Oct 31 22:23, Tokyo

物性研の青空。

今日も良い天気。柏の葉キャンパスの五六郎池には鴨がやってきた。

金曜から研究会だったので、返信すべき電子メールが溜まっていて、ばりばりこなす。

その他、ひとつ査読の返事を書こうと思うが、途中でお茶の時間になって、% 君と議論。

あとは # に質問をされたので、解説。しかし、$ にせよ、日本で育った学生さんと違って、簡単なところでも何でも質問をするのは、文化的違いとして面白い。日本の学生さんはもうちょっと積極的に教員に質問をしたらどうかと思うけれど。

ここで帰る時間になって、帰宅。


Oct 30 22:11, Tokyo

昨日は土曜日ではあるが研究会の二日目。

朝の講演は最近の conformal block による Painlevé τ 関数の明示公式の進展の概説で、興味はあるものの全くこれまで追っていなかったので勉強になった。午後は僕も追っていた話なので、よい確認になる。

その後は軽いワインパーティ、* 先生にいろいろ昔話を聞く。

陽気に酔って、家に戻る。夜はすぐに寝てしまう。

さて、ここ数日娘は早朝に起きだしてその直後は機嫌がよくなく微妙に困っていた。今朝も娘が最初に起きて、僕らを起こしたのだけれど、どうも不思議に機嫌がよいからどうなっているのだろうと首をかしげていると、時計を見るともう八時で、単にみなぐっすり寝ていたというだけだった。

一日のんびりする。


Oct 28 22:14, Tokyo

今日は雨。

今日は昼から中央大での「数学との遭遇」に呼ばれたので喋ってきた。4次元2次元対応を数学者にも分かるように、ということで、過去何年間も何度もやってきた話だが、それをわざわざ何度も聞いてくださっている + 大先生にも、今回は随分判りやすくなったとお褒めをいただいて、嬉しい。まあ、何度もやれば、多少はうまくなる、ということか。

あとは、会場に来ていた % 君と、火曜日からの件について、議論。


Oct 27 22:23, Tokyo

柏の葉の秋の朝。

今日も良い天気だ。

昨日みた講演の録画の内容の解読は寝る前には終えた。夜中に娘が泣いて起きてなかなか寝なかったので、なだめている間に一昨日メールをくれた人の論文を開いて、そこに予想として書いてある式をみる。娘を奥さんが寝かせても、僕はなかなか眠れなかったので、それを録画の内容と自分たちの論文の内容を合わせて導出することを考えた。

いつのまにか寝て、出勤途中に、まあ当然ながら導出できることも判った。しかし、こうすっきり判ってみると、まあ、一昨日に出した論文の不完全なことよ!自分たちの愚かさに呆れるばかりだ。

さて、大学では、今日締切の推薦状をあわてて午前中に書く。

昼食は # と。その後は % 君と一昨日からの件の詳細について議論。

早めにキリの良い所まできたので、のんびり夕日のもと駅まで歩き、ららぽーとの赤ちゃんホンポで頼まれた買い物をし、和菓子を買い、それでもいつも乗る電車まで時間があったので、一冊本を購入。


Oct 26 20:42, Tokyo

今日は良い天気。

柏に行って、いろいろメールに返事。特に、昨日日記に書いたメールを良く読んで返事する。そのメールには、十日前にサンタバーバラでの研究会でさらに別の人がした未発表論文に関する講演が関連していそうだ、と、書いてあったので、それの録画を見てみる。

すると、最近の % 君との論文とかなり被っている。僕らは fermionic phase を考えたが、彼らはまだ bosonic phase だけのようだ。しかし、僕らは crosscap 状態の一般公式を持たないが、彼らは既に持っている。

組み合わせれば、半年くらい悩んでいた問題が解けてしまう。

というわけで、久し振りに真剣に頭を使った。帰宅途中も考えながら、家について夕食をすませると、急に気が抜けて、疲れてしまって、普段する担当している家事も奥さんにやってもらってしまった。

その他、お茶の時間に、! 君、? 君、$, # とそれぞれすこしずつ議論するなど。


Oct 25 22:43, Tokyo

今日は曇から雨模様。

本郷に行って、真面目に机に向かって、金曜の講演の準備。案外順調に進んだ。まあ、数年前何度もやったような話で持ち時間が短いだけだから。といって、気を抜かないためにも、以前やらなかったこととして、今回は Liouville 理論を数学者にむけて説明しようと試みる予定。

% 君との論文を hep-th (高エネルギー理論) に出したら、一週間ほど前にとても関連する論文を cond-mat.str-el (物性理論:強相関) に出したからみてくれ、と、著者から早速連絡が来た。確かにとても関係が深い。僕も % 君も cond-mat.str-el は日々の新着論文を確認していなかったから、こうなったわけだが、今後はあちらも毎日みないといけないだろうか。

さて、気分転換に、図書館で本を一冊、パリ大学の起源についてものを借りてきた。これは数か月前に偶然他の論文で引用されていて面白そうだと思ったのだけれど、その時うちの大学には無かった。高等研の人文科の図書館のカタログには載っていたから、あちらに先月行った際に探したのだけれど、あいにく貸し出し中。そこで、うちの大学の総合図書館に購入依頼を出してみた。購入依頼は、大学の図書館の MyOPAC から、アマゾンが呼び出せて、直接依頼が出せるという、とても便利な仕組み。図書館の予算で買ってもらう為、審査があるようだが、無事通って、届いたというので、早速借りてきたというわけ。予想通り、面白い本だ。

早めに家に戻る。随分長い間料理は奥さんに任せきりだったが、久し振りに、野菜炒めをつくる。


Oct 24 21:59, Tokyo

今日は秋晴れ。

朝、娘の靴が無いな、と思うと、どうも昨晩ごみ出しをしたときに、普段はビニール袋に入れて乳母車に掛けてあるのが玄関に落ちていたものだから、捨ててしまったらしい。慌てて表に積んであるごみの所をみると、幸い上からみえる所にビニール袋があって、目出度くその中の靴は救出された。

研究所の大数学者の ? に先週メールで質問をしたら、今朝「それは最近の Etingof et al. の本の第 7 章に書いてある」と返事があった。あいにく研究所の図書館のは借りられていたが、幸い隣の物性研図書館にあったので、早速借りて、勉強。

午後は + と議論。お茶の時間は @ 君と % 君と議論のような雑談のような。


Oct 23 21:05, Tokyo

昨日今日とのんびりした週末。というわけで書くこともあまりない。

昨日は一週間案外疲れていたのか、風呂あがりにはいつの間にか寝てしまって日記を書かず。

昨日今日と娘を公園に連れて行く。ずいぶん一人であちらこちらへとてとてと歩いていくようになった。

娘が遊んでいた小さなボトルが見あたらなかったので、どこにいったんだろう、と家族で話していると、突然娘が部屋の向こうまで歩いていって「こっち」と言った。見にいってみると確かにそこにあった。随分こちらの話していることは判っているらしい。

さて、金曜の講演の構成は、ぐうたらしながら頭の中で作ったつもり。実際にノートに書き下さないといけないが。


Oct 21 23:06, Tokyo

今朝は学校へ行く電車の中で、来週の講演の詳細を考えはじめたはずが、ぐうすか寝てしまった。

というわけで駅でコーヒー屋に入って一服、目を覚ましてから研究所に行く。柏キャンパスは一般公開で、いろんな人が来ていて賑やかだ。

午前中は準備のつづき。午後は @ のセミナー。また、学生さんへの旅費の補助の方法を勉強する。

その後は + と * 君とすこし議論。

帰る寸前に = 君に基本的な質問をされたが、恥ずかしいことに分からない。というわけで、帰りの車中でずっと思い出そうとしたが、駄目、家に戻って、教科書を読み返す。


Oct 20 22:14, Tokyo

今日はまた案外気温が上がった。

久々に研究所の図書館をのぞいてみると、Mariño さんの新著「Instantons and Large N」が入っていたので、借りてくる。これはなかなか良さそうだ。

その他、午後は数学のセミナーに出てみる、昨日の * 君との件について慌てて自分でも本格的に手を動かしてみる、等。

帰途、乗り換え中、ふと呼び止められたので、振り返ってみると、十年ぐらいぶりであろうか、高校の後輩とであった。帰る方向が一緒だったので、いろいろと、雑談をする。

娘と奥さんの風邪は快方に。


Oct 19 22:35, Tokyo

夕焼け。

昨日は案外暑くなって、柏ではほぼ T シャツ一枚で過ごす。

一日科研費の書類の仕上げに掛かりきり。事務のかたの返信を待っている間に %くんとの論文の原稿にも手を入れたけれど。

今朝はまた涼しくなっていて本郷に出掛ける。

学校ではいろいろメールを書いてやりとりしたが、ひとつ肝を冷やしたことがあった。というのはこうだ。

数カ月前、* 君が簡単だけれども面白い、どの論文にも書いていないことに気付いた。それについて、多少確認もし、僕も詳しくはないので、その道の一番の専門家に問い合わせようと先週あたりから思っていて、今日昼食前にようやくメールを書いた。さて、昼食から戻ると、早速地球の裏側の彼から返事が届いていて、明日の講演の内容の一部として同じアイデアを話すというのである。慌てて * 君と相談した。

さて、午後は scattering amplitude のゼミのつづき。

夕暮れを自転車で家に帰る。


Oct 17 21:50, Tokyo

今日は案外の雨。

娘のお腹は多少良くなってきたが、風邪をひいて熱も出てきた。また奥さんが病院に連れて行く。

僕はいつも通り柏にいって、科研費の書類を書く。昼食後はすこし $ と議論。

家に戻ると奥さんも風邪。


Oct 16 22:20, Tokyo

今日は晴れたり曇ったり。

朝は僕の母が少し孫の顔を見に来る。娘は会って数分はこの人は誰だろう ? という顔をしていたが、徐々に思い出したようで笑顔になり、あとは楽しく遊んでもらっていた。三ヶ月前は娘は二人の祖母をあまり区別出来ていないようだったから、随分のまわりがわかるようになった。

娘のお腹は随分よくなったが、かわりに咳とくしゃみを時々するようになった。さて、どうなるやら。

昼下がり、娘と奥さんが寝たので、となりでふと今日本棚から取り出した本を寝転がって読んでいた。本は十年前僕がプリンストンに行ったときに = 先生にいただいた本で、J. Bernstein という物理学者の自伝、途中昔の高等研でポスドクをしているところがあるので下さったのだが、実は、はじめから読もうとして途中で挫折していたのだった。

読むと、自分がポスドクだったころを思いだす。あの頃は自分のことのみ考えていれば良かったが、今や自分以外の人のことも考えねばならぬようになった。時間は流れる。


Oct 15 22:16, Tokyo

今日は素敵な秋の日。娘のお腹はようやく快復に向かっているようだ。

というわけで、三人で植物園に行って、のんびりする。

夕方は、図書館の靴を脱いであがれる幼児コーナーに娘を連れていったのだけれど、娘はひとしきり遊んでいたあと、ひとつ絵本が終わった所で突然立ち上がって、とてとてと出口まで歩いていった。僕は咄嗟に靴を履いてから追いかけるということをしたので案外遠くまで娘が行ってしまって、勿論無事連れ戻せはしたものの、びっくり。


Oct 14 22:27, Tokyo

夕焼け。

昨晩は娘が何度も起きて、今朝も起きるのが早かったので、大変。僕は朝は一時間追加で寝させてもらったが。

午前中は # 君と議論。昼食は + と * にインドの話をいろいろと教えてもらう。

その後は * と議論。彼は今日でうちの研究所での滞在を終えて帰る。最終日にして面白げな方向性が見つかった気がするが、うまくいくかどうか。

帰り道はまだ明るい東の空に月が綺麗だった。ららぽーとで和菓子を買って帰宅。娘のお腹は随分ましになったらしい。

最近あったことだが、娘に「お母さんに優しくしてあげてね」といったら奥さんの頭を撫でた。また、「お母さんにごはんを食べさせてあげて」といったら箸をつかんでごはんを奥さんの口に持っていった。自分では文は言えないが随分文の字義通りの意味は理解はしているようだ。


Oct 13 23:44, Tokyo

娘のお腹の調子は良くもならないが悪くもならない。お腹が痛いときは辛そうだ。

すこし区役所で用事をしてから本郷へ。柏にゆくと共同研究者が沢山いてつい議論をしてしまって、科研費の申請書に時間を割かないので、本郷なら集中して書けるかと思ったのだ。

というわけで、一日、かなり真面目にパソコンに向かって作文をする。すっかり日が暮れてから家に戻る。

夜は娘がようやく寝たと思って、台所でパソコンを開いて用事をしながら暖かい牛乳でも飲もうとチンすると、それで娘が目を覚ましてしまい、また寝てもらうのに随分時間と手間が掛かった。失敗だった。


Oct 12 23:10, Tokyo

柏キャンパスの夕焼け。

季節の変わり目だからか、ここしばらく娘が下痢気味で心配だ。今朝は奥さんが病院に連れていくことになった。

僕はしかし大学へ。午前中は ? 君と軽く議論。

昼は学科の同期の * 君に誘われてキャンパスの寿司屋で四方山話をする。話が尽きず、もうしばらく彼の居室で継続。

その後は + と議論。お茶の時間になって、徐々に話が雑談と化して来るが、彼からすると何故僕含め年上の研究者が「場の量子論とは何かは判っていない」と強調したがるのか判らないようだ。確かにここ数年は徐々に業界では共通認識が広がっていて、彼はその数年しか知らず、かつ指導教員がその道の第一人者である % であれば、そう思えるのも自然かもしれない。若いというのは羨ましい。

キャンパス駅へのバスが早くついたのと、お茶の時間に遅く行ったのでおやつが食べ尽くされていて小腹が空いていたので、ららぽーとの鯛焼き屋で鯛焼きをひとつ求めた。案外の列だったので時間がぎりぎりになって、お行儀が悪いが車内で食べる。

毎日おなじ電車に乗っていると、ここ数週間で随分日没が早くなったのを感じる。


Oct 11 23:09, Tokyo

今日も肌寒い。ひとつ推薦状を書く。

午後は % の generalized Monstrous moonshine を最近解決したというセミナー、ここまでの発展も簡潔にまとまっていて、非常に明快だった。

先週から、柏キャンパスでは草むらを刈っている。折角ススキやらネコジャラシやらの穂が綺麗で風に揺れていて見頃だったのに何故この時期にやらねばならないのか理解に苦しむ。たまたま園芸品種の秋の花の種が飛んでいたかして咲いているときはそれだけ刈らずにおいてある。


Oct 10 23:42, Tokyo

今日は随分肌寒くなった。

昼前から奥さんのご実家まで行って、ぐうたらさせてもらう。

夕食をいただいたあと帰途につくと、娘が泣きはじめた。もっと祖父母と遊んでいたかったのではなかろうか。家についてしばらく遊んでいるとようやくご機嫌を治した。


Oct 9 23:06, Tokyo

午前中は雨模様。午後から雨があがる。

昼前から街に出掛けて買い物。昼食を済ませて帰宅。

その後は家で三人でぐうたらする。

夜は娘が寝たかな、と思ったらむくりと起きだして、明らかに寝ぼけたままいろいろ行動をはじめたのでびっくりした。しばらくしてまた寝たら、こんどはぐっすり眠っているようだ。


Oct 8 21:43, Tokyo

今日は雨模様。

昨晩なかなか眠れなかったので、朝はどうも眠く、朝食後二度寝、昼前まで寝てしまった。その間奥さんと娘は街までお出かけ。

午後はのんびり、おやつのあとは娘が散歩に行きたそうにするので出掛けるが、娘は途中ですぐ寝てしまう。戻ってきてしばらくすると目が覚めて、散歩に行ったはずなのにまた家なのは何故だろう? という顔をして、また出掛けたがるので、家の前でしばらく遊んだ。

最近は役に立たない研究の意義とはなんぞやという議論がマスコミやらネットでかまびすしいので、無用の用について考える為、「荘子」を読んでいるが、よくわからない。


Oct 7 23:38, Tokyo

花の蜜をもとめて虫が。

今日は健康診断なので、朝ご飯は抜き。お腹は空いているが、のんびりと駅から大学まで歩く。文句無く、素敵な季節だ。

午前中はなんやかやと用事。お昼前に健康診断、前回と違って今日は血圧も正常で良かった。

午後も用事をするつもりが、* が部屋に来たので議論、お茶の時間ははじめは雑談、それが一段落すると + 君と議論、というわけで、結局用事はせず。

雑談であるが、某著名弦理論研究者が実は北イタリアのイタコ (benandanti) のほぼ最後の生き残りで死者と語ることができるという話をしていた。すると途中から会話に参加した数学者の某先生がすかさず、死者とは話せないから、死者の霊と話をしているということだよね、と確認なさった。さすが数学者は精密だ。

+ 君との話は、八月末に出来ていたつもりがプリンストンで話す少し前に大問題が発覚したけれど、その後しっかり考えたお陰で、ようやく一応納得できるところに落着いたように思う。随分時間が掛かった。

金曜日だから、和菓子を買って帰宅。


Oct 6 21:56, Tokyo

柏の葉の秋。

素敵な秋の日。

朝、家を出るときに、「昨日電車の拾得物係に電話したときは、色が緑じゃなくて黒なことを除いては落とした時間帯とかも全部僕のと同じキーホルダーがあるって言ってたんだよね、不思議だね」と何気なく奥さんに言うと、「え、あのキーホルダー緑じゃなくて黒だよ、それに違いないよ」と言う。というわけで、駅で聞いてみると、筑波駅にあるということで、遠路はるばる取りに行ったら、確かに僕の鍵だった。

革のキーホルダーははじめは濃緑色だったのが、長年使ったので黒くなっていたのだったが、僕の頭の中で情報が更新されていなかったのだった。兎も角、鍵が出て来て良かった。

昼食会では + 君が物性研のひととやっている話の紹介。

その後は多少用事、お茶の時間は # 君と議論。

キリの良い所まで早めにきたので、郊外の秋の夕暮れを楽しみながら、のんびり駅まで歩いて帰る。家につくころにはすっかり暗くなった、秋分もすぎたのだから当然か。


Oct 5 22:36, Tokyo

朝は家庭の用事をすませたあと、自転車で本郷へ行く。喜多床で散髪、ダージリンで昼食。大山堂で古書を一冊購入。

昨日からの計算のつづきを少しする。その後はいろいろ用事をこなす。

夕方は来年度からうちの研究室に来る @ 君と話をした。

帰りに自転車を漕いでいるとぽつぽつ来たが、本降りになる前に家に辿り着く。

月曜の帰りに落とし物をしたので、各社の拾得物がかりに電話をしてみるが、見つからず。久々に真剣に考え事をしながらの帰宅だったのだけれど、それで早速ものを無くしていては、今後が思いやられる。


Oct 4 22:42, Tokyo

蝶。

今日の昼は三十度を超えた。

朝は電車の中で査読を頼まれた論文を読んでいたら寝てしまった。興味を持って喜んで引き受けた論文だったので意外だ。

学校では昨日からの計算のつづき。

あとは # と議論、? と議論。

帰りの電車は査読の続き。今度は寝なかった。


Oct 3 22:48, Tokyo

今日は雨模様。

午前中は ? と議論、彼の感覚の新しいのには驚かされる。

以前 # とやっていたときにも感じた気持ちだが、最近の観点は非常に良く判っているにもかかわらず、僕ぐらい昔から研究をやっていた人なら当然知っている昔の観点を知らないのだ。研究の過去の沈澱があることも知らず、上澄みだけ学んできたという感じだろうか。

自分の研究の計算もほんの少しだけ進める。結果をすこし % 君に聞いてもらう。

新入りのポスドクの * と話をする、等。

考え事をしながら家まで戻ってくると、あやうく乗り過ぎるところだった。


Oct 2 23:12, Tokyo

今日も素敵な秋の日。

娘を連れて植物園に行く。桜の木立の下をとてとてと歩いて遊んで居たのだが、すぐに乳母車を指さして乗りたいと言う。そこで乗せてすこし散歩しているとすぐに寝てしまった。休憩所まで行って、寝ている娘の隣でそよ風に吹かれながらホットコーヒーを頼んでのんびり過ごす。

昼下がりからは奥さんのご両親がいらして、娘をかまってくれたので、僕はぐうたらさせてもらった。


Oct 1 23:26, Tokyo

秋です。路傍の萩。

昨日は気持ちよい晴れ。朝歩くと風が肌寒く感じた。

外部評価の二日目。所長の今後の組織の展望の話に加えて、総長も研究所への大学からの今後の支援体制の話をし、評価団からもいろいろと発言がある。難しい、政治的な話だ。

総長は時折「以上は一科学者としての発言だが、総長としては云々」等と断りを入れる必要があるらしい。

午前中で精神的に消耗してしまい、午後少し + と話をした以外はぼんやりしていた。

和菓子を買って帰宅。

今日はまたくもり気味になる。

が遊びにきたので、娘と遊んでもらう。それを眺めているのは幸せなことだ。

楽しく遊んだお蔭か、娘は随分早く寝たのだけれど、その後一度目が覚めてしまい、その後寝かせるのが大変だった。

あっという間に過ぎた九月を振り返ってみると、いろいろ考え事や勉強はしているつもりではあるものの、具体的な研究の進捗は殆どない。話をしろと、いろいろお呼びがかかるのは有り難いが、昔とった杵柄に依存しているのは情けない。また、一か月一回が今後半年ほど続くので、それぞれ準備に費やさねばならぬ時間を考えると、頻度が高過ぎる。今後しばらくはもっと頼まれる仕事を断らねばならぬ。

ま、以上は頑張っていない自分への言い訳に過ぎないが…