今朝は娘が久々に保育園に行き渋る。しかし泣きながら歩いてついてくる。
僕は柏へ。ようやく今日は久し振りに何の用事もない。というわけで研究に一日費やすことにする。特に重要な模型ではないのだが、相図を調べてみようという気に月曜あたりからなっているものがあり、空き時間にぼちぼち数値計算のコードを書いていた。いくつかのパラメタで様子をみていたのだが、これでは埒があかないということで、今日は研究所のクラスタのアカウントを発行してもらい、使い方を学ぶ。とりあえず自分のパソコンの五十倍ぐらいの計算力は出せるようになったので、計算を走らせて、家に帰る。
今日は娘は夜うまく眠れず、十時半頃までかかった。これも随分久しぶりである。
さて、計算結果を図示しようと思ったら、クラスタの鍵の設定をきちんとしていなかったので家からだと入れない。もう計算はとっくに終わっているはずなので、非常に残念。気落ちして、後片づけをする。
今朝も娘は楽しく保育園に行く。僕はまずは本郷まで歩く。# 君の修論を事務に提出するためだ。
生協に行って指定通り緑色の厚紙のファイルを買って、それに印刷してパンチで穴を開けた修論を挟み、表紙に名前を書いて出した。電子的に提出すれば済む時代だろうに、大昔からの決まりが改訂されていないからだ。僕が本郷所属だった頃の会議で、当時退職寸前だった某先生が、「最近は修論を挟むファイルの色がばらばらで本棚に並べたときの見栄えが悪い。きちんと一色に指定したほうが良い」とおっしゃったので唖然としたことを覚えている。
その後は根津から千代田線で上原まで、そこから歩いて駒場まで。早めの昼食にして、駒場図書館で新着図書など眺める。
その後は例年恒例の三キャンパス合同弦理論修論審査会。今回は三人。
お開きになったあと、すこし駒下の古本屋を覗いてみる。顔氏家訓があったので買って読みながら帰る。地下鉄では盲導犬をつれた方が乗っていらした。僕はドアの端に立っていたのだが、「ここ、いいですか」というので「どうぞ」と譲ると、犬はすっと下にしゃがみ、飼い主は荷物を降ろした後そっとその頭を撫でていた。
今日は異様に暖かい日だった。体には優しいが、地球温暖化だと思うとおそろしい。
今日は雨。娘は奥さんが保育園につれていってくれる。僕は息子をベビーシッターさんに預けてから駒場へ向かう。
昨日 + 君に銀座線と井の頭線の間の神戸屋も無くなってしまうと聞いたので、そこでカフェオレを一杯飲んでから研究会に参加する。昨日は三時のおやつを食べないでいたら夕方おなかが減って困ったので、神戸屋ではデニッシュも買ってゆく。
あちらでは今日は二時間話した。予定の所まで無事時間通り到達して気持ちが良い。帰宅時に家の前で保育園から娘を連れて帰ってきた奥さんと会った。
今日は曇天。朝は娘は素直に保育園に行く。その後僕は駒場へ。研究会に参加。自分の話は今日が一時間、明日が二時間。今日のところは穏当に進む。
昼食および帰宅時は久々に会った + 君といろいろと雑談をする。彼との付き合いも人生の半分以上になる。ウン十年ぶりに駒場の書籍部を二人で冷やかす。最近読んで面白かったという SF を教えてもらった。概要をきいたら確かに面白そうだ。中国語原作で、英訳は三巻まで出ているが日本語訳はまだ一巻しか出ていない。さて。
昨日は晴れ。娘がとても早く起きた。午前中は息子と娘をつれて公園で遊ぶ。そのあいだ奥さんは家の片づけ。家に一度もどって、皆で買い物に行って、家でうどん。その後は皆で昼寝。休日に娘が昼寝をするのは珍しいが、朝が早かったからだろう。
夕方皆で起き出して、あとは穏当な夜。昼寝しただけあって皆寝るのが十時ごろだった。
今日は曇り。奥さんのお父さんの七十の祝いがあったので一家で行く。奥さんの弟さんの家族もそろって、賑やか。帰り道、息子が乳母車で寝たので、僕は家につれて帰る。奥さんと娘はもうすこし遊んで帰る。息子は家についてしばらくして起き出してきたが、まだ眠いようで、遊ぶようなうとうとするようなことを続けていると、二人が帰ってきた。
その後は穏当な夜。子供たちは九時になる頃には寝てしまう。
今朝も素直に娘は保育園に行く。僕は柏へ向かう。午前中は原稿のタイプを進める。
昼食に行く際に柏図書館に寄る。
用事のひとつめは、数日前偶然 + さんの公開講義のスライドをみる機会があり、そこでブラックホール白鳥座 X-1 の元になった超新星が中国と日本の史書に出ているという話があったので、+ さんに問い合わせて文献を教えてもらったのを、駒場から取り寄せたのだ。僕が産まれた頃に出たブルーバックスの今枝・今枝「ブラックホール物理」の第十章にある。それ以外の内容も含蓄が深く、家に一冊おいておいても良さそうな本だった。超新星は 1408 年にあったらしい。
用事のふたつめは、一昨日に本郷の理学部図書でみた Heaviside の本は彼の論文選集だったので、もとの雑誌 "The Electrician" 自体を読みたかったのだが、それが柏図書の書庫にあることがわかったので。こちらは貴重書扱いでなく、取り出すのも簡単だったが、さて該当箇所を携帯で撮ろうとすると若い司書さんが飛んできて、「図書館法違反だからいけません」とおっしゃる。「でも 19 世紀の本で著作権切れてますけれど」「でも図書館内で写真はいけません、自分の研究室に持ち帰って複写するのは良いです」というよく判らないことになって、研究所に持ち帰ってコピー機でコピーを取った。古い本で脆くなっているから、館外に持ち出さず、コピー機に載せるために無理に開かずに携帯で非接触で撮ったほうが余程本には良いと思うが、まあ、規則が出来た心よりも規則自体を守るほうが重要なのであろう。
それは兎も角、"The Electrician" は、19世紀末に週刊で、理論的な論文から、電気機器会社の株価やら裁判の経緯、国会の法案審議の報告まで出ていて、機器の宣伝まであり、興味深い雑誌だった。生憎 20 世紀半ばに廃刊してしまい、電子化されていない。17世 紀からある Philosophical Transaction は現代まで続いているため、全て電子化されていて、Newton の原論文もすぐに読めるのに、こちらは残念なことだ。
さて、昼食後は % と夕方まで議論、19 世紀の雑誌を柏図書館に返却してから帰宅。
子供たちが寝たあとはすこしだけ調べものをする。
昨日は小雨。娘を保育園につれていく。午後に用事が本郷であるので本郷に向かう。まずは家に溜まった御札を何とかするために湯島天神に行く。その後は原稿の編集を続ける。
関連して、Maxwell 方程式を現行の形に書き下した Heaviside の原論文を読もうと思って、理学部図書館で書庫から取り出してもらう。1892年の本だから貴重書扱いなのだけれど、以前の物理図書ではひとこと司書さんに頼むとすぐ出て来た気がするものの、理学部図書に統合されてからは何と書類を一枚書いて図書館長の許可が無いと閲覧できないという。まあその間原稿の編集を続けていたら、無事許可が下り、読むことが出来た。更に昔、僕が学生のころは図書館はプレハブにあって、貴重書も読み放題だったのだが、良くなったのやら悪くなったのやら。
午後は一時から # 君の修論審査。意外にも四年生の人が五人ぐらい聞きにきて盛況だった。穏当に終わる。
その後は ? 君の博士論文の書類に署名をする、原稿の編集をつづける、など。
保育園に迎えに行って、ピアノに連れていって、帰宅。保育園からの帰り道は途中までお友達と手をつないで楽しく歩いていて、見ていて微笑ましい。ピアノを待っている間は iPad を開いて仕事。
皆が寝静まった後は、後片づけ、また、原稿の編集の続きをしていた。疲れて日記を書かずに寝た。
今日も小雨。娘を歯医者につれていって、保育園につれていく。「歯医者は怖い」という概念を保育園で多少吹き込まれてくるのか、昨晩は「ちょっと怖い」などと言っていたものの、今朝はいつも通りまったくケロリとしていた。
その後は本郷へ。まず早めに昼食を瀬左味亭で済ませた後、総合図書館で仕事。まずはイギリスの研究費の審査をひとつ頼まれていたので返事を頑張って書く。
ドトールでコーヒーを飲んで気分転換をしたあとは、理学部図書館で別の論文の原稿を書き始める。
さて、娘を迎えに行って家にかえろうかなと思っていたら、院生さんに呼びとめられて酒井杉本模型について質問されたので、しばらく議論。
皆が寝静まった後は、後片づけ、また、編集の続き。
今日も晴れ。娘を保育園につれていくと半分あたりのところで「髪をゴムでまとめてもらうのを忘れた、戻る」という。僕は断然戻らず直接保育園に行くことを主張して、ずっと動かないでいたら、時間がかかった。きっと戻ったほうが早かっただろうが...
まあ兎も角、柏に行く。午前中は $ 君の修論発表の練習。遅めの昼ご飯のあとは、原稿の編集のつづき。お茶の時間にはは * にあって、五時まで議論。
あとは赤ちゃん本舗によって買い物をして、帰宅。子供たちが寝静まった後は奥さんも僕も仕事のつづき。
今日も快晴、娘は楽しく保育園に行く。僕は柏へ。すこし早く行けたのだが、つくばエクスプレスに乗るまでが非常に混んでいて閉口した。いつもこれを頑張ってらっしゃる多数の方々は偉い。
柏では先週原稿に書きこんだものをもとに、原稿を編集。昼食とお茶以外は机にかじりついていたが、終わらない。集中力をつかったのか、帰り道は車中でぐうすか寝てしまった。
家にかえるとすっきり。奥さんのご両親もきていらして、子供の相手をしていただけるので楽だった。
奥さんと子供たちが寝静まったあとは後片づけをすませて、仕事のつづき。
今日は昨日と一転、晴れて暖かい。午前中は僕は保育園の保護者会で出掛ける。
家に戻ると丁度奥さんと子供たちはスーパーに買い物に出掛けた所で、追いかけて合流する。昼食後は奥さんと息子は昼寝、僕は娘と公園に遊びに行く。娘は昨日雨でおとなしかったぶん走り回って見ていて壮快だった。
家に戻ると奥さんは起きた所で、皆でお茶の時間。息子も起きてきて、おやつ。
その後は風呂、夕食であるが、昼間に体力を使いきって機嫌の斜めな娘と、とうとうイヤイヤ期のはじまった息子がそこら中の戸棚を開けるのとで、こちらも相手をするのが大変。しかしまあ二人とも九時には寝た。
その後は後片づけなど。
さて、勉強のこともひとつ書いておく。何年か前から考えたく思っている問題があるのだが、自分で考える時間がなかなかとれないので、その話題が好きそうな人に会う度に「こんなのはどう」と言っているのだが、先日 * に言ってみた所、今日になってメールが届いて、なんでも昨年十月にそれを原理的には解決した論文が出ていたらしい。ただ、実例を調べるのはこれから、ということなので、参入すると面白そうである。長期的に盛りあがりそうな話題だ。
今日は寒い。まあずっと暖冬なので、これで平年並なのであろうが、みぞれが降ってときどき雪に変わる。
今朝は六時に娘に起こされて閉口した。はじめは喉が渇いたといい、次はテレビが見たいというのだが、結局お腹が減っていたということがわかった。ということで最低限の朝食を出して一緒に食べる。一時間ほどして奥さんと息子が起きてきたので僕はもう一度寝かせてもらった。
午前中は東京に所用で出て来ていた母が孫の顔を見にきた。昼食前に母は帰る。昼食のうどんの後は家でしばらく遊んだ後、奥さんは娘と息子をつれて街へ買い物に、僕はルンバを掛けたあとは昼寝。昼寝から起きて紅茶を飲みつつその他の片づけをしていると、奥さんが電話があり、娘がトイレを待っている間に漏らしてしまったというので、着替えを持って急遽出掛ける。先日手袋を無くしたので新しいものを買ってくれていて、さっそく着けて一緒にのんびり帰ってくる。
その後は穏当な夜。
今朝はいつもより早く準備が済み、娘は家で大声で遊びまわりはじめたので、早めに保育園に連れてゆく。さっそくお友達と楽しく遊んでいる。僕は一度家に戻る。息子は風邪が治ってきたようで朝はひたすら寝ていた。
その後は僕は相変わらず送られてきた原稿を読んでいた。四時から @ さんの博士論文審査会に副査として出席しないといけないので、大学でぎりぎりまで読んでいたが、まあ十分前には審査会の部屋に行ったつもりだった。すると僕が顔を出すと部屋は既に満員で、主査の $ 君が待ち兼ねたように「じゃあはじめましょう」という。僕は携帯で時計を確認すると四時五分である。どうも僕のいた部屋の壁の時計が十五分ずれていたらしい。これは失態だった。
審査会は六時過ぎに無事終了、家に戻る。
風呂上がりの娘の体を拭いてやろうとすると「ママが良い」といって泣かれた。こういうのは随分久しぶりで当惑する。仕事疲れもあってそういう娘にイライラしてしまい応対が優しく出来なかった。情けないことだ。
今日は良い天気だ。息子が軽い風邪である。娘は普通に保育園に連れられてゆく。僕は柏へゆく。車中は引き続き @ 君が書いてくれた論文の原稿を読む。
あちらについてメールを確認すると、* 君から # と三人で研究中の話と被った論文が出ていると連絡が入っている。まあ、全部持っていかれたわけではないが、早急にケリを着ける必要を感じる。
一時からは講義の最終回。まずは数時間前に被ったことが発覚した研究の内容がちょうど講義の内容の良い応用例になっているのでそれの概要を話すことにする。これで三十分ほど使って、あとはもともと話す予定の所まで話すと、ちょうど時間になった。結局昨日追加で講義の準備をする必要はなかったことになった。
お茶の時間は = さんと二十年弱ぶりに話をした。なんでも % 先生が柏まで連れていらしたらしい。丁度 ? 先生もいらして、そういえば大学一年生の時に = さんも僕も ? 先生の超準解析の講義に出た。あの頃は ? 先生は新進気鋭の研究者で格好良かった。などという話をする。なんでも当時の ? 先生は今の僕より五歳くらい若かったらしい。時間が経つのは早い。
三時半からは ! 君の修論発表のスライドを一緒に確認。
家に戻る。ららぽーとの赤ちゃん本舗で必要なものをいくつか買い、また、Kaldi で Twining の English Breakfast Tea の茶葉の 200g 缶を買う。別の所で Irish Breakfast Tea の 100g 缶を以前買ったのを数ヶ月かけて飲み切ったからだが、今回買ったのは倍量なのに同額である。
息子は風邪なのでなかなかうまく寝つけない。その間、娘はディズニーのお稽古帳でひらがなやら何やらの練習を目が半分閉じるまでずっとやっていた。二人とも寝たのは十一時頃。
今朝は小雨がしとしとと降る。娘はむしろ普段より大人しく保育園まで行く。僕は本郷へ行く。
まずは明日の講義で材料が尽きたときのためにノートを追加で数ページ準備する。次は昨夕に引き続き少々事務的な用事をする。僕のところの学生の $ 君の博士論文審査が無事終わってしばらくした所にもあらわれて握手をする。あとは件の原稿をひたすら読む。
昼過ぎには日が射し、夕方には綺麗な青空になった。娘を迎えに行って、ピアノ教室に連れてゆく。いつもは保育園でもうすこし遊びたがる娘を時間までに連れていくのに難儀するのであるが、今日はちょうど親友が帰宅するところで一緒に帰るというので、時間に余裕ができた。
皆が寝静まってから、中村誠太郎著「湯川と朝永」という本をざっと読む。これは昨日 @ さんが他では読めない湯川と朝永の確執が書いてあって壮絶なので是非読めと言って僕に手渡したのである。しかし僕にはそれほどでもなく思えた。
今朝は家をいつもより二十分ほど早く出たら、保育園に行く途中で娘が軽く転んで少し泣く。幸い冬で手袋もし長ズボンも履いていたからどこも怪我はなかった。しかし娘は「だっこして」という。「自分で歩いて」というと大声で泣きはじめ、何とか歩かせて保育園についても大泣きを続ける。泣きやむとケロッとしているのであるが、結局二十分ほど余計に掛かり、柏に向かうのは差し引きいつもと同じ時刻。
あちらでは午前中は週末に目星を付けた文献を読む。まだ複写を頼んだ文献は来ないがまあ概要は分かったつもり。
昼食に行く際には、図書館に寄って別件で駒場から取り寄せた Dummit&Foote の "Abstract Algebra" を受け取って、昼食を摂りながら読む。ありそうで無い群に関して、MathOverflow の記事 で紹介されていたから。抽象代数の入門書のはずなのに例が随分専門的で、著者のうちどちらかは有限単純群をやっていたに違いない、と思って調べると Foote さんのほうらしい。いろいろ盛り沢山なのに、ネット上で教科書としての評判をみると散々にけなされていて、ちょっと可哀想である。
午後は % のセミナーに出る。Large charge 有効理論の最近の進展ということで、勉強になる。
セミナーが終わって連休中に届いていた # 君からのメールを読むと、百ページの大論文の原稿が届いている。僕と彼と = とで共同研究をしていることになっているのだが、数ヶ月前に話の大筋が分かってからは僕はほったらかしてあったところ、詳細まで詰めて論文もほぼ書いてくれてある。というわけで慌てて読みはじめる。
しかし、科研費関連でどうしても処理しないといけない件があり、帰宅前一時間ほど頭を悩ませる。僕の今いただいている科研費は年度毎に決算をしないといけないので、ややこしいのである。帰宅中の電車の中でも大部分はその件で事務の方にメールを書いていた。
家に戻ると娘は保育園で埃を沢山吸ったのか咳が随分でる。最近は布団を丁寧に掃除したりしているので、寝てしまえば咳はほとんど出ないようだ。
三連休。よって主に子供の相手をする。
土曜は微妙に喉が痛かったため朝は寝かせてもらう。その間奥さんが娘と息子をつれて買い物にいっていたような気がする。午後はすこし娘を公園に連れてゆく。途中で奥さんが娘を連れて娘のお友達家族のところへ遊びにいってくれたので、僕は息子と昼寝。
日曜は午前遅くから一家で街に出掛ける。公園で遊んで、洋食屋で昼食ののち、買い物をしたりしていると息子が乳母車で寝たので、僕はさきに一緒に帰って一緒に寝る。奥さんは娘をさらに遊ばせて夕方かえってくる。その後また息子をすこし夕方に外に連れてでたりした。
月曜は息子は奥さんのご両親に預かってもらった。奥さんは家の用事。娘は僕が半年ぶりぐらいにおもちゃ博物館につれてゆく。半年で随分娘は他の子とも遊べるようになっていて安心する。あれも遊び、これも遊びとしているとあっという間に時間がたつ。
なんとか家に帰る雰囲気に持っていって、建物から出たら、同い年ぐらいの女の子をつれたおばあさんが同様に家に帰らせるのに苦労している。うちの娘とその子は何故か突然意気投合して、細い道を追いかけっこをして地下鉄の駅まで走り始めた。おばあさんが追いかけかねているので、慌てて僕が追いかける。向こうから車が曲がってきたので、「危ないから道の端に寄って!」というと、うちの娘だけでなくその子も端に寄ってくれて助かった。地下鉄の駅では行き先が反対だったようで、子供たちはタッチをして別れる。十分弱の友情。
娘は帰りの電車ではぐうすかねてしまった。寝ている娘をたたき起こして電車から降ろしたりしていたら、手袋を片方無くした。
夕方には奥さんのご両親が息子をつれて帰っていらっしゃる。皆で夕食。風呂は久しぶりに娘と入った。娘も息子も早く寝た。
三日間とも、皆が寝静まった後は多少勉強もしている。急に RSOS 模型について文献を漁っているのだが、基本的な文献が 1990 年前後で preprint archive が出来る以前なものだから、家に居ると原論文が読めない。後の論文に引用されている内容から推測するのであるが、限界がある。とりあえず、電子版が大学で読める筈の論文に関してはウェブページを開いておき、電子版をうちの大学が購読していないものに関しては大学図書館に実物の複写依頼を出しておく。
今朝はまず娘を保育園につれていって、その後は本郷へ。
午前中の大きな仕事は $ 君の博士論文審査会。副査の僕は少々分野が異なるので、ほぼ末席に連なるのみ。穏当に終わる。
昼食後は図書館でまずは机に向かってここ数日溜まったメールを処理。二時間半ほどして数えたら十五通ぐらい返事をかいていた。平均一通十分掛かっているらしい。
その後は年末に教えてもらった itensor で数値計算をしてみる。なかなか面白い。
保育園に娘を迎えに行って、帰宅。
今朝は雲ひとつ無い青天。まず娘を歯医者につれてゆく。特に何の問題もなく娘は奥歯を削られて出てくる。案外面白かったらしい。歯医者から保育園まで連れてゆくのは奥さんに頼んだ。まあしかし、歯医者に行く日が晴れで良かった。
僕はそのまま柏へ行く。途中ららぽーとで昼食。冬枯れの街路樹の下を学校まで歩くのは心が引き締まる。キャンパスにつくと遠くに雪を頂いた富士がかすかに見えた。
柏では講義。まあ順調に進む。残すは来週のみ。先日準備したのだとほんの少し話の材料が足りない気がする。追加で何か考えないと。
その後は # 君と @ と議論すると時間になる。? さんともちょっと話をした。
帰り際に * に議論に引き留められるが、生憎乗らねばならぬバスの時刻が迫っている。また後日議論することを約して家路につく。冬至が過ぎてほんのすこし日が延びてきた。
今朝は小雨。娘は今日はすこしだけ踊りながら保育園に行く。僕は本郷へゆく。
本郷では図書館に籠って今度は月末の冬の学校で話す講義の準備をする。昼は瀬左味亭に行く。
夕方には雨はあがった。娘を迎えにいき、ピアノに連れてゆく。
家の玄関で傘をピアノ教室に忘れてきたことに気付いたので、娘を家に入れて、僕は引き返して傘をとってくる。薄雲の向こうに満ちた月が見える。
奥さんと子供たちが寝静まってから、講義ノートのつづきを書いて、なんとか仕上げる。
図書館では気分転換に「殴りあう貴族たち」という本を借りてきた。平安朝の貴公子の乱暴狼藉の限りを小右記から拾い集めた本で、なかなかすごい。
今朝は娘は三輪車の替わりに音楽に合わせて踊りながら保育園に行くことになった。携帯の音量をあげて軽快なジャズを鳴らすとそれに応じて楽しく踊っている。通りすがりのひとにうるさいほどではないと信じたい。
その後僕は本郷まで歩く。図書館に籠って、今週と来週の木曜の講義の準備をする。これでこの講義もおしまい。
途中昼食のために外に出て来たら雨。朝は青空に雲が流れているぐらいだったので朝は天気予報をみることすらしていなかった。仕方がないので生協で傘を買う。
今晩は娘は数ヶ月ぶりに「眠れない」を発症して、母親と弟と一緒に寝ていた筈の寝室からひとりで出てきた。しかし数ヶ月前より随分成長したようで、以前ならそういうときは泣き叫んで僕に訴えていたところが、今回は後片づけをしていた僕に静かに「何してるの」と話しかけてきて、洗濯物を畳むのも手伝ってくれ、他のことが一段落して僕が一緒に遊べるまで大人しく待ってくれた。これなら特に問題ない。しばらく遊んでから寝室に戻ると一瞬で寝た。
今日は仕事始め。娘は保育園に行く。久し振りなので一瞬行き渋るが、すぐに友達と会えるのが楽しくなったようだ。
僕は柏へ。あちらでは事務的をすこし済ませ、数年前の講義ノートの内容を更新していると昼になる。$ が来たので生協に昼食に行く。
一時からは % 君の博士論文審査の練習会。三時ぐらいまでやる。
その後は二十分ほど * と = 君と議論、その次は三時半から五時まで @ 君と議論。
というわけで初日から頑張ったため、帰りの電車でうとうととする。家に戻ると奥さんのご両親が来ていらして、賑やかな夕食。
皆が寝て、片づけを済ませた後はパソコンを弄る。というのは、昨日ふと結婚式で流した音楽のプレイリストをみようとしたら、いつのまにか iTunes から無くなっていたことに気付き、バックアップから何とか取り出したのであるが、その際に思わぬ副作用があって、CD のアルバム画像が大部分消えてしまったのだった。原因はほぼ理解して、アルバム画像自体の保存箇所もわかったので、原理的には元に戻せることまではわかった。
今日も青い空。午前中は奥さんが買い物に行き、僕が子供たちをつれて公園に遊びに行く。二人とも良く遊んで、息子は帰りの乳母車で寝てしまい、娘も家に戻って暖かくなると急に眠そう。昼食後には皆で昼寝。
息子が二時半ごろ起きたので、我々も起きて、息子に遅い昼を食べさせる。あとはまあのんびり過ごす。息子にサンタさんがもってきたプラレールであるが、息子はまだ自分で組み立てられないということで、奥さんと娘がつないで遊んで息子にも触らせる、など。
夕方は足りないものがあったので息子を連れて近くの薬局までお使いに行く。
息子はたっぷり昼寝をしたけれど、それでも九時前に寝た。娘も最近はすっかり穏当に寝るようになって有り難い、九時半には寝た。
さて、今日の日記。
朝は六時半に起きて、九時半新大阪の新幹線で東京に戻ってくる。家から最寄りの駅までは父が車で送ってくれたのだが、駅前で忘れ物に気付き、結局二往復してもらって申し訳なかった。
東京には十二時すぎに到着するので、駅弁を買うか買うまいか悩んだのであるが、結局買わずに家で食べることにし、スタバでカフェラテだけ買って新幹線に乗る。
東京の家に戻って、途中のスーパーで買ったお弁当で昼食。一時間ほど昼寝をしたあと、帰省中に査読を終えた論文の返事をしたためていると、奥さんと子供たちが奥さんのご両親に連れられて帰ってくる。新年の挨拶をしてお土産を渡す。
あとは娘と神経衰弱をしたり、とてとて歩く息子を追いかけたり、穏当に過ごす。子供たちは九時前に寝てしまった。
奥さんも寝てから、査読の返事をしあげて、返信。
今回の帰省では父に渡すノートパソコンが鞄に入っているので、自分の今使っているノートパソコンは東京に置いていき、iPad しか持っていかなかった。日記を整形してアップロードする自前のスクリプト + 最低限の GUI は大昔に作ったもので、自分のパソコンでしか動かないから、こうやってまとめて投稿することになる。iPad に移植するのは大した手間ではないはず。
しかしまあそんな時間は研究に使おう。昨年は講義の準備にかまけていて研究にあまり精を出さなかったのは良く無かった。今年は夏学期は駒場で講義だけれど、秋学期は講義がないので、その分研究に打ち込めると良いと思う。
帰省中に書きためていた日記を一気に投稿する。
大晦日の東京は青天。8時半の新幹線で大阪に向かう。ぼんやり考え事をしていると三島のあたりでシャッター音が聞こえたので、通路を挟んで窓の向こうを見ると、手前の山の後ろに雪をいただいた富士がくっきりと見える。座席の都合で写真は撮れないので心に焼き付ける。
寝て名古屋の辺りで起きたら曇っている。関ヶ原のあたりを通過すると窓からしんしんと外の冷気が入ってくる。大阪は曇り。コーヒー屋に入って、その後は美々卯で昼食。うなぎの入っていないものにしたつもりが、季節のご飯セットにするとうなぎのまぜご飯だった。仕方なく食べる。それとも、穴子だったろうか?
実家につくと小雨がぱらつく。しかし祖母や両親といろいろ話をしていると日がさしてきて、夕暮れ時には山に夕陽があたって綺麗だった。
元旦は薄曇り。
両親と歩いてお宮さんにお参りをする。途中、用水路の脇に鷺が佇んで水面をみている。と思ったら、さっと視界を青い小さな鳥が横切った。かわせみだ。三人で今日は縁起がよい、と喜ぶ。
お宮さんでは立て看板がしてあって、新しい厄除祭をはじめたと書いてある。先だっての台風でお宮さんの森の大木が本殿のほうに倒れてきたのであるが、ちょうど隣の建物との隙間に見事に入って本殿を倒さなかった。これは神威の大いなることの証である。これからは難を除けたい人はここにお札を納めるべきである、という。商売上手なことだ。
さて、朝起きるとイギリスの知人から「こんな論文を準備したのだけれど読んでみてくれ。どうもありがとう!」とメールが届いていたので、今日はそれを読んで、返事をした。しかし先に「どうもありがとう」と書いて読むのを迫るのは邪道だ。
東京の家族とも FaceTime をする。ひ孫の顔をみた祖母の顔がほころんでいるのを見るのは嬉しいことだ。
また、父に僕の古い MacBook Pro を渡すため設定した。父がいま使っていたのは僕がそのまえに使っていた MacBook で、2008年製だった。今回渡したのは2012年製。
二日は晴れ、暖かい。
餅を切らしたので駅前の和菓子屋まで父と母と歩いて買いにゆく。
二匹目のどじょうを狙って、前日とおなじ用水路の横を通っていると、前日と同様鷺が魚を狙っており、すこしはなれてカワセミも水面をみていた。用水路はコンクリートで固められているのだけれど、きれいな水がざあざあ流れている。こんなことはあまりないと父が言うが、前日より遠くまであ歩くとため池の水を抜いていたから、ここから来ているのかもしれない。和菓子屋では餅だけではなく東京への土産も買う。
家に戻ったあとはひたすら博士論文を読む。
また、庭の納屋に古い本が詰めてあるので、数冊中公新書やら岩波新書やらを取り出してみてみる。
三日も晴れ。
あいかわらずひたすら博士論文を読む。四月からの講義の内容も考える。食卓のまわりを黙ってぐるぐるまわっていると母が「昔からかわらへんなぁ」と言う。
また、昼は親戚がたくさんやってきた。
帰省してからのいつだったか忘れたが、ピアノを弾いていると、横の食卓に座っていた祖母が「最近ベートーベンの耳のきこえへんようなった話をテレビでやっててなぁ」という話をはじめた。ちょうどベートーベンの後期のソナタを弾いていたから、よく分かったものだとおもった。
この日は一歩も外に出ずに終わる。