする。

というわけで、春の夕暮れのもと、ぼんやり考えながら歩いて家に帰る。

赤ちゃんは欲しいもの、興味のあるものに指をさすのがどんどん好きになって、天井の電球を指さしたり、外を歩いているときは建物の旗に指さしたりするようになった。「名月をとってくれろと泣く子かな」というのはこういうことであったかと思った。まあ、うちの子は泣くと指をさす余裕はないけれど。


Apr 18 22:10, Tokyo

たんぽぽの、綿毛の季節に、なりました。

今朝は青天。行きのつくばエクスプレスの中、そういえば一面菜の花で埋め尽くされている堤防があったなあと思い出し、通過時に写真を撮ってみたら、もう花は終わってすっかり緑の絨毯になっていた。

学校では午前中はバリバリ事務用をこなす。

午後はなんとか # との論文を弄る暇も少々あった。お茶の時間は ? 君とこちらも出来上がりかかっている論文の詰めをする。微妙なところを見逃していたが、きちんと考えてみると問題はなかったということが判って、? 君が付録を書いてくれることになった。

小雨がぱらつきそうになるなか、帰宅。ららぽーとで柏餅を買ってゆく。家に戻ってから、案外の雨になる。


Apr 17 20:19, Tokyo

今朝は雨、案外強く降る。昼過ぎには止んで、三時頃には青空になる。風が強く、雲がすごい勢いで空を流れてゆく。道路の並木もひどく揺れている。

家事の省力化の為にルンバを買った。なかなか賢く出来ている。すぐに「ゴミが一杯になりました」と表示が出るので、そんなにうちは汚かったかいなと思うと、敷物の毛をかなり精力的に食べてしまっているらしい。

赤ちゃんは日々寝相が無茶苦茶になってきた。寝室には布団とベッドがあるのだけれど、昨日今日は布団に足を出してベッドに半分乗りかかって寝るのがお気に入りのようだ。


Apr 16 22:31, Tokyo

植物園の春。柏キャンパスの雑木林。

昨日は久々の青天、柏キャンパスまで行く道は気持ちが良い。

あちらでは朝は # とスカイプで一時間半ほど議論。二年半まえから断続的にやっている話にそろそろ決着をつけようというのだ。残った微妙な点の解決法もほぼついたつもりになって、有意義だった。

午後はそれに基づいて、原稿を弄る。

ららぽーとの赤ちゃん本舗で買い物をして帰る。扉の指づめ防止器具を数種。また、数日前見つけた本も我慢しきれずに買ってしまった。

赤ちゃんは欲しいものを指さすようになった。離乳食をあげていても、何を次に食べたいか分かるので有り難い。その他、日々意志疎通が出来るようになってきている気がする。

今日は薄曇り、のどかな休日。折角なので大学の植物園に行ってみたら、同じことを考えた子供連れが沢山、うちより小さい子も大きい子もいろいろ見かける。あとは写真を撮ったり絵を描いたりしている初老のかたなど。

地面はもともと芝生であったろうところが、おそらく勝手に増えているのだろうハナニラの白い花に埋め尽くされているところがそこここに。これはこれで素敵な眺めだ。桜は八重がまだ見頃、つつじはこれから。春の緑は美しい。

家に戻って、コーヒーを飲んで休憩。


Apr 14 22:34, Tokyo

柏は八重桜の季節になりました。

今日も小雨が降ったり止んだり。

午前中は査読の返事を数時間かけて書く。

午後は、十数人でやっているレビュー集がようやく全員分の原稿が集まったそうなので、仕上げに向けて自分のに最終的な変更を加える。僕は一年半くらい前に原稿を書いてしまっていたから、未解決の問題をいろいろ列挙してあったものがかなり解決してしまった。対応して、書き換え及び文献の追加をする。

それをやっていると、三時の鐘がなって、おやつの時間。あと少し、と思って、二十分ほど経って仕上げてから広場に行くと、お菓子はすっかりみんなに食べ尽くされていた。

というわけで、甘味が欲しくなって、帰り道にららぽーとで鯛焼きを買って、駅で電車を待っている間に頬張る。


Apr 13 22:37, Tokyo

今朝は小雨、昼は一応晴れたが、夕方はまた小雨。

今朝は修士一年の学生さんの弦理論の輪講を担当することになったので、どの教科書が良いかいろいろ開きながら考えていた。歴史的経緯からだろうか、どの教科書も摂動的弦理論から入るのだけれど、もうちょっと別の方法がないか、と、思う。

昼はセミナーに出る。

その他の時間は、査読に使う。今日読んでいたのは、うちの業界の中でも、非常にオタクな論文で、且つ、書いていて面倒になったのか、著者にとって当然と思われることは説明が全部端折ってある。ほぼ完全に同分野をやっている僕は何とか行間を埋めて読める、且つ、僕には面白い論文であるけれど、一体誰を読者に想定して書いてあるのか疑問だ。もうちょっと読者の為に説明を増やせと返事しようと思う。


Apr 12 22:23, Tokyo

今日は入学式で講義がない。ということで、ミニ研究会を本郷でやった。

なかなか盛況、? さんのはじめの二時間の講義はとてもわかりやすい。

しかし、使った部屋の送風が強くて、寒い。止められないのだろうかと思うと、学生さん曰く、この部屋の送風はなんども事務に言ったがどうしようもなく、暖房を強くして凌ぐしかないが、それでも寒いと言う。僕も十数年前はここで講義を受けた筈だが、そうだったかしら。とにかく、これは来年の冬までに改善すべき点だ。

帰りに総合図書館に寄って一冊借りて帰る。二月末のカリフォルニアの研究会で * に薦められたのだけれど、これまで借りそびれていたのだ。


Apr 11 22:14, Tokyo

柏の夕焼け。

さて、今日は晴れ、気温は上がらず。都心はそうでもなかったようだが、柏へ着くと雨が通ったあと。バスや路面が濡れていたから、つい少し前まで降っていたようだ。

学校では、懸案の論文の推敲。# 君から回ってきていた原稿を印刷してに、先週ゆっくり書き込みをいれてあったので、それを反映させる。その他、いろいろな点を、# 君と議論して、詰めてゆく。

今晩は遅くなることにしたので、日が暮れるまで作業をして、一段落した所で家路に。

肌寒い道を駅まで歩くと、高校生の帰宅するのと一緒になる。夕暮れに女生徒三人が歌を歌いながら歩いているのは微笑ましい。

ららぽーとのフードコートの韓国料理屋で夕食。思ったより高かったが、値段に対する量は都心で食べるより断然多い。

どうせ遅くなるので、久し振りに本屋に寄る。これまでしばらく日本語の本は古書店でしか買っていなかったので、どれも高く感じる。ひとつ、バイユーのタペストリーをフルカラーで解説した本があって、これはとても素敵だったのだけれど、5000円するので決心できず、買わずに帰宅。


Apr 10 20:45, Tokyo

今日は暖かい一日。今朝は朝食のあとにまた寝てしまって、気が付いたら昼食の時間。

午後は街まで買い物に出掛ける。赤ちゃん用の靴を買う。

うちの赤ちゃんはそういえば最近急に寝相が悪くなった。これまでは徐々にせり上がって布団から出るだけだったのだけれど、最近は寝返ってうつ伏せで寝たり、いつのまにか90度回転したりする。二月中旬にはハイハイ出来るようになっていたのに、夜に動くようになるのに時間があったのは不思議だ。

夕方はすこしピアノを弾く余裕があった。


Apr 9 20:36, Tokyo

のどかな休日。

日付指定午前中指定配送で買ったものがいろいろ届くので、受け取る。そのひとつは、娘に買ってもらったトイピアノ。頭を悩ませた末、結局黒のアップライト型になったのだけれど、部屋の電子ピアノの隣に並べると丁度なかなか良い感じ。音もかわいい。

その他、返事をせず溜まっていた電子メールに徐々に返事をする、など。

昼食のあとはなんだか眠くなって、すこし横になったつもりが三時間昼寝。起きてコーヒーを淹れて飲むとすっきりした。


Apr 8 21:34, Tokyo

柏の葉のけやきの新緑。

昨日よりは晴れ間が多い。

朝は行き方を色々試している。今日は柏から東武野田線に乗って江戸川台まわりで行ってみた。途中、「流山おおたかの森」駅があるのだけれど、隣に座っていたお婆さん三人連れが曰く、「このあたりは昔は森だったのにねぇ、すっかり開発が進んで、更地が多くなって。」

そうなのだ、十年前ここに駅が出来る前は、オオタカの棲む森があったのに、いまはすっかり開発されてしまった。なんという皮肉なことか!せめて、駅名をそう選んだのなら、駅前を開発する際に、森を残しながら何とかするとか、出来なかったのだろうか。

さて、学校では、先月からやり残した用事をようやく午前中に終えて、その他、査読を頼まれて読み終わっていたが返事をしていなかったもの幾つかの返事をする。

午後は # 君と議論のような雑談のような。先月末に出た論文、二月末に行った研究会で著者から話を聞いたので、読まなくていいだろうとほうっておいたら、その後の進展で驚くべき話が載っていたのを教えてもらう。

議論のメールへの返事を考えながら、帰宅。徐々に雲が少なくなって、久々に見えた夕陽にマメナシの白い花が映えた。


Apr 7 21:25, Tokyo

豆梨の花。

今日はようやく柏へ。しとしと雨が降っている。折角なので柏の葉公園の外周を回ってゆくバスに乗ったら、雨に濡れた桜がまだまだ素敵だ。

段ボール箱を開けて、本を棚に並べる。一応全部棚に入れたが、分野ごとへ並べ替えるのはまた今度少しずつ。図書館では、職員の登録情報の更新をする。

午前中は大学の用事で日本に来ている $ 先生が IPMU までいらしたので、? さんとで雑談、最近やっている研究の話やら。寿司屋で一緒に昼食、その後、キャンパス駅までのバスに案内。

午後は $ といろいろ議論、というよりは、僕の五年前の論文の詳細について色々質問された。頑張って思い出して答えるが、一部その場では思い出しきれず、宿題とする。

帰る頃には雨があがったので、のんびり駅まで歩く。新緑と花と、しっとりして美しい。

苺饅頭をお土産に買って帰る。


Apr 6 22:46, Tokyo

今日は久々に晴れ、仕事は休んで、赤ちゃんの検診に一人で連れてゆく。

街の小児科の前の桜の散りゆくさまの美しいこと。こう、見事に、桜吹雪になったのを見たのは、数年ぶりだろうか。下に積もった花弁も、坂道をそよ風に吹かれて転がってゆく。満開の後、適度に風のある晴れた日が雨の前に来なければ、こうはならない。

娘は検診のあいだ中、僕にしがみついて大泣きした。小児科を出ると、泣き疲れた娘は僕に抱かれてすぐに寝てしまう。その頭を撫でながら、茫然と、僕は上のようなことを思った。


Apr 5 22:52, Tokyo

大学病院前の桜並木です。

今年は桜の花が長く保っている。咲きはじめてから気温が低めの日が続いているからだろう。桜に気を取られて忘れているうちに、色んな木が葉っぱを出しはじめた。モミジの新緑はかわいらしい、小さい目立たない花も早速咲かせている。

今日は講義。去年の繰り返しだけれど、途中でいつのまにか去年とすこし違う内容の話をしている自分を発見する。

早めに帰宅。昨日から連日僕が赤ちゃんのお風呂担当。


Apr 3 20:58, Tokyo

今日も花曇り。朝は小雨が降るが、花はまだ散らずに頑張っている。

昼になって雨はあがって、日が暮れはじめたころに、花弁がひとひらふたひらと枝から落ちはじめた。

そうして夕暮れになって、外がすっかり暗くなるまでのあいだ、あたりより桜の花が白く、淡く光ってみえる瞬間がある。

赤ちゃんはますます食欲旺盛、昼寝もたっぷり。僕も昼寝をたっぷり。ぐうたらした週末だった。


Apr 2 21:09, Tokyo

今朝はホットケーキだった。沢山蜂蜜を塗って食べる。

都心の桜は満開だ。折角なので名所の桜並木まで赤ちゃんと奥さんとで出掛ける。淡く色付いた雲のようで、なんとも、素晴らしい。あまり良いことの無い日本だけれど、春の景色は悪くない。

赤ちゃんはほぼ風邪はなおって、沢山食べて沢山寝る。僕の喉の調子は一進一退のようだ。


Apr 1 22:17, Tokyo

柏の桜。

昨日はまずは本郷に行って少しだけ用事。書籍以外のどうでもよいものを、スーツケースに詰めてあったものを持って、柏に行く。大学の池ノ端門を出て、不忍池の春を眺めてから、根津から柏の葉まで。

がんセンター前でバスを降りて、大学まで歩きはじめると、後ろでバスがプップッとクラクションを鳴らす。振り向くと、運転手さんが手を振って、忘れ物ですよ!という。肩に掛けた鞄を席に置いてきたらしい。異動に伴う諸手続のため、判子やら通帳やら記入した書類やらが入っていたから、優しい運転手さんで良かった。

あちらでは、居室の鍵を貰ったり、パソコンの設定をしたりした後、四月から大学院に入る人達のためのオリエンテーションと称して、四十分ほど適当なことを話す。

夕方はそのまま、奥さんの御実家に行く。

実は、一昨日の昼あたりから喉が痛くなりはじめ、まずは右、つぎに左、昨日起きた頃は奥、と動いていたのだけれど、柏に行く電車で一眠りして起きると痛みは収まっていてそのかわり声が全体的にしゃがれていた。学生さんに喋ったせいでさらに声が枯れた。しかし、幸い僕の反応はそれで済んだようだ。

今日から新年度で、僕の所属も正式に柏に異動なのだけれど、風邪の大事を取って早々に有給休暇を取る。

昼過ぎには、奥さんと赤ちゃんとで、自分のうちに戻ってくる。

夜遅く、小雨が降りだす。幸い、桜は満開になったばかりだから、枝の上で持ちこたえているようだ。