Sep 29 22:06, Tokyo

路傍の萩。

朝キャンパス駅で珍しく % 君と一緒になった。

今日明日は研究所の進捗を政府委託の外部研究者が点検する会合がある。僕も十分ほど話をした。

お茶の時間の学生さんとポスドクのポスターセッションの前に、一人あたり一分で19人連続ざっと内容紹介があったのだけれど、面白し。弦理論の人以外の、天文や実験の人達の顔や名前を知っただけで為になったように思う。分野別でなく、名前の辞書順に発表があったのも、数学の次に実験の話があったり起伏に富んで、かえって面白かった。

ららぽーとのアカチャンホンポで買い物をして、帰宅。涼しくなってきたので、行き帰りとも駅と大学の間を歩いてみたが、桜の落ち葉やら、金木犀の花やら、秋だ。


Sep 28 22:24, Tokyo

東京都心の雲行きは怪しい。

外を歩くとどこからか金木犀の香りがする季節になった。しかし今日も案外蒸す。

午前中は都庁まで免許証を更新に行く。写真が何だかキリッと撮れたので嬉しい。講習では悲しい事故の話を沢山聞いて陰鬱な気持ちになった。これは子供が出来て特に強く感じるように思う。

その後は本郷へ行く。瀬左味亭で昼食、赤門前の古本屋に入ると、以前何度も本屋で買おうか迷った本が古書で出ていたので早速購入。また、生協書籍部で吉永さんの「周期と実数の0-認識問題」を購入。

その後は amplitude ゼミのつづき、% 君の発表。

日が沈んだ頃に大学を出て、家まで歩く。汗だくになった。


Sep 27 22:06, Tokyo

車窓からみる夕焼け。

今日も案外蒸す。午前は昨日の助言に従って、発表のスライドを調整。

量子情報と統計力学の研究会を一日だけやっているので、午後はそれのうち二つの講演を聞く。= さんの講演を聞くのはこれがはじめてだと思うが、評判通り、明快な話しぶりだ。

娘は今日は体験英会話に行ったらしく、急に閉音節やら子音の連続やらを口にするようになった。


Sep 26 21:53, Tokyo

今日も案外蒸す。

木曜に研究所にお金を下さるお上がいらっしゃって我々は講演をせねばならぬので、午前中はそれの予行演習。

昼食時は ? さんと M24 の話をすこし、なかなか何も結果は得られないが興味はあるので。

その後は * と議論。

お茶の時間は + 君に先週の混乱の話を聞いてもらう。幸い鋭い指摘をいくつか貰ったので、問題点がはっきりし、帰宅途中の電車で計算すると一応うまく行きそうな気配が見えて安心する。いつも + 君の場の理論に関する感覚ににはハッとさせられる。

家に戻って奥さんと娘の顔をみるとすっと気が晴れた。

で、予行演習であるが、ポスドクになって以降、長らく講演の組立に関して人の意見なぞ聞いたことがなかったので、とても為になった。

「一番有名な仕事について話してもいいのでは」「そればかりやっている人と思われたくないですから嫌です」「もう少し自分の論文の意義を強調したら」「意義を強調するより技術的な内容のほうを伝えたいのですけど」「でも今回は funding agency に研究所がどうきちんとやってるかを伝える場だから」「それはその通りですね」

というような会話を交わす。


Sep 25 23:24, Tokyo

週末は土曜も日曜ものんびり、娘と遊ぶ、など。特筆すべきこともそれほど無いけれど。

昨日は相変わらず涼しい。お昼前に家族三人で眠くなって昼寝、気が付くと一時半ごろ。夕方は皆で散歩に行く、等。

今日はようやく陽射しがみえて、少々汗ばむ気候。午前中から皆で外出。おやつの時間には家に戻ってきた。

娘は日々いろいろなことが言えるようになっている気がする。いつも物を手渡すときに「どうぞ」「ありがとう」と言っていたら、最近は何か大人にくれるときに自分から「あーとー」と言いながら渡すようになった。


Sep 24 09:52, Tokyo

昨日は風呂あがりに娘がなかなか寝ず、なんとか寝てくれたときには自分達も眠くなってすぐ就寝、日記をかきそびれた。いまちょっと時間があるので書いてしまう。

朝は同じく柏まわりで行ってみる、工事がなかったのでバスもスッと大学に着いた。

午前中は査読の返事をひとつ書く。

午後は % と議論、昔から気になっていたテーマで、やる時間がなかったのだけれど、彼に話すととても気に入ってくれて考えてくれている、有り難い。

あとは ? 君との話の詳細をつめようとするが、すぐまた混乱して良く判らなくなってきた。

お茶の時間のあたりから、# と 4 次元 N=2 理論の四方山話をしていると時間を忘れて、ふと時計を見たら、帰宅すべき時間を既に三十分ほど超過。いけないいけない。

日本は急に涼しくなったからか、そこここで咳をしている人を見かけて気掛かりだ。


Sep 22 21:44, Tokyo

昨日は久々に大学へ。

ふと柏駅をまわって行ったら、大学までのバス道が途中の工事のため大渋滞で普段以上に時間が掛かり、閉口する。考え事でもしておれば時間の無駄などない職業のはずだが、一度気になるともう駄目だ。情けないことだ。

大学ではまず出張後の種々の手続き。また、一年間滞在予定の交換留学生の ? と話をする。

昼食は # と % と生協に行った。午後は % のセミナー。なかなか面白く、元気な発表。

ららぽーとで買い物をしてから帰宅。風呂のあとは眠くなってそのまま就寝。

今朝は大雨。昼になってようやく晴れ間がみえた。というわけで奥さんと娘とで散歩に行く。

「ねこふんじゃった」の絵本を読むと随分気に入っているようだったので、ピアノで弾いてみると娘は踊りだした。


Sep 20 20:58, Tokyo

18日の日曜日は休養。朝は街まで行ってみると Jazz Festival の用意をしていて賑わっている、Chez Alice に行ってみるとこちらも準備で大忙しで慌ただしいが、カフェラテと大きなサンドイッチでブランチにする。土産の買い物等をして宿まで戻る。

午後2時半から2時間半ほど、 > にいろいろ教えてもらう。こちらも < 君との話の詳細を説明する。

夕方はまた街まで * 君と出掛けて、Teresa's Café で夕食。研究の話やら、四方山話やら。Bent Spoon でデザートにアイスクリームを食べたあと、研究所の宿舎まで歩いて戻る。途中、雨がぱらついてきて、案外雨足が強まったからどうしようかと思うが、大木の下でしばらく待つと小雨になって、事無きを得る。握手をして別れる。

さて、19日の朝は電車で空港に向かう予定だったので、日付が変わる頃寝る前に時刻表を確認しようとしたら、プリンストンと空港駅の間の Elizabeth 駅で爆弾騒ぎがあって、北東回廊線は止まっているという。

ままよ、と寝て起きたら、無事警察だか FBI だかの爆弾処理班が処理して運行は始まっているが、ダイヤの乱れを覚悟せよ、という表示に変わっていた。

まあ、仕方なく、Dinky で Princeton Junction まで行くと、一時間遅れの各駅停車が丁度来たので、それに乗る。駅ごとに次々人が乗ってきて、ひどい混みよう、が、空港駅には予定よりも早く着いた。

飛行機は窓側三列の通路側の席。隣の二席は三才ぐらいの男の子と僕より少し若いと思われるそのお父さん。成田で 4 時間待ってさらに 6 時間かけてインドネシアまでいくそうな。

航路は何故か知らないが非常に北寄り、ハドソン湾を抜けて北極海をすすみ、サハリンのあたりを南下する。映画は「火鍋英雄」と「Hail Caesar」を見た。「火鍋英雄」はとても面白い。

成田には定刻より一時間ほど早く到着、さすがに平日の昼だからか、すっと手続きも抜けて、順当にうちまで帰る。

娘は一週間ほど見ない間に「だっこ」とはっきり言えるようになっていた。


Sep 18 00:02, Princeton

天気は相変わらず良いが、徐々に疲労がたまってきた。研究会の三日目。

最近流行っているらしい SYK 模型についての話が二つあって勉強になる。

その他、 ` さん、- 先生、: とそれぞれちょっと話すなど。

お開きになって、残った数人で街の Triumph まで夕食に行く。 ' さんは論文は良く知っていたものの今回の研究会ではじめて会った、気さくで良いひとだ。彼はインド出身だが、旧大英帝国所属の国の人がイギリスに住んでいると普通に投票できるそうで、今回の Brexit 国民投票でも投票したとか。不思議な仕組みだ。

帰り道は ? といろいろと話をしながら。


Sep 16 23:41, Princeton

青空。

今日も素敵な天気だった。

僕の番は夕方4時から、まあ、ぼちぼちという所か、いくつか笑いもとれた。はじめ速く話し過ぎたのに気づいて、途中でゆっくりめにしたら、また時間が微妙に足りなくなりそうになっておしまいは慌てた。_先生に質問していただいたので満足。

結局先週からの問題は解決していないのだけれど。

夜は公式の夕食会、直弟子の皆さんの学生時代にどう _ 先生に鍛えられたという話やら、お嬢さんのスピーチやら、先生と同じ頃にポスドクであった同僚の先生方の思い出話やら、素敵な話ばかりで、心が温まった。

その他、夕食のテーブルでは隣に (先生 と )先生が座っていらして、プレプリントサーバーが出来た頃の思い出話をいろいろ聞かせてもらう。( 先生は非常に初期から関わっていて、今は諮問委員会の座長か何かをなさっており、ちょうど少し前に大きな会議があったのだそうだ。

お開きになって、外に出ると、満月が綺麗だった。


Sep 15 23:00, Princeton

さて、今日から _ 先生の還暦記念研究会。

}、[、; さん、昔とてもお世話になった |先生、などなど、懐かしい顔に次々巡り合う。

最近研究で使った物性の論文の著者の ` さんも来ていたので、昼食時に話をした。

さて、今日の講演の質が高かったので、徐々に明日の自分のが心配になってくる。というわけで、夕方とぼとぼどうしたものか、と、考えを巡らせながら街まで歩いていると、途中で後ろから来た車が横で停まった。運転席から、& 先生が「どちらまで」と仰るので、折角なのでと、街まで乗せていただいて、夕食を Alchemy & Barrister でご一緒する。


Sep 14 22:43, Princeton

夕暮れ。

昨日も九時頃に眠くなって六時まで寝る。

今朝は宿舎に引きこもってスライドの作成。

昼食後は = と去年春やりかけて放り出してあった Mathieu の話を再訪する。

その後、多少 ! と @ と昨日の話の続き。

お茶の時間のあとはまた宿舎にもどってさらに作業。一応まあ使えなくはないが、もうすこし頁数を減らすべきだろう。

夜は所長公宅で研究会の講演者の夕食会。! と { から、彼らが _ 先生の所で学生だった頃のエピソードをいろいろ聞いた。こちらでは大学院の仕組みは日本とは随分違うけれど、_ 先生の場合は、「先生の所で研究をしたいのですが」と来た学生に「この問題を 3 ヶ月で考えてみろ」と言ってテーマを与えて、それが出来れば良し、そうでなければ学生にはしてくれないそうだ。{ の場合はその問題の解が彼の有名な超共形代数の表現の分類の論文になったそうである。

お開きになって、部屋にピアノをみつけたので、すこし弾かせてもらう。ピアノは昔からあるものらしい。ハープシコードらしきものもあったので、何ですかと聞くと、所長がオランダから持ってきたスピネットだそうである。

そろそろ時差ぼけが治ったようで、まだ眠くない。


Sep 13 20:29, Princeton

今朝は食堂に行ったら研究所の職員の会合をやっていて賑わっていた。! も朝食に来ていたので、彼に昨日 @ に聞いた話をもう一度聞いてみると、いろいろ異なる意見を聞けて面白い。

その後は自分の講演の準備をしようと思うが、考えがまとまらず、森を一周してくる。

その後は ! と @ と 6 次元談義。2年前の僕の論文には暗黙の仮定があって、それを埋める論文が近々でるとか。

朝のうちに ^ 先生にメールをしてお時間ありませんかと聞いてあったら、昼食後に話をしようということだったので、お部屋に伺って先週からの問題について一時間ほど議論してもらう。残念ながら解決はしない。

その後は = と議論。? ともいろいろ話をする。

夕方はまた街まで往復して、夕食を買ってきて食べる。往復しながら自分の講演の構成を考える。多少まとまってきた気はするが、なかなかうまくない。といっても金曜に話すので、明日には第0稿を作ってしまわねばならぬ。

午前中だったか、 _ 先生と : と雑談していたときに、どうもこの研究会は僕が思っていたような個人的なものではなく大々的なものであることが判ってきた。聞き間違いでなければ、150人超の参加者を見込んでいるとか。_ 先生は「私に向けて話すのでなく、幅広い聴衆に分かるように話すように。しかし私にも面白い内容であるように」と仰る。難しいご注文だ。


Sep 12 20:18, Princeton

プリンストンの夕暮れ。

昨晩は何度か起きたがぐっすり眠った。

今日は普通に活動、週後半の研究会のためもあってか、思いがけず、沢山の旧友と再会。? とは数年ぶりだろうか、= は今月からこちらに一年居るらしい。

午前中は大人しく居室でいろいろとメールに返信、また、金曜にする話の準備をはじめる。

久し振りの研究所の食堂での昼食。お腹が一杯になった、デザートも美味しい。

午後は @ と % さんも居たので、いろいろ CFT に関して最近気になっていたことをいくつか質問してみたが、すぐに深い答えが帰ってきた。さすが専門家、どの問題も考えたことがあるようだ。

セミナーは $ 先生、moonshine の話。

その後は時差で徐々に眠くなって、あまり記憶がない。= と * と雑談。

五時頃切り上げて、街まで散歩。半分寝ぼけているからか、すぐに着いた気がする。Labyrinth で前から買おうと思っていた本を購入、Wawa で burrito を買って軽く夕食にして、また歩いて戻る。

途中、鹿の親子に会った。


Sep 11 20:28, Princeton

明け方、南を向くと、地球の影でしょうか。

さて、久し振りにプリンストンへ。

飛行機は三列席の窓側しか取れなかったのだけれど、眺めは抜群で良かい。映画は日本の「殿、利息でござる」を見る、なかなか面白し。ラマヌジャンの伝記映画もあったが、菜食主義でイギリスで困る辺りで可哀想で見るのをやめる。

Penn Station で軽く昼食、電車で Princeton Junction まで来るが、十分ほど定刻より遅れたので Dinky に乗り遅れる。時刻表では一時間後しかないのに、皆さんのんびり待っているから、僕もまあ急がないから良いかと待っていると、三十分後に来て驚く。

プリンストン駅は整備が終わって随分モダンなものに変わっていた、Wawa も組み込まれて小奇麗になっている。

のんびり歩いて、研究所まで来る。ポスドクとしてはじめてここに来たのは、丁度十年前。変わったものもあり、変わらないものもあり。

夕食は * 君にパスタをご馳走になった。僕の自炊より断然おいしいので、びっくりしていると、「今はまだ家事が好きなんですよ」と謙遜するのだが、僕はポスドクのときに家事が好きであったことはそもそもなかったと思う。

日が暮れると、あたりに蛍がいるが、九月にいるものだったか、不思議だ。


Sep 10 22:38, Tokyo

休日。

午前中は奥さんが娘を外に遊ばせに連れていってくれていたので、その間、考え事やら、明日からの出張の準備など。

それで多少心は晴れて、午後は娘と少し遊ぶ。お風呂にも一緒に入った。

娘が幼児用すべり台で遊べるようになったという話から、奥さんと、昔の体育の授業の思い出の話になった。僕は逆上がりも出来なければ、バットを振っても足を振ってもボールに当たらないし、息継ぎも出来なかったので、体育の授業が殆ど意味を持たない中学に行って非常に安心したのを思い出した。そういうのが数年つづいたあと、大学一年になってまた体育の授業でが意味を持って非常に嫌だった。チーム競技をやっていて、他の人に「真面目にやってくれ」といわれて憤慨したのを覚えている。僕だってうまくプレイできればうまくプレイしたいのだけれども、駄目なのは駄目なのであって、不真面目にやっているわけではないのだ。幸い大学ではすぐに体育は必修では無くなった。

だから僕は娘がどうしても出来ないことがあればそれを強要することはすまいと思っている。

さて、考え事であるが、昨晩寝る前に + 先生と * 先生にメールで原稿を送って意見を聞いたのに返答があったので、それについていろいろと。僕らが陥っている困った点に至る以前に、既に先生方には気に入らないもしくは腑に落ちない点がいろいろあるようだ。

場の理論の研究において + 先生や * 先生に意見を聞くというのは、ある意味試験でカンニングするのに近いので、あまり使うのは憚られる。が、重要なのは真実にたどり着くことであって、自分で考えて辿り着く必要はないはずだ。


Sep 9 23:15, Tokyo

研究所の夕焼け。

昨日は柏。午前中はメールの返信等。昼食は珍しく ? 先生と @ 君と。

午後は ! 君と議論、なんだか簡単なアイデアですごいことが出来てしまっている気がする。

お茶の時間は = 君と論文の最後の詰めをしていたつもりが、致命的な欠陥に気が付いて、二人で愕然とする。

というわけで、家に帰る途中も帰った後も考えていたが、どうもうまくない。

というわけで、日記も書く気にならず、考えながら寝る。

今日も柏、他の人からも議論する時間はないかと聞かれるのではあるが、断って、= 君との議論に注力する。

しかしまあ、そう簡単に解決しそうにない。困った。

兎も角、和菓子を買って帰宅。

長らくほぼ出来たと思っていたにも拘わらず、こんな問題点があって、且つ来週の研究会で話すつもりでいたので、非常に焦りまた弱る。こういうことは滅多にないので、どうも動揺していて、家族への応対も上の空のようで、申し訳ない。

某君に泣き言をいったら、論文を投稿したり研究会で発表したりする前に問題が発覚したのだから良いことじゃないですかという。それはもっともだ。


Sep 7 22:38, Tokyo

朝は小雨でまずまずの涼しさ、ホットのカフェラテを駅で買って大学まで歩いても、なんとかなる。が、湿気が多くて、汗はかく。

今日は渡米前の @ 君が柏まで来てくれたので、雑談。また、彼を交えて、+、? と議論。何か、出来れば、いいけれど。

議論中、地震がある。小さなものだけれど、震源が近かったので、研究所の建物は案外大きな音を立てて揺れた。慣れているはずの僕が一番びっくりしていた。

その他、= 君と論文の詰め。微妙な所が、沢山ある。


Sep 6 20:34, Tokyo

通学路の朝顔。

今日は本郷で会議があるので、朝からそちらに。

午前中は大人しく論文の原稿の推敲をする。

まず総合図書館に寄って本を一冊借りてから、久し振りに瀬左味亭に行く。おいしかったが少々胃にもたれた。

午後は長い長い会議。疲弊する。

綺麗な夕焼けを眺めながら、ぼんやり帰宅。


Sep 5 21:11, Tokyo

空は秋めいて来た気がします。

今日は柏へ。また真夏が戻ってきたような暑さだ。

昼食後、食堂から我々の建物まで直射日光にあたりながら歩いていて、バンガロールから来た新ポスドクの % があちらより暑いと文句をいう。イスラエル出身の ? はこの暑さは大したことはない、彼の出身地では 40 度になることは良くあると自慢をしたので、それでびっくりしていたら、 * は小さい頃ラジャスタンに住んでいてそこでは 50 度になることも普通だという話をした。皆で彼に軍配を挙げた。

今日は * および % と議論。


Sep 4 22:42, Tokyo

今朝は奥さんが娘を外に連れていってくれたので、僕は家で本を読んでぐうたらしている。

十一時ごろ帰ってきた二人は昼寝をはじめたので、僕は読書のつづき。

遅めの昼食のあとは、三人で喫茶店に行った。

さて、読んでいたのは一昨日古書店で買った岩波文庫、宮崎市定著の「史記を語る」であるが、「私見では西周時代は存在しなかったのではないかと思っている」等書いてあって、ぎょっとする。初版は 1979 年の今となっては古い本ではあるが、勿論そのときでも幾らでも西周時代の金文資料はあったので、いくら中国史の偉い人が本を書いているとは言え無茶を書き過ぎなのではないかしらと思った。一応文庫おしまいに弟子が書いた解説に、「私見」にはあまり信頼をおくべきでないことをほのめかしてはあったし、本文中にも「書いてあることを鵜呑みにしてはならない」と何度も書いてあったけれども。


Sep 3 22:08, Tokyo

今朝は陽射しはあるが風が気持ちが良く、すこし離れた児童館まで三人で行く事にする。

昼食は近くのカフェで。戻ってきて皆で昼寝。

夕方は奥さんのご両親がいらして、娘を散歩に連れていってくださったので、随分久し振りにピアノを弾いてみた。すっかり駄目になっているが、まあ、もともと我流なので、こんなものか。

娘は最近はお風呂のお湯を張る際には喜んでついてきて、ジャバーとお湯が出てくるのを僕と楽しくみているのだけれど、裸になって一緒にお風呂に入るのはどうもまだ泣いてしまうようだ。

今日は僕は先に風呂に入っていて、奥さんが娘を連れてきたのだけれど、お風呂の扉をあけて「やっほー」と僕がいうと、まだ向こう側にいる娘は扉を閉めてしまった。それを何度か繰り返していると、いないいないばあをやっていることになって、こわばっていた娘の顔もほぐれてくる。まあ、結局また泣いてしまったのだけれど。

その他、最近はあまり気に入らないことに対しては体の前で手を左右に振って意思表示をしてくれるので、やりやすくなった。「いえいえ」なのか「ないない」なのか「結構です結構です」なのか判らないが、不思議に丁寧な身振りだ。


Sep 2 21:50, Tokyo

通勤途上の朝顔。

今日は面接の二日目。まあ、なんとか、こなす。

その後はしばらく、雑談。案外精神的に疲れて、勉強する気は起きず。

夕暮れになって、赤門前の和菓子屋さんでおみやげを買って、帰宅。


Sep 1 20:42, Tokyo

虹。大学の草むら。

今日は大学院の面接。早いものでもう五回目、今回は素粒子理論サブコースの取りまとめ役。面接自体は穏当にすすむ。

昼食時、* さんが休暇で家族とマチュピチュに行ってナスカの地上絵をみてきた話をなさって、その行動力に感嘆した。

その他、すこしだけ勉強。

帰宅時に本郷通りの古書店に寄って、悩んだ挙げ句一冊文庫本を買って店を出た。すると、ちょうどそこに + 君が通りかかって、お互い「あ!」と言う。会うのは数年ぶりだと思う。

すると、久し振り、とも言わず、あちらは早速「最近いい定理が証明出来たんですよ、聞いてください」と、古書店の軒先で説明をはじめた。さすがに店に悪いから、と、徐々に歩道の反対側まで移動して、10分ぐらいたったところで一段落、ようやく、近況やら雑談やらを少しする。

研究者はこうでなければならない、と、思った。